シニア・介護・終活・相続の記事一覧
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認知症高齢者 社会参画拡大を 首相表明 基本計画に明記へ
岸田文雄首相は26日、認知症の高齢者が社会とのつながりを強めるため、これまでデイサービスの利用者に限られていたボランティアなどの社会参加型の取り組みに関し、グループホーム入所者でも実施できるよう対象を拡大する考えを表明した。秋に閣議決定する基本計画に盛り込む方針だ。東京都町田市で記者団の質問に答えた。 これに先立ち首相は町田市の小学校に足を運び、認知症の高齢者がボランティアで児童に紙芝居の読み聞かせをする現場を視察。高齢者らと意見交換した。記者団には「希望を持って生きるという『新しい認知症観』が実践されている。認知症になっても働き続けたい、地域に貢献したいという希望をかなえる取り組みを全国
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静岡市 相次ぐ事務事業事故 法令誤認や順守意識不足
静岡市で5月以降、不適切な事務処理などの事務事業事故が相次いで明らかになっている。職員の法令解釈の誤認やコンプライアンス意識の欠如が原因とされる事案が多く、財政的な影響が出た事案も見られる。部署ごとにマニュアル作成や確認ルールの見直しを進めるなど再発防止に努めているが、職員の法令習熟度の低下を懸念する声もあり、対策がどこまで効果を発揮するかは見通せない。 2024年度に入り市が公表した事務事業事故は、介護保険サービス利用者への過大な給付や水道事業収入における課税取引と非課税取引の認識誤り、広報紙の記事の事前確認不足による再印刷・配布の遅れなど既に11件に上る。 市は人材育成として、部署ご
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「聞こえ」確認会無料実施 認知症発症、孤立防止へ 静岡市
静岡市は高齢者の難聴の早期発見に向けた「聞こえ」の確認の会を8月20日に清水区のエスパルスドリームプラザで、同21日に駿河区のイトーヨーカドー静岡店でそれぞれ開く。いずれも午前10時~午後3時。聞こえにくさから会話やコミュニケーションが困難になり、認知症の発症や社会的孤立に結びついてしまうことの未然防止につなげる。予約不要、参加無料。 市内在住の65歳以上が対象。専用のアプリで「あ」「た」など音が似ている日本語の単語が正しく聞き取れているかなどの検査を行うほか、日常生活での聞こえに関するアンケートも行う。補聴器の購入に必要な費用の助成事業(上限3万円)も説明する。 市高齢者福祉課によると、高
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介護現場の外国人材 受け入れ後押し 静岡県が総合窓口開設
静岡県は24日、外国人介護職員の雇用や生活に関する相談にワンストップで対応する総合窓口「県国際介護人材サポートセンター」を静岡市葵区の県総合社会福祉会館に開設した。介護現場で人手不足が深刻化し、働き手の確保が急務となる中、外国人材の受け入れや職場への定着を後押しする。 セミナーや専門家派遣を通じて受け入れに必要な情報を提供するほか、外国人介護職員のキャリアアップや日本語習得、生活環境などの相談に応じる。人材確保を目指す事業所同士の連携もサポートする。業務は県社会福祉協議会に委託し、外国人材の受け入れにノウハウを持つ「総括アドバイザー」が助言する。 24日に同会館で開所式があり、県健康福祉
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光技術で「科学や医療貢献」 21世紀倶楽部 浜松で例会 浜ホト丸野社長講演
静岡新聞社・静岡放送21世紀倶楽部の7月例会セミナーが24日、浜松市中央区のプレスタワーで開かれ、浜松ホトニクスの丸野正社長が「光技術による社会貢献と高付加価値化への挑戦」と題し、技術開発を通じて科学や医療への貢献を目指す自社の歴史と取り組みを語った。 同社の中央研究所(同市浜名区)を中心に取り組む陽電子放射断層撮影装置(PET)の研究は、1980年代に「脳機能を解明して世界平和を実現しようと始まった」と説明。がん検診だけでなく認知症の検査にも有効なことから、アルツハイマー型認知症の新薬が国内で承認されたことで、同社が設立した財団が運営する浜松PET診断センター(同市浜名区)に検査希望者が
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会話楽しむ 介護AI 施設や個人宅 導入進む
自然な会話を通して高齢者の認知機能を維持、改善し、介護予防につなげる対話型の人工知能(AI)ロボットや、ヒト型キャラクターが相次ぎ登場している。高齢者施設やシニアの個人宅での導入が進んでおり、「話し相手ができて生活に張りが出る」と好評だ。 生成AI技術を用いたサービスを開発するスパイラルAI(東京都千代田区)や芸能事務所スターダストプロモーション(同渋谷区)などでつくる「AIデジタルヒューマンプロジェクト運営事務局」は6月、タレントの野々村真さん(60)をAIキャラクター化した音声対話型「デジタルヒューマン」を開発し、介護施設での実用化に向けた実証実験を始めたと発表した。1対1のコミュニ
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仲間がなんだか おかしい【ひとりで生きる みんなで活きる⑧】
最初に「あれっ」と思ったのは8年ほど前だ。同じマンションでご近所暮らしをする私たちは、時折、鍋料理や手巻きずしを一緒に楽しんでいる。ある夜、野菜を買う係だった仲間がそれを忘れた。買い物だけでなく、食事会そのものを忘れていたのだ。 少し前から彼女に貸した本や楽譜が戻ってこなくなっていた。返し忘れではなく「借りた覚えがない」と言う。新聞記者として働いていたころ、認知症の当事者や家族、専門家らに取材した経験をもとに彼女を注意深く見守った。 他の仲間たちに恐る恐る尋ねたところ、「実は」と打ち明けられた。「約束の時間をまちがえたけど、時計の故障のせいにした」「何度も会っている人に初対面のあいさつを
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静岡てんかん・神経医療センター/小尾智一副院長 インタビュー 「自分ごと」考える機運を【認知症 新薬誕生 県内の現場から⑤完】
20年以上認知症診療に携わってきた静岡市葵区の静岡てんかん・神経医療センターの小尾智一副院長(脳神経内科)。同センターでは2月初旬にレカネマブ投与を始め、患者数は7月中旬時点で25人ほどに上る。投与は軽度認知障害(MCI)と軽度認知症の段階に限られるため、早期発見のポイントなどを聞いた。 -新薬の画期性は。 「従来は脳の神経伝達物質を増やして症状を一時的に緩和する対症療法薬しかなかったが、レカネマブはアルツハイマー病の原因とされる脳内に蓄積したタンパク質『アミロイドベータ』を除去する抗体薬。初めて病気そのものに立ち向かえるようになった」 -軽度認知症とMCIの違いは。 「軽度認知症は
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成年後見制度 漫才で楽しく 富士宮で勉強会
富士宮市社会福祉協議会による成年後見制度の勉強会が21日、市総合福祉会館で行われ、漫才コンビ「青空一風千風」が制度を楽しく解説した 漫才は親族の認知症をテーマに聴衆約120人の笑いを誘った。市民後見人である青空一風さんは、後見人と保佐人、補助人の違いを分かりやすく説明した。 一風さんと司法書士、社会福祉士による座談会では市民後見人の活動を、体験談を交えて紹介した。
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犬飼うと認知症リスク低下
厚生労働省の推計によると、2022年の認知症高齢者数は443万2000人で、65歳以上に占める「有病率」は12.3%だった。できれば認知症にならないまま天寿を全うしたいものだが、東京都健康長寿医療センター(板橋区)の研究によると、犬を飼っている人は飼っていない人に比べて認知症を発症するリスクが40%も低いことが分かった。 耳寄りな話だが、ペットフード協会(同千代田区)の調べでは、犬の生涯飼育費は平均で250万円以上かかり、高齢者の場合は最後までペットの面倒をみられず手放すというケースも多いため、飼い始める前に熟考する必要がある。 ちなみに猫派の人には残念だが、前出の研究によると、猫を飼ってい
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医療施設遠く 地域差 初回投与のハードル高く【認知症 新薬誕生 県内の現場から④】
「投与施設から遠い地域に住む人も施設まで自力で通うしかないのが現状だと思います」。アルツハイマー病新薬「レカネマブ」の投与の地域差について、中山間地も抱える静岡市の担当者はそう心配する。レカネマブを初回投与できる医療機関の条件は、認知症疾患の診断・治療に精通する常勤の医師が複数人いることや一定条件を満たしたMRIがあることなど。「投与施設はどうしても総合病院や専門機関などがある街中が中心になるのでは」。中山間地など高齢化が深刻な地域ほど投与施設から遠く、特に初回投与の障壁が高くなっているのが現状だ。 レカネマブの最適使用推進ガイドラインによると、初回投与から半年後は、初回投与施設と連携する
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御殿場市議各会派 市長に政策要望書
御殿場市議会の5会派は22日、2025年度の予算編成を見据え、勝又正美市長に政策要望を行った。各会派の代表者が市役所で要望書を手渡した。 公明党(会派代表勝間田博文議員)は認知症コミュニケーション・ケア技術「ユマニチュード」の周知、改新(同菅沼芳徳議員)は新公共施設建設を踏まえた財政の健全性確保などを求めた。至誠(同田代耕一議員)は災害情報管理システム導入や農業法人の新設強化、市民21(同林義浩議員)はJR南御殿場駅の設備充実や国道469号の延線、新風ごてんば(同神野義孝議員)はひとり親家庭などの日常生活支援事業の実施などを訴えた。 無会派の辻川公子、高木理文、勝間田幹也、池谷晴一、森順各議
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スマホの疑問、天竜高生が答えます! 浜松市上阿多古地区でシニア世代向け相談会
浜松市天竜区の上阿多古地区社会福祉協議会(金指治康会長)はこのほど、シニア世代向けにスマートフォンの扱い方を伝える催しを同区の上阿多古ふれあいセンターで開いた。天竜高(同区)福祉科の1、2年生計10人が、一人一人の質問に答えながら交流した。 上阿多古地区に住む高齢者ら15人ほどが参加し、通信アプリ「LINE(ライン)」の使い方や、写真の送信方法など日頃疑問に感じていることを高校生に質問した。 市社会福祉協議会と企画した。2年の高林侑希歩さん(16)は「分かりやすく説明するように心がけた」、松井春人さん(16)は「たくさん質問を受けたが、喜んでもらえてよかった」とそれぞれ話した。
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認知症新薬に高まる関心、受け入れ態勢拡充 納得感ある治療目指して【認知症 新薬誕生 静岡県内の現場から③】
6月27日、焼津市立総合病院がアルツハイマー病新薬「レカネマブ」をテーマに開催したシンポジウムの会場は、来場者の熱気に包まれていた。病院は当初、200人ほどと予想していた。実際は高齢者を中心に約310人が訪れ、職員が座席の増設に追われた。講師を務めた同病院脳神経内科長の鈴木洋司医師によると、アンケートでは「新薬について分かって良かった」といった声が多く寄せられ、関心の高さを実感したという。 厚生労働省がレカネマブを承認したことを受け、同病院は3月、治療に特化した「アルツハイマー外来」を開設した。最初の月は数人だったが、予約希望は徐々に増え、6月、7月と段階的に予約枠を拡大した。現場スタッフ
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レカネマブ投与機会、医療行政が模索 対象は「前」「初期」段階【認知症 新薬誕生 静岡県内の現場から②】
アルツハイマー病新薬の「レカネマブ」は「認知症になる前の治療」という新たな選択肢をもたらした。しかし実際には、様子見をしてしまい、「認知症の前段階」や「初期段階」という投与のタイミングを逃す例がある。新薬を使える段階の患者を早期発見してすくい上げようと、医療機関や行政が模索している。 「認知症を心配して月に20人初診に来るとしたら、レカネマブを使える可能性を感じる方は大体6、7人くらい」。静岡市清水区の認知症専門医、浅利博基医師(あさり内科クリニック院長)はそう見立てる。政府が5月に発表した来年の高齢者の軽度認知障害(MCI)の推計は約564万人。認知症の推計患者数よりも多い。浅利医師は「
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高齢者サロン10年 利用者が節目祝う 三島「たまりば・かど」
三島市富士ビレッジの高齢者居場所サロン「たまりば・かど」で19日、10周年記念パーティーが開かれた。利用者や地域住民が集い、節目を祝った。 サロンは2014年に空き家を改修してスタート。認知症の理解促進と共生社会の実現による健康づくりを目的に、高齢者の憩いの場として毎週火曜にオープンしている。楽器の演奏に合わせて歌ったり、認知症予防につながる食事をとったりして交流を深める。 この日はバンド演奏や落語の披露があり、約40人が集まった。主宰する三島市のボランティア団体「遊水匠(たくみ)の会」の小浜修一郎会長は「共生社会の実現を目指し、継続して認知症への理解を深めていきたい」と話した。
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レカネマブ 実用化半年 投与に託した 孫育ての夢【認知症 新薬誕生 県内の現場から①】
昨年9月、厚生労働省は製薬大手エーザイ(東京都)などが開発したアルツハイマー型認知症の新薬「レカネマブ」の製造販売を承認した。主な原因物質とされるタンパク質「アミロイドベータ」を脳内から除去して進行の抑制を狙う認知症薬。臨床試験(治験)では症状の悪化を一定程度遅らせる効果が示された。昨年12月の販売開始から約半年。県内でも各地で投与が始まっているが、対象となる軽度認知障害(MCI)や軽度認知症の段階で受診する患者が少ないなどの課題も抱える。新薬に対する県内の治療現場の期待と課題を探った。 ◇ 「まさに『希望の光』だった」―。投与のために1時間以上かけて浜松市中央区の聖隷三方原病院に通
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福祉のまちづくり先駆け 焼津・左口ミニデイ 30周年 市や利用者らがお祝い
焼津市小川新町の左口町公会堂で月2回開かれている「左口ミニデイサービス」が開設30周年を迎えた。住民参加による福祉のまちづくりに向けて、1994年にモデルケースとして旧焼津市で最初に誕生したミニデイ。このほど、同公会堂でお祝いの会が開かれた。 利用者17人とボランティアスタッフが参加したほか、節目を祝うため市や市社会福祉協議会の関係者が駆けつけた。下山晃司副市長と市社協の岩崎四郎会長が利用者一人一人に「がんばり賞」と題した表彰状を贈呈。利用者は「ここに来られて幸せ」「皆の笑顔を見て元気づけられる」などとそれぞれ思いを語った。皆で歌や記念撮影も楽しんだ。 同ミニデイは毎月第2、4木曜日に
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障害福祉サービス42団体 活動紹介 就労支援、年金テーマに講座も 浜松市中央区
浜松市はこのほど、市内の障害福祉サービスを紹介する「福祉事業所フェア」を中央区の市総合産業展示館で開いた。 就労移行支援、就労継続支援A・B型、生活介護、自立訓練の事業所を運営する42団体がブースを構え、来場者に活動内容を説明した。福祉サービスの制度や就労支援、障害年金をテーマにした講座も開催した。 出展事業者による物販コーナーには、菓子やキャンドル、革キーホルダーなどの授産製品が数多く並び、来場者の人気を集めた。
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「気持ち一つで人間は変わる」 「自分らしい生活取り戻す」 題材に伊豆の国市で講演会
伊豆の国市はこのほど、「虚弱な高齢者が自分らしい生活を取り戻せるまち」をテーマにした講演会を同市役所で開いた。国際長寿センター(東京都)の中村一朗さんが「リエイブル(=元の生活を取り戻す)」についての事例を紹介した。 リエイブルは高齢者と事業所、行政が連携強化を図り、高齢者に元々備わる力を引き出し、心身両面での若返りを目指す。中村さんは現場の意識改革で地域課題の多くは解決できると説明。「気持ち一つで人間は変わる。成功体験の積み重ねで自己肯定感が高まるように促してほしい」と呼びかけた。
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高齢就労、年金減見直し 制度縮小や廃止、政府検討
政府は17日、65歳以降に働くと賃金に応じて厚生年金の受給額が減る「在職老齢年金制度」を見直す方向で検討に入った。高齢者の就労を促す狙い。制度の縮小や廃止を視野に入れ、年末までに結論を出す。中長期の高齢化対策の指針となる「高齢社会対策大綱」の改定に向けて話し合う有識者会議が同日、報告書素案で見直しを求めた。 働きながら年金を受給する65歳以上の高齢者は約308万人(2022年度末時点)に上る。賃金と厚生年金の合計が月50万円を超えた場合、在職老齢年金制度に基づき年金額が減らされ、就労意欲を阻害しているとの声があった。制度の縮小や廃止により現在の高齢者の年金額は充実する半面、年金財政が厳しく
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ストリートダンスで健康に 安全面配慮しつつ 格好良く 「TRF」のSAMさん考案
シニア世代の健康増進や認知症予防を目的に、ストリートダンスの要素を取り入れたレッスンが人気だ。ダンス&ボーカルユニット「TRF」のSAMさんが医師らの監修を受けてプログラムを考案し、各地でのサークル活動も広がる。即興で踊る「ブレイキン」がパリ五輪採用で注目される中、若い人向けと思われていたダンスが幅広い世代に受け入れられている。 「ワン、ツー、ここでクラップ(手を打つ)! 皆さんリズム感いいですね!」。さいたま市の岩槻駅東口コミュニティセンター。SAMさんのお手本を見ながら、30~80代の男女がリズムに合わせて軽快なステップを踏んでいた。 「ダレデモダンス」のワークショップだ。ストリート
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相続や介護など生前対策を解説 静岡でセミナー
静岡銀行はこのほど、相続や介護、葬儀などの「終活」をテーマにしたセミナーを静岡市で開いた。各分野の専門家らが登壇し、家族に負担をかけないための生前対策を解説した。 司法書士法人つかさ代表社員の島武志さんが、遺言と家族信託を中心に、財産の継承や紛争予防などのメリットを紹介。認知症のリスクにも触れ、「判断能力も気力も充実しているうちに対策しておくことで、将来の無用なトラブルを避けられる」と語った。 社会福祉法人楽寿会「楽寿の園」の有馬万紀子副園長は「人生100年時代。元気なうちに、まずは介護の選択肢を知ることから始めてほしい」と提案した。
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ソーシャルワーカー 仕事や役割を紹介 三島 演奏や悩み相談も
「ソーシャルワーカーデーフェス」が15日、三島市のみしま未来研究所で開かれた。医療ソーシャルワーカー、精神保健福祉士、社会福祉士の県協会の会員でつくる実行委員会が主催し、ソーシャルワーカーの仕事や役割を周知した。 現役のソーシャルワーカーがブースを構え、仕事内容の紹介や悩み相談に乗った。精神保健福祉士によるコーナーでは、来場者のストレス発散方法を共有し「大声を出す」「友達に相談」「シュークリームを食べる」などと書いた紙を壁に貼り付けた。 社会福祉士と認知症患者でつくる音楽団の演奏や若手社会福祉士と高校生や大学生との相談コーナーなどもあり、多くの来場者でにぎわった。
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社説(7月15日)認知症行方不明 早期発見に手を尽くせ
2023年に全国の警察に届け出があった認知症の行方不明者は1万9039人で、警察庁が統計を取り始めた12年以降増え続けている。12年のほぼ2倍で、認知症高齢者の増加が背景にある。今後も行方不明者の増加は避けられないという前提で、施策を講じなければならない。 行方不明者のほとんどが届け出から3日以内に保護されている。ただ、毎年400~500人台が死亡した状態で見つかっている。昨年は502人の行方不明者が遺体で発見された。 早期発見のための取り組みは社会全体で進んでいる。対策に手を尽くせば、死者は減らすことができる。 認知症の人が尊厳と希望を持って生活できる社会の実現を目指す認知症基本法が
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裾野市役所は「待たせません」 デジタル活用し窓口改革 予約システム導入、業務効率化
裾野市が利用者の最も多い市民課を中心に、市役所の窓口改革を進めている。デジタル技術の活用と業務の大幅な見直しにより、混雑期のゴールデンウイーク(GW)期間中の調査では来庁者の待ち時間が大きく減少。平均滞在時間は前年同期の半分になった。市は新しいシステムを導入し、「頼りになる窓口づくり」をさらに推進する。 市によると、今年のGW3日間の市民課申請手続きは計458件で、来庁者の平均滞在時間は前年同期(計626件)の40分から21分に短縮。呼び出し待ち時間が2分から43秒になり、印鑑登録や住民票、転居・転入届などの手続き処理時間は44~65%減少した。 窓口改革は村田悠市長が掲げる「日本一市
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認知症患者の自宅介護 静岡市、相談員訪問サービス開始 不安、心配に寄り添い助言
静岡市の難波喬司市長は12日の定例記者会見で、認知症患者を自宅で介護をしている家庭を相談員が訪問する「認知症介護インストラクター訪問サービス」を始めたと発表した。経験豊富な専門職員が無料で介護者の困りごとを聞き、不安や心配に寄り添ったアドバイスをする。 介護福祉士などの資格を持つ市認知症ケア推進センターかけこまち七間町(葵区)の相談員がインストラクターとなって認知症患者の介護をする家庭を訪問する。居間やトイレ、風呂など普段の生活の場を確認し、各家庭の状況に応じた対応方法を助言したり、介護サービスの情報を提供したりする。 市内の自宅で認知症患者や認知症の疑いがある人を介護している家庭が対象
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「献金は自由意思」退ける 旧統一教会巡る訴訟 最高裁判断 教団の解散請求に影響も【表層深層】
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の高額献金を巡り、最高裁は11日、教団側が信者との間に交わした「返金や賠償を求めない」とする念書の有効性を否定した。教団が盾としてきた「自由意思」との主張を退け、献金問題の根幹に対する厳しい司法判断といえる。宗教法人法に基づく解散命令請求の裁判に影響するとの見方もある。 「こういうことは許されないと一定の基準を示した。諦めている被害者への大きな励ましになったと思う」。原告側代理人の山口広弁護士は記者会見で判決を評価した。 昨年11月に東京高裁が同様の書面について公序良俗に反し無効と判断するなど、これまでにも念書や合意書の効果が否定されたケースはあった。
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認知症施策の計画策定 藤枝市、本年度中に 静岡県内初
藤枝市の北村正平市長は11日の市議会6月定例月議会で、4月に県内で初めて施行した「市認知症とともに生きる共創のまちづくり条例」に基づいて認知症施策を強化するため、本年度中に「認知症施策推進計画」を策定する方針を明らかにした。市によると、同様の計画策定は県内初。寺田亜記子氏(藤のまち未来)の一般質問に答えた。 政府が今秋の閣議決定を目指している認知症施策推進基本計画の動向も視野に、市は独自に計画づくりに着手し、実効性のある施策の総合的な確立を図る。8月には認知症の人の家族や有識者、警察、医療、認知症に理解のある事業所の関係者ら約20人でつくる、共創のまちづくりに向けた委員会を立ち上げる。
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「家庭医療センター」藤枝市総合病院が開設へ 浜松医大と連携 外来や在宅、幅広く
藤枝市の北村正平市長は10日の市議会6月定例月議会一般質問で、市立総合病院が2025年度をめどに浜松医科大と連携して「(仮称)藤枝市家庭医療センター」を開設する方針を明らかにした。深津寧子氏(藤新会)への答弁。 新施設は特定の診療科にとらわれず、幅広い疾患について外来診療や在宅医療などを行う。市立総合病院経営企画課によると、同大が総合診療専門医を養成する活動拠点として静岡県西部地区で開設を進めていて、県中部地区は藤枝市が初めてとなる。 同病院が運営と診療を同大と連携して行い、同市南新屋地区内の旧診療所の建物を改修する。2階建てで延床面積約700平方メートル。1階に外来診療や検査室などを設
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温かな歌と手品でデイサービス和む 合唱グループが慰問 浜松市中央区
浜松市民でつくる合唱グループ「みんなで唄おう会」が9日、中央区の和合愛光園デイサービスセンター「ひまわり」を慰問した。70~90代のメンバー9人が合唱と手品で施設利用者の心を和ませた。 「茶摘み」「たなばたさま」といった童謡など9曲を歌った。「幸せなら手をたたこう」では、利用者と一緒に手足も動かしながら楽しんだ。同会の幸田清会長(92)が紙幣のレプリカやトランプを用いて手品を披露し、会場は笑いと拍手で包まれた。 グループは、ボランティア活動の一環で高齢者施設などを訪問している。利用者の一人は「みんなで一緒に歌える機会はあまりないのでうれしい。次回の訪問が楽しみ」と話した。
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沼津・珀寿会 特別養護老人ホーム開設事業者に 裾野市が決定
裾野市は9日、介護保険事業計画に基づいて公募した特別養護老人ホームの開設事業者に、沼津市の社会福祉法人「珀寿会」を選んだと発表した。裾野市千福に2027年3月までに開設する。 特養は100床で、10~20床のショートステイを併設する。2事業者から応募があり、運営方針や計画内容などを踏まえ、事業者を決定したという。
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記者コラム「清流」 被災時の訪問介護
石川県で最大震度7を観測した能登半島地震から半年が経過した。本社取材班として発災6日後に現地に入り、津波被害の大きかった珠洲市や大火に見舞われた輪島市の朝市などで見た光景が昨日のことのように思い出される。 被災地では、建物被害や職員の離職などにより、いまだ再開を見通せない福祉施設が多くある。老人福祉をテーマに大規模災害時の課題を探ろうと浜松市内の施設を取材すると、入所者に比べて訪問介護利用者の対応の優先度が低いという実態が浮かび上がった。 被災後のヘルパーの訪問は難しく、利用者は自宅では介護サービスを受けられない可能性が高い。避難所への移動に介助が必要な場合もある。利用者の家族は被災時の
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高齢者ら犬と交流 御前崎市動物保護協会 デイサービス施設で企画
御前崎市動物保護協会のメンバーらが5日、愛犬を連れて同市の池新田デイサービスセンターを訪れた。施設利用者約40人がトイプードルやチワワ、柴犬など犬6匹と触れ合った。 動物と交流して癒やしを感じてもらおうと同協会が企画した。利用者は犬を膝の上で抱えて頭や首元を優しくなでた。犬が尻尾を振ったり、指示通りお座りしたりすると「かわいいね」「お利口さんだね」などと声をかけて目を細めた。犬と記念撮影も行い、心和む時間を過ごした。
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9~11日一般質問 藤枝市議会
