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テーマ : 磐田市

磐田市消防の能登地震緊急援助隊 珠洲での教訓、市長に伝える 7回計64人派遣

 磐田市消防本部は26日、能登半島地震被災地に緊急消防援助隊として派遣した職員の活動報告会を市役所で開いた。派遣職員のうち5人が情報の収集・共有や応援部隊の受け入れなど、活動を通じて得た教訓を草地博昭市長らに伝えた。

被災地での活動を報告する磐田市消防本部の職員=市役所
被災地での活動を報告する磐田市消防本部の職員=市役所

 市消防本部からは1~21日に7回に分け、職員計64人が石川県珠洲市に派遣された。現地では安否不明者の捜索や傷病者の長距離搬送などを担った。6次隊に参加した鈴木秀幸消防司令(55)は「被害調査に入った地域では木造住宅が密集し、ほとんどが倒壊している状態だった」と振り返った。
 3次隊の松原成治消防司令補(48)は大雪の影響で現地に向かう途中で車中泊を余儀なくされたとしたほか、「簡易トイレが故障し、隊員のストレスになった」と説明した。5次隊の小野田英人消防司令補(48)は援助隊内の指令や情報共有にLINE(ライン)を活用したとし、「現地消防職員から、X(旧ツイッター)で情報収集して救助につながったケースがあると聞いた」と話した。
 草地市長は市内で災害が起きた場合を想定し、「市外から応援に来てくれる隊がストレスなく活動できるよう、受援の仕組みを改善しなければならない」と述べた。
 (磐田支局・八木敬介)

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