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テーマ : 磐田市

新種ゴキブリまた発見、今度は「ダイオウ」と「ヒメルリ」 磐田・竜洋昆虫自然観察公園の柳沢さんら 

 磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園の柳沢静磨さん(28)が関わる研究チームが24日までに、台湾とマレーシアにそれぞれ分布する新種のゴキブリ2種を発見した。柳沢さんが関わった新種発見は7例目。

柳沢静磨さんが発見したダイオウゴキブリとヒメルリゴキブリを紹介するパネル=24日、磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園
柳沢静磨さんが発見したダイオウゴキブリとヒメルリゴキブリを紹介するパネル=24日、磐田市大中瀬の竜洋昆虫自然観察公園

 見つかったのはゴキブリ属の「ダイオウゴキブリ」とルリゴキブリ属の「ヒメルリゴキブリ」。ダイオウゴキブリは台湾のみに生息し、雄の全長は49~54ミリとゴキブリ属の中で最も大きい。ヒメルリゴキブリはマレーシア・ボルネオ島でのみ確認され、雄の全長が6・5ミリとルリゴキブリ属で最も小さい。いずれも雄の交尾器の形状や体長から他種と区別できるという。
 柳沢さんが国立感染症研究所(東京都)などに保管されていた標本を観察する中で発見した。ダイオウゴキブリの発見は台湾で話題となり、現地メディアから柳沢さんへの取材もあったという。
 柳沢さんは「標本を見て見知らぬ姿に驚いた。研究を形にできてほっとしている」と喜んだ。同公園では新種のゴキブリを紹介するパネル展示を行っている。
(浜松総局・山川侑哉)

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