通年議会を開会中の藤枝市議会は、9~11日の6月定例月議会で一般質問を行い、16氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【9日】山本信行①本市の大規模災害対策について▽鈴木岳幸①カスタマーハラスメント対策について▽山川智己①こども基本条例に基づく今後のこども施策について▽大石心平①大規模災害発生時の避難所および被災地域の防犯対策について②本市の子育て応援・支援サービス施設の現状と今後について▽神戸好伸①高田薮田川の氾濫②清里遊水地公園として新たなスポットに▽佐藤真理子①子どもの豊かな育ち支える学童保育を 【10日】植田裕明①北村市政第5期目の抱負と今後の市政経営について②台南市との友好交
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斜面崩落「究明を」 市民生活支障訴え 焼津市長ら、県に要望
焼津市は4日、同市の大崩海岸で発生した斜面崩落の原因究明や県道静岡焼津線浜当目トンネルの通行止めの早期解除などを県に要望した。中野弘道市長や地元の東益津第15自治会の片山進自会長らが県庁を訪れ、森本哲生交通基盤部長に要望書を提出した。 市民生活の負担に対する財政支援も求めた。特にトンネル北東側の小浜地区の住民はいったん静岡市に出ないと焼津市街に出られないため、デイサービスに通う高齢者の移動などに支障が出ているという。中野市長は「市として住民の福祉をしっかり支えるが、県にも協力をお願いしたい」と話した。 県によると、トンネル内では4月ごろにひび割れが確認され、経過観察していた。今回の斜面崩
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心弾むメークセラピー 脳に刺激、手を使い筋力維持 唾液腺マッサージも加えて
年齢を重ねるに従い、肌の手入れや化粧に時間をかけるのが以前より面倒になったというシニア層は多い。だが、「メークセラピー」として介護施設などに出向いて活動する団体は、心理面の効果を指摘する。日々のスキンケアにひと手間加えると、高齢者を悩ます口の渇きへの対策にもなるようだ。 「化粧水がちょっとヒヤッとしますよ」。ボランティアスタッフが入所者に声をかけると、「本当に久しぶりだわ」と弾んだ声。NPO法人「シニアメイクセラピー協会」(名古屋市)のメンバーが5月下旬、愛知県愛西市の「シルバーマンションキリン愛西」を訪れた。普段はノーメークだと言う入所者の眉を描き、アイシャドーや口紅の色を選んでいく。
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笑ってできるうちに準備【ひとりで生きる みんなで活きる⑤】
ひとり暮らしの叔母を見送った経験は、私たちに多くの気づきをもたらしてくれた。高齢おひとりさまは、どんな準備をしておけば安心か、さっそく近居の仲間みんなで勉強会をした。講師は以前、土曜サロンで成年後見をテーマに語ってくれた女性弁護士だ。 認知症などで判断力が衰えたときのためにあらかじめ後見人を決めておく「任意後見契約」。遺体の引き取りから葬儀、さらに死後の片付けの一切を任せる「死後事務委任契約」。遺産などの行き先を記した「遺言」。この三つがあれば安心だとわかった。 7人の仲間のうち頼れる家族や親族がいる人と終活はまだ考えたくないという人を除き、3人でさらに情報交換と勉強を重ねた。「笑ってで
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交通安全の誓い 短冊に なぎさ保育園 湖西署などにササ飾り
湖西市入出のなぎさ保育園は2日、七夕に合わせて手作りしたササ飾りを湖西署と市消防本部消防署、同市新居町のデイサービスのどかの3カ所に寄贈した。 湖西署には、「信号を守ります」や「飛び出しはしません」など、交通安全の誓いを書いた短冊などをつるした高さ約2.5メートルのササ飾りを届けた。年長児8人が同署を訪れ、「いつも守ってくれてありがとう」と声をそろえて川島好勝署長にササを手渡した。 川島署長は園児に「道路を歩く時は事故に遭わないように気をつけて」と呼びかけ、反射材のキーホルダーを贈った。 同署では12日ごろまで入り口付近に飾る予定。
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【能登半島地震半年 静岡新聞社現地ルポ④】高齢入所者の広域避難 介護施設再開見えず
床は波打ってゆがみ、窓枠は外れて外側にせり出していた。石川県輪島市の中心部から車で10分ほどの高台にある介護老人保健施設「百寿苑」。能登半島地震で敷地の一部が崩れ、入所者の居住スペースがあった2階が大きく損壊した。6月下旬、建物は発災当時のままだった。96人の入所者は広域避難しているが、戻るめどは立っていない。 地震直後、2階はスプリンクラーが壊れ、水浸しになった。壁は亀裂が入り、ガラスが散乱。副施設長の船本貴宏さん(51)は約40人の職員と手分けして全入所者を1階に移動させた。8割が寝たきり。全員を移し終えたのは日付が変わった1月2日午前3時過ぎだった。 被災し、利用継続が困難な施設は
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【BOOK】海外文学「出会いはいつも八月」ほか 背徳と孤独にじむ物語(江南亜美子/書評家)【楽読楽書】
「百年の孤独」に代表される魔術的小説で世界中を驚かせたコロンビアのノーベル賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスが惜しまれつつ世を去ったのは10年前のこと。最晩年は認知症を患っていたという彼の遺作が、「出会いはいつも八月」(旦敬介訳、新潮社・2420円)である。 物語は1人の女性がカリブ海のある島に船で訪れるところから始まる。グラジオラスの花束を買い、向かったのは墓地。この島への埋葬を望んだ母親の願いを聞き入れた娘、アナ・マグダレーナ・バッハは、毎年8月の母の命日にあわせ、1泊だけ滞在するのだ。 アナには指揮者の夫と2人の子供がいる。夫は54歳となったいまなお美男で、夫婦仲に陰りはない。は
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大畑副市長を再任 藤枝市議会
通年議会を開会中の藤枝市議会は28日、6月定例月議会を開き、6月末で任期満了となる大畑直巳副市長(64)を再任する人事案に同意した。任期は7月1日から4年間。このほか、本年度6月補正予算案や各種条例改正案など計11件も上程し、補正予算案など5件を原案通り可決した。 5月の市長選で再選した北村正平市長は5期目に臨む所信表明を行い、「座右の銘である『一以貫之』の精神のもと、職員と共に全身全霊で市民の幸せを実現していく」と決意を述べた。中心市街地については、JR藤枝駅南地区の複合商業施設「BiVi藤枝」を「官民連携で新たな価値を生み出す拠点としてリニューアルする」と明かした。 補正予算は一般会計に
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【表層深層】障害福祉から事実上退場 入居者ら 事業許した行政に注文も 「恵」連座制適用へ
「ふわふわ」という名称で障害者向けグループホーム(GH)を各地で急速に増やしてきた大手運営会社「恵」(東京)。26日、愛知県などの事業所指定取り消しを受けた連座制の適用により、同社は障害福祉業界から事実上の退場処分となる。入居者の今後に不安を抱く家族、会社に不信感を募らす社員ら。悪質さが指摘される同社の事業拡大を許した行政にも責任を問う声が上がっている。 「娘にとっては今のホームが居場所。今後、娘の希望がかなう生活ができたらいいのだが…」。茨城県内にある同社のGHで20代の娘が暮らす父親(70)はそう話す。 ・少ない受け皿 入居先のスタッフの対応は悪くないと感じている
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頼めること、頼めないこと【ひとりで生きる みんなで活きる④】
近居の仲間のひとりが2度目の入院、手術をすることになり、1度目と同様、私が気軽に保証人を引き受けた。大阪の病院の廊下で手術が終わるのを待っていると、突然、携帯電話がブルブル震えた。 電話は、87歳のひとり身の叔母が暮らす東京の施設からだった。叔母は末期の膵臓[すいぞう]がんで、「容体が急変した」との知らせだった。 すぐに病院を出るか、究極の選択だった。迷った末に仲間の術後の無事を確かめ、急いで上京した。けれども叔母の臨終に間に合わなかった。 遺体を荼毘[だび]に付し、叔母の自宅にあった年賀状を頼りに友人、知人たちに死去のお知らせをした。生前、叔母が願っていた通り、遺骨は東京湾に散骨した
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介護保険料通知書 前年対象に誤送付 沼津市
沼津市は24日、8月から新たに介護保険料の特別徴収(年金天引き)が始まる人に送る開始決定通知書を、誤って前年8月の対象者400人に送ったと発表した。 市介護保険課によると、対象者を手作業で抽出する作業を怠った上、前年のデータが削除されていなかったのが原因。14日に送付後、送られた人から市に指摘があった。 市は本来の対象者455人に送るとともに、誤送付した人におわびの文書を送る。今後、作業を複数人で確認し、不要なデータの削除を徹底する。
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PFS活用の介護予防事業 静岡市、大阪のJVに委託
静岡市は21日、新たな官民連携の事業手法「成果連動型民間委託契約方式(PFS)」を活用した介護予防促進事業の委託先に阪急阪神ホールディングス、ウェルビーイング阪急阪神、阪急交通社(いずれも大阪市)の共同企業体(JV)を選定したと発表した。 JVは市の要支援・要介護認定者数と介護サービスにかかる経費の削減を図るため、2024年度から26年度まで、介護を必要としない65歳以上の市民に外出や社会参加を促すイベントを企画、運営する。堺市や大阪府東大阪市、同池田市などで実績を挙げているという。 市は対象となる市民のイベントの参加人数や参加頻度を指標とし、3年間で最大2700万円を報酬とする。成果の有無
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介護職復職や就労支援 静岡市葵区でセミナー
静岡県と県社会福祉協議会は19日、介護職への復職や就労を支援するセミナーを、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。経験者や未経験ながら介護職に興味がある20~60代の男女約10人が参加し、認知症介護におけるコミュニケーションの重要性を学んだ。 介護現場での言葉がけに関する著書がある介護老人保健施設あさひな(横浜市)の介護福祉士尾渡順子さんが、現場でのエピソードも交えながら、認知症の基礎知識や患者への声かけの仕方について説明した。被害妄想や記憶障害などの症状がある患者に対し、さまざまな場面に応じた適切な声かけの仕方を紹介し、「患者のことを知り、安心できる言葉をかけてほしい」と強調した。
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県精神保健福祉協 総会と記念講演会 功労者も表彰
静岡県精神保健福祉協会はこのほど、総会と記念講演会を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。会員約30人が参加し、昨年度の事業実績や本年度の事業計画など5議案を承認した。 山末英典会長は「精神障害の方が1人の人間として尊重される社会をつくるために、引き続き会員同士で切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」とあいさつした。総会に先立ち、顕著な功績を挙げた県内の精神科医療関係者ら4人に、青山秀徳県健康福祉部長が知事功労別表彰を贈った。 記念講演会ではメモリーケアクリニック湘南の院長で横浜市立大医学部の内門大丈臨床教授が「認知症を地域で支える~認知症の基礎知識と接し方について~」と題し
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都知事選20日告示 蓮舫氏 7項目の「約束」/小池氏 子育て支援拡充
東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)で3選を目指す小池百合子知事(71)と、立候補予定の蓮舫参院議員(56)が18日、それぞれ記者会見し公約を発表した。小池氏は子育て世代の家賃負担の軽減や無痛分娩(ぶんべん)への助成制度新設を掲げた。蓮舫氏は少子化対策や行財政改革、多様性の尊重など7項目にわたる「七つの約束」を示した。 オンラインで会見した小池氏は「子育て、教育にお金のかからない東京を目指す」と述べ、現行では第2子から無償化されている保育料について、第1子にも拡充する考えを示した。 日本のジェンダー・ギャップ(男女格差)指数の世界ランキングは低いとして、女性活躍基本条例制定を目指す
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将来の夢や食品ロス 自分の思い語る 清水町の小中高生が「主張大会」
清水町と町教委、町青少年健全育成会はこのほど、児童生徒が日ごろ考えていることを発表する「わたしの主張大会」を町地域交流センターで開いた。 町内の小中学校と高校の代表8人が、将来の夢や食品ロスなどのテーマについて堂々と語った。野球部に所属する沼津商業高2年の下山敦生さんは、部活を通じて「積極性が自分を成長させてくれると感じた」と力強く語った。 認知症の人への寄り添い方について発表した南小6年の小田嶋礼那さんは「緊張したけど、終わったらみんながほめてくれてよかった」と振り返った。
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交通事故防止 貢献たたえる 安管協浜松中央 71個人9事業所表彰
浜松中央地区安全運転管理協会(浜松市中央区)はこのほど、交通事故防止に貢献した71個人と9事業所の表彰式を同区のホテルで行った。浜松中央署の高橋直人署長と同協会の藤井信行会長が出席者に表彰状と記念品を手渡した。 表彰を受けた主な個人・事業所は次の通り。 【浜松中央署長・浜松中央地区安全運転管理協会会長連名表彰】優良安全運転管理者 泉竜太郎、藤井昌、岩本順也、藤田茂樹、山下智範▽優良事業所 三方原用水二期農業水利事業所、きさらぎデイサービスセンター▽優良運転者 山田真友美、高橋計介、松田有充、伊藤三扶由、神谷江美、石塚八代井、高田三枝子、笹谷英寿、伊藤領子、野沢茂夫、日比野勉
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金継ぎのような表現を 「かくしごと」関根監督
映画「かくしごと」は、認知症になった父の元に帰郷した絵本作家の女性が、虐待の痕がある少年と出会ってかくまう姿を描く。少しずつ前に向かう物語で、関根光才監督は器の欠損を修復する「金継ぎ」のような表現を目指した。「傷にもいとおしさを感じさせ、全体として抱きしめる。痛みを抱える人たちに示せたらと思った」 絵本作家の千紗子(杏)にも「傷」があり、父(奥田瑛二)と絶縁状態の要因になった。少年の家族から仕返しされる危険がある中で彼を守る思いにもつながる。重い話だが暗たんとさせず、のどかな風景とともに映す。「生きていて向き合わざるを得ないことを『暗い』と思うと、絶望しか残らない」と話し、心の通い合いを丁
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18日から一般質問 牧之原市議会
牧之原市議会6月定例会は18、19の両日に一般質問を行い、9氏が登壇する。 質問者と質問テーマは次の通り。 【18日】松下定弘 災害時のトイレ環境整備▽加藤彰 認知症施策▽谷口恵世 食料・農業施策▽大石和央 有機農業の推進と学校給食▽名波和昌 移住・定住の促進▽木村正利 ①高齢者福祉予算②榛原病院の収支向上 【19日】石山和生 ①子ども食堂②事業の成果指標③地域おこし協力隊の民間活用▽浜崎一輝 若者を呼び込む支援策▽中野康子 放課後児童クラブの運営と課題
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社説(6月15日)介護保険料上昇 給付と負担 改革不断に
65歳以上の高齢者が2024~26年度に支払う介護保険料は全国平均で月額6225円になった。静岡県の平均は5810円で、00年度の制度開始当初の2倍を超えた。介護職員の賃上げのためサービスの公定価格「介護報酬」を24年度に増額改定したことも保険料アップに影響した。 25年に団塊の世代が全員75歳以上となり、40年度には高齢者人口がほぼピークに達する。今後も介護需要は増える。何もしないで見過ごしていれば、介護給付費が急増し、保険料はうなぎ上りだろう。上昇を抑制するには「給付と負担」両面の改革を不断に続ける必要がある。 介護保険は市区町村や広域連合が運営する。財源は三つ。①介護サービス費用の
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エンジンバルブ 世界シェア2桁台へ フジオーゼックス 30年度目標 日系の海外拠点 拡販強化 農業など新規事業も
フジオーゼックスは、輸送機器用エンジンバルブの製品の拡販を強化し、2030年度の世界シェア目標を現行の8%から12%に引き上げる。電気自動車(EV)シフトに連動して事業を縮小する同業他社の受け皿化などを狙い、既存事業の生き残りにつなげる。長期的なエンジン減少を見据えた新事業開発にも注力し、30年度に目指す連結売上高300億円のうち、新規事業で100億円を目指して経営資源を振り向ける。 フジオーゼックスはエンジンバルブで国内シェア4割とトップ。エンジン部品市場の縮小をにらんで欧米などのサプライヤーが事業を縮小する動きが出ていることから、日系メーカーの海外拠点などで受注獲得に動く。EVへの転換度
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沼津市社協に静岡県が改善勧告 介護士の性的虐待受け
沼津市社会福祉協議会に勤務していた50代の男性介護士が2022年、利用者の高齢女性に性的虐待をした事件で、県が同社協に介護保険法に基づく改善勧告を出したことが13日、関係者への取材で分かった。静岡県は発覚後の再発防止に向けた取り組みも不十分と判断。社協は23年に同じ事件で市からも改善指導を受けている。 勧告は今年2月29日付。介護士は22年11月、同市に住む認知症のある80代女性宅でわいせつな行為をしたとして準強制わいせつ罪で起訴され、今年2月に静岡地裁沼津支部で有罪判決を受けた。 県は事件発覚後に監査した23年7月時点でも社協が虐待防止委員会の定期開催や介護士への定期的な研修を実施して
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シニアも笑顔に バルーンアートに挑戦 浜松・丸塚町公民館
浜松市中央区のシニアクラブ丸美会(川合康雄会長)の会員約40人が11日、同区の丸塚町公民館で開いた月例会でバルーンアートに挑戦した。 講師を務めたのは市内のチンドン同好会などで活動する杉山吉宏さん(81)。会員は杉山さんの指導を受け、3本のバルーンを破裂させないよう慎重にひねった。バルーンのカラフルなボールができあがると、笑顔で完成を喜んだ。
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函南町「年重ねても元気に」 社会参加促す支援充実へ
函南町は「元気!継続大作戦」と題し、年齢を重ねても元気に暮らし続けるために社会参加を促す支援の充実を図る。このほどキックオフミーティングを町役場で開催。町内のモデル地区9カ所でまちづくりや高齢者支援に取り組む約40人が参加した。 移動手段の手当てが地域活動に与える福祉的効果を研究する「医療経済研究機構」の検証事業の一環として2027年度まで実施する。「人生100年時代」と呼ばれ老後期間が長くなる中、介護予防に効果がある社会参加を後押しする。 モデル地区の一部ではデマンドタクシーの運行や運転ボランティアによる送迎活動が行われる。買い物や通院など生活に最低限必要な移動にとどまらず、余暇を楽し
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シニアから若者へ「物語」通し洋服つなぐ 共感呼び試み広がる
シニア世代が着なくなった洋服を「物語」を通して若者世代につなぐ試みが各地で広がっている。洋服にまつわる思い出や元の所有者の人となりを、ストーリー仕立てで紹介し販売することで、若者世代の共感を呼んでいる。 埼玉県草加市在住の男性(30)は4月、インスタグラム上のアパレルショップ「セカンドライフ」でピンクを基調にしたチェック柄のワンピースを見つけ、妻(31)へのプレゼント用に購入した。 決め手になったのは、商品紹介のタグに記載されていた元の所有者のストーリー。「家族で箱根の別荘に行くのが恒例行事で すすき野原を眺める時間が密[ひそ]かな楽しみだった。当時人気だったワンピースをなびかせて」
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【高齢者の相談室】介護サービスを利用するには まずは居住市町に認定申請を(静岡県介護保険課)
問 同居する80歳の母は最近、お風呂や階段の上り下りなどで、家族の手助けが必要になることが多くなりました。日中は私も家族も働いていて、母に付き添うことができず、万が一のことを考えると心配です。母が安心して暮らせるような介護サービスが何かないかと思うのですが、どうすれば利用できるでしょうか。手続きの流れを知りたいです。 (50代、女性) 答 日中をお一人で暮らすお母さまを心配される胸中お察しします。介護保険サービスは、市町から「日常生活において介護を必要とする状態(要介護)」、または「見守りや支援を必要とする状態(要支援)」と認定された方が利用することができます。 そのため、お母さまの
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13日から一般質問 島田市議会定例会
島田市議会6月定例会は13、14、17日、一般質問を行う。16氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【13日】大村泰史①リニア工事による井戸水位低下の新聞報道を受けて、市の対応状況と今後の取り組み②放置竹林に対しての市の取り組み▽横田川真人①北部4小学校跡地利活用▽青山真虎①新知事による県政との関係とリニアへの対応②バスなど公共交通のこれから③不登校など学校が抱える諸課題▽大石節雄①市森林整備計画および森林環境譲与税の使途▽井上篤①介護保険制度▽清水唯史①能登半島地震からの教訓 【14日】山本孝夫①市の人口減の対策②スポーツ・文化合宿補助金制度③ふるさと寄付金の活用▽提坂大介①市民
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歯の健康表彰 静岡・葵区の浅見さん最高賞 静岡市静岡歯科医師会
静岡市静岡歯科医師会は9日、口腔(こうくう)内の健康啓発イベント「お口健康歯っぴーふぇあ」を同市葵区で開いた。80歳以上で20本以上の歯を維持する市民を表彰する「噛むカムケア8020コンクール」では、最高賞の市長賞に浅見裕康さん(82)=同市葵区=が2年連続で選ばれた。 浅見さんは起床後と毎食後の計4回歯を磨くといい、「両親からもらった強い歯に感謝している。3年連続の受賞を目指したい」と喜んだ。コンクールには同区と駿河区の29人が参加し、歯磨き状況や入れ歯の有無などを観点に審査を受けた。 「21世紀における静岡市の歯科保健医療について」と題したシンポジウムも開催した。 その他の受賞者は
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【おいじまん】1億年続いた平和
雨が好きな人もいるらしいが、私はあまり好きではない。昔から「晴れの日は人を少し幸せにする」と思っているぐらいである。そうは言っても、晴れの日ばかりではない。日本には四季以外に、もうひとつ梅雨という季節がある。 ここ数年の梅雨の季節というと、ゲリラ豪雨や土砂災害、河川氾濫などの印象が強い。今年はどこでどんな被害が出てしまうのか。出てほしくはないが。 梅雨だけではなく、夏は殺人的な酷暑となり、秋には巨大な台風が何個も上陸し、冬になると記録的な大雪で、その上、最近は地震ばかりだ。地球が人類を嫌い始めたとしか思えない。地球温暖化にしろ、海洋プラスチック汚染にしろ、森林火災にしろ、ほとんどのことは
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【表層深層】出生率 底割れ、回復険しく 1.20 過去最低 「社会全体で支援」鍵に
2023年の合計特殊出生率が過去最低の1・20に落ち込んだことが5日、明らかになった。第2次ベビーブーム世代以降の30代を中心に、高齢になる前の「駆け込み出産」などで持ちこたえてきたが、ついに「底割れ」した形だ。岸田文雄首相が「異次元の少子化対策」を打ち出してから約1年半。回復の兆しが見えない中、社会全体で子育て支援の機運を高められるかどうかが鍵になる。 ・子宝のまち 人口約9400人の鹿児島県徳之島町。厚生労働省が今年4月に公表した18~22年の市区町村別出生率は全国トップの2・25で、町役場には「子宝のまち」の垂れ幕が飾られている。 「スーパーに行くと、知らない人でも声をかけてく
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マンション、住民 ダブルで高齢化 好景気下で建設から40年超 修繕費 協力得にくく 認知症への対応も課題
昭和の好景気下で建設された分譲マンションが、建物と住民の「ダブル高齢化」に直面している。築40年以上のマンションは老朽化が進み、建て替えや大規模修繕が避けられない。だが、修繕費の積立が不足していることが多く、積立金の値上げに反対する高齢住民の理解を得られないケースが少なくない。 「老い先短いので、自分が生きている間は建て替えなくていい。建て替えを前提とした負担の増加には賛成できない」。大和ハウスグループの「マンションみらい価値研究所」(東京都港区)によると、近年、マンションを区分所有する高齢住民から、管理組合に対してこんな意見が相次いで寄せられている。 同研究所所長の久保依子さんは「多くのマ
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【時評】ロコモ予防とデジタル活用 行動誘発へ 鍵は「好奇心」(高山靖子/静岡文化芸術大デザイン学部教授)
きょう6月5日は「ロコモ予防の日」。身体能力が低下し、移動(ロコモーション)するための能力が衰えた状態を「ロコモティブ・シンドローム(ロコモ)」という。ロコモになるとだんだんと体の力が弱くなり、病気にならないまでも手助けや介護が必要な「フレイル」という段階に進行する。取り組み次第で健常な状態に戻る可能性もあるため、この予防がいま、注目を浴びている。 予防法として「栄養(食・口腔[こうくう]機能)」「身体活動(運動・社会活動等)」「社会参加(就労・余暇活動・ボランティア等)」の三つの柱と、これらを互いにうまくリンクさせることの重要性が示されている。近年、リハビリテーションにゲームの要素を取
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水道料クレカ決済で 静岡市、10月導入を報告
静岡市は4日、債権管理委員会(委員長・大長義之副市長)の会合を市役所静岡庁舎で開き、市税や国民健康保険(国保)料など債権ごとの2024年度の取り組み方針を確認した。上下水道局は10月から、水道料金と下水道使用料の支払いにクレジットカード決済を導入すると報告した。 23年度の推計値で、水道料金の同年度分の収納率は99・04%、下水道使用料の同年度分の収納率は99・08%でいずれも目標値に届かない見通しとなった。金融機関からの入金日を毎営業日から月3回に変更した影響で、納付期限までに反映されなかったことが原因と考えられるという。未納者にショートメール(SMS)で催告する取り組みも24年度から始
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マジックで認知症予防 マギー塁さんがこつ伝授 島田
静岡県中部で活動するマジシャンで認知症サポーターのマギー塁さん(39)は1日、島田市川根町身成のいっぷく茶処やませきで「おしゃべりマジックカフェ」を開いた。脳を活性化させることで認知症の予防と改善につなげようと実施した。 紙コップとスポンジを使ったマジックを披露した後、タネを明かし参加者にマジックのこつを伝授した。山関園製茶(同市川根町)が所有する茶園で茶摘み体験も行った。 マギーさんは「細かく指先を使うことで良い刺激となる」とマジックをする利点を語った。参加者には茶の製造過程で捨てられる出物(茶の茎や粉)もプレゼントされた。
