強盗対処、冷静に 池田郵便局で訓練 磐田署
磐田署は21日、強盗対処訓練を磐田市の池田郵便局で実施した。郵便局員が緊迫した雰囲気の中、強盗犯への対応や通報までの一連の手順を確認した。
強盗犯が刃物を持って郵便局に押し入り、現金を奪って逃走する想定。犯人に扮(ふん)した同署生活安全課署員がカウンター越しに「金を出せ」「動くな」などと迫ると、局員は非常通報装置を押したり、「落ち着いてください」などと犯人の感情を逆なでしないように声をかけたりした。
終了後、参加者全員で犯人の身長や服装などの把握状況や応対方法について話し合った。佐藤安住警部補は「犯人は複数の刃物を持っている場合もある。普段からイメージトレーニングを心がけることで、万が一でも冷静に対応できる」と助言。防犯対策として、来訪者への積極的な声かけなどを挙げた。地元住民や周辺地域の郵便局員も訓練の様子を見守った。