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テーマ : 磐田市

特養待機者5000人割る 静岡県内4月時点、3年連続減

 静岡県はこのほど、県内の特別養護老人ホームの入所希望者(待機者)が4月1日時点で4926人となり、1年前の前回調査から536人減ったと発表した。減少は3年連続。高齢者人口は増えているが、施設や入所定員などの受け皿が拡大したことが背景にあるとみられる。

県内特別養護老人ホームの入所希望者数
県内特別養護老人ホームの入所希望者数

 一方、1人暮らしで介護者がいないなどの理由で入所の必要性が高いと判断された人は696人で、前回より10人増えた。県介護保険課は「在宅での生活が困難な人の入所ニーズに対応するため、特養をはじめとする施設整備を計画的に進める」としている。
 市町別の待機者数は静岡市が804人で最も多く、浜松市656人、富士市355人、藤枝市314人、焼津市286人、磐田市244人が続いた。「必要性が高い」は静岡市145人、浜松市100人、焼津市40人、富士市34人、藤枝市33人などとなった。6カ月以内に入所を希望している人の合計は192人減の1654人。
 特養の入所条件は原則として要介護3以上に限定されている。要介護1、2でも在宅での生活が困難な場合は特例的に入所が認められる。全体の待機者4926人のうち、要介護3以上の人は前回より405人減の4664人だった。
 県によると、県内特養の22年度の定員は1万9564人、死亡などによる退所者は6484人。23年度には30人分の定員増が見込まれている。
 (政治部・森田憲吾)

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