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記事読み行動 認知症支援 22、23年度新聞感想文最優秀 掛川西中2年・礒部葵衣さん【月刊一緒にNIE@しずおか】
しずおか新聞感想文コンクールで2022年度は小学生の部、23年度は中学生の部で最優秀を連続受賞した掛川西中2年の礒部葵衣さん(13)。23年度は認知症と共生社会に関する新聞記事をきっかけに認知症サポーターになった過程をまとめ、記事を自分の問題としてとらえ、行動につなげた点が評価された。 話し好きだった祖母の口から言葉が出にくくなったのは数年前。若年性アルツハイマー型認知症と診断された祖母から「もういい」と会話を打ち切られてしまうことが増えたという。認知症サポーターを取り上げた記事を機に掛川市の養成講座を受講して学びを深め、身近な人に寄り添うすべを学んだ。 葵衣さんが意識したのは、自尊心を
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矢部太郎さん 初の個展 優しさ 連鎖して誰かに 作品の世界観 全身で
お笑い芸人、漫画家で、NHK大河ドラマ「光る君へ」にも主人公の従者役で出演の矢部太郎さん。初の大規模個展「ふたり 矢部太郎展」を、東京・立川の美術館「PLAY!MUSEUM」で開催中だ。「僕は作品の実写化とかは断っているんですが、今回は漫画を漫画のまま、本でない形で読むのがコンセプト。楽しんでもらえたらうれしいです」 代表作「大家さんと僕」から新刊「プレゼントでできている」までの世界観を、視覚だけでなく、全身で感じられるよう工夫。4こま漫画の絵を1こまずつ拡大して横に並べ直し、矢部さんの「心の揺れ」を再現したコーナーや、漫画に関連した実写映像など、作品世界に入り込める仕掛けを用意した。約
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【第4章】半割れ発生(後編)⑦ 課題山積の避難所 被災者同士で心身ケア【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える/いのち守る・防災しずおか】
四国沖でマグニチュード(M)8.0の大地震が起き、気象庁が後発地震への警戒を呼びかける南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)を発表してから約1年半が経過した。津波浸水想定区域に住む要配慮者らに事前避難が呼びかけられた「地震発生から1週間」はとうに過ぎ、市民が自宅での通常生活に戻った中、「その日」は突然訪れた。 1月の日曜未明に遠州灘で発生したM8・5の地震から5日目を迎えた。小学校教諭の東海富士子さん(35)は津波浸水区域のわずかに外側の高台にある勤務校まで、毎日約4キロ歩いて通った。ほとんどの地域でまだスマートフォンが通じず、何十人もの児童や教員が安否不明のままだ。 勤務先の小学校は
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金融包摂 誰もが利用できるサービスに 高齢者や障害者も安心【もの知りキーワード】
経済活動に必要な基本的な金融サービスを誰もが利用できるようにする取り組みを表す「金融包摂」が世界的な重要課題として注目されています。途上国では金融サービスが広まることで貧困や差別の解消につながると期待されています。日本でも金融機関で高齢者や障害者が安心して利用できるようなサービスの導入が進んでいます。 金融包摂は英語の「ファイナンシャル・インクルージョン」の日本語訳です。金融サービスは銀行口座や適正な融資、病気に備える保険、安全な送金などが対象です。 日本ではほとんどの人が銀行口座を持っていますが、世界的に見ると限られています。世界銀行の調査によると、2021年に銀行口座などを持つ成人の
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6月15日認知症セミナー 聖隷浜松病院、キャスター安藤優子さん講演
聖隷浜松病院(浜松市中央区)は6月15日午後0時半から2時50分まで、市民健康セミナー「認知症を学ぼう」を開催する。報道の仕事をしながら認知症の母の介護を経験したキャスターでジャーナリストの安藤優子さんを招く。 安藤さんの特別講演は午後0時35分から。同病院の医師と看護師も講演する。同病院での会場参加は締め切ったが、オンラインでの参加は受け付けている。同病院のホームページから事前申し込みが必要。 問い合わせは聖隷浜松病院学術広報室内の病院学会企画委員会<電053(474)2753>へ。
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手品やチンドン楽しいね 高齢者と子ども交流 浜松市中央区
浜松市中央区のふれあい交流センター江之島で23日、高齢者と子どものふれあいイベントが開かれた。4月にリニューアルオープンした同施設のお披露目を兼ねて行われ、未就学児から90代までの約50人が楽しい時間を過ごした。 日頃施設を利用している60歳以上と近所の児童発達支援教室の子どもらが集まった。老人福祉施設や自治会などで活動するチンドン屋グループ「風の玉三郎」、浜松奇術会が芸を披露。参加者は軽快な演奏に合わせて手拍子したり、手品を見て歓声を上げたりした。 同施設は1980年に老人福祉施設として供用を開始。2020年に子どもも利用できる交流施設に移行した。老朽化に伴い、23年に大規模改修が行わ
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【おいじまん】一番のフィクション
年をとって変わったことといえば、音楽を聴かなくなったことだろう。以前なら下描きが終わってペン入れになると、いそいそとヘッドホンでCDを聴いたものだが、いつからかうるさく感じるようになった。私の分析では、たぶん脳がマルチタスクをこなせなくなったからではないか。 マルチタスクというのは、読書しながら考えごとをするとか、歩きながらスマートフォンを触るとかだが、漫画の絵を描くというのもマルチタスクのなせる技だ。 紙の上の位置情報を確認しながら、予想の曲線をイメージしつつ、手の力加減を調整しなければいけない。これは難しい。道理で絵が下手になるわけだ。 そこに音楽まで入ってきたら、それは処理できな
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社説(5月21日)認知症増加抑制 前段階での対策強化を
政府は、認知症の65歳以上の高齢者が2025年の471万人から60年には645万人まで増加するとの推計を公表した。高齢者に占める割合も25年の12・9%から17・7%に上昇する。政府は今回の推計を踏まえて1月に施行された認知症基本法に基づき、施策の基本計画を今秋に決定する。 今回、初めて推計した軽度認知障害(MCI)の高齢者数に注目したい。日常生活に支障はないものの、記憶力の低下がみられる高齢者で、認知症の前段階とされる。25年は564万人で、60年には632万人に達する。 15年に公表した前回の認知症高齢者の推計と比べると、25年、60年とも200万人以上減少した。MCIの高齢者の症状
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災害時、認知症患者どう支援? 小山でサポーター向け防災講座
小山町は14日、認知症サポーターらを対象とした防災講座を町総合文化会館で開いた。町内のサポーターと地域包括支援センター職員ら計25人が参加し、災害時の役割に理解を深めた。 町危機管理局の永井利弘防災専門監が講師を務めた。災害時に認知症サポーターに期待することとして①避難所などで認知症について正しい理解を周知する②家族ら支援する人を温かく見守り応援する③専門的な見地から避難所運営の責任者らに助言する-の3点を強調。認知症患者を差別せず、避難所などとの橋渡し役を担ってくれるサポーターの存在は、支援者家族らにとって大きな支えになることを学んだ。 簡易トイレをはじめとした多彩な災害備蓄品や非常食
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中国・紹興市職員 介助器具に関心 富士宮の介護施設訪問
富士宮市の友好交流関係都市・中国浙江省紹興市の訪問団が14日、富士宮市を5年ぶりに訪れ、介護施設などを視察した。 中国の高齢化を背景に、紹興市の介護福祉部門の職員らは富士宮市山宮の介護支援センターひよりなどを訪ねた。入浴を介助する器具に強い関心を示し、購入費を補助する制度の仕組みなどを富士宮市職員らに質問した。
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石川さゆり 古きを継ぎ新しきを探求(内田正樹/編集者、ライター)【寄る年波とビートに乗って③】
石川さゆりと聞くと、観客数千人規模のステージで大所帯のバンドを従えているというイメージがありますが、3月に東京・有楽町で開かれたコンサートは違いました。 客席はおよそ400というライブハウスの規模で、バンド編成もピアノ、バイオリン、チェロ、ギターのカルテット。荘厳な演奏に乗せた「天城越え」の歌声は、ホールでのそれとはまた異なる迫力を放っていました。 この日のバンド編成は、コロナ禍に生のステージの代わりとして自身のユーチューブチャンネルで立ち上げた動画シリーズ「お家でライブ」から生まれたアイデアでした。 歌の合間には能登半島地震に触れ、会場ロビーに設置した募金箱への寄付を呼びかけていまし
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踏み間違い防止装置 検討を【シニア】
交通事故総合分析センターによると、2022年中に発生したブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故件数は3050件で、60代以上の運転者が占める割合は約54%だった。 このような事故を起こさないためには、免許を自主返納するのも選択肢の一つ。しかし、公共交通機関が十分に整備されていない地域では、自動車を運転できないと日常生活に支障を来すこともあるため返納できない、という人も少なくない。 そんなときは「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」などが装備され、事故低減効果が認められている「セーフティ・サポートカー(サポカー)」への乗り換えをお勧めする。金銭的な理由でこれも難しいという人は、後付けのペダル
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ふるさと納税で海洋散骨【シニア】
横浜市は4月から、ふるさと納税の返礼品として、横浜湾での海洋散骨クルージングの提供を始めた。船1隻を貸し切りにして、横浜・みなとみらいのぷかり桟橋から出航し、散骨、献花を含めて約90分かけて最後のお別れをする。 散骨クルーズを実施するのは、首都圏を中心に全国で海洋散骨サービスを展開しているスパイスサーブ(東京都港区)。同社は昨年4月からの1年間で、横浜エリアで約200件の海洋散骨を行った実績がある。生前、横浜に住んでいなかった人からも「思い出の場所だから横浜を希望した」という声が多く上がったといい、横浜での海洋散骨に一定のニーズがあると判断した。 対象となる寄付額は73万4千円以上。11
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高齢者向けで安心 賃貸住宅の需要増 持ち家から移る人も
高齢者のみの暮らしは不安だが、介護施設に入るにはまだ早い。そうした元気なシニア向け賃貸住宅の需要が伸びている。バリアフリー設備や緊急時の駆け付けサービスなどを配備し、高齢でも安心して暮らせるよう配慮。持ち家から移り住む人も増えているという。 「息子の家に近くなり、小まめに訪ねてきてくれるのでありがたい」と語るのは市川恵子さん(83)。東京都内のシニア専用賃貸マンション「ヘーベルVillage[ビレッジ]」に住む。1LDKの室内に段差はほとんどなく、調理台や電気のスイッチは高齢者が使いやすい高さに設置されている。玄関やトイレにセンサーがあり、一定の間、動きがないと警備会社に通知が届く。
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浜松市、フィリピン人材確保で覚書 州・市と締結へ
浜松市は海外人材の確保やインバウンド(訪日客)拡大に向け、フィリピンのアクラン州、ダバオ市とそれぞれ覚書を締結する。中野祐介浜松市長が10月に現地を訪問する方向で調整を進めている。15日に発表した5月補正予算案に関連費用510万円を計上した。 市内の中小企業の深刻な人手不足を解消するため、同国から労働者を受け入れる。介護など医療・福祉分野だけでなく、製造や建築など幅広い産業で人材獲得を目指す。 市によると、アクラン州には観光や介護、製造などを学ぶ大学が17校あり、日本語教育にも注力している。州内で毎年約6千人が大学を卒業しているが、就職先不足が課題という。同州から人材送り出しの促進に向
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掛川市、多死社会備え会議創設 7月めど、施策検討
掛川市は7月をめどに、団塊世代の高齢化の進行を見据えた有識者会議「多死社会のまちづくりを考える会議」を創設する。学識経験者や不動産業者、司法書士ら15人程度で構成し、施策を議論する。庁内の各担当部署でも空き家問題や労働力不足、介護・健康・医療などに関する5部会を設けて、課題を抽出する。 市によると、2021年度までは1200人前後で推移していた市内の死亡者数が22年度に1400人を超え、今後も増加傾向が続く見通し。久保田崇市長は「福祉や空き家、相続のほか、今後は火葬場待ちの問題も生じてくる。直面している課題から目を背けることなく、しっかりと向き合っていきたい」と述べた。 24年度内に3回
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抑制に限界 自治体悲鳴 65歳以上の介護保険料 高齢人口増「妙手なし」【表層深層】
2024年度からの65歳以上の介護保険料(月額)が14日、全国平均で過去最高を更新した。00年度の介護保険制度導入時に比べ2倍超になり、自治体によっては1人当たり年間10万円以上となる所も。市区町村は体操などで身体機能を保つ介護予防や、保険料の余りを積み立ててきた基金の取り崩しで抑制に懸命だが、高齢者人口の増加で限界に達しつつあり「妙手はない」と悲鳴が上がる。専門家は制度の抜本改革が必要だと指摘する。 1万円 目前に 「仮に月1万円になったとき、市民にどう説明すればよいのか」。大阪市の担当者は頭を抱える。同市では24年度からの介護保険料の月額が、21~23年度より1155円増の9249
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65歳以上 介護保険料6225円 24~26年度 最高更新
厚生労働省は14日、65歳以上の高齢者が2024~26年度に支払う介護保険料(月額)が全国平均で6225円になったと発表した。前期21~23年度より211円(3・5%)上昇し、過去最高を更新。00年度の制度開始当初(2911円)の2・1倍となった。25年には団塊の世代が全員75歳以上となり、40年度には高齢者人口がほぼピークを迎え、介護サービス需要は急増する見通し。保険料の抑制に向け、サービス利用時の自己負担を支払い能力に応じて増やすなど制度改革の議論が加速しそうだ。=関連記事3面へ 介護職員の賃上げを行うためサービスの公定価格「介護報酬」を24年度に増額改定したことも保険料アップに影響し
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「福祉ネイル」認知症予防に 高齢者に寄り添う仕事学ぶ 沼津・誠恵高
沼津市の誠恵高で13日、高齢者や障害者の爪をケアする「福祉ネイリスト」の職業体験授業が開かれた。生徒が興味を持ちやすいネイルアートをきっかけに、高齢者に寄り添う仕事や福祉分野に触れてほしいと企画。2年生約50人が福祉の仕事について学びを深めた。 城西国際大(千葉県)の広報室所属で、福祉ネイリストの資格を持つ横山麗さんが講師。福祉ネイルについて「ネイルサロンに通えない人が対象」「コミュニケーションを重視し、認知症予防につながる」などと特徴を説明した。 生徒は2人一組になり、福祉ネイルの作業を体験。専用の道具でペアの生徒の爪を磨き、お湯で落ちる水性ネイルを使って丁寧に爪を塗った。佐々木春蘭
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地域の安全願い公演400回超 笑い交え防犯劇 焼津の「浪蔵笑劇団」15年目
焼津市小川地区の高齢者5人で2010年に結成した「浪蔵(なみぞう)笑劇団」(山口浪男代表)の公演が400回を超え、11日に地元の小川地域交流センターで達成記念公演を行った。県内各地から出演依頼を受けて実績を重ねてきた15年目の“人気劇団”は、記念の舞台でも笑いを交えた防犯劇を披露し、観客を引きつけた。 公演は、山口代表演じる主人公の「浪蔵じいちゃん」に詐欺の魔の手が忍び寄る内容。他の団員が犯人役となり、還付金名目や金融機関職員をかたった訪問型の詐欺の手口を紹介した。出演者4人の軽妙な掛け合いで進行し、最後は「詐欺被害を0にして明るい小川の町に」と約30分間の劇を締め
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介護予防・生活支援総合事業 独自報酬改定取りやめ 浜松市議会
市は厚生保健委員会で、国による2024年度の介護報酬改定に合わせ、「介護予防・日常生活支援総合事業」に関して市が独自に行った改定を取りやめると報告した。収入の大幅減少を懸念した事業者からの相談を踏まえた。 介護保険課によると、国の報酬改定は、介護事業全体はプラスだが、ホームヘルパーの生活援助、デイサービス、ロコモーショントレーニングなど介護予防・日常生活支援総合事業は実質マイナスだった。 同事業は国、自治体、介護保険料で支払われる上限額を政令指定都市の中で浜松市だけが超過。市は超過分を市費で負担しているため、半日サービスは全日に比べて10%報酬を減らすなど独自改定を行った。 事業者から
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静岡人インタビュー「この人」 米寿を迎えても人力車を引き続ける 五條満さん(静岡市駿河区)
静岡市葵区の駿府城公園で観光客向けの人力車を引き続け、今年2月の誕生日には米寿を迎えた。趣味と「観光発展の一助になれば」というボランティア精神が高じて、7月には27年目に突入する。同市駿河区出身。88歳。 ―活動を始めたきっかけは。 「新聞記者だった50歳のころ、妻と訪ねた観光地で見たのが契機。1998年7月に、駿府俥夫(しゃふ)の会を仲間と作った。趣味と健康管理が最初の目的だったが、今は市の観光発展に役立ちたいという気持ちで続けている」 ―どのような活動か。 「3月中旬から6月下旬までと9月中旬から11月下旬までの期間に、活動開始時と同じ大人700円、子ども300円で10分程度乗車
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高齢者専用のeスポーツルーム 島田市6月開設 認知症予防、孫との交流にも
島田市は6月、コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」の高齢者向け専用ルームを同市のプラザおおるりに開設する。常設に先立って10日まで一般公開している。高齢者の社会参加や生きがいづくりを促し、認知症や介護予防につなげることが目的。 1階に専用室を設けて「ニンテンドースイッチ」や「プレイステーション5」を導入した。リズムやスポーツ、レーシング、格闘のゲームを用意し、ハンドルコントローラーやゲーミングチェアも設置した。 利用者は音楽に合わせてプレーする「太鼓の達人」やレーシングゲームの「グランツーリスモ」を体験した。市包括ケア推進課の担当者は「子や孫と参加し、世代間交流も図ってほしい
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認知症への理解、見守り課題 来年、高齢者の12.9%に 医療体制見直し急務
政府が8日公表した推計では2025年の認知症の高齢者数は471万人(高齢者の12・9%)とされた。国の認知症施策の根拠となるデータの一つだ。15年公表の前回推計では675万人とされ、約200万人少なくなった。喫煙率の低下などにより、予備軍とされる軽度認知障害(MCI)から認知症に進展する割合が低下したのが要因とみられる。ただ認知症やMCIの人の増加が止まるわけではない。当事者は社会の理解の重要性を強調。期待されている新薬も使用の際の制約が多く「現在の診療体制ではニーズに対応できない」との声が上がる。 「認知症への偏見があると、自分が認知症になった時に暮らしづらくなり地域から疎遠になる」。
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認知症 60年に645万人 政府推計 高齢者6人に1人
政府は8日、認知症の高齢者数の推計を公表した。2025年は471万人で、65歳以上の人口がほぼピークを迎える40年に584万人となる。さらに60年には645万人に達し、高齢者の17・7%(5・6人に1人)を占める。予備軍とされる軽度認知障害(MCI)の高齢者は60年に632万人。認知症との合計は1277万人で、高齢者の2・8人に1人に当たる。長寿化が進んで認知機能に障害がある人の割合が高まり、介護サービスの充実や予防・治療体制の強化が急務となる。 推計の公表は15年1月以来。MCIの推計は初めて。厚生労働省の研究班が推計をまとめ、政府の認知症施策推進関係者会議に示した。政府は今回の推計を踏
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認知症あるある 楽しく学ぶ 伊豆市ですごろく作製
伊豆市はこのほど、認知症について楽しみながら正しい知識を学べる「認知症あるあるすごろく」を作製した。 介護施設などに勤める市認知症キャラバンメイトらの経験や意見などを取り入れた。B3判フルカラーで両面印刷し、「症状版」と「支援者版」を片面ずつ掲載した。各版スタートからゴールまで25マスで、共感できるようなエピソードを用意した。途中必ず止まって指示された行動を行うルールの「アクションコマ」も設けた。 同市の修善寺生きいきプラザ内の市健康長寿課窓口や地域包括支援センターなどで無料配布している。問い合わせは市健康長寿課<電0558(72)9860>へ。
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認知症介護 他人に頼って 知識や制度紹介 専門医が本刊行
「親が認知症かも…」と思っても、相談先が分からず途方に暮れる人は少なくない。そんな人が、介護に役立つ知識や支援制度をまとめて学べる本「図解でわかる認知症の知識と制度・サービス」(中央法規出版、2420円)が刊行された。 著者は認知症専門医で、仙台市の「脳と心の石原クリニック」院長の石原哲郎さん。医療・介護関係者向けの入門書という体裁を取るが、働きながら家族を介護する人に「他人に頼ることがいかに大切か」を強調しようと、多様な専門職やボランティアなどの存在を紹介した。 まず医療については、症状や薬、診察と検査の流れなどの基礎知識を解説した上で、認知症かどうかの診断を受ける際は家
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高齢者サロン 送迎サービス 島田、移動困難者向け
島田市の高齢者ふれあいサロン「中河ほのぼの会」はこのほど、移動が難しい会員向けの送迎サービスを行った。高齢者の外出機会をつくるため、今後も毎月実施する。 同市の介護保険事務所「デイサービスセンターグラシア島田」が行い、会員19人のうち4人が使った。80代女性は「サロンは友人と話ができる楽しい場所。1人では行けないのでありがたい」と感謝した。 同サロンは毎月、地元の70~80代を対象にフラワーアレンジメントや手芸の体験会などを開いている。
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元日本代表選手とボール追いかけ 障害児とサッカー交流 J3沼津・浜選手が企画
サッカーJ3アスルクラロ沼津の浜託巳選手が企画したサッカーイベントがこのほど、沼津市内で開かれた。障害のある児童生徒らを対象にし、チームメートで元日本代表の斎藤学、川又堅碁の両選手も加わり約60人とボールを追いかけた。 イベントは昨年4月、富士市の障害児向けの放課後デイサービスで働く浜選手が始め、今回で3回目。3選手はミニゲームなどで汗を流した。 浜選手は「少しずつ参加者も増えてきた。さまざまな人が加わるインクルーシブ(包摂的)なイベントにしていきたい」と意欲を語った。初参加の川又選手も「浜選手の活動に共感した。また参加したい」と話した。
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味や香りの違い飲み比べて堪能 静岡市葵区の社福法人
静岡市葵区の社会福祉法人楽寿会は1日、八十八夜に合わせた新茶イベントを同区のコミュニティホール楽寿で開いた。同会が運営するケアハウスの入居者やデイサービスセンターの利用者計約60人が参加し、入れたての新茶の飲み比べなどを楽しんだ。 製茶業のさんわ(同区)の担当者が講師を務め、おいしい入れ方などを説明。参加者は県内産と鹿児島県産の新茶を飲んで「おいしい」「こっちの方があっさりしてる」などと話しながら、味や香りの違いを堪能した。茶の種類や生産量に関するクイズにも挑んだ。 参加した鈴木福江さん(83)は「今年初めて新茶を飲んだ。味の濃さに違いがあり、どちらもおいしかった」と笑顔で話した。
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高齢者支援団体に補助金 長泉町、地域活動 後押し ごみ出しや買い物、介護予防サービス
長泉町は本年度、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、住民主体の生活支援や介護予防などのサービスを提供する団体への補助金を新設した。高齢者を地域で支え合う体制の充実を図る。関係者は「助け合いの力で、在宅を希望する高齢者の期待に応えられることにつながる」と期待。町によると、社会福祉協議会による補助金はあるが、行政は珍しいという。 ごみ出しや買い物、掃除、話し相手といった生活支援や、介護予防体操や能力トレーニングなど通いの場の運営、買い物の移動支援をする各団体などが対象。上限は25万円で、計5団体が対象となる見込み。支援に車を使用する場合、任意保険料として4万円を上限に加算する。 長泉
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浜松の放課後デイ 指定を取り消し 給付費不正受給
浜松市は30日、障害児通所給付費を不正に受給したなどとして、同市中央区笠井町の株式会社ステラが同所で運営する放課後等デイサービス「アマリリス2」に対し、児童福祉法に基づく障害児通所支援事業所の指定取り消し処分を同日付で行ったと発表した。 市によると、同施設は2020年10月~23年3月の最大2年半、児童発達支援管理責任者や、児童指導員、保育士のサービス提供職員の配置要件をそれぞれ満たしていなかったにもかかわらず欠如減算などを適用せず、給付費計2279万345円を不正受給した。 市は同社が事実を認め、既に加算額を含めて全額弁済していることから、刑事告訴を見送る方針。利用者は他の施設で受け入
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施設で二胡50回目の調べ 静岡市愛好家の「同好会」 ボランティア演奏15年
静岡市内在住の二胡(にこ)愛好家で結成する「二胡同好会」が29日、同市駿河区の自立支援型デイサービス「てるてるぼうず」でボランティア演奏を行った。施設の利用者約20人が参加し、二胡の優雅な旋律に合わせて歌ったり手や体でリズムを取ったりして音色を楽しんだ。 同会は2009年から市内の福祉施設を中心に活動し、今回が50回目の公演。メンバー7人が「草原情歌」や「翼をください」のほか、「ふるさと」など演奏に合わせて歌いやすい曲も交え全9曲を奏でた。 伏見允夫代表(83)は、「当初から50回を目標としていたので感慨深い。今後もメンバーが希望する限りはボランティアを続けていきたい」と語った。 (社
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食料品アクセス問題 買い物弱者 自治体が対策 タクシーや移動販売支援【もの知りキーワード】
