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テーマ : 磐田市

コラム窓辺 スポーツの多様性と統一性【杉原行洋/ハヤテグループ代表】

 ハヤテの社員はスポーツが大好きです。小さな社内テニス大会があり、マラソンデー、筋トレ部もありました。磐田市でラグビーに汗を流した人間もいますし、球団社長はゴルフ業界出身です。もちろん元球児もおります。私も、球団とは関係なく、一ブースターとしてベルテックス静岡のB3時代の開幕戦を観戦し、先日の清水エスパルスのJ1昇格プレーオフも駆けつけました。次の日曜に一部の社員はブレス浜松の応援に伺うようです。
 「野球一色ではないの?」と驚かれるかもしれません。はい、野球を通じて静岡県を、日本を盛り上げたいものの、スポーツの多様性が持つチカラも信じております。バスケットの最後1秒のブザービートのドキドキも、サッカーのロスタイムの「早く笛を鳴らしてくれ!」という心の叫びも、野球の九回裏2アウト最後の打席の1球も、共通するのは手に汗を握る緊張感ですが、楽しみはそれぞれ。見える最後の1秒も、見えないロスタイムも、時間では切られない1球を楽しむのも、全てが肯定されます。この多様性が、足は速いが力の弱い人も、力は強いが足の遅い人も、見る人もする人も、皆を等しく包み込むのだと思います。
 多様性とは選択肢、選択肢とは可能性。一方で多様性を育むがゆえの統一性も必要です。およそ選手はユニホームを着用しますが、それは統一性(ユニフォーミティ)の象徴。そんなことを徒然[つれづれ]と考えながら、今日も球団立ち上げのために奔走しております。
 (杉原行洋/ハヤテグループ代表)

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