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国産コロナワクチン初承認 第一三共、初期の従来株に対応

 第一三共(東京)は2日、新型コロナウイルスワクチン「ダイチロナ」の製造販売を、厚生労働省が承認したと発表した。国内企業が開発した新型コロナワクチンでは初めて。流行初期の従来株に対応する。国は9月以降の秋接種ではオミクロン株派生型「XBB」に対応するワクチンを使う方針で、第一三共は今回のワクチンを出荷しない。

第一三共の新型コロナウイルスワクチン(同社提供)
第一三共の新型コロナウイルスワクチン(同社提供)

 同社はXBBに対応したワクチンの開発も進めており、年内の供給開始を目指す。
 ダイチロナは、米ファイザーや米モデルナの製品と同じ「メッセンジャーRNAワクチン」。18歳以上の追加接種を対象にした国内の臨床試験(治験)では、ファイザーやモデルナのワクチンと同程度の有効性と安全性が確認された。今年1月に厚労省に承認を申請していた。

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