市民に安心提供 消防団を 磐田で初出式
磐田市消防団の初出式が14日、同市上新屋の市民文化会館かたりあで開かれた。団員約400人が参加し、地域防災への決意を新たにした。
門奈良則団長は訓示で、昨年の台風2号の復旧活動を振り返り「安心安全という言葉の重みを痛感した」と述べた。想定される地震や風水害などに対応するため、市消防団は本年度から、消防団員OBを特定の消防活動に限って従事させる「機能別消防団員制度」を導入する。「機能別消防団員のバックアップを受けながら、市民に安心を提供できる消防団をともにつくっていこう」と呼びかけた。
2022年度退団者や消防活動に長年尽力した団員らに感謝状も贈った。出席者は式典に先立ち、消防活動中に命を落とした殉職者や能登半島地震の犠牲者へ黙とうをささげた。