日常生活で買い物に行くのが難しくなる「食料品アクセス問題」が深刻になっています。高齢で外出が難しい人が増えたり、人口減少でスーパーが閉店したりしていることが背景にあります。乗り合いタクシーの運行や移動販売サービスの導入など、自治体が対策に乗り出しています。 海外では「Food Desert」(食の砂漠)と呼ばれ、社会問題になっています。新鮮で栄養豊富な食品を取れなくなることから、健康問題として議論されることもあります。 農林水産省の農林水産政策研究所は、食料品を扱う店まで500メートル以上離れていて、車を利用できない65歳以上を「アクセス困難人口」と定義し、このほど調査結果を公表しました
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大自在(4月23日)ウオーキング
二俣川、逆川、狩野川、瀬戸川-。ほぼ毎早朝、赴任先の近くを流れる河川の堤防を30年以上、歩いている。近年は「ウオーキング」としゃれた言葉も聞くが、眠気や前夜の酔い覚まし。無理せず歩数も気にせず、ただ歩いてきた。 人類の祖先が初めて二足歩行をしたのは600万年ほど前とされる。それまでは、猿のように木登りや四足歩行などを組み合わせ、移動していたようだ。ただ、四足歩行のチーターは推定で時速110キロとも。二足では四つ足に比べ明らかにスピードでは劣る。 「進化」の過程で、なぜ木から下りたヒトの祖先は、動物界の中でも異端ともいえる二足歩行となったのか。「エネルギーの消費を抑えるため」。諸説あるよう
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高齢者身元保証事業で指針 トラブル防止で契約・説明書要請へ 政府、5月にも決定
政府は19日、身寄りがない高齢者らに身元保証や死亡後の手続きサービスを提供する民間事業者が守るべき指針の案を公表した。契約書や重要事項説明書の交付、提供したサービスの時期や内容の記録作成と保存を要請するのが柱。一般から意見公募を経た上で5月にも決定する。1人暮らしの高齢者が増え、サービス需要が高まっており、トラブル防止を狙う。政府がこうしたサービスの指針を作るのは初めて。 岸田文雄首相は同日に官邸で開かれた「孤独・孤立対策推進本部」の初会合で指針について「速やかに策定してほしい」と関係閣僚に指示した。 指針「高齢者等終身サポート事業者ガイドライン」の案では、他に①高齢者から預託金を預かる
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認知症理解へステッカー 沼津商高生と清水町が制作 地域で支援
認知症への理解を促進しようと、清水町の沼津商高の生徒8人が町とともに制作した「認知症サポーター」のステッカーが完成した。18日、同校で披露された。認知症の人が町内を安心して歩けるよう、認知症サポーター養成講座の受講者がいる事業所の出入り口などに掲示を呼びかける。 ステッカーは4種類で、同校情報ビジネス科マルチメディアコースの3年生がデザインを考案した。認知症啓発のシンボルカラーであるオレンジを基調とした温かみのある図柄がそろった。8デザインあり、残りの四つはほかの啓発品などに活用する。 地域全体で認知症当事者やその家族を支援する仕組み「チームオレンジ」の一環として昨年、町が同校に協力を
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静岡人インタビュー「この人」 マジックを通じた認知症予防に取り組む マギー塁さん(掛川市)
島田市を中心に県中部で活動を続ける。トランプやハンカチなど身近な道具を用い、指先を使った脳の活性化や成功しても失敗しても笑顔になれるなどの認知症予防効果を紹介する。マジシャンのマギー司郎さんの弟子。認知症サポーターや島田市の介護予防体操「しまトレ」を普及する「しまトレーナー」も務める。静岡市出身。39歳。 ―活動のきっかけは。 「一昨年の12月、藤枝市の認知症カフェでマジックを披露したところ、認知症の夫がいる女性が『久しぶりに外に出て笑うことができた』と涙ながらに声をかけてくれたこと。今までこれほど感謝されたことはなく、無名の芸人でも社会の役に立つことができると思い、認知症について学び始
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介護や防災対応 セニアカー提案 スズキ、大阪で出展
スズキは大阪市で17日開幕した「バリアフリー2024」に、電動車いす「セニアカーET4D」や、電動車いすの足回り技術を応用した「電動モビリティベースユニット」を出展した。同市で5月30~31日に開かれる「防犯防災総合展2024」にも参加する。 関係職員の負担軽減など介護施設や防災業界の課題解決に向けて活用事例を紹介する。セニアカーは水害に備えて浜松市のデイサービスセンターで展開した避難訓練のほか、北海道・小樽市の商業施設内で運営するデイサービスと連携した買い物リハビリの実践例をパネル展示する。電動モビリティベースユニットは移動や運搬、配送など多様な用途での活用方法を防災関連企業や自治体担当者
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「健康づくりサポーター」日本旅行静岡支店に登録証 いきいきフォーラム21
福祉団体や行政機関などでつくる「しずおか健康いきいきフォーラム21」はこのほど、静岡県民の健康づくりを支援する「しずおか健康づくりサポーター」として2024年度新たに登録された日本旅行静岡支店(静岡市葵区)に登録証を贈った。 日本旅行は地域課題の解決に貢献するため、高齢者らがゲーム感覚で認知機能のチェックなどを行えるクラウドサービスを開発した企業「トータルブレインケア」(神戸市)と業務提携している。同支店は、認知症対策のサポートを通じて県民の役に立ちたいとして参加した。 同支店で行われた交付式で、沼田篤寛支店長は「県民の健康増進に向け、自分たちにできることを一歩ずつ取り組みたい」と意気込
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高齢単身世帯 50年に20% 厚労省将来推計 見守りや介護課題に
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は12日、日本の世帯数の将来推計を発表した。2050年に全5261万世帯の44.3%に当たる2330万世帯が1人暮らしとなる。このうち65歳以上は1084万世帯で全体の20.6%を占める。20年は13.2%だった。世帯の平均人数も33年に1.99人と初めて2人を割り込む。1人暮らしの高齢者が急増し、見守りや介護などの支援を充実させ、地域で安心して生活できる環境整備が課題となる。 人口規模が大きく、未婚率の高かった団塊ジュニア世代が高齢期に入ることが背景にある。 総務省は23年10月1日時点の人口推計を公表。外国人を含む総人口は前年比59万5千人減の
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生命保険契約照会制度 契約有無 家族らが確認【ライフセミナー】
生命保険の契約者が亡くなったり、認知症になったりした場合に、家族が契約の有無を確認できる制度について、FPアソシエイツ&コンサルティングの神戸孝さんが解説する。 (静新) Q 亡くなった家族が生命保険に入っていたかどうか知りたいのですが。 A 生命保険契約の有無を確認する制度として、生命保険協会が提供する「生命保険契約照会制度」があります。 契約者や被保険者が死亡したり、認知判断能力が低下したりしている場合に、家族らからの照会を生命保険協会が受け付け、生命保険契約の有無について一括して生命保険各社に調査依頼を行い、調査結果をとりまとめて回答してくれる制度です。 死亡時の問い合わせ
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【聞きたい】免許返納後も移動の喜びを 電動アシスト四輪自転車発売 望月誠/セリオ社長
ハンドル形電動カートを製造販売するセリオ(浜松市中央区)は4月、自社開発新商品の電動アシスト付き四輪自転車「遊歩リベルタ」の販売を始めた。高齢化に伴う運転免許返納の動きを受け、新たな移動の選択肢となる電動モビリティの需要獲得戦略を聞いた。 ―新製品の特徴は。 「『安心して移動できる』が原点。低床・低重心かつ後傾姿勢で運転できる構造で、転倒リスクを軽減できる。昨年秋に始めたレンタル、リースの取り扱いが好調だったほか、年1500台の生産態勢も整った。体が動く人は免許返納後すぐに電動カートや車いすを利用するのは抵抗があるようなので、その間を橋渡しする位置づけにしたい」 ―事業の中核と強みは
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科学未来館「老いパーク」 衰え体験 広がる共感 歩行、聴力… メカニズム紹介
加齢に伴う身体の変化をゲームなどで疑似体験できる「老いパーク」が、親子連れなどでにぎわっている。ユニークな常設展示を登場させたのは、東京都江東区の日本科学未来館。他にロボットや地球環境といったテーマが並ぶ中、高齢化を科学的な視点で取り上げ、異彩を放っている。 筋力の低下と姿勢の変化により、歩きにくくなった「高齢者のお出かけ」を体験するコーナーは、行列ができる人気。 両足に重りをつけた子どもがその場でゆっくりとカートを押していた。目の前のスクリーンに映し出されるスーパーを目指すのだが、歩幅が狭く設定されていて思うように進まない。信号が変わる前に横断歩道を渡りきれるかヒヤリとする場面もあり、
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【もの知りキーワード】高齢社会の「2025年問題」 5人に1人が75歳以上に 働き手不足、社会保障費増
日本では、2025年に団塊の世代(1947~49年生まれ)が75歳以上の後期高齢者となります。団塊の世代の人口は約800万人といわれており、日本の人口の約5人に1人が後期高齢者となる計算です。 こうした高齢者の急増が、社会保障費用の増大や労働力人口の縮小を招き、雇用や医療、介護などに波及することが、高齢社会の「2025年問題」と呼ばれています。 団塊の世代の総人口に対する比率は他世代に比べて高く、社会に影響を与えてきました。働き手の中心となって日本の高度成長を先導し、日本経済の中心であったといえます。 その世代が後期高齢者となる一方、15歳未満の子どもの数は42年連続で減少(23年4月
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安心の終活へ 静岡市が優良事業者認証 第1号に社福法人まごころ
静岡市はこのほど、終活支援事業者の質を市が担保する「終活支援優良事業者認証事業」の第1号優良事業者を同市駿河区の社会福祉法人まごころに決めた。市のホームページで公表するなど、優先的に紹介する。 終活では、身寄りのない人や高齢者が事業者に勧められるままサービスを追加し、高額な契約を結んでしまうなどのトラブルが発生している。認証制度は事業者の質の保証に行政が関与することで、市民が安心して終活を行えるようにするため、2023年度に始まった。市によると、政令市初の取り組みで、全国的にも珍しいという。 市は組織運営の健全性や丁寧な契約の締結・履行など独自の認証基準を策定。2月に申請があった同法人を
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特別養護老人ホーム「こもれび」で「花まつり」 釈迦像に甘茶かけ祝う 静岡市清水区
静岡市清水区の特別養護老人ホーム「こもれび」はこのほど、釈迦(しゃか)の誕生日とされる4月8日を前に、入居者やデイサービス利用者、吉原保育園の園児らが参加するイベント「花まつり」を開いた。 入居者らは職員に車椅子を押してもらったり、手を支えてもらったりしながら、理事長が発泡スチロールで手作りした大仏に手を合わせた。言い伝えにちなみ、釈迦の像に甘茶をかけるなどして生誕を祝った。 甘酒や祝いの和菓子も振る舞われ、実際に寺まで出かけることが難しい高齢の入居者らが施設内で季節の行事を味わい、懐かしんだ。
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裾野市の特別養護老人ホーム 開設事業者を募集 5月31日締め切り
裾野市は5日、特別養護老人ホームの開設事業者募集を始めた。2026年度末までに、市内で1施設の開設を計画する。 高齢化を踏まえ、第9期介護保険事業計画に基づいて募集する。100床で、ショートステイ10~20床の併設が条件。詳細は市公式サイトに掲載している。5月31日締め切り。 問い合わせは市介護保険課<電055(995)1821>へ。
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「なかよし」移転オープン 磐田の老健施設 需要増に対応
豊田えいせい病院(磐田市小立野)などを運営する医療法人社団恵成会はこのほど、介護老人保健施設「なかよし」を同病院の南側から東側に移転オープンした。入所者用のベッド数を増やすなど、地域の介護需要増大に対応した。 なかよしは1994年、中東遠地域初の老健施設として開設した。同病院と連携し、入所サービスや通所のデイケアで高齢者の心身の機能回復を支援する。 新たに土地約2900平方メートルを取得し、鉄骨3階建て延べ床約4300平方メートルの新施設を建設した。ベッド数は旧施設の2倍の100床に増やした。2階バルコニーに多目的に活用できる訓練スペースを設けるなど、利用者がゆったりと過ごせる施設にした
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島田市、40歳以上の補聴器購入に補助
島田市は本年度、軽度・中度難聴者の認知症予防に向け、高齢者等補聴器購入助成事業を開始した。対象は①市内在住の40歳以上②聴覚障害による障害者手帳の交付対象外③市民税が非課税④両耳の聴力レベルが30デシベル以上で医師から補聴器使用の必要性が認められている―などの条件にいずれも該当する人。対象経費は補聴器本体の購入にかかる費用で、助成率は対象費用の2分の1以内(上限5万円)。 医師の証明を記載した交付申請書と購入予定の販売店の見積書を長寿介護課へ提出する。助成券発行から1年後に使用状況などのアンケートを実施する。問い合わせは同課<電0547(34)3293>へ。
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能登地震3カ月 広域避難に一定の成果(立木茂雄/同志社大教授)
能登半島地震から4月で3カ月。高齢者や障害者ら配慮が必要な人たちの支援で東日本大震災の教訓はどう生かされ、新たに浮上した課題は何か。福祉防災学が専門の同志社大教授、立木茂雄さんに寄稿してもらった。 ホテルや旅館などの2次避難先に入るまで、一時的に被災者を受け入れる1・5次避難所となったいしかわ総合スポーツセンター(金沢市)を1月下旬に視察した。奥能登の自宅から搬送された要配慮者や、高齢者向け施設からの搬送者にも福祉や医療チーム等によりケアが提供されていた。 東日本大震災時の宮城県石巻市の大規模福祉避難所と比べても、さらに行き届いた対応である点と、市町村、県境を越える広域避難が大規模に実
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シャワーだけで毛が抜ける【アラ還2人のがん奮闘記⑦】
1回目の点滴治療から約2週間後、脱毛が始まった。覚悟していても衝撃だったと思う。弘美は「シャワーの水圧で『ずるり』と束になって抜けるし、頭皮がピリピリ痛い。排水溝にたまった抜け毛の束が『亀の子たわし』みたいで」と嘆いた。 半分ほど髪が抜けた頃、頭のてっぺんに、弱くなって洗髪時に絡まった毛髪がお団子状になって乗っていた。その下に残った髪の毛がひらひら。弘美は「鏡を見るのが怖い」と泣いた。これじゃ、前に進めない。私は意を決して「その『髪団子』、美容院で切ろう。気がめいるだけだ」と言った。返事は意外にも「私もこんな変なモノを頭に付けて、何してるんだって思ってた」。 翌日、美容室の帰りに弘美はわ
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春満喫 桜の下でリハビリ 静岡市葵区の高齢者介護施設
静岡市葵区追手町の「通所リハビリテーション駿府の杜」は1日、利用者のリハビリ活動を兼ねた花見を同区の駿府城公園で行った。約70人の高齢者が、咲き誇る桜の木の下で体を動かし、春の訪れを満喫した。 同施設が現在、近隣への移転作業を行っているため、屋外での実践活動として取り組んだ。施設利用者は職員らとともに園内を散策し、白やピンクに色づいた桜の花を鑑賞しながら弁当などの食事を楽しんだ。 食事後は、長さ約50センチのポールを使って体を左右に倒したりひねったりして、関節の可動域を広げる「棒体操」を実施した。約1年前から同施設を利用する江間乃里子さん(79)は「屋外での活動は爽快な気分」と晴れやかな
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マイナ活用 行政手続き簡略化 袋井市が電子申請窓口 浅羽支所で検証 市長が体験「簡単で安心」
袋井市は「書かない窓口」など新しい行政サービスを検証するため、本年度からマイナンバーカードを活用して手続きを簡略化する「らくらくサポート窓口」を市浅羽支所1階に開設した。大場規之市長が2日、支所を訪れ手続きを体験した。 窓口にはタブレット端末が用意され、マイナンバーカードを認証させることで国民健康保険や介護保険など対象の9手続きを簡単に電子申請することができる。手順を案内するコンシェルジュが常駐するほか、必要な手続きの案内や住民票の写しなど証明書の交付を行う端末も設置された。電子申請は自宅からパソコンなどで手続きすることも可能という。 体験した大場市長は「非常に簡単でサポートも受けられるので
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コーヒーが認知症リスクに影響
コーヒーを1日に4杯までなら認知症を発症するリスクが下がるが、5杯以上になるとリスクが上がる可能性があるとの分析結果を、韓国の研究チームが国際医学誌に発表した。 チームは、コーヒー摂取と認知症リスクの関係に触れた500本以上の論文から、分析に適した2002~22年の11研究を取り上げた。北米と欧州、日本の7カ国約6千人の自己申告に基づくコーヒー摂取量と発症リスクが分析の対象。その結果、毎日1、2杯と答えた人は認知症になるリスクが32%下がり、2~4杯と答えた人は21%減少した。5杯以上になると、4%上昇する可能性が示された。
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遺贈の円滑化へ協定 島田掛川信金と袋井市
袋井市と島田掛川信用金庫はこのほど、故人が遺言で預貯金を自治体などに寄付する「遺贈」に関する協定を締結した。 協定は、遺贈の手続きの円滑化や希望に沿った寄付につなげることを目的とした。同信金が希望者の相談に応じて専門的な助言でサポートし、市は市民から遺贈の相談を受けた場合に同信金を紹介する。 大場規之市長と同信金の千葉靖史理事長が市役所で協定書に署名した。千葉理事長は「社会貢献への意識が高まり、遺贈の需要は高まっている。自治体に貢献したいという方の役に立てられれば」と話した。 同信金は同市を含む7市2町と同様の協定を結んでいる。
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止まらぬ値上げ 家計逆風の春 トラック運転手、医師は残業規制 保険料上げ、コロナワクチン自己負担も 4月 変わる暮らし
2024年度が始まる4月を迎える。長引く円安や人手不足で企業は商品やサービスの値上げを継続し、新型コロナウイルス関連ではワクチン接種に自己負担が導入される。高齢者の中には、各種保険料が引き上げられる人も。大企業を中心に賃上げは進んでいるものの、家計への逆風は強くなりそうだ。トラック運転手や医師の残業規制も強化される。 帝国データバンクによると、4月の食品値上げは2806品目。記録的だった前年同月の5404品目からは半減するが、幅広い分野に及ぶ。大手食品メーカーのハムやソーセージは最大4割程度高くなる。サントリーなどはウイスキーを値上げする。 日本郵便はゆうパックの翌日配達を一部地域で縮
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思い出胸に頑張って 放課後等デイサービス 卒業生3人が門出 静岡市葵区
障害がある子どもの学習や自立を支援する放課後等デイサービス「かぶとむしクラブ」(静岡市葵区、鳥羽剛史代表)で30日、卒業式が開かれた。在籍する生徒や施設職員ら約30人が石橋晴翔さん(18)ら3人の門出を祝った。 式では鳥羽代表が卒業生に証書を手渡し、後輩が「思い出を胸に頑張って」などとエールを送った。3人は卒業後、就労支援施設の就職や大学進学などそれぞれの進路を歩む。石橋さんは「クラブでたくさん友達ができた。思い出でいっぱい」と感謝した。 市内に9カ所の拠点を持つ同クラブは2015年に設立し、現在は特別支援学校などに通う計約180人の小中高校生が利用する。
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高齢者福祉・介護 充実へ3カ年計画 裾野市
裾野市は29日までに、2024年度から3カ年の第10次高齢者保健福祉計画と第9期介護保険事業計画を策定した。高齢者福祉と介護保険サービスの充実に向け、施策体系となる基本目標を2項目増やして8項目とした。 高齢者の日常生活に関連した基本目標を「地域における福祉施策の推進」と「安全・安心なまちづくり」に分け、新しい基本目標として「認知症施策の総合的な推進」を掲げた。 同市の高齢化率は23年度の28・5%から計画最終の26年度には30・0%に上がる見通し。特に75歳以上の後期高齢者の増加で、高齢者だけの世帯や介護保険サービスの利用が増すとみられ、市は計画に沿って支援を広げる。
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清水町マンション内、高齢者の居場所 食事会や花見開催 生活にそよ風を
清水町のマンションの住民らが、高齢化が進むマンション内でつながりをつくろうと居場所づくりに取り組んでいる。7、8人を中心に企画し、昨夏ごろから月に1度、共有スペースで食事会を開催。住民同士の交流を図っている。 マンションは1987(昭和62)年に完成した「ヴァンヴェール」。以前からマンションで親交のあった女性たちが考案した。 かつては子供らと暮らしていた親世代が高齢になり、子供らも独立したため現在の住民は70代が多い。6階建てで、高齢者は部屋に閉じこもりがちになってしまうという。 会を重ねるごとに共感者は増加。回覧板で呼びかけたり、敷地内の植物をボランティアで剪定(せんてい)している男
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地域課題解決へ産学連携 静岡英和学院大が参加 都内で会見
ソフトバンクと全国の大学や専門学校など16校による社会貢献を目的とした産学連携プロジェクトが28日、発足した。「デジタル教育・リスキリング(学び直し)」「ダイバーシティー(多様性)」「環境」を主要テーマに位置づけ、地域課題の解決に向けた研究や人材育成を推進する。静岡県内からは静岡英和学院大(静岡市駿河区)が参加した。永山ルツ子学長が関係者と都内で記者会見した。 同大とソフトバンクは2021年度から、デジタル格差解消を目指す富士市での高齢者向けスマートフォン教室に協力し、学生が講師や補助役を務めている。こうした実績がプロジェクトへの加入につながった。 永山学長はスマホ教室について「大学と学
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75歳医療保険料 4月上げ 応能負担、540万人対象
75歳以上の人が支払う公的医療保険料が4月から上がる。年金収入が年211万円を超える約540万人が対象となる。高齢化で医療費が膨らんでいるため、経済的な能力に応じて負担を求める。介護分野では、65歳以上で年金や給与の合計所得が420万円以上ある人は保険料が上がる。 物価の高騰に加え、高齢世帯の家計には打撃となる。75歳以上の約2千万人が入る後期高齢者医療制度の医療費は現役世代の保険料に支えられており、高齢者の保険料引き上げは現役世代の負担緩和につながる。 医療保険料の引き上げは2023年に成立した改正健康保険法などに基づく。対象は75歳以上の約3割に当たる。厚生労働省が公表している試算に
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要介護度改善の実践を評価 静岡市、優秀事業所を表彰
静岡市は26日、利用者の要介護度改善に取り組む介護事業所の表彰式を同市葵区で行った。清水区の介護施設「グループホームたみの里―清水」が最優秀賞に選ばれ、平林則彦介護保険課長が代表者に表彰状を贈った。 同施設では、花見や流しそうめんなど、入居者の意向を取り入れた季節を感じられるレクリエーションを月2回程度開いている。同施設管理者の伊藤邦光さんは「これからも入居者に合わせた対応を心がけ、楽しく生きられる環境を提供していきたい」と話した。 このほかの受賞事業所は次の通り。 優秀賞 ハートフルホーム西奈(葵区)▽優良賞 ホノホノ下島(駿河区)▽奨励賞 元気広場城西(同)、生活リハビリ静岡中央デ
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清水区4団体へ助成金 リョービ社会貢献基金 静岡市
ダイカスト大手のリョービ(本社・広島県府中市)の関連団体「NPO法人リョービ社会貢献基金」は27日、静岡市清水区蒲原、由比地区でS型デイサービスを提供する4団体に計15万円を寄付した。 同区蒲原の白銀すこやかセンターで開かれた贈呈式で、リョービ静岡工場の原田泰徳総務課長が各団体の代表者に目録を手渡した。助成対象となったのは新栄ときめき会、堰沢はまかぜ会、西木戸、由比寺尾日の出会の4団体。 同基金は社会福祉法人やボランティアグループなどが行う活動の助成やボランティアの派遣などを行っており、今年設立20年を迎える。
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東京 終活スナック開業 お酒片手に「死」語ろう 棺おけに入る体験も
いずれ誰もが迎える「死」を、お酒を片手にみんなで語ろう-。東京都江東区に、終活をテーマにしたスナック「めめんともり」が開業した。店主の村田ますみさん(50)は「ふたをしがちな死の話題をオープンに語り合い、これからどう生きるかを考える場を作りたかった」と話す。 「子どもに負担をかけないようピンピンコロリで逝きたい」「最期まで楽しく笑って生きたい」。店を訪れると、客同士が和やかに話していた。内装は、亡くなった人を思うメキシコの伝統行事「死者の日」をイメージ。祭壇に見立てたスペースには骸骨の置物やオレンジ色のマリーゴールド、カラフルな旗や人形が並び、明るい雰囲気だ。 店名はラテン語で「死を忘れ
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神奈川の特養ホーム 要介護者に寄り添う犬猫 施設長「人生の楽しみ守る」
介護が必要になっても愛するペットと暮らしたい。そんな飼い主の願いをかなえる「さくらの里山科」(神奈川県横須賀市)は、開所した12年前から犬猫同伴が可能な特別養護老人ホーム。公的施設として全国でも珍しい存在だ。 4階建ての全室個室のユニット型で、2階部分がペット専用フロア。犬専用エリアを訪ねると、トイプードルやシバ系のミックス犬などがにぎやかに出迎えてくれた。 「動物たちは、個室と共有スペースを自由に行き来しています。入居されているのは犬猫の飼い主さんと、かつて動物と暮らし『ペットは家族』という考えの方ばかりです」と説明するのは施設長の若山三千彦さん。 愛犬や愛猫と一緒に暮らすと、つら
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裾野市役所に「頼りになる窓口」 ワンストップで待ち時間減へ 業務効率化図る
裾野市は2024年度、従来の窓口業務を大幅に再編し、市民の利便性向上につなげる「頼りになる窓口」を創設する。1カ所で手続きが完了するワンストップ窓口などを導入するとともに、デジタル技術を活用してサービス改善と職員の業務効率化を図る。 市民課や税務課、総合福祉課、子育て支援課、国民年金課、介護保険課などがあり、来庁者の8割前後が利用する市役所1階を全面的にリニューアルする。現在、各課に設けている窓口を集約化。申請や届け出を受け付ける「対応スペース」と、面談による「相談スペース」に大別する。 1カ所の窓口で内容に応じて担当職員が入れ替わるため、来庁者は煩雑な手続きでも複数の課を訪れる必要がな
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認知症ソフトボール、富士宮で全国大会 工藤公康さん視察、声援送る
