子ども、子育てを包括支援 1日 磐田市がセンター開設 DVやひきこもりも対応
磐田市は4月1日、子どもや若者、子育て世帯などの包括的な支援に取り組む「こども若者家庭センター」を同市国府台のiプラザ2階に開設する。保健師や教員、社会福祉士ら36人を配置し、出産や子育て、児童虐待、貧困、いじめなど幅広い相談・支援に対応する。
児童福祉法改正に伴い、4月から母子保健と児童福祉の機能を一体化した「こども家庭センター」の設置が市町村の努力義務になる。市はこども・若者相談センターとこども未来課子育てサポートグループを統合し、新センターを設置する。市独自の体制として、子ども・子育て関連以外にも、ドメスティックバイオレンス(DV)やひきこもりなど、女性や若者の相談にも応じる。
新センターは床面積190平方メートルで、開放的な執務スペースに加え、プライバシーに配慮した受付カウンターと個別相談ブースを備える。子どもを遊ばせながら相談できるスペースもある。隣の発達支援センターとも連携して対応できるようにした。
26日には、草地博昭市長と鈴木喜文市議会議長がセンターを視察した。草地市長は「幅広い層をカバーできる体制を整えた。悩んでいる市民が気軽に立ち寄れるセンターにしたい」と述べた。
(磐田支局・八木敬介)