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テーマ : 磐田市

仲間と協力する経験大切 ヤマハ発社長 磐田・豊岡中でキャリア教育

 磐田市合代島の豊岡中で13日、ヤマハ発動機の日高祥博社長(60)を講師に招いたキャリア教育の授業があった。日高社長は2年生約100人に、自身の進路選択とキャリアアップの経験談や経営理念などを披露し、「本気でやりたいことを見つけてほしい。それが将来の羅針盤になる」とアドバイスした。

生徒に自身のキャリアや自社の事業などを説明する日高社長(左)=磐田市合代島の豊岡中
生徒に自身のキャリアや自社の事業などを説明する日高社長(左)=磐田市合代島の豊岡中

 日高社長はオートバイの製造から始まり、船外機やロボットなど多様な事業を手がけるようになった自社の歴史を説明し、「一つの技術をいろいろな製品に展開し、お客さまに新しい感動を提供するという考え方が成長の原動力になっている」と強調した。
 自身が中学生、高校生の時に将来の夢はなく、大学生の時にオートバイに夢中になり「好きなことを仕事にしたい」と入社の動機を話した。部品の調達や二輪事業企画、経営企画などに携わったキャリアも紹介。海外勤務だったころを振り返り「考え方、文化、価値観の違うメンバーとチームを組み、コミュニケーションの重要性を学んだ」と語った。
 生徒に向けては「1人でできることは限られる。学習や部活動で仲間と協力し、チームでより大きな成果を出すことを経験してほしい」とエールを送った。新たな技術として、手ぶりや言葉に反応して自律走行するバイク試作機「モトロイド2」も披露し、操作を実演した。
 (磐田支局・八木敬介)

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