認知症の人と家族、支援者らを対象にした全日本ソフトボール大会「Dシリーズ」が24日、富士宮市の静岡県ソフトボール場(富士山スタジアム)で開かれた。2022年度に厚生労働省の認知症普及啓発事業に取り組んだプロ野球ソフトバンク元監督工藤公康さんがサプライズで登場し「認知症の人が自分のできる範囲で精いっぱいプレーして、支援者も一緒に楽しめている」と評価した。 「Dementia(認知症)」の頭文字を冠した同大会は2014年に富士宮市で始まった。5年ぶり8回目となる今回は12都府県の選手50人が2試合を行った。鋭い打球を放つ猛者から捕球に苦労する選手までプレーぶりはさまざまだが、ボールを懸命に追
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外国人材の訪問介護、拡大へ 特定技能解禁、24年度にも
厚生労働省は22日、介護現場で「特定技能」の在留資格などで働く外国人材が、現在認められていない訪問介護サービスに従事することを解禁する方針を有識者検討会に示した。大筋で了承されたため、早ければ2024年度中にも解禁される見通しとなった。介護分野は人手不足が深刻化しており、外国人材の業務範囲を拡大し、労働力を確保するのが狙い。 自宅に出向く訪問介護は、高齢者と日本語で十分に意思疎通できるかどうかといった懸念があり、これまで特定技能の外国人らの従事を認めていなかった。このため必要な研修を行うことなどが条件となる見込みだ。 解禁する在留資格は特定技能のほか、技能実習、経済連携協定(EPA)に基
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市介護保険条例の改正案など可決 御殿場市議会閉会
御殿場市議会3月定例会は22日、最終本会議を開き、委員会付託していた2024年度一般会計予算案に加え、市介護保険条例の一部を改正する条例制定案など市の追加4議案と議員提出の2議案の計7議案を可決して閉会した。 市介護保険条例の改正は、介護保険法改正に合わせた措置。24~26年度の第9期介護保険事業計画期間は、合計所得額320万円以上の所得段階を従来の4区分から5区分に細分化する。全体で13区分。基準月額を低料金の5300円に据え置き、第10段階以上の乗率を市独自に低くする。 合計所得額720万円以上の第13段階では月額保険料1万1130円で、前期間の最高段階と比べ1060円増。国の乗率に合わ
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静岡県職員人事異動 班長級4月1日付
静岡県は21日、2024年春定期人事異動の班長級職員の異動を内示した。役職定年者(126人)を含めて814人で、23年度当初比124人増となった。定年延長に伴って役職定年対象の班長級56人のうち、9人は自主退職する。部長級14人は班長級の新設ポスト「参与」に就く。 ◇…知事直轄組織…◇ 知事戦略局総務課総務班長(がんセンター局県立静岡がんセンター事務局総務課企画人材班長)望月和浩▽知事戦略局秘書課秘書主幹(知事戦略局知事戦略課主査)松本菜生▽同(健康福祉部新型コロナ対策推進課主査)嶋悠一郎▽知事戦略局秘書課主幹(知事戦略局総務課総務班長)小林拓生▽知事戦略局
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コラム窓辺 介護は突然に(水野裕央/日本銀行静岡支店長)
その日は突然やってきた。2010年6月の朝、母のパート先からの連絡を受け、実家へ電話をすると数十回のコールの後つながった。聞こえたのは、カタカタという音だけ。実家へ車を飛ばした。 玄関の扉を開けると、倒れている母の姿。その手は電話のコードをつかんでおり、カタカタという音は、必死で電話をとり、何かを伝えるためにコードをまさぐる音と分かった。 脳梗塞だった。当初右半身まひで先行きが不安だったが、1年程度の懸命なリハビリで運動機能は回復した。ただ、失語症と失行の後遺症が残った。 発語、筆談、計算などができず、母の必死な意思表示の声は、私には分からない。私が言うことも完全に理解できていないよう
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静岡県職員人事異動 課長級以上 4月1日付 部長級 局長級 課長級
部長級 知事公室長 人事委員会事務局長 県 茂樹 デジタル戦略担当部長 くらし・環境部部長代理兼デジタル推進官 山田 琢也 危機管理部長兼危機管理監代理 交通基盤部理事=土木技術担当=兼危機管理部理事=防災技術担当= 酒井 浩行 経営管理部長 スポーツ・文化観光部理事兼スポーツ局長 鈴木 学 くらし・環境部長 くらし・環境部理事=南アルプス環境保全担当= 池ケ谷弘巳 スポーツ・文化観光部長 スポーツ・文化観光部部長代理兼デジタル推進官 都築 直哉 健康福祉部長 健康福祉部部長代理兼デジタル推進官 青山 秀徳 経済産業部長 スポーツ・文化観光部長 村松 毅彦 交通基盤部長 危機管理部長兼危機
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介護報酬のコロナ特例廃止 接種の送迎、4月から
厚生労働省は18日、介護事業所の収入に当たる介護報酬に関し、新型コロナウイルスのワクチンを接種する高齢者の送迎や見守り時間を報酬の対象にするといったコロナ禍の特例措置を、原則4月に廃止すると決めた。社会保障審議会の分科会で了承された。 感染すると重症化しやすい高齢者への接種を促進するためコロナ禍に特例を設けていた。コロナの治療や医療提供体制に対する公費支援が3月末で終了することに合わせた。 デイサービスなどの通所事業所が休業した際の代替手段として、職員が高齢者宅を訪れて介護サービスを提供した場合、従来通りの報酬を受け取れる特例も4月に廃止する。
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まちづくり戦略課や産業振興課など新設 西伊豆町
西伊豆町は18日、4月1日付の人事異動を内示した。新規採用を含む対象者は66人。まちづくり課と産業建設課を再編し、まちづくり戦略課、産業振興課、建設課を新設した。 主な異動は次の通り。 【課長級】総務課長(企業課長)村松圭吾▽まちづくり戦略課長(まちづくり課長)長島司▽産業振興課長(健康福祉課長)渡辺貴浩▽建設課長(産業建設課長)久保田寿之▽企業課長(まちづくり課主幹)居山繫▽健康福祉課長(総務課主幹)鈴木一博▽環境課長(環境課主幹兼生活衛生係長)土屋智英 【主幹級】総務課主幹(健康福祉課主幹兼福祉係長)植松英樹▽まちづくり戦略課主幹兼情報管理係長(総務課主幹兼情報管理係長)山本直輝▽
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浜松市人事異動(4月1日付)退職
退職 ◇…部長級…◇ (財務部長)石切山真孝(都市整備部長)井熊久人(ウエルネス推進事業本部長)藤野仁(浜名区長)中村公彦 ◇…課長級…◇ (財務部技術監理課長)山本正孝(健康福祉部天竜健康づくりセンター所長)野沢和好(環境部南清掃事業所長)鈴木章良(学校教育部教育支援課長)影山和則(市民部市民生活課戸籍・住基担当課長)増田晴美(健康福祉部高齢者福祉課医療・介護推進担当課長)鈴木博(中央区副参事)吉田康次(中央区副参事)田中徳治(天竜区副参事)内山浩治 ◇…区課長級…◇ (健康福祉部福祉総務課専門監
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生体・生活データで認知症選別 大分大など 有害タンパク質の蓄積予測
アルツハイマー病の原因とされる有害タンパク質の脳への蓄積を予測して治療につなげようと、大分大とエーザイの研究チームがリストバンド型の生体センサーを使った機械学習モデルを開発した。認知症治療は早期受診が重要だが、検査施設が限られる上、費用も高額といった課題がある。センサーは自宅でも手軽に使えるため、チームは認知症になる可能性がある“予備軍”を探すスクリーニング検査として実用化を目指す考えだ。 アルツハイマー病は認知症全体の6~7割を占め、物忘れなどの症状から次第に日常生活に支障が出るようになる。「アミロイドベータ(β)」や「タウ」と呼ばれるタンパク質が脳内に
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地域課題解決へ11分野で連携協定 三島市と明治安田生命
三島市と明治安田生命保険はこのほど、地方創生に関する包括連携協定を市役所で締結した。2020年に健康づくりに関する協定を結んだ両者が、地域課題の解決に向けて連携を強化する。 健康増進のほか、高齢者福祉や地域のデジタル化、環境保全など11分野に関して協定を交わし、連携事業を模索する。第1弾として、4月から同社の営業担当者が健康増進や子育て、介護・認知症に関する市のサービス情報を案内する取り組みを始める。 同社沼津支社の松尾洋支社長と協定書を交わした豊岡武士市長は「市の取り組みに無関心な世代との橋渡しをしてもらえると幸い。市民のウェルビーイングの向上につながるよう引き続き協力をお願いしたい」
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静岡市人事異動(4月1日付)局長級・局次長級・参与級・課長級・採用・清水病院医療職・局次長級・参与級・課長級・採用・消防局・参与級・課長級
局長級 静岡市危機管理監兼危機管理局長(静岡市危機管理監)増田浩一▽総合政策局長(総務局市長公室公室長)岡山卓史▽財政局長(経済局海洋文化都市統括監)野村一正▽葵区長(駿河区長)良知伸昭▽駿河区長(消防局消防次長)秋山知▽保健福祉長寿局長(保健福祉長寿局保健衛生医療統括監)山本哲生▽保健福祉長寿局保健衛生医療統括監(保健福祉長寿局健康長寿推進監兼地域包括ケア・誰もが活躍推進本部長)千須和健一▽経済局海洋産業推進統括監(経済局局次長兼商工部長)金丸貴之▽建設局長(建設局局次長兼土木部長)塚田俊明▽消防局消防次長兼理事=総合調整・広域運営担当=(企画局デジタル統括監)沢山義典▽議会事務局長(議会
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安眠のこつ 眠れなくても焦らないで 生活習慣の見直し有効
眠りが浅い、睡眠時間が短くなった…。眠りにまつわる悩みを抱えるシニア世代は少なくない。不安定な天候や寒暖差で体内リズムが乱れやすい季節の変わり目。疲労回復に欠かせない安眠のこつを医師らに聞いた。 「シニア世代は『熟睡できなくても大丈夫』とゆったりと構えるのがこつ」と話すのは、睡眠総合ケアクリニック代々木の井上雄一理事長だ。井上さんによると、加齢に伴って必要な睡眠量は減る。運動量などにより個人差はあるが、10代は約8時間、65歳以上は6時間前後が目安という。 不安や焦りは不眠を悪化させるため「日中元気に活動できている場合は心配し過ぎず、生活習慣に目を向けて」と呼びかける。同
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【高齢者の相談室】定年後、新しい仕事を希望 コーディネーターが支援(静岡県労働雇用政策課)
問 定年後、現在とは違う仕事に就きたいと考えています。自分に合った仕事を見つけるには何から始めればよいか教えてください。 (60代、女性) 答 定年後に未経験の仕事に挑戦し、活躍する方が増えています。再就職に向けて、まずは興味がある仕事、やってみたい仕事のリストを作成してみてください。常勤または短時間、年間休日数など、勤務条件や働き方についても比較してみましょう。 また、自らの希望をまとめるためには、ご自身の今までの経験やスキルの整理・分析をお勧めします。しかし、自分だけで自己分析するのでなく、第三者に相談して初めて気付き、自己の理解が進むこともあります。 県は、県内3カ所のしずお
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相続登記 4月から義務化、新制度を周知 静岡県司法書士会
不動産登記法の改正により、4月から相続登記申請の義務化が始まる。正当な理由がなく申請を怠ると過料が発生する可能性もある法改正で、静岡県司法書士会などは昨年施行された「相続土地国庫帰属制度」に続き所有者不明土地や空き家発生を予防する方策として制度周知へ力を入れている。 毎年2月を相続登記強化月間と定め、県内各地で無料相談会を開いている同会。法改正直前の今年は、関心の高さと広報に力を入れたことで、相談枠が早々に埋まる会場も見られた。静岡市内の会場を訪れた焼津市の70代女性は息子夫婦に将来土地を引き継ぐため「自分たちがしっかりしているうちにルールを知りたい」と義務化に伴う手続きなどを同会所属の司
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浜松の障害者施設 運営ピンチ 築40年で移転、クラウドファンディング募る
浜松市中央区笠井町の障害者支援施設「だいち」と、放課後等デイサービス「たいよう」が運営資金のピンチを迎えている。4月の指定更新を迎えるにあたり、築40年以上のだいちの建物が要件の建築基準法と消防法に適合しているか確認がとれず、移転を余儀なくされためだ。関係者は「利用者の笑顔を守りたい」と、クラウドファンディング(CF)で費用の寄付を呼びかける。 だいちは知的障害のある20~60代の利用者24人が通所し、木工製品やレザー、ハンカチなどの作業に取り組んでいる。たいようは発達に課題があり、市内の特別支援学校などに通う児童10人が放課後に集まる居場所になっている。 施設を運営する認定NPO法人笠
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バトン いずれは地元へ DWAT 出口戦略に苦慮 復興見据えた調整力 鍵に【つなぐ 災害福祉 東日本大震災13年㊦】
2月下旬、能登半島地震で震度7を観測した石川県志賀町では、静岡県災害派遣福祉チーム(DWAT)を地域リーダーに、北海道、愛知、滋賀のチームが活動していた。避難所の町文化ホールの一角にはDWATの相談コーナーがある。避難者の加藤富美子さん(86)がいつものように血圧を測りに来た。前日よりも少し下がっていた。「昨日は眠れましたか」。静岡DWATの梶裕一郎さん(32)がそう声をかけると、「3時間寝られたから良かった」と笑顔を見せた。 地震後から不眠が続き、足がもつれて歩きにくいと感じることもあるという。自宅の応急修理が完了し、2月末で退所することが決まっていた。「このまま地域に戻って大丈夫か」。
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【もの知りキーワード】認知症基本法 来年に推計700万人へ 支援事業の育成急務
2024年1月に認知症基本法が施行されました。正式な法律名を「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」といい、23年6月に成立しました。 認知症の人が、尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすことができるよう、施策を総合的かつ計画的に推進することが法の目的とされます。 背景には、認知症の人が25年に700万人程度まで増加するとの推計があります。これは65歳以上の高齢者約5人に1人に相当する数字で、認知症が看過できない社会問題となったことを示しています。 この法律の理念を実現させるには、医療や介護などの制度やサービスを整備することに加え、日々の生活を支える商品なども幅広く充実させる必要があ
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DWAT誕生、広がる志 静岡でも創設、そして能登へ【つなぐ災害福祉 東日本大震災13年㊥】
「ストップ孤立・支え合い 地元力再生の橋渡し」。東日本大震災後、岩手県内の職能団体による派遣システムで支援に入った福祉関係者の活動スローガンはそのまま岩手DWAT(災害派遣福祉チーム)の基本理念となった。2013年、本格的なチーム創設に向け、岩手県社協の加藤良太さん(50)は活動マニュアルやチーム員養成プログラムの整備を任された。 加藤さん自身、震災で活動した経験はなかった。2011年の発災当時は、盛岡市に隣接する矢巾町の重度心身障害者施設の職員。「何もできなかった」との後悔があった。「復興支援に携わりたい」と施設を退職し、12年3月に岩手県社協に転職した。震災直後から汗を流してきた福祉関
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新聞配達員 高齢者の事故防ぐ 静岡・清水署、2人に感謝状
新聞配達中に認知症の疑いのある高齢者を発見して安全を確保し、交通事故を未然に防いだとして清水署はこのほど、静岡市清水区の新聞配達員2人に署長感謝状を贈った。 感謝状を受けたのはシミズ新聞店の糸山恭平さん(33)と川口敏恵さん(58)。糸山さんは1月18日未明、川口さんは2月26日未明の新聞配達中にそれぞれ、道路上で認知症の疑いのある70代女性と80代女性を発見して同署に通報し、女性の安全を確保して交通事故を防いだ。 鈴木正勝署長は2人に感謝を伝え、「高齢者が事故や犯罪に巻き込まれることは多い。引き続き見守り活動に協力を」と話した。
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1800人の避難所、細る福祉「専門職を早期に」 岩手の窮状、派遣チームの教訓に【つなぐ災害福祉 東日本大震災13年㊤】
2011年3月11日に発生した東日本大震災で死者・行方不明者が1800人を超え、岩手県内でも最も被害が大きかった陸前高田市。16メートルの大津波に市街地のほとんどがのみ込まれ、甚大な被害となった。高台にあった市立第一中は津波被害を免れたが、落成したばかりの体育館は沿岸部からの避難者で埋め尽くされた。3月末には避難者は約1800人に膨れ上がり、県内最大となっていた。 1階視聴覚室に設けられた福祉支援室。認知症や視覚障害、四肢にまひがある高齢者とその家族計約30人が生活していた。柔道場から運んできた畳の上で寝泊まりし、トイレの介助などが必要な被災者もいた。当時、隣接する一関市の市社会福祉協議会
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認知症の情報交換 カフェで気軽に 清水町で当事者ら
清水町社会福祉協議会はこのほど、認知症当事者や家族、医療・福祉の専門職などが情報交換するオレンジカフェを同町の飲食店「魔法のパンケーキ」で開いた。 オレンジカフェは月に1度、町福祉センターで開いているが、参加者が限定されるといった課題があった。気軽に集まってほしいとの思いから、初めて同店で開催した。同店の北岸正行代表は「場所を変えることが刺激になればと思った。高齢者に寄り添っていきたい」と思いを語った。 町内の約20人がコーヒーや食事を楽しみながら交流した。70代女性は「いろいろな話をする中で、認知症に関するヒントが得られたら」と話した。
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入れ墨入浴者入場 河津町議会で否決 温泉の運営条例改正
河津町議会3月定例会は6日、本会議を開いた。500万円を減額する本年度の一般会計補正予算案や町介護保険条例の一部改正案など15議案を原案通り同意、承認、可決した。踊り子温泉会館と見高地区にある温泉施設の運営条例の一部改正案はそれぞれ、賛成少数で否決した。 否決の条例改正案2本は、入場を拒んだり、退場を命令したりできる対象者から「身体に入れ墨・タトゥー(シールを含む)などがある者」を削除する内容。町議からは「町民や従業員に周知する時間が足りない」との指摘が上がった。町によると、この日の可決から3日以内の交付を想定していた。今後は要旨を変えずに施行日を先に延ばし、再度提出する方針という。 補正予
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家族介護者 頑張り認め 休憩を 静岡でストレスケア講座
家族の問題だから他人には相談できない。イライラを相手にぶつけてしまうのは私の心が狭いから-。家族を介護する時、そんなふうに自分を追い詰めてはいないだろうか。家族を介護すると、人はどんな心理状態になりやすいのか。当事者が客観的に知り、自身をケアする方法を学ぶ「家族介護者のためのストレスケア講座」が2月下旬、静岡市内で開かれた。 講師を務めたのは、理学療法士で心理カウンセリング想月=同市葵区=のジュニアカウンセラー鈴木三恵さん(36)。鈴木さんによると、家族介護者は、①全て自分がやらなければいけない②どうして自分ばかりがこんな思いをしなくてはならないのか-という心理状態に陥りやすい。誰を介護
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静岡県立大生 介護の魅力発信 職場体験報告会 利用者との対話重視
介護の魅力を伝える職場体験プログラムの報告会がこのほど、静岡県庁で開かれた。県立大経営情報学部の学生が介護施設でのインターンシップ(就業体験)を踏まえ、利用者とのコミュニケーションを重視した独自のプログラムを県に提案した。 介護施設の人手不足が続く中、学生ならではのアイデアを生かして就業促進につなげようと県が企画した。 学生は昨年12月に焼津市の特別養護老人ホーム高麓を訪れ、食事介助の様子を見学したり、介護講座を受けたりした。「リアルな現場の雰囲気を感じることができた」と振り返る一方、利用者と話す機会が少なく、座学が多いと記憶に残りにくいと指摘した。 インターンシップ参加者と職員による
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医療、福祉、司法 専門職が相談会 9日、静岡と伊豆
静岡市清水医師会などは9日午後1時半から、医療、福祉、司法の専門職有志が地域住民の心配事に応じる「なんでもかんでも相談会」を静岡市清水区の清水保健福祉センターと伊豆市の修善寺生きいきプラザで開く。社会福祉士や精神保健福祉士が来場者の悩みを聞き取った後、内容に応じて各分野の専門職が相談に加わる。一部、オンラインを活用する。 相談無料。予約制で希望者は事前に申し込む。外国語にも対応する。問い合わせは静岡市清水医師会在宅医療介護相談室<電054(344)0550>へ。
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脳と腸の密接な関係【未来は腸内細菌とともに⑥】
腸内フローラの変化は体調だけでなく脳にまで影響を及ぼしている-。近年の研究で、脳と腸が影響し合っていることが次々と明らかになり、「脳腸相関」と呼ばれるようになりました。 脳と腸は迷走神経でつながるほか、各種のホルモンを介しても常にやりとりをしています。脳がストレスを感じると情報が腸に伝わり、蠕動[ぜんどう]運動が変化します。その結果、下痢や便秘になり、腸内環境の変化でフローラのバランスも乱れます。 プレッシャーがかかる試験や仕事の前におなかの調子を崩す経験がある方もいるでしょう。それは過敏性腸症候群の可能性があります。緊張やストレスで体調が悪化する場合、腸内フローラのバランスが悪いことも
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睡眠薬の使用やめたい まずは別の種類に変更を【診察室】
問 65歳男性。仕事によるプレッシャーやストレスから、睡眠導入剤を30年近く飲んでいます。現在はブロチゾラムを処方してもらっていますが、できれば薬を飲まずに快適な眠りを取り戻したいと思っています。そのため何度か飲むのをやめる努力をしましたが、目まいや頭痛、食欲不振などで普通の生活が送れなくなってしまいます。何か良い方法はありますか。 答 30年間服用してきた睡眠薬をやめたいとお考えなのですね。応援しなくてはいけないのですが、難しい挑戦になることをまずお伝えしておきます。運動や食事などの生活習慣を変えることや自分の強い意思だけでは、睡眠薬を卒業することはおそらくできません。不眠症や不安が強
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高齢者のがん医療説明 長泉、5年ぶり対面「会議」
静岡県立静岡がんセンターなどは2日、「静岡がん会議」を長泉町の同センター研究所で開いた。国内のがん患者増加や高齢化を踏まえ、「超高齢社会に備えて~高齢者がん医療とケア・地域のあり方」をテーマに10人が講演した。5年ぶりに対面で実施し、モンゴルや中国からも医療関係者計11人が来日した。 同センター胃外科の寺島雅典副院長は、併存疾病や服薬、臓器機能低下などに対し高齢者の特徴を踏まえた治療が必要と説明。呼吸器内科の内藤立暁内科医長は、がんになっても要介護にならないために、栄養と運動を維持し、運動や楽しみを持つべきと指摘した。 このほか、厚生労働省がん・疾病対策課の担当者は認知症や介護の予防、医
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4日から代表、一般質問 藤枝市議会
藤枝市議会2月定例月議会は4日に4会派による代表質問を、4~6日に計12人の一般質問を行う。 質問者と内容は次の通り。 【代表質問】多田晃(藤新会)①2024年度施政方針および予算編成▽岡村好男(藤のまち未来)①財政と組織改編の取り組み②大規模災害時の水対策③全ての子どもを支える教育環境づくり④少子化対策⑤市内経済の立て直し▽石井通春(共産党)①能登半島地震の教訓を生かした防災計画、予算案を②藤枝市はリニア「田代ダム案」に毅然(きぜん)としてNOを③来年度12月紙の保険証の廃止。確実に医療が受けられる取り組みを▽大石保幸(公明党)①コンパクト+ネットワークのまちを創る②産業としごとを創る③ひ
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高所得者の支払い、施設利用料上げ… 介護保険制度改正で負担増 地域格差加速 懸念も
3年に1度見直される介護保険制度。2024年の改正で、介護職員の月6千円の賃上げや介護ロボットの積極活用などが決まったが、制度を利用する高齢者にはどのような影響があるのだろうか。介護に関する講演を行っている、介護施設情報サイト「ライフル介護」編集長の小菅秀樹さんは「負担は増える」と注意を促す。 介護保険は、要介護者が適切な介護サービスを受けられるよう00年に始まった制度で、40歳以上の国民から介護保険料を徴収し、介護事業者らに報酬を振り分けている。今回の改正で国は①地域包括ケアシステムの深化・推進②自立支援・重度化防止に向けた対応③介護人材の確保と生産性の向上④制度の安定性・持続可能性の
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介護・福祉用品のタイカ(静岡市創業) 清水病院に100万円 91年から寄付続ける
静岡市清水区創業で介護・福祉用品の販売などを行うタイカ(東京)はこのほど、同区の市立清水病院に100万円を寄付した。 同病院で開いた贈呈式で土師宏取締役常務執行役員が上牧務院長に目録を手渡した。上牧院長は「貴重な寄付に心から感謝している。医療機器更新に活用していく」とあいさつした。 同病院への同社の寄付は1991年から続き、累計3700万円となった。
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看護・介護体験談を募集 オレンジクロス(東京都)
高齢者の医療・福祉に関する研究や調査を行う一般財団法人オレンジクロス(東京都)は、第10回看護・介護エピソードコンテストの作品を募集している。国内で看護や介護に携わっている人の作品が対象。 テーマは「伝えたい! わたしの看護・介護エピソード」。400字以上2400字以内、A4サイズのテキスト形式で、同財団のウェブ応募フォームまたは郵送で応募する。手書きは不可。締め切りは3月31日。大賞(1編)には賞金30万円、優秀賞(3編)には同10万円が贈られる。 郵送の宛先は〒104-0031 東京都中央区京橋2の12の11 杉山ビル6階 一般財団法人オレンジクロス「看護・介護エピソードコンテスト」
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手術時連絡先 やっと提出(藍田紗らら/ライター)【アラ還 2人のがん奮闘記②】
再検査の結果は「子宮体がん」。婦人科クリニックの院長は「ごく初期で切れば治る。まあ(おなかを)開けて卵巣やリンパに広がっていたら、あとは早いけどね」と言ったという。院長のこの軽口はその後、弘美を悩ませることになる。 院長の紹介状を持って、弘美は大病院を訪ねた。主治医となる先生は気さくで、説明も分かりやすく「穏やかで信頼できる先生だよ。手術は4週間後で、ロボット支援手術だって」と弘美はほっとしたように言った。 だが、ここで問題が浮上した。手術の同意書こそ本人の署名だけでいいものの、当日の付き添いの他、家族など計5人分の連絡先を病院に提出しなければならないのだ。生涯未婚率も高く、離婚や死別に
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更年期障害、7割が自覚症状
