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秋田でぬめるジュンサイ採り競争 外国人も参加の「世界選手権」

 日本有数のジュンサイ生産地・秋田県三種町で2日、小舟に乗って水中のジュンサイを摘み、収穫量を競う「世界じゅんさい摘み採り選手権大会」が開かれた。外国人を含む75人の参加者は開始の合図とともに小舟から身を乗り出し、ぬめる新芽をより多く摘み採ろうと奮闘した。

「世界じゅんさい摘み採り選手権大会」でジュンサイを探す参加者=2日午前、秋田県三種町
「世界じゅんさい摘み採り選手権大会」でジュンサイを探す参加者=2日午前、秋田県三種町

 大会は今年で10回目。新型コロナウイルスの影響で昨年は秋田県内に参加者が限定されていたが、今年から制限がなくなった。
 競技時間は約1時間。2人乗り部門で約2・5キロを集め優勝した埼玉県の会社員笹村夕さんは「昨年は県外から応募ができなかったので、今年こそはと思い参加した。まさか自分たちが世界チャンピオンになるとは思わなかった」とうれしそうに話した。
 子どもと参加した母親は「沼が深くて肩まで水に漬けないと採れなかった」と難しさを語った。
 ジュンサイは沼や池に生息するスイレン科の植物。ゼリー状のぬめりで覆われた新芽を食用にする。

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