釣りは腰が命【釣りコラム 夕凪】
釣りの世界では、魚種によっては釣果を競うトーナメントがある。アユやバスなどがメジャーだろうか。だが、釣果を離れ、遠投の飛距離や正確性に特化したキャスティング競技も存在する。磐田市の天竜川河川敷でも、しばしば大会が行われている。
釣りにとっては誘いなどの手先の技術だけでなく、全身の使い方も重要となる。釣果が求められるトーナメントでも、制限時間内に広く探るには、遠距離のキャストを数多くこなせる方が効率が良い。遠投には腕の力でなく遠心力を生かすことが重要。パワーを竿に乗せるためには腰を入れることが肝心だ。
筆者は昨年の秋、持病の腰痛が悪化して竿を出すことすらできなくなり、どれほど腰が重要かを実感した。夏までには投げ釣りができるよう療養し、早く魚に会いに行きたい。気持ちははやるが焦りは禁物だ。まずは無理な遠投を避け慣らしていきたい。腰は大事に。
(UC)