記者コラム「清流」 地産地消で応援
仕事からの帰り道、店で夕食を済ませるのが習慣だったが、最近は生活改善のため、自炊をするよう意識している。ただ、料理のレパートリーが乏しく、献立のマンネリ化が悩みだ。
磐田市産チンゲンサイを使ったスープなど地元食材を生かした新商品が、県西部のセブン-イレブンで発売された。早速、同市産パプリカのピクルスを購入。冷蔵庫の残り物で作ったしょうが焼きとの相性が抜群に良い。あと一品足りない時に便利なのはもちろん、鮮やかな見た目で食卓がぱっと明るくなった。
そして何より「地元産」との文字に、安心や信頼、親近感が湧いて手を伸ばした。農業を取り巻く環境は価格低迷や後継者不足のあおりなどを受けて厳しさを増している。地産地消を推進し“顔の見える関係”の生産者を応援したい。
(磐田支局・崎山美穂)