テーマ : 新型コロナ・全国

JR東日本、東海、九州が増益 旅客収入、コロナ前の9割回復

 JR上場4社の2023年4~6月期連結決算が8日、出そろった。純利益はJR東日本、JR東海、JR九州の3社が増加した。JR西日本は減益だった。売上高は全社が増え、旅客収入は新型コロナウイルス感染拡大の影響が出る前の19年3月期の約9割まで回復した。
 東日本の純利益は前年同期比約2・4倍の448億円だった。人出が増えたことで鉄道に加え、グループの商業施設やホテルの需要も増加した。新幹線の利用が堅調だった東海は92・7%増の905億円、九州は約2・6倍の177億円だった。西日本はコロナ禍の税制特例がなくなったため、42・4%減の333億円だった。西日本も鉄道やホテル事業は順調に回復した。
 旅客収入の増加は、各社とも旅行やインバウンド(訪日客)などの利用が寄与した。東海道新幹線では19年3月期に比べ91・7%まで利用が回復した。想定していた85%を上回った。
 24年3月期業績予想は4社とも据え置いた。

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