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コロナ前より自宅食事増加 食育白書、食生活改善へ期待

 政府は6日、2022年度版の食育白書を閣議決定した。新型コロナウイルス感染拡大前の19年11月ごろと比べた食生活に関する調査結果を報告した。食生活の変化について尋ねたところ「自宅で食事を食べる回数」が増えたとの答えが38・5%に上り、20~30代に限ると51・3%となった。白書は「食生活の改善に取り組むきっかけになることが期待される」とした。
 調査は22年11月に全国の20歳以上を対象に郵送やインターネットで実施した。「自宅で料理を作る回数」が増えたと回答した割合は27・9%で、「持ち帰りの弁当や総菜の利用」が増えたのは21・1%だった。
 一方「家族以外の誰かと食事を食べる回数」は67・0%が減ったと回答。「朝食を食べる回数」は87・0%が変わらないとした。
 また白書では、食料安全保障と食育の推進について言及。食料自給率向上の意義を理解する機会を持つことなどの重要性を指摘した。

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