女性向け健康情報サービス「ルナルナ」を運営するエムティーアイ(東京都新宿区)が富士製薬工業(同千代田区)と共同で行った更年期に関する意識調査で、45歳以上の女性の約7割が更年期障害と思われる症状を感じていることが分かった。 調査は2023年9月、情報サービスサイト上で実施し、10代以上の女性4978人から回答を得た。 自覚症状があると答えた人を年代別に見ると「40~44歳」で44・9%、「45~49歳」で65・8%、「50歳以上」で73・6%。具体的な症状としては「発汗」「イライラ」「倦怠[けんたい]感」などが挙がった。
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社説(2月28日)成年後見制度 利用者本位の改善急げ
認知症や知的障害などで判断能力が十分でない人の権利を代理人が保護する「成年後見制度」の見直しについて、小泉龍司法相が法制審議会に諮問した。制度に対しては高齢化の進行でニーズの増加や多様化が見込まれる一方、一度後見人が決まると終了や交代が難しいなど、使い勝手がよくないとの指摘がある。利用者本位の改善が急務だ。 政府は法制審での議論を踏まえ、後見人の期間制導入など柔軟な運用を可能にするため、2026年度までに民法など関係法令の改正を目指す。制度が00年に始まって以来、初の大幅な改正だ。本人の意向を尊重しながら暮らしを後押しするという制度の趣旨を踏まえた上での利用促進に知恵を絞りたい。 制度は
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認知症新薬の治療開始 浜松・聖隷三方原病院 女性2人に点滴投与 静岡県内4施設目
浜松市中央区の聖隷三方原病院は27日、製薬大手エーザイが開発した認知症のアルツハイマー病新薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」を用いた治療を開始した。市内の60代女性、80代女性に点滴を投与した。昨年12月の保険適用後、全国の医療機関で投与が始まっており、同病院によると静岡県内で15カ所が指定されている認知症疾患医療センターでは4施設目。 レカネマブは、認知症の原因となるタンパク質「アミロイドベータ」を除去することで症状の進行の抑制を狙う新薬。臨床試験(治験)では症状の悪化を約27%遅らせる効果が示された。2週間に1回の点滴を原則1年半続け、定期的にMRI検査で副作用の有無など安全性を確認す
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認知症高齢者の徘徊、デジタル機器で捜索 熱海で県内初の実証実験
熱海署とALSOKグループの東海綜合警備保障(伊東市)は27日、熱海市内を徘徊(はいかい)して行方不明になる認知症の高齢者について、デジタル機器を用いて捜索し、早期の発見に結びつける実証実験の協定を締結した。静岡県内初の取り組み。 近距離無線通信「ブルートゥース」の機能が付いたALSOKの「みまもりタグ」を徘徊の恐れがある認知症高齢者に携帯してもらう。専用アプリ「みまもりタグアプリ」を入れたスマホの所有者と、捜索対象となるタグの所持者が接近した現場の位置情報をおおむね把握できる仕組み。捜索範囲の絞り込みや捜索時間の短縮、捜索に関わる人員の削減に効果がある。 専用アプリをスマホに入れるだけ
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29日から総括質問 静岡市議会
静岡市議会は27日、議会運営委員会を開き、29日から始まる2月定例会総括質問で計22人が登壇すると報告した。代表質問(29日~3月1日)は5会派の代表者が、個人質問(3月4、5日)は17氏が行う。 総括質問の順番と主な内容は次の通り。 【29日】堀努(自民)市長の市政運営、安全安心なまちづくり、支え合いのまちづくり、活力あるまちづくり、暮らし豊かなまちづくり、持続可能なまちづくり▽風間重樹(創生静岡)施政方針と予算編成、大規模建設・改修事業、子育て支援・教育の充実と健康長寿の推進、地域経済の活性化、地域の文化力の向上、災害対応力の強化、地域コミュニティーの維持、行政・組織改革、県市連携
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介護や家事支援 発足40年で交流 NPOがイベント 静岡市葵区
静岡市葵区の認定NPO法人活き生きネットワーク(杉本彰子代表理事)は25日、発足40周年とNPO法人認証25周年を記念した式典と交流イベントを、同区安東の福祉施設「くすくす」で開いた。 同ネットワークは1983年に「静岡働く母の会」として発足。99年に県内第1号のNPO法人に認定され、介護・家事支援などの助け合い事業を中心に子育て家庭や障害者への支援事業に取り組んできた。式典には難波喬司市長ら約80人が出席し、40年間の活動の歩みを映像で紹介した。杉本代表理事は「人に恵まれた」と振り返り、「人を思う心は変わらない。信頼できるスタッフとともに引き続き『地域の困りごと』解決に頑張りたい」と意欲
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線路迷い込んだ高齢男性を保護 原さんに感謝状 湖西署
線路に迷い込んだ認知症の高齢男性を発見し保護したとして、湖西署はこのほど、湖西市吉美の会社員原敬宜さん(39)に署長感謝状を贈った。同署で贈呈式を行い、川島好勝署長が原さんに感謝状を手渡した。 原さんは1月19日午後5時過ぎ、自宅近くで犬の散歩中、JR東海道本線の線路内を歩く同市の男性(89)を発見した。線路の周囲がフェンスで囲まれ土手になっていたため、原さんは道路側から男性に「何をやってるんですか?」と声をかけ、フェンスの近くに招き寄せた。男性と会話をしながらスマートフォンで同署の電話番号を調べて連絡し、駆けつけた警察官に保護を引き継いだ。 原さんは「暗くなってきている中で、いつ電車が
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地域福祉に役立てて 文化祭の収益寄付 函南・田方農高生徒会
函南町の田方農高生徒会はこのほど、町社会福祉協議会に現金21万7464円を寄付した。11月に開いた文化祭「田農祭」で生徒会が企画した模擬店の収益。 田農祭の来場者は新型コロナウイルスの5類移行後初めての開催で、ここ数年間で最も多かったという。これまで収益は生徒会活動費に充てていたが、毎年認知症カフェを共催している縁で社協への寄付を決めた。同校に訪れた社協の高橋敏行会長に目録を手渡した生徒会の松崎花奈会長(3年)は「地域福祉の向上に役立ててほしい」と話した。
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認知症理解促進へ 活動確認 西伊豆、キャラバン・メイト連絡会
西伊豆町で認知症支援に取り組む認知症サポーターの普及に努める町キャラバン・メイト連絡会はこのほど、同町宇久須の住民防災センターで2023年度の会合を開いた。町民ら20人が、24年度に進める認知症への理解を促す周知活動について確認した。 認知症の予防や対応策などを資料にまとめ、町内各地で開催されている高齢者サロンや体操教室でメンバーが披露する。町の広報誌でも情報発信に努めるという。県社会福祉協議会の職員が講師を務める講演も行われ、認知症支援の重要性について学んだ。
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健康長寿の延伸など重点 袋井市しあわせ計画、市長に答申
第10次高齢者保健福祉計画と第9期介護保険事業計画をまとめた「袋井市長寿しあわせ計画」について、市高齢者保健福祉計画等推進委員会(村松尚委員長)はこのほど、大場規之市長に答申した。生活習慣病予防につながる実用性の高い事業の推進などを求めた。 同計画は老人福祉計画と介護保険事業計画を合わせて策定し、高齢者に関する各種保健福祉事業や介護保険制度の円滑な実施を目的としている。24年度から26年度までに「健康長寿の延伸」「地域共生社会の実現」「認知症施策の推進」などに重点的に取り組む。 答申書では市と関係機関の連携強化や高齢者が地域活動に積極的に参加できる仕組みづくり、介護給付の適正化などを図る
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「おひとり様」の助け合い(藍田紗らら/ライター)【アラ還 2人のがん奮闘記①】
「あすかあさって、時間ある? 子宮がんの再検査があって、麻酔を使うので付き添ってほしいんだけど」。30年来の友人の弘美から連絡が来た。彼女はフリーランスの編集者で、私同様に独り者。還暦前後の「アラウンド還暦(アラ還)」世代だ。 弘美は20年近く、有名院長が経営する婦人科クリニックを受診して更年期症状緩和のホルモン補充療法を受けていた。年に1回の婦人科検診も欠かさなかったが、その検診で異常な数値が出た。院長は「この程度の数値は再検査では問題無いことも珍しくない。うちのクリニックでは、がん患者は3年に1人ぐらいしか出ないから心配ない」と言ったという。 私は「セカンドオピニオンを受けた方が良く
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「我が家の終活」 静岡県が3月にセミナー 静岡、沼津、浜松で
静岡県は3月1、8、15の各日午前10時から、高齢者や空き家を相続した人などを対象にした「我が家の終活セミナー」を静岡、沼津、浜松の各市で開く。 県内で相続に関するセミナーを開催している「相続手続支援センター静岡」の田島友子さんが講師を務め、空き家にしないためのポイントや相続に関する注意点などを解説する。 開催日と会場は、1日は静岡市葵区御幸町の市産学交流センター、8日は沼津市大手町のプラサヴェルデ、15日は浜松市中央区板屋町のアクトシティ浜松研修交流センター。要予約。参加無料。希望者は開催日の1週間前までに電話、ファクスまたはメールで県住まいづくり課に申し込む。問い合わせは同課<電05
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共生型福祉施設普及へセミナー 29日、静岡
静岡県と県社会福祉協議会は29日午後1時15分から、子どもや高齢者、障害者がともに過ごす共生型福祉施設の普及を目指す「ふじのくに型福祉サービス共生型拡充セミナー」を静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開く。参加無料。 高齢者向け施設で障害者を受け入れるなど、対象や制度の枠組みを超えて誰もが利用できるサービスを指し、県内施設の取り組みや先進事例を紹介する。定員70人。22日締め切り。 問い合わせは県社会福祉協議会地域福祉課<電054(254)5224>へ。
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島田市独自の介護予防体操、しまトレ100カ所目 川根温泉で記念イベント
島田市は18日、同市独自の介護予防体操「しまトレ」の実施場所が100カ所に達したことを記念し、同市川根町笹間渡の川根温泉ふれあいの泉でイベントを開いた。 マジシャンのマギー塁さん(静岡市出身)らが講師を務め、川根地区の住民や温泉利用者が手品を通じた認知症予防や簡単な運動に取り組んだ。参加者は椅子に座ったまま手先を細かく動かしたり、手品を楽しんだりした。マギー塁さんは「認知症などのシリアスな社会課題こそ、笑って楽しく考える機会を大切にしましょう」と呼びかけた。 しまトレは、島田市歌に合わせて体を動かして柔軟性アップを目指す「しまだ市っ歌り(しっかり)げんき体操」などを組み合わせたトレーニン
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外国人材に「選ばれる県」へ サポートセンター開設 受け入れ環境整備 膨らむ介護ニーズに対応【静岡県24年度予算案】
介護現場で人手不足が深刻化する中、外国人の受け入れが拡大している。静岡県は13日発表した2024年度当初予算案に「国際介護人材サポートセンター(仮称)」の開設を盛り込み、人材確保対策を強化する方針を打ち出した。膨らみ続ける介護需要の担い手として期待が高まる一方、人材の奪い合いは国境や業種を越えて激しさを増す。介護サービスを持続させていくためにも受け入れ環境のさらなる充実が求められる。 「お元気ですか」。沼津市の特別養護老人ホームみはるの丘浮島で、インドネシア出身のフェブリ・ヨランダさん(26)が打ち解けた様子で利用者に話しかけた。経済連携協定(EPA)の介護福祉士候補者として働き始めて3年
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成年後見 見直しへ 柔軟運用目指し期間制も 法相諮問表明
小泉龍司法相は13日の閣議後記者会見で、認知症や知的障害などがある人を支援する成年後見制度の利用促進に向け、15日の法制審議会に制度見直しを諮問すると表明した。社会の高齢化でニーズが高まる一方、一度後見人が決まると終了・交代が難しく、使い勝手がよくないとの指摘がある。後見人の期間制導入など柔軟な運用を論点に、政府が利用促進計画で定めた期限の2026年度にかけ、民法など関係法令の改正を議論する。 小泉氏は「利用者がニーズに合った保護を受けられないとの指摘があり、利便性に改善の余地がある」と述べた。 法務省などによると、22年10月時点で65歳以上は約3600万人。認知症の人だけで数百万人いると
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ED薬 認知症に効果か
「バイアグラ」などの男性機能不全(ED)治療薬を服用する男性は、アルツハイマー病を発症するリスクが18%低いとする調査結果が、学術誌「ニューロロジー」にこのほど発表された。認知症研究慈善団体アルツハイマーズ・リサーチUKは「既に認可されている薬を利用できれば、認知症の原因となる疾患の予防や治療に新たな道を開くことができる」と指摘している。 ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究者が、EDと診断された40歳以上の男性26万人超のうち、診断後にアルツハイマー病を発症した約1100人を調査。ED治療薬の服用者は非服用者より発症率が18%低いことが分かった。 調査に当たったUCLのブラ
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社説(2月12日)介護報酬改定 訪問サービスなぜ減額
2024年度から3年間の介護報酬の改定内容が決まった。介護現場の深刻な人手不足に対応するため、職員の賃金底上げを重点課題とした。 事業者への報酬を増やすと、利用者の自己負担や保険料も上がることになる。しかし職員の離職が続くと、介護サービス提供体制そのものの維持が危うくなりかねない。政府は処遇改善の重要性を丁寧に説明する必要がある。 ただ今回の改定で気がかりなのは、特別養護老人ホームなど施設サービスの基本報酬が軒並み引き上げられるのと対照的に、訪問介護サービスは引き下げられる点だ。 訪問介護は、自宅で暮らす要介護の高齢者の日常生活を支える基本的なサービスである。家族にとっても、訪問介護を
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望む終末期の医療 家族と話し合って 浜松市天竜区で講演会
浜松市天竜区の二俣地区社会福祉協議会は10日、人生の最終段階に向けて医療やケアの方向性を家族と考える「人生会議(ACP、アドバンス・ケア・プランニング)」をテーマにした講演会を開いた。協議会委員ら約50人が参加し、自身の考えを家族と共有する大切さを学んだ。 同区のあたご診療所の上野山庄一院長(58)が講師を務め、人生会議の意味を説明した。 上野山院長によると、末期がんの患者のうち、病院ではなく自宅で治療を受けることを望む人はおよそ半分程度を占める。そのうち自宅で亡くなる人はわずかで、多くの人が希望通りの最期を迎えられていない。上野山院長は、浜松市が制作した人生会議手帳を使って医療やケアに
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茶況(2月8日)認知症カフェで茶の入れ方教室 菊川市茶業協会
菊川市茶業協会はこのほど、報恩寺(同市堀之内)で開かれた認知症カフェ「またきてカフェ」でお茶の入れ方教室を開いた。菊川茶の認知度向上が目的。 同協会の一色京子事務局長がおいしくお茶を入れるポイントとして、湯の温度を70~80度にすることや均一な量と濃さにするため少量ずつ湯飲みにつぐ「回し注ぎ」を実演しながら紹介した。参加者約30人は一色事務局長やスタッフが入れたお茶を飲んで気持ちをほぐしながら、自身が抱える不安や悩みを仲間と共有した。 茶にストレスの軽減効果があるとされる「テアニン」が含まれていることや深蒸し菊川茶が地理的表示(GI)保護制度に登録されたことなども説明した。 (掛川支局
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映画通じ認知症への理解深める 清水町で上映会
清水町はこのほど、若年性認知症を題材にした映画「オレンジ・ランプ」の特別上映会を町福祉センターで開いた。来場者約130人が認知症への理解を深めた。 映画は俳優の貫地谷しほりさんと和田正人さんが主演。実話をもとに、39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断された男性と妻の不安や戸惑い、認知症との向き合い方を描いている。来場者は家への帰り道が分からなくなるなどのシーンに見入った。 上映後、認知症の人と家族の会県支部の担当者が講演し、「認知症の人にできることはたくさんあり、いろいろな思いを持っている。当事者の言葉に耳を傾けて」と呼びかけた。
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要配慮者搬送 DMAT続ける 能登派遣静岡県チーム 活動長期化 「地域に受け皿つくる」
能登半島地震は発災から1カ月余りが経過し、災害医療のフェーズは慢性期に入りつつある。ただ、要配慮者の搬送ニーズはなおあり、静岡県から派遣された災害派遣医療チーム(DMAT)も搬送調整などで活動が長期化している。一方、避難所で体調を崩した高齢者を被災した地域の福祉施設で再び受け入れようとする動きも出てきた。 浜松市中央区の聖隷三方原病院の看護師山根康裕さん(44)ら3人は1月25~28日、輪島市保健医療福祉調整本部で福祉施設の入所者の搬送調整に当たった。同市の福祉施設では、建物の損壊やスタッフの被災でマンパワーが不足し、入所者のケアが十分できなくなった。市は全施設から入所者の避難を進めていて
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詐欺被害防止貢献 2人に署長感謝状 富士署、警備会社社員
還付金詐欺の被害防止に貢献したとして富士署はこのほど、警備会社「セコム」の社員吉田哲也さん(62)と見城新さん(39)に署長感謝状を贈った。 2人は昨年12月、現金補充のため訪問した富士市内のスーパーのATMコーナーで、通話しながら操作していた高齢男性に声をかけた。男性から「介護保険料の払い戻しがある」との話を聞き、詐欺を疑って警察に通報した。見城さんは「手が震えていて様子が変だった」と振り返った。同署で行った贈呈式で楠ケ谷良巳署長は「スーパーなどのATMは人の目が行き届きにくい」として対応に感謝した。
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冬場のお風呂の入り方 ヒートショックに気をつけて【高齢者の相談室】
問 温かいお風呂に入るのが一番の楽しみです。しかし、特に寒い季節は入浴中の事故が増えると聞きました。お風呂に入る時に気をつけるポイントがあったら教えてください。 (70代、女性) 答 入浴中に意識障害を起こして溺れたり、心臓や脳の血管の病気を発症したりして亡くなる方は、全国で年間1万9000人に上ると言われています。これは、交通事故で亡くなる方の人数を大きく上回っています。入浴中の事故の多くは冬場に発生し、亡くなる方のほとんどは高齢の方です。 冬場に起こりやすい事故の一因として「ヒートショック」があります。ヒートショックとは急激な温度の変化によって血圧が大きく変動するなど、体に大きな
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静岡人インタビュー「この人」 高校生有志団体「US(アス)」の代表 川畠慎之介さん(静岡市駿河区)
静岡県内の地元企業や団体がSDGsにちなんだ活動を発表する静岡SDGs万博を企画し、25日に静岡市葵区の中心部で開く。同じ高校の生徒6人と開催準備を進めている。若者の事業を支援する「若者チャレンジファンド」の選考会で、高校生の団体として初めて採択された。駿河総合高3年。18歳。 -団体の具体的な活動は。 「ワークショップとして廃棄野菜を使ったスタンプでのエコバッグ作りを親子向けに展開するなどSDGsがテーマの活動を続けている。認知症カフェを開催したり、2022年の台風15号では発生数日後に地元企業に協力を得て支援物資をスーパーで配布したりもしてきた」 -大事にしていることは。 「『と
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医療ケア児の支援充実へ 障害福祉職員ベア2%以上に 厚労省
厚生労働省は6日、障害福祉サービス事業所に支払う報酬の2024年度からの改定方針を決めた。人工呼吸器やたんの吸引などが必要な「医療的ケア児」の支援を充実させるのが柱。福祉職員の賃金を底上げするベースアップ(ベア)は、24年度2・5%、25年度2・0%を実現するための措置を講じる。障害者向けグループホームの運営を地域住民らが点検する仕組みも導入する。 厚労省の有識者検討会が了承した。障害福祉サービス報酬は全体で1・12%のプラス改定が23年末に決定。増加傾向にある医療的ケア児への支援に重点配分しつつ、福祉職員の処遇改善を進め、現場の担い手不足を緩和する狙い。 医療的ケア児は医療の発達で新生児の
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外国人介護職員1000人超 静岡県調査、雇用事業所も最多423カ所
静岡県が1月31日発表した外国人介護職員就業状況調査によると、2023年10月1日時点で県内介護事業所で働く職員は前年度より180人多い1066人となり、調査を開始した09年度以降で初めて千人を突破した。雇用事業所数も53カ所増の423カ所と過去最多を更新した。介護分野の人手不足が続く中、貴重な担い手として定着しつつある。 県は19年度に特定技能制度が創設され、就労目的で入国する外国人が増えていると指摘。日本語教育の支援などを通じ、引き続き人材確保と職場定着に取り組むとしている。 国籍別ではベトナムが28人増の218人となり、前年度トップのフィリピン(216人)を抜いて最多となった。ミャ
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「フレイル」予防へ講演 シニア世代100人参加 静岡市駿河区
静岡市は1月31日、加齢に伴い心身機能が低下する「フレイル」の予防と健康長寿をテーマにした講演会を同市駿河区のグランシップで開いた。参加したシニア世代の約100人は、専門家の解説や早期発見のための簡易的な健康チェックを通して健康長寿に必要な行動を学んだ。 フレイル研究の第一人者の飯島勝矢東京大高齢社会総合研究機構長が講師を務めた。フレイルは体力や気力が低下して要介護状態になる危険が高い状態とし、「適切な対策によって回復も可能」と強調。「変化のサインに自ら気付き、食生活や運動習慣の改善など根拠に基づいたフレイル予防を継続することが重要」と呼びかけた。 参加者は両手の人さし指と親指でふくらは
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磐田市11件誤送付 介護保険料の納付済額通知書
磐田市は1日、介護保険料の確定申告用納付済額通知書の誤送付が11件あったと発表した。通知書には氏名や住所、納付金額などの個人情報が記載されていたが、現時点で個人情報の流出は確認されていない。 市高齢者支援課によると、確定申告で必要となる介護保険料の納付済額通知5958通を1月23日発送した。その際、対象者11人に、対象者とは関係のない別人の内容を記載した通知書を各1枚送付した。26日、誤った通知書を受け取った市民から市民相談センターに連絡があり発覚した。 担当職員が送付先と通知内容を結びつける作業の中で、システムの設定を誤ったことが原因という。同課はチェック体制の仕組みを見直し、再発防止に努
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御殿場市高齢者福祉計画を策定 委員会が市長に報告
御殿場市における2024~26年度の高齢者福祉施策のあり方を定める「市第10次高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」の策定委員会は1日、同計画をまとめたことを勝又正美市長に報告した。 計画期間中の25年には団塊の世代全体が75歳以上となり、高齢化の進展や要支援者の増加と多様化、地域の担い手減少などの問題が予測される。計画では制度や分野の枠、「支える側」「支えられる側」という関係を超え、元気な高齢者がほかの高齢者を支えたり居場所をつくったりするような地域共生社会の実現、地域包括ケアシステムの推進などに重点を置いた。 介護サービス基盤の計画的な整備として、市内一部の特別養護老人ホーム(特養)建
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進む高齢化 裾野市がスーパーなどと支援チーム 認知症の人に優しい店作り 従業員が見守り、声かけ
認知症の人が安心して買い物をしたり、サービスを利用したりできる地域づくりが裾野市で始まった。市と市地域包括支援センター、市社会福祉協議会、協力企業・店舗で「認知症の方にやさしいお店 チームオレンジすその」を結成。従業員が認知症への理解を深め、顔の見える関係を築いて支援する。 市によると、全国的にも珍しい取り組みという。団塊世代が全員75歳以上になる2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると見込まれる中、地域一体となって住み慣れたまちで暮らせる環境づくりを目指す。 1月下旬に市生涯学習センターで開いた発足式には食品スーパーやドラッグストア、JAなど16店舗が参加した。各店関係者が認知症に
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歌、踊り生き生きと 静岡市駿河、葵区のシニアクラブ連合会が発表会
静岡市の駿河、葵両区のシニアクラブ連合会は30日、会員による歌や踊りなどの芸能発表会と、リメークした衣類を身にまとったファッションショーを葵区の市民文化会館で合同開催した。 60~90代の男女約300人が参加した。芸能発表会ではフォークダンスや安来節などを披露したほか、ハーモニカ演奏、日舞、健康維持のためのレクリエーションダンスなど22演目を行った。ファッションショーは着物や羽織などの和服をワンピースやコートといった洋服に仕立て直し、製作した本人らがモデル役で登場した。演者やモデルが発表を終えてあいさつすると、会場に喝采が響いた。 駿河区シニアクラブ連合会の八木隅雄会長は「区の垣根を越え
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静岡市、九州大と連携 市民データ活用で健康施策立案へ 疾患傾向と生活習慣解析
静岡市は九州大と連携し、保有する市民の基本情報や健康関連データを活用した施策立案に乗り出す。居住地域やワクチン接種歴などの個人情報を匿名化した上で、同大に提供し、同大は長期的な追跡評価を通して静岡市民の疾患の傾向や原因となる生活習慣などを解析する。市は得られた知見を市民の健康増進の取り組みに反映させる。26日までの市への取材で分かった。 同大は厚生労働省の助成を得て、ある集団を追跡して病気の発症など健康状態の変化を調べる「コホート」と呼ばれる研究を実施する。市と同大は24日、研究に関する覚書を締結した。研究には現在、全国の約30の自治体が協力し、県内では静岡市が初めてとなる。 市が提供
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定年後の再就職 何から始める ジョブステーション利用を【就活の相談室】
問 定年退職しましたが、まだ働きたいと考えています。しかし、どのように再就職の活動をしたらよいかわかりません。何から始めたらよいでしょうか。 (60代、男性) 答 再就職に向けては、やってみたい仕事、興味ある仕事を考えてみることが大切です。また、フルタイムか短時間かといった働き方も重要な要素です。 こうしたことを考えるためには、まず、ご自身の今までの経験やスキルを整理・分析してみるのが有効です。しかし、自分だけで取り組むのは難しく、第三者に相談して初めて自己理解が進むことも多いです。 静岡県は、県内3カ所のしずおかジョブステーションに高齢者雇用推進コーディネーターを配置し、高齢者と
