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夏休み予算、2年連続で増加 5類移行で旅行需要回復

 明治安田生命保険が20日発表した今年の夏休みに使うお金のアンケートによると、休暇中の予算は前年比4036円増の7万2668円で、2年連続で増加した。新型コロナウイルス感染症の5類移行後初の夏休みで、賃上げも追い風となり旅行の予算を増やす人の割合が大幅に上がった。

夏休みに使う金額の推移
夏休みに使う金額の推移

 使うお金を「増やす予定」と答えた人は16・6%で、理由(複数回答)は「旅行に行くため」が67・7%で最多だった。国内か海外に行くと回答した人に昨年までとの違いを聞くと「費用を増やす」が35・4%、「遠くに行く」が33・2%、「日数を増やす」が27・4%で上位を占めた。
 一方、使うお金を「減らす予定」と答えた人は15・0%で、理由(同)は「物価高騰により家計が厳しくなったため」が64・3%で最も多かった。
 明治安田総合研究所の前田和孝エコノミストは「コロナ前のピークの15年よりは、まだ1万5千円以上少ない。暮らし向きの改善にはもう少し時間がかかるかもしれない」と分析した。
 調査は6月14~23日にインターネットで行い、20代から50代までの男女1120人が回答した。

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