エビイモ栽培継承 研修生に認定書 磐田市
磐田市は12日、日本一の生産量を誇るエビイモの産地維持・拡大を目的とした栽培技術継承事業の研修生認定書交付式を市役所で開いた。草地博昭市長が2024年度の参加者に認定書を手渡した。
新たに加わったのは福岡県出身の元会社員一ノ瀬豊さん(44)。15日から約1年間、豊岡地区の生産者から指導を受ける。一ノ瀬さんは「先人が築き上げたブランド力、商品力のあるエビイモに魅力を感じた。新入社員のような気持ちで愚直に、謙虚に頑張る」と意気込んだ。
同事業は20年度から始まり、修了生は7人。市農林水産課によると、エビイモは生産者が減るものの、栽培面積は維持しているという。23年度の研修生で、3月に独立就農した2人の活動報告も行われた。