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不登校でも「学校」に行かせるべき?⑧ 読者の意見【賛否万論】
今回も不登校の受け皿をテーマに読者の意見を紹介します。「不登校」や「適応指導教室」という呼び方自体がネガティブで違和感があるという指摘や、学校側が子どもを登校させたがるという声も寄せられています。情報交換の場を求める投稿もありました。「学校」以外の受け皿に対する社会の理解は広がっている印象を受けますが、さまざまな課題が残されているようです。 ■不登校の名称、若者が決めたら 読者 大島宏幸さん(長泉町)60歳 ひきこもり支援、不登校の子どもの居場所としてのフリースクールの必要性は理解できる。しかし、教育面を考えると学校長の裁量で出席扱いにすることに疑問がある。義務教育の学習時間が不
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手品を使って認知症予防 島田市 マギー塁さんが講座 マギー司郎さんもサプライズ登場
島田市は24日、マジシャンのマギー塁さん(静岡市出身)を招いた認知症予防講座を島田市役所で開いた。マギー塁さんの師匠のマギー司郎さんもサプライズで登場し、参加者約100人が手品を使った認知症予防法を学んだ。 認知症サポーターを務めるマギー塁さんがハンカチなどを使ったマジックを披露した。指先を使って脳の活性化につなげることや、成功しても失敗しても笑顔になれるなど認知症予防効果を紹介した。参加者も簡単な手品に挑戦した。 マギー司郎さんも軽妙な語り口を交えて新聞紙や1000円札を使ったマジックを披露し、参加者の笑いを誘った。 講座は公会堂などで触れ合い活動に取り組むボランティアが対象。それぞ
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介護職員確保へベア2%以上に 厚労省24年度報酬改定方針
厚生労働省は22日の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の分科会で、介護事業所に支払う介護報酬の2024年度からの改定方針を決めた。人材確保のため介護職員の賃金底上げに重点配分し、24年度2・5%、25年度2・0%のベースアップ(ベア)が可能な措置を行う。物価高騰を受け、特別養護老人ホーム(特養)などは報酬のうち基本料に当たる部分を上げる一方で、訪問介護サービスは経営が安定しているとし、基本料部分を引き下げる。 介護報酬全体は1・59%のプラス改定とし、うち0・98%を介護職員の賃上げに充てる。=関連記事3面へ 他産業より賃金が低い介護分野の人手不足は深刻化し、国の推計では高齢者数がほぼピ
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2次避難、高齢者の心身不調懸念 環境変化、死の危険も【能登地震】
能登半島地震を受け、避難所から宿泊施設などへの2次避難が呼びかけられている。災害関連死や感染症の予防などのためだが、過去の災害では高齢者が変化する環境にうまくなじめず、孤立や心身の不調に悩むケースも指摘される。今回の被災地は特に高齢化が進展する。識者は「見守りや心のケアなどの体制整備が重要だ」と訴える。 約80人の避難者が身を寄せる「老人福祉センター椿荘」(石川県野々市市)。保健師が「体調悪くありませんか」と呼びかけながら巡回していた。「友達もいなくてさみしいね」。共有スペースのテレビでニュースを眺めながら、角正信さん(79)がつぶやいた。 地震で自宅が傾き、妻久美子さん(74)と小学
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高齢者自殺予防へ心構え学ぶ 「ゲートキーパー」養成研修 静岡市葵区
静岡市は18日、心身の悩みを抱える人に寄り添う「ゲートキーパー」の養成研修を同市葵区のコミュニティホール楽寿で開いた。介護保険サービス事業所の管理者ら42人が参加し、高齢者の自殺予防に向けた心構えを学んだ。 日本産業カウンセラー協会の清水達也執行理事が講師を務め、健康問題を抱えていたり、自宅で家族と同居していたりする高齢者ほどリスクが高いと指摘した。高齢者が自殺に至る心理を「周囲に迷惑をかけている」「死にたい気持ちを話せる相手がいない」などと解説し、「対応にマニュアルや正解はない。相談者の話を聞き、奥に潜む苦しみに共感して一緒に考える姿勢が重要」と強調した。 市によると、高齢者の自殺数は
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24年度介護保険料 40~64歳は月6276円 当初の3倍超
厚生労働省は17日、40~64歳の人が負担する介護保険料が、2024年度は平均で1人当たり月6276円になるとの推計を公表した。23年度から60円増加し、過去最高を更新。制度開始当初の00年度(月2075円)の3倍を上回った。高齢化によってサービスの利用が増え、介護費用が膨らんだことが影響した。 金額は企業や公費による負担分を含む。会社員は労使で折半し、給与が高いほど保険料も増える。自営業者ら国民健康保険に入っている人は、公費で半分を負担する。 40~64歳の保険料は毎年度改定する。一方、65歳以上の保険料は自治体ごとに3年に1度見直す。21~23年度の全国平均は月6014円で、低所得者を除
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高齢者虐待増 22年度482件 介護職員からは最多 静岡県まとめ
静岡県内の高齢者に対する虐待が2022年度に482件確認され、前年度から54件増えたことが16日までの県のまとめで分かった。このうち介護施設職員らによる虐待は過去最多を更新した。虐待に対する関心の高まりから相談や通報が増え、実態把握が進んだとみられる。 調査は高齢者虐待防止法に基づき、06年度分から毎年実施。市町が虐待と判断した件数を集計した。虐待件数の増加率は12・6%で、全国平均の2・1%を大幅に上回った。相談・通報件数は130件増の1006件で過去最多だった。 職員らによる虐待は22件確認され、前年度から3件増えた。被害を受けた高齢者は26人。暴行などの身体的虐待が57・7%で最も
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社説(1月16日日)介護保険負担拡大 持続性高める議論必要
介護保険制度の見直しで、サービス利用時の自己負担が2割となる人の対象拡大の判断は昨年末、先送りとなり、2024年度導入が見送られることになった。もう一つの論点の所得が高い65歳以上の保険料引き上げは、24年度から年間所得420万円以上の高齢者を対象に実施される。所得の低い人は軽減される。 一方、介護報酬を巡る議論は人材確保の必要や事業者の運営コスト増を考慮し1・59%増で決着した。24年度予算編成で同時に見直された診療報酬本体の上げ幅を上回る。 表裏一体であるべき給付と負担のバランスにゆがみが生じている。国民がちぐはぐな感じを持つようでは保険制度への信頼が損なわれる。 介護保険制度は3
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若年性認知症 考えよう 2月4日、清水町で映画上映
清水町は2月4日午後1時から、若年性認知症を題材にした映画「オレンジ・ランプ」の特別上映会を同町の福祉センターで開く。参加無料。 映画は実話をもとに、39歳で若年性認知症と診断された男性と妻の物語を描いている。上映後には、認知症患者の介護経験者らによる解説や講演もある。 定員先着200人。希望者は、町役場や町立図書館などで配布しているチラシの専用2次元コードから申し込む。問い合わせは町福祉介護課<電055(981)8207>へ。
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介護サービスを知りたい 利用者に寄り添う優良事業所も【高齢者の相談室】
問 最近、近所の方が病に倒れ、介護施設に入ることになりました。私も今は元気に暮らしていますが、子どもが遠くに住んでいるので不安です。そこで、介護サービスと施設について調べてみましたが、種類が多くて、よく分からなかったです。介護サービスや施設にはどのようなものがあるのか教えてください。 (70代、女性) 答 ご近所での出来事とはいえ、わが身に置き換えると不安も募るものとお察しします。介護サービスには、常時介護が必要な方が入所する特別養護老人ホームのほか、自宅でサービスを受ける訪問介護、希望日に施設でサービスを受ける通所介護(デイサービス)や短期入所などさまざまなサービスがあります。 介
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介護計画作成にAI活用 ケアマネ業務効率化へ 静岡県、効果検証
静岡県は介護支援専門員(ケアマネジャー)が作成するケアプランについて、人工知能(AI)を導入して業務効率化を図る取り組みに乗り出した。介護サービス利用者のビッグデータを活用し、質の高いプランづくりを後押しする狙いがある。高齢化の進行に伴い介護需要のさらなる増加が見込まれる中、県内のモデル事業所で効果を検証している。 ケアプランは要介護度や生活環境などに応じて、介護サービスの種類や頻度を決める。利用者や家族の意向を踏まえてケアマネがつくるのが一般的だが、経験に頼る部分が多く、ノウハウの伝達も難しいとされる。 AIシステムは利用者の基本情報や要介護認定情報などを入力すると、過去の膨大な情報
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在宅医療の質向上へ 監視システムで急変“予知” 磐田の安間院長、開発進める
えん在宅医療クリニック(磐田市)の安間章裕院長(39)は浜松市のソフト開発会社などと連携し、在宅患者の脈拍などのバイタルデータを遠隔でモニタリング(監視)するシステムの開発に乗り出している。いつ患者の容態悪化の連絡が来るか分からない―。日々神経をすり減らす訪問診療医の負担を、患者の急変を“予知”するシステムで軽減し、在宅医療の質向上にもつなげる。 2022年3月の開院時に想定した定員を上回る患者を抱える安間院長。「在宅医療は患者に何かあれば24時間365日の対応が求められる。常に気が張り、夜もなかなか寝つけない」。高齢化が進む一方で、訪問診療医のなり手が少ない地方都
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認知症患者ケア 手作りマフ寄贈 静岡市清水区の笑和会
静岡市清水区有度地区の市民グループ「笑和会」はこのほど、同地区の高齢者施設8カ所に手作りの認知症ケアグッズ「マフ」を寄贈した=写真=。 マフは筒状のカラフルなニット製品。手元が落ち着かず不安になることがあるという認知症患者が、マフに手を入れて飾りや刺しゅうを触ることで心身の緊張をほぐす効果があるという。 同会は約半年かけてマフ約100個を手作りした。同会の青木京子さんは「マフで認知症の方の心が休まればうれしい」と話した。
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認知症基本法施行へ 1月1日 患者や家族の意見反映
認知症の人が尊厳や希望を持って暮らせる共生社会実現が目的の新法、認知症基本法が2024年1月1日に施行される。首相が本部長の「認知症施策推進本部」設置を規定し、国が本人や家族らの意見を反映し「基本計画」を作る。都道府県や市区町村にも策定を促し、各地域で本人の社会参加や相談・ケア体制整備などが期待される。 認知症に特化した初の法律で、23年6月に議員立法で制定。団塊世代が全員75歳以上となる25年には認知症の人は推計675万~730万人で、高齢者の約5人に1人に上ると見込まれる。 法律は基本理念に、国や自治体が対策に取り組む責務があり、国民も認知症の理解を深めることに努めると明記。施策とし
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浜松商高女子団員 応援歌やショー披露 浜松市中区の高齢者施設
浜松市中区の高齢者福祉施設「ラクラス上島」はこのほど、浜松商高の応援団を招いた交流イベントを開いた。応援歌やクイズショーで会場を盛り上げた。 女子団員約20人が学ランに身を包み、デイサービス利用者ら約60人の前で応援歌を披露した。野球応援の振り付けもあり、エネルギッシュな動きを見せた。クイズ大会では、クリスマスにちなんだ問題を出した。出題の合間でダンスを踊るなど会場の雰囲気を盛り上げた。
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特養待機者5000人割る 静岡県内4月時点、3年連続減
静岡県はこのほど、県内の特別養護老人ホームの入所希望者(待機者)が4月1日時点で4926人となり、1年前の前回調査から536人減ったと発表した。減少は3年連続。高齢者人口は増えているが、施設や入所定員などの受け皿が拡大したことが背景にあるとみられる。 一方、1人暮らしで介護者がいないなどの理由で入所の必要性が高いと判断された人は696人で、前回より10人増えた。県介護保険課は「在宅での生活が困難な人の入所ニーズに対応するため、特養をはじめとする施設整備を計画的に進める」としている。 市町別の待機者数は静岡市が804人で最も多く、浜松市656人、富士市355人、藤枝市314人、焼津市286
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優良介護事業所 静岡県、5施設を表彰
静岡県はこのほど、2023年度の優良介護事業所に5事業所を選び、静岡市葵区で表彰式と事例発表会を行った。 職場環境改善部門で特別養護老人ホームグリーンヒルズ東山(浜松市西区)、ぬくもりの里ホームヘルプサービス(伊豆の国市)、デイサービス和合(磐田市)、サービスの質向上部門で特別養護老人ホームかたくら明和園(富士市)、アクタガワハートフルホーム開北(沼津市)が表彰を受けた。
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磐田市老人ク連 16万5000円寄付 福祉施設、市社協に
磐田市老人クラブ連合会は25日、市内の福祉施設や市社会福祉協議会に計16万5000円を贈った=写真=。 会員からの善意を浄財に充てた。同市国府台のデイサービスさくらんぼで行われた贈呈式で、山下六機副会長らが、荒木寛子サービス提供責任者に寄付金を手渡した。 山下副会長は「会員が減少しているが、今後も活動を続けていきたい。少しでも役に立てたら」と願った。荒木サービス提供責任者は「運動器具など利用者さんが使用する福祉用具の購入資金に充てたい」と話した。
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裾野市 高齢者福祉支援拡充へ 来年度から3カ年計画策定
裾野市は2024年度から3カ年の第10次高齢者保健福祉計画と、第9期介護保険事業計画を策定する。両計画を連携させ、高齢者とその家族向けサービスを拡充して総合的な高齢者福祉施策を展開する。 計画期間中には終戦直後に生まれた「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者になり、要介護認定者や認知症高齢者、1人暮らしを含む高齢者世帯の増加が見込まれている。素案では「健康づくりと介護予防の推進」「高齢者の生きがいづくり」「介護保険サービスの充実」など八つの基本目標を掲げ、中長期的な視点で地域包括ケアシステムの確立を目指す。市は公式サイトで両計画の素案を公表し、来年1月5日まで一般から意見を募るパブリックコメ
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障害者との共生 実現への道は? 静岡市葵区でフォーラム
地域共生社会の実現を考える「しずおか地域共生フォーラム」(県社会福祉協議会など主催)が25日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。テレビ番組でコメンテーターを務める障害当事者の玉木幸則さん(兵庫県)と精神科医の高木俊介さん(京都府)を招いて、差別や偏見がなく誰もが生きづらさを感じない社会のあり方を考えた。 2人は、障害者の生活の場を施設から地域に移す「地域移行」などをテーマに対談した。玉木さんは「国の政策は今も家族介護が根底にある。本人主体の生き方になかなか舵(かじ)を切れないのではないか」と指摘。高木さんも「本人が退院したいと言ったら、親兄弟が反対することもある。介護保険も家族や子
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クリスマスイベント満喫 天竜高福祉科生と高齢者交流
浜松市天竜区の天竜高福祉科1年生4人がこのほど、同区二俣町二俣の商業施設「森のマルシェきころ」でクリスマス会を開いた。地域の高齢者ら14人が参加し、笑顔の絶えない催しとなった。 参加者は認知症予防プログラム「コグニサイズ」の考えを取り入れた、数字を読み上げながら体操する運動に取り組んだ。オセロやビンゴも楽しみ、クラッカーを鳴らしてクリスマスを祝った。 同校福祉科は今年4月に開設された。座学や介護実習などを通じて高齢者との接し方などを学んでいる。高林侑希歩さん(15)は「催しの進行がうまくいくか不安があったが、笑顔で楽しんでもらえてよかった」、大隅遥菜さん(16)は「デイサービス施設での実
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骨粗しょう症 服薬間隔 長いもの多く【もっと広がる クスリの世界】
骨粗しょう症は、骨密度が低下して骨の強度が弱くなったり、骨質が劣化したりする疾患です。骨粗しょう症になると、ちょっとした転倒や尻もちでも骨折することがあります。発症率は男性に比べて女性の方が高いです。 骨密度の低下の主な原因に加齢が挙げられます。高齢になるにつれて腸でのカルシウムの吸収が悪くなるため、骨が弱くなってしまいます。一方、骨質の劣化は、コラーゲンの硬化が原因で起こります。高齢者以外で骨粗しょう症に注意する必要がある人は、閉経後の女性です。閉経により、骨密度を一定に保つ働きのある女性ホルモンの分泌量が急激に減ってしまうためです。 骨粗しょう症を防ぐために日常生活で気をつけたいこと
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大自在(12月22日)新聞感想文コンクール
「支えあうために」「私ができること」「誰もが受け入れられる未来へ」。 2023年度しずおか新聞感想文コンクールの小学生、中学生、高校生各部門最優秀賞を紹介した7日付特集面。それぞれの作品のタイトルから拾った言葉を並べると、ページ全体を表す見出しになるように思われた。 東海大静岡翔洋小6年の小曽根杏樹さんは、黄色いハンカチで安否確認する自主防災隊の訓練を伝えた記事に昨年の台風15号で受けた断水被害の記憶がよみがえった。「みんなが黄色いハンカチを用意していれば、困っている人から優先して助けられたかも」。自治会の集会で提案したい―と決意を添えた。 認知症の祖母がいる掛川西中1年の礒部葵衣さん
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厚労省の健康寿命アワード 静岡県内3団体が受賞
健康増進や生活習慣病予防に対する優れた取り組みを表彰する厚生労働省の「健康寿命をのばそう!アワード」に、本県から3団体が選ばれた。代表者がこのほど県庁を訪れ、八木敏裕健康福祉部長に受賞や取り組み内容を報告した。 3団体の受賞はいずれも介護予防・高齢者生活支援分野。ケーブルテレビで認知症予防の番組を放送するスルガケアサービスAMBIKおやま(小山町)が企業部門で、介護予防を目的に独自の体操教室を展開する御前崎市高齢者支援課が自治体部門でそれぞれ厚生労働大臣優秀賞に輝いた。高齢者の居場所づくりや趣味などの生きがい支援に取り組む在宅介護支援ボランティアさくら会(牧之原市)は、団体部門で厚生労働省
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18日から一般質問 川根本町議会
川根本町議会12月定例会は18、19の両日、一般質問を行い、6氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【18日】野口直次 ①町営バスとデマンドタクシーの運行状況と課題②町道・林道の巡視管理改善③骨髄バンク▽沢西省司 ①町猟友会に関連した害獣問題▽大竹勝子 ①介護保険事業②学校給食の無償化③大井川鉄道の復旧 【19日】中沢荘也 ①地域おこし協力隊の活用②南アルプスユネスコエコパーク登録10周年にあたっての取り組み▽佐々木直也 ①2024年度予算②子ども議会の開催▽中原緑 観光
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介護ロボット 最新技術体験 静岡でフォーラム
介護労働安定センター静岡支部はこのほど、介護ロボットの普及啓発を図る「介護ロボット地域フォーラム」を、静岡市駿河区のグランシップで開いた。県内外から約20企業が出展し、最新の介護ロボットを展示した。 マットレスの下に敷いた体動センサーで、離床のタイミングをスマートフォンなどで把握できる見守り支援システムや、日常会話を楽しめるコミュニケーションロボットが来場者の注目を集めた。水山篤之支部長は「ロボットの導入で介護職員の負担が減り、より質の高い福祉の提供につながったらうれしい」と期待した。 会場内ではシンポジウムも行われ、県介護保険課の加藤克寿課長が、介護ロボットや情報通信機器の導入を支援する補
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ハンドベル 音色にうっとり 沼津特支で演奏会
沼津市の沼津特別支援学校で15日、長泉町を拠点に活動するハンドベルサークル「ベルママン」(芹沢和代代表)の演奏会が初めて開かれた。地域との連携を深めて生徒の社会性を育み、共生社会につなげたいと企画した。 クリスマスソングの「ジングルベル」や同校の校歌を奏でた。小中学生約130人が、ベルの美しい音色とハーモニーを楽しんだ。足踏みや手拍子のボディーパーカッションで共演する曲もあり、音楽を通じて交流を深めた。ベルママンとつながりのある伊豆の国市の放課後等デイサービス「みらい音楽館」の子どもたちも来校し、息の合った演奏を披露した。 中学3年の女子生徒(14)は「とてもきれいな音だった。楽しかった」と
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送迎バスの安全装置設置率70% 24年3月末完了へ 静岡県発表
静岡県は13日、牧之原市の認定こども園で通園バスに置き去りにされた園児が死亡した事件をきっかけに義務化された安全装置について、10月末時点の設置率は70%と発表した。8月末時点の53%から17ポイント上昇した。来年3月末までに全ての送迎バスで設置が完了する見込みという。 保育所や認定こども園、幼稚園などの教育・保育施設(247施設)の590台と、児童発達支援センターや放課後等デイサービスなどの障害児通所支援事業所(557施設)の1251台を調べた。10月末の設置率は教育・保育施設が91・0%だったのに対し、障害児通所支援事業所は60・1%にとどまり、施設によってばらつきが見られた。12月末
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認知症新薬 保険適用 20日から販売 薬価年298万円
厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は13日、認知症のアルツハイマー病新薬「レカネマブ」の公定価格「薬価」を、患者1人(体重50キロの場合)当たりの治療で年約298万円とすることを了承した。20日から公的医療保険の適用対象となり、開発したエーザイは同日から販売を開始すると発表した。 効果に期待する人が多い一方、高額薬で市場規模はピーク時に年986億円に及ぶと見込まれ、医療保険財政を圧迫するとの懸念もある。 レカネマブ(商品名レケンビ)はエーザイと米バイオジェンが共同開発し、病気の原因物質を除去することで進行の抑制を狙った初の認知症薬となる。対象は軽度認知症患者と、その前
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「良い介護」テーマ 静岡でセミナー 19日
静岡県は19日、「良い介護を目指すヒント」をテーマにしたセミナーを静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開く。 NPO法人メイアイヘルプユーの鳥海房枝理事と元気がでる介護研究所の高口光子代表、県社会福祉協議会の高橋邦典常務理事が講師を務める。セミナーに先立ち、2023年度の県優良介護事業所の表彰式と事例発表会を行う。5事業所が職場環境改善やサービスの質向上に関する取り組みを紹介する。 参加無料。定員300人で申し込みが必要。希望者は県介護保険課のホームページから申し込む。問い合わせは同課<電054(221)2084>へ。
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衛生用品を寄贈 国際ソロプチミスト焼津
国際ソロプチミスト焼津(法月美穂会長)は12日、社会福祉法人焼津福祉会に衛生用品を寄贈した。同福祉会では放課後等デイサービスや障害者支援施設などで活用する。焼津市総合福祉会館(同市大覚寺)で行われた贈呈式では、法月会長が同福祉会の池ケ谷聡理事長に目録を渡した。
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介護施設利用者の作品100点 裾野 19日まで「芸術祭」
裾野市内の介護保険事業施設の利用者による作品展「すその高齢者施設芸術祭」が19日まで、同市生涯学習センターで開かれている。 各施設や地域包括支援センター、市社会福祉協議会、市でつくる実行委員会が企画した。14施設の利用者が「合作」「手工芸」「美術」「書・写真」の各部門に計約100点を出展した。「100歳になりましたが、これからも頑張ります」「心の中にある懐かしい風景を描きました」など、制作者の思いとともに紹介している。 グループで協力しながら完成させた大作、リハビリを兼ねて根気強く完成させた作品などが来場者の目を楽しませている。最終日に会場で入賞作品13点の表彰式を開く。
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不登校でも「学校」に行かせるべき?③ 関係者インタビュー【賛否万論】
不登校の子どもが増えていますが、公教育を支える学校と不登校の受け皿になりつつあるフリースクールの関係をどう考えれば良いでしょうか。小中学校の教員や教頭を経験し、早期退職してフリースクール「オルタナティブスクール しいの木」(焼津市)を開設した見崎聡さん(58)に、学校とフリースクールのそれぞれの実情と関係性について聞きました。 (社会部・大橋弘典) 互いに補完し合える関係 元小中学校教頭でフリースクール代表 見崎聡さん 開設したフリースクールでは、どのような活動に取り組んでいますか。 小学校高学年が多く、焼津市内だけでなく静岡、藤枝、島田市などから通う子もいます。基本的には時間を区切
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認知症早期発見 沼津でイベント 太陽生命支社
太陽生命保険沼津支社は6日、認知症の早期発見イベントを沼津市の商業施設「フェスタノジマ」で開いた。においで認知機能をテストするキットを使い、来店者が試した。 同社が進める認知症予防の取り組みの一環。キットは紙コップに6種類の香料液を吹きかけ、それぞれ選択肢と合致するにおいを選んでもらい判定する。嗅覚と認知機能には関わりがあるとされ、来店者は5分程度で、10段階の認知機能の判定を受けた=写真=。 担当者は「認知の状態を知り、早期受診や治療につなげてほしい」と話した。
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「お達者度」1位は介護予防事業成果 菊川市議会一般質問
菊川市の長谷川寛彦市長は5日の市議会12月定例会一般質問で、県がまとめた65歳から自立して健康に生活できる期間を示した2020年の「お達者度」で同市の男性が市町別で初めて1位になったことに関し、市独自の体操の啓発など継続的な介護予防事業の成果が要因との見解を示した。坪井仲治氏(みどり21)に答えた。 期間は19・45年だった。市によると、12年から継続して延び、昨年は2位だった。市は独自に考案した「きくがわ体操」や「菊川いきいき体操」を推奨したり、認知症防止セミナーや出前講座などを開催したりしていて、これらの介護予防事業の成果で「要介護認定割合が少ないことが要因」との認識を示した。 西下敦基
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在宅、時差出勤 選択可に 厚労省案 育児、介護 働き方支援
