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年末年始、22年度比44%増 JR予約、コロナ前上回る

 JR旅客6社は12日、年末年始期間(28日~2024年1月4日)の新幹線、在来線の指定席予約数が22年度比44%増の350万席だったと発表した。新型コロナウイルス禍前の18年度と比べても8%増えた。混雑のピークは下りが29日で、上りが1月3日。

昨年12月、帰省ラッシュで混雑するJR新大阪駅の新幹線ホーム
昨年12月、帰省ラッシュで混雑するJR新大阪駅の新幹線ホーム

 JR東日本の担当者はコロナ禍前よりも増加したことについて「コロナの5類移行や(今回の年末年始期間から実施する)東海道・山陽新幹線『のぞみ』の全席指定席化が相まったのではないか」と分析している。
 JR各社によると、新幹線別の予約状況は、のぞみが全席指定となる東海道で22年度比55%増、山陽49%増。東海道は1日平均で過去最大の434本走る。他の新幹線も22年度比で軒並み増加。北海道8%、東北29%、秋田21%、山形30%、上越37%、北陸のJR東日本区間31%、JR西日本区間26%、九州39%、西九州9%の増となった。
 コロナ禍前の18年度比では北海道と秋田、九州が1~3%減少した以外は1~17%増だった。
 在来線では、JR四国の特急と快速列車が22年度比30%増。18年度比6%減だった。
 JR東海・西日本は9月、利用者が多い年末年始とゴールデンウイーク、お盆の各期間にのぞみを全席指定席にすると発表している。

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