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コロナ偽動画、100万本削除 ユーチューブ、1年半で

 米グーグルの日本法人は23日、動画投稿サイトのユーチューブで、新型コロナウイルス感染症を巡る「フェイクニュース」を約1年半で100万本以上削除したと発表した。人工知能(AI)の機械学習と人による審査で、誤った治療法や虚偽情報と認定した。

米グーグルのロゴ=2020年7月、スイス・チューリッヒ(ロイター=共同)
米グーグルのロゴ=2020年7月、スイス・チューリッヒ(ロイター=共同)

 新型コロナに関する投稿は、国内外の保健機関や公衆衛生機関の専門家などで広く合意されている内容かどうかを審査。投稿が規定に抵触する場合は速やかに削除し、3カ月に1度のペースで状況を公開している。
 AIの発展や交流サイト(SNS)の普及で、近年は偽情報の拡散が世界的な課題となっている。ユーチューブでは、医療や健康に関する情報を検索した場合、公的研究機関や病院が発信する動画を集めて表示するとしている。
 欧州連合(EU)欧州委員会は、オンラインサービスを展開するIT企業に偽情報の削除などを義務付ける規制を定めている。

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