墨の濃淡駆使 奥行き、立体感光る 磐田で東洋水墨美術協が作品展
東洋水墨美術協会磐田教室の作品展が24日まで、磐田市見付の市立中央図書館で開かれている。講師の朝比奈陽心さん(76)=同市池田=と生徒6人が、水墨画約60点を出品した。
墨の濃淡やかすれ、にじみで奥行きや明暗を演出し、静物や植物、風景などを表現した。雪が積もる木々や氷結した湖面といった美しい雪景色を立体的に描いた掛け軸が来場者の目を引く。
同教室は月2回、磐田カルチャースイミングセンター(同市鳥之瀬)で活動する。朝比奈さんは「墨と水だけで表現している。筆遣いの変化でさまざまな表現ができる」と水墨画の魅力を語った。
22日休館。