厚生労働省は4日、育児や介護をしながら働く人の支援強化に向けた制度見直し案を公表した。3歳から小学校入学前の子どもを育てる従業員が、在宅でのテレワークや時差出勤など、複数の選択肢から働き方を選べる仕組みの導入を全ての企業に義務付ける。家族らの介護があっても仕事を続けられるように、介護休業などの支援制度の周知も義務とする。 労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の分科会に提示した。来年の通常国会に育児・介護休業法の改正案提出を目指す。 育児との両立では、勤務日の半数以上のテレワーク、時差出勤、新たな休暇の付与といった選択肢を二つ以上設ける。育児中でもフルタイムで働ける環境を整える。従来の制度は、0
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介護の技術を審査 最優秀に望月さん 静岡でコンテスト
静岡県内の介護職員が日頃の業務で身につけた技術を競う「介護技術コンテスト」(県主催)がこのほど、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。各施設を代表して13人が参加し、最優秀の知事賞に訪問介護事業所駿府葵会ケアサービス青葉(同市葵区)の望月幸美さんが輝いた。 介護区分が「要介護3」で認知症状のある74歳の女性が自宅からデイサービスに行くために外出支援する場面を想定し、15分の制限時間で声かけや介助の技術を審査した。参加者は事前に作成した個別援助計画書の方針に基づき、女性の不安に寄り添い、気持ちが前向きになるように会話の内容やペースを工夫した。 コンテストは介護職の魅力を発信するとともに、現場の
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特殊詐欺被害防止 JA職員に感謝状 富士署
富士署はこのほど、特殊詐欺被害防止に貢献したとしてJAふじ伊豆須津支店と同支店の職員勝又百合恵さん(37)に署長感謝状を贈った=写真=。同支店で贈呈式を行った。 勝又さんは10月20日、同支店を訪れた高齢女性からATMの操作方法を聞かれた。女性が携帯電話で通話しながら操作していたことを不審に思い、事情を聴いたところ「介護保険料の払い戻しがある」などと話したことから詐欺を疑い警察に通報した。 勝又さんは「女性は慌てている様子だった。今後もお客さまの様子に気を配りたい」と話した。
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住民らが貼り絵や演奏 掛川・大渕地区でフェスタ
掛川市の大渕地区まちづくり協議会はこのほど、「フェスタおおぶち」を同地区の大渕農村環境改善センター「アイク」で開いた。地域住民、福祉施設利用者の作品展示やステージ発表を行った。 展示コーナーでは同地区の放課後等デイサービス「かあさんの家」の利用者が作った12枚の貼り絵を並べた。障害のある子どもたち約15人が協力して、昨年9月から1カ月に1枚ずつ完成させたという。貼り絵は縦約80センチ、横約1・2メートルで、節分や七夕など季節のイベントの図柄を表現した。同協議会の事務局で施設職員の加藤茂都子さん(73)は「子どもたちの活動を地域に知ってもらうきっかけになった」と話した。 ステージ発表ではバンド
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焼津市議会一般質問に10氏登壇 12月5、6日
焼津市議会11月定例会は12月5、6日に一般質問を行い、10氏が登壇する。 質問者と主な質問テーマは次の通り。 【5日】井出哲哉 部活動の地域移行▽原崎洋一 DXの推進における市民意見の収集▽藤岡雅哉 港町やいづ企業応援調査団の活動▽秋山博子 リニア中央新幹線静岡工区工事の議論における市の対応▽岡田光正 市文化振興計画▽深田ゆり子 ひとり親家庭などへの支援拡充 【6日】杉田源太郎 道路の環境と安全▽石原孝之 モンゴルとの国際交流を通じて市が目指す将来像▽川島要 認知症対策への取り組み▽四之宮慎一 水害に強いまちづくり
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要介護者らの避難 セニアカーを活用 浜松市南区で訓練
天竜川や馬込川など県西部5水系の水害対策を考える遠州流域治水協議会などはこのほど、スズキのハンドル形電動車いす「セニアカー」を活用した要介護者らの避難訓練を浜松市南区のデイサービスセンター砂丘荘で実施した。同センターの利用者や職員、国土交通省浜松河川国道事務所の職員など関係者約20人が参加し、災害時の迅速な避難へセニアカーの有効性と課題を確認した。 同センターの70~90代の要支援1、要介護1の利用者3人が普段利用する施設から約80メートル先の避難先に水平避難した。利用者は職員ら付き添いでハンドルを操作し、避難先に到着した。 訓練の結果、セニアカーを活用すると徒歩と比較し、最大約9分短縮
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介護予防に「民」の発想 24年度、静岡市が委託事業 成果に応じ「報酬」変動
静岡市は2024年度から、新たな官民連携の事業手法「成果連動型民間委託契約方式(PFS)」を活用した介護予防促進事業に着手する。PFSは行政課題に対応した成果指標を設定し、達成状況に応じて委託事業者への「報酬」の額を変動させる仕組みで、同市では初の導入。介護を必要としない65歳以上の市民に外出や社会参加を促すアイデアを民間から取り入れ、要支援・要介護認定者数と介護サービスにかかる経費の削減につなげる。28日までの関係者への取材で分かった。 事業の対象は、要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者のうち、就労や社会活動をしていない市民約3万1千人。外出や社会参加は介護予防につながるとして、
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女性のセカンドキャリア考える 「経済自立」に高い関心 静岡市葵区でセミナー【70歳の壁 シニア雇用を考える】
シニア世代の就労を促す静岡市の官民連携組織「誰もが活躍推進協議会」がこのほど、セカンドキャリアについて考える女性向けのセミナーを同市葵区の静岡商工会議所で開いた。女性に特化して企画したのは初めてで、40代後半から60代の女性21人が受講。定員を上回る応募が寄せられ、関心の高さを示した。主催者側は「子育てを終えた女性の自立意識の高さが背景にあるのでは」としている。 シニアの雇用事情に詳しいリクルートジョブズリサーチセンターの宇佐川邦子センター長が「70歳の自分を想像し、働き方を変える」をテーマに講師を務めた。キャリア形成について「子育てのために仕事をやめるなど、これまでの人生でいろいろな選
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島田市議会 1日から一般質問
島田市議会11月定例会は12月1、4、5日、一般質問を行い、19氏が登壇する。 質問者と主な項目は次の通り。 【1日】村田千鶴子①脱炭素社会の実現に向けた市の取り組み▽桜井洋子①介護保険事業②生活保護行政▽提坂大介①市の未来予測②みどりの食料システム戦略③パンデミック条約とIHRの市民へのお知らせ▽清水唯史①新型コロナウイルス感染症の分類変更後の取り組み②シティープロモーション推進事業における茶産業の連携▽青山真虎①選ばれるまちに。未来ビジョンを考える②チャットGPT(生成AI)導入によるメリット、デメリット▽八木伸雄①市立総合医療センター経営強化策②野生獣の市街地出没の対策▽曽根達裕①地方
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遺産相続テーマにセミナー 浜松市北区
浜松市内に拠点を置く企業でつくる「はままつ地域貢献パートナーズ(愛称・つなぐ)」と市社会福祉協議会はこのほど、遺産相続をテーマにした終活セミナーを同市北区細江町の同社協北地区センターで開いた=写真=。いなかつ事務所(同市中区)の司法書士稲勝清一郎さんが「知っておきたい生前対策の基礎知識」と題して講演した。 稲勝さんは、遺言や後見制度、死後事務などについて説明。遺言を残すべきケースとして、特定の相続人に財産を残したい▽前配偶者との間に子どもがいて、再婚している▽相続人の中に認知症の人がいる―などと紹介した。 地域の高齢者ら36人が聴講した。空き家やリフォーム、荷物処分などの個別相談も行われ
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ノルディック・ウオーク体験会、累計50回達成 駿府城公園近くの休憩施設拠点
静岡市葵区に整備されたランナーやウオーカーの休憩施設「駿府城ラン・アンド・リフレッシュステーション」を拠点にしたノルディック・ウオーク体験会が26日、累計50回に達した。節目の体験会には、主催者で全日本ノルディック・ウオーク連盟の公認指導員の大橋敏弘さん(63)=静岡市駿河区=をはじめ、市内外の20~80代の約40人が参加して汗を流した。 ノルディック・ウオークはフィンランド発祥で、両手に持ったポールを支えに肩甲骨周りを動かしながら正しい姿勢で歩く。足腰の負担が軽い一方、全身の筋肉を使う有酸素運動として幅広い世代に人気を集める。大橋さんは5年前から、月1回ほどの頻度で体験会を続けてきた。
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広い園内セニアカーで 浜名湖花博プレイベントで体験会
来年3月に浜松市西区で開幕する「浜名湖花博2024」の実行委員会は25日、プレイベントの一環として、本番でも運用予定のスズキセニアカー乗車体験イベントなどを同区の浜名湖ガーデンパークで行った。 セニアカーは電動車いすで、高齢の来園者が園内を移動する際の支援や、見どころポイントの紹介に活用する。プレイベントでは、装着したタブレット端末で園内のマップ表示や音声案内を行った。 日本、中国、韓国の茶の飲み比べ、仮想現実(VR)ゴーグル体験、オリジナルフレーム切手の販売なども行った。 プレイベントは26日まで。クスノキの植栽やヤマハミュージックリテイリングによるジュニアドラム発表会、地元食材を使
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裾野市が12月に新たな窓口開設 死亡、相続手続き1カ所で
裾野市は12月1日、死亡と相続の手続きを1カ所で受け付けるワンストップ型の「おくやみコーナー」を市役所1階市民課窓口に開設する。 健康保険や介護保険、社会福祉制度、税務など市管轄の手続きと相談に一括して応じる。対象は死亡時の住所が裾野市内だった故人の遺族。手続きごとに担当課を回る必要がなくなり、市民サービス向上を図る。 開庁日の午前と午後に1組ずつ予約を受け付ける。11月27日から予約可能。空き状況に応じて、予約なしの来庁にも対応する。 問い合わせは裾野市市民課<電055(995)1812>へ。
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脳機能低下、食道がん、人とトラブル、認知症… 飲酒に初指針 「アルコール量」重要、年代別リスク周知
飲酒に伴うリスクを周知しアルコールによる健康障害を防止するため、厚生労働省の検討会は22日、年齢や体質に応じた留意点などを盛り込んだガイドラインを取りまとめた。飲酒に関する指針を国が策定するのは初めて。病気や健康影響を例示したほか、飲む際は事前に食事を取ったり、休肝日を設けたりするなど体に配慮するよう勧めている。意見公募を経て本年度中に正式決定する。 指針によると、高齢者は若い時に比べ体内の水分量の減少などで酔いやすく、一定の酒量を超えると認知症発症や転倒のリスクが高まる。10代や20代は脳の発達段階で、多量に飲むと脳機能が落ちるとのデータがあると説明した。飲んで顔が赤くなるなどアルコール
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認知症高齢者の徘徊対策 見守りシステム登録を【西部 記者コラム 風紋】
性別や年齢、服装、背丈など、身体の特徴とともに袋井警察署が行方不明者の捜索の協力を呼びかける同報無線を度々耳にする。行方不明事案のほとんどは認知症が原因で徘徊(はいかい)する高齢者。最悪の場合、徘徊中に事故などによって死亡してしまうケースもある。 同署生活安全課によると、ことし1月~10月末までに同署が認知症と思われる65歳以上の高齢者を保護した件数は58件(暫定値)に上る。昨年も同時期で62件の保護があり、およそ5日に1回は高齢者が保護されたことになる。袋井市健康長寿課によると、同市内では昨年10月からの1年間で、捜索願の出た高齢者が亡くなった状態で見つかった事案が2件あり、うち1件は認
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認知症不明者捜索 流れ実践 声かけや家族へ連絡 焼津で訓練
静岡福祉大(焼津市)と同市は18日、認知症の行方不明者を捜し出して声かけをする訓練を同市の焼津駅前通り、昭和通り、神武通りの各商店街で実施した。参加者は商店街を歩いている行方不明者を保護し、家族に連絡するまでの流れを実践した。 参加した6人は専用アプリを通じて、行方不明者の服装や年齢、呼び名といった特徴を確認すると、同大焼津駅前サテライトキャンパス(同市栄町)を起点に各商店街に散らばり、行方不明者役の3人を捜した。発見すると、あらかじめ教えられた認知症の人への接し方や声かけのポイントを念頭に、「どこに行きますか」「少し休みましょうか」などと話しかけた。 行方不明者役の衣服には「みまもりあいス
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健康長寿者64人を表彰 掛川市 末永くお元気で
掛川市はこのほど、2023年度に95歳を迎える市民234人のうち、1年間介護保険サービスを使わず自立した生活を送っている64人を健康長寿者として表彰した。久保田崇市長が市役所で、代表6人に表彰状と記念品を手渡した。 表彰に臨んだ出席者はそれぞれ、長寿の秘訣(ひけつ)を紹介した。日課に散歩を挙げる人が目立ち、松永喜代さん(95)=西大渕=は「歩くことが楽しい。1人暮らしで、掃除も草むしりも全部やる」、持塚敬子さん(94)=宮脇1丁目=は「毎朝、町内を4000歩から5000歩くらい散歩する」と話した。 久保田市長は「健やかに、末永く健康で過ごしてほしい」と祝辞を述べた。
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⚽エスパルス下部組織出身5人 三島に交流カフェ開設へ 「地元への感謝、形に」資金募る
サッカーJ2大分トリニータの長沢駿選手(35)やJ1柏レイソルの犬飼智也選手(30)らJ2清水エスパルスの下部組織出身者5人が、静岡への思いや感謝を形にしようと、「HIGH FIVE(ハイファイブ)」プロジェクトを立ち上げた。地元住民と宿泊者が交流できる宿泊施設兼カフェの開店準備を三島市で進めている。長沢選手は「生まれ育った静岡の素晴らしさを全国の人にもっと知ってほしい」と話す。 清水でも活躍した2選手は県外チームに移籍後、地元への思いを表現する方法を模索。下部組織時代の仲間に相談する中、共通の趣味だったキャンプを切り口とした活性化策を考え、ツリーハウスのような内装のゲストハウスづくりを
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浜松で在宅ケア懇談会 地域で認知症予防を
認知症患者のケアなどについて考える「第30回在宅ケア懇談会」(実行委、浜北ロータリークラブ主催)が18日、浜松市浜北区の複合施設なゆた・浜北で開かれた。認知症予防財団会長でアルツクリニック東京院長、順天堂大名誉教授の新井平伊さんが認知症患者の心理を解説し、地域で予防対策を取る重要性を指摘した。 新井さんは、身体的な病気は痛みや熱が心理や認知機能に伝わり、不安やいらだちを引き起こすと説明。認知症も同様で、病気そのものが不安やいらだちにつながるのではなく、物忘れが起きていることが心理や認知機能に影響して、いらいらしたり不安が募ったりすると指摘した。こうした不安感は「看護、介護関係者や家族のケア
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福祉計画案など伊東市が諮問 市介護保険協議会に
伊東市はこのほど、第10次高齢者福祉計画と第9期介護保険事業計画の両案を市介護保険運営協議会に諮問した。市役所で開いた会合で協議会の委員に対する委嘱状の交付も行い、岸弘美副市長が手渡した。 委員は保健・医療、福祉、介護保険に関わる団体の代表ら15人。会長には市医師会長の山本佳洋さんが就いた。山本会長は「医療や介護の現場もどんどん変わってきている。今回の介護保険の事業計画は重要なところに位置する」と述べた。 初回は計画策定の趣旨などを共有した。計画案は2024~26年度の3年間が期間。協議会は審議を重ね、来年1月に答申する予定。
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少量でも発症O157に注意を 西伊豆・特養食中毒2人死亡 一般家庭もリスク
西伊豆町の特別養護老人ホーム「ヒューマンヴィラ伊豆」で利用者2人が死亡した集団食中毒は、患者33人のうち10人の便から腸管出血性大腸菌O157が検出された。O157は十分に加熱されていない肉類だけでなく、生野菜や果物などが原因で感染する事例があり、県内では過去に露店の冷やしキュウリで集団食中毒が発生した。一般家庭でも感染のリスクがあり、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者は特に注意が必要だ。 O157は感染すると数日間の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴う下痢や血便を引き起こす。極めて少ない量でも発症するのが特徴で、合併症を併発すると重症化し、死亡する場合もある。 ヒューマンヴィラ伊豆では、死亡した2
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モンゴル県知事と川勝氏が会談 介護、経済分野で交流深化へ
静岡県と友好協定を結んでいるモンゴル・ドルノゴビ県のオチルフレブ・バトジャルガル知事と同県議が16日、静岡市葵区で川勝平太知事と面会した。バトジャルガル知事の来静は2020年11月の知事就任以降初めて。両知事はこれまでの友好の歴史を振り返りながら、引き続き介護や経済などの分野で交流を深めていくことを確認した。 両県は11年に友好協定を締結し、高校生の交流事業を皮切りに、下水処理技術支援、介護分野の相互協力など多方面で交流を続けてきた。バトジャルガル知事は「新型コロナウイルス禍を乗り越え、交流が続いていることを感謝している」と述べた。会談に先立ち、本県幹部と経済交流などについて意見交換したと
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孤独・孤立対策へ官民組織、静岡県が設立 コロナで深刻化、支援機関連携促進
静岡県は新型コロナウイルス禍で深刻化した孤独・孤立問題に対応するため、現場で支援活動に携わる関係機関の連携を促す新たな官民組織を立ち上げた。人と人とのつながりが希薄化し、今後も高齢者を含めた単身世帯の増加が見込まれるとして、多様な支援ニーズに対処するためのネットワークを構築する。 行政やNPO、社会福祉協議会などでつくる「ふじのくに孤独・孤立対策プラットフォーム」を9月末に設立した。コロナ禍で自殺や経済的困窮、虐待、ドメスティックバイオレンス(DV)といった問題が顕在化したことを踏まえ、分野ごとに活動する団体の連携を強化し、孤独・孤立対策を横断的、広域的に進める狙いがある。 「誰もが助
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リハビリ病院に運転シミュレーター 脳卒中患者ら可否判断の材料に 高齢者の検査、訓練利用も 藤枝
藤枝市宮原の聖稜リハビリテーション病院は今夏、医療機関向けのドライブシミュレーター1台を導入した。脳卒中により高次脳機能障害を負った患者が退院後も自動車の運転を再開できるように、教習所で実際に乗る前に運用、評価して運転可否の判断材料にする。身体機能が低下した高齢者に対しても検査、訓練用として利用を促し、交通事故の削減に役立てる。 日本脳卒中学会がまとめた2021年の脳卒中治療ガイドラインによると、脳卒中発症後1年以内の運転再開は交通事故のリスクを6倍にするという報告がある。ただ、同病院がある藤枝市の中山間地域など車がないと生活が困難な患者も多いのが実態だ。 これまでは退院後、医師の診察
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大きなイモ掘れた 沼津・東熊堂自治会
沼津市の東熊堂自治会は12日、市内のデイサービス事業所職員と家族約20人を地区の畑に招待し、サツマイモ掘りを行った。参加したのは、エミーズ原、ツクイ沼津下香貫、からふる沼津の3カ所の職員と家族。人手不足が指摘される介護事業所職員の日々の疲れを癒やしてもらおうと、自治会員が勤務する縁などで招いた。 参加者はスコップを使い、大きく育った紅はるか、シルクスイートなどを懸命に掘った。清水町の南小4年高田絆愛さんは「鹿に食べられているイモもあってびっくりした。大学イモにして食べたい」と笑顔で話した。
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研究展示や実験体験 静大浜松キャンパス 市民に公開
浜松市中区の静岡大浜松キャンパスで11日、「第26回テクノフェスタin浜松」が始まった。教職員や学生が日頃の研究成果を、展示や実験体験を通じて市民に公開する。12日まで。 研究室の公開展示は36ブースを設けた。XR(クロスリアリティー)で認知症の人の日常生活を体験し、介護に生かす研究などを披露する桐山・石川研究室の鈴木康生さん(同大大学院1年)は「高齢化社会などの問題解決に貢献する研究の成果を来場者に体験してほしい」と話した。ほかに、ホーバークラフトに乗る体験などができる。 事前の予約・申し込みが必要な「キッズサイエンス」は14の実験を、当日予約・申し込み(一部は必要なし)の「おもしろ実験」
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地域で支える介護 市民に啓発 JR静岡駅で県協議会など
11日の「介護の日」に合わせ、県老人福祉施設協議会中部支部と県は10日、市民に介護への理解と認識を深めてもらうための街頭啓発活動をJR静岡駅コンコースで行った。 支部の会員施設や県介護保険課の職員計約40人が参加した。改札口付近で「11月11日は介護の日」と記したのぼり旗を掲げたり、啓発品のウエットティッシュ2千個を通行人に配布したりした。介護の日メインキャラクターの「ケアットちゃん」と県のキャラクター「ちゃっぴー」が登場し、地域全体で高齢者を支えていくことを呼びかけた。 同協議会には県内の老人ホームやケアハウスなど約500施設が加盟する。同協議会の東部支部はJR三島駅、西部支部はJR浜松駅
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介護分野支援へ 静岡県が本腰 モンゴルで面接+ICT活用 人材獲得、定着に向け業務改善
介護分野の人手不足が深刻さを増す中、県が外国人材の獲得や介護事業所の業務改善に本腰を入れている。モンゴルで県内への就労を促す合同面接会を初開催したほか、情報通信技術(ICT)を活用した伴走支援を本格化させる。高齢化の進展で介護需要は高まり続けている。現場を支える人材の確保と定着を両輪で進め、将来にわたり介護サービスを維持、向上させることを目指す。 合同面接会は9月下旬、県と友好協定を結ぶモンゴル・ドルノゴビ県と首都ウランバートルの2カ所で開催した。外国人材の確保を目指す県内介護事業所4施設が現地を訪れ、モンゴルで介護を学ぶ学生や医療従事者、日本への留学予定者ら200人余りとマッチングを図
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「健幸」へ難聴と認知症の関係解説 聖隷袋井市民病院の医師 登壇
袋井市健康長寿課はこのほど、市民公開講座「あなたらしく生きるための健幸のおはなし」を市教育会館で開いた。充実した人生100年時代を生きるための健康維持や人生設計の方法について聖隷袋井市民病院の医師が解説した。 同院の林泰広院長と望月亮主任医長が登壇し、市民約100人が参加した。林院長は、難聴と認知症の関係について説明。難聴になっても必ず認知症になるわけではないと前置きしながら、「難聴によりコミュニーケーション能力が落ちると、うつ状態や認知機能の低下につながる可能性がある」と強調。ヒアリングフレイル(耳の虚弱)を予防するためには生活習慣を整え、早めに聴力検査を受けることなどが重要とした。 望月
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静岡県と浜松市、障害児通所給付費を過大支給 会計検査院が指摘
会計検査院は7日公表した2022年度決算検査報告で、障害のある子どもが通う放課後等デイサービスなどの事業所に支給する「障害児通所給付費」について、県と浜松市で計6533万円の過大給付があったと指摘した。いずれも事業者から返還を受けたという。=関連記事3面へ 浜松市は3969万円を過大給付していた。市内で3施設を運営していた事業者が17年から19年にかけて、児童発達支援管理責任者の配置要件を満たしていないのに減額手続きをせず、市に虚偽の資料を提出するなどして給付費を不正受給したことが原因。市は障害児通所支援事業所の指定を取り消した。 県の過大給付は2564万円だった。事業所に配置する職員数
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浜松・水窪放火1カ月 自殺の“前兆”事件食い止められたか 専門家「検証必要」【ニュースBOX】
浜松市天竜区水窪町地頭方で10月5日の白昼発生し住宅18棟、倉庫4棟などを焼いた火災から1カ月が過ぎた。火元の自宅に放火した疑いで逮捕、送検された男(89)=鑑定留置中=は事件の約1カ月前から、自宅周辺の住民らに自殺をほのめかす言動を繰り返していたことが分かっている。独居で孤立感を深めていたとみられる容疑者の自宅を、行政は定期的に訪ねて見守りを続けていた。「適切な対策を施していたら(放火に至らない)別の展開があったかもしれない」。自殺対策に詳しい専門家は、行政の対応や体制を検証する必要性を指摘する。 火災発生の当日は晴れて風が強かった。午前11時ごろ、容疑者の自宅から出た火は一気に広がり、
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ピクセルアート 子ども熱中 沼津・放課後等デイサービス
沼津市原の放課後等デイサービス「カララ」でこのほど、障害がある子どもが手がけるデジタルアートの支援に取り組む団体「EDO-1 PROJECT」(茨城県)を講師に迎え、タブレットで絵を描くピクセルアート教室が開かれた。 「ドット絵」とも呼ばれるピクセルアートは、テレビゲームでも使われる。団体によると、指先のタッチ一つで色を塗ることができるため、絵を描いたり直線を引いたりすることが苦手な子や、色塗りに飽きてしまうケースでも取り組める利点があるという。利用者の子ども9人はタブレットの使い方を教わった後、創作活動に熱中した。 カララでは自信感形成や自立支援につなげようと、子どもが描いた絵を「NF
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エルタックス 公金納付にも 26年開始 目指す
政府は30日までに、地方税のオンライン納付システム「eLTAX(エルタックス)」の使い道を広げ、住民や事業者が自治体に公金を納められるようにすると決めた。国民健康保険料など大半の公金が対象で、利便性向上が狙い。来年の通常国会に関連法の改正案を提出するほかシステム改修を進め、遅くとも2026年9月までの開始を目指す。 多くの自治体は独自の公金納付システムを運用しており、エルタックスを活用するかどうかは各自治体の判断。政府は対象者が多い国民健康保険料と介護保険料、後期高齢者医療保険料は全国共通の納付方法が望ましいとして、重点的に活用を呼びかける。 道路占用料や河川占用料なども全国共通化したい考え
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認知症研究、年度内着手 政府方針 神経回路再生など前倒し
政府は29日までに、認知症対策の国家プロジェクト「認知症・脳神経疾患研究開発イニシアチブ」の一環で、脳の神経回路再生などの研究開発を本年度中に始める方針を決めた。当初は来年度開始の予定だったが「緊急的に対応すべき」だと判断し、前倒しする。関係者によると、2023年度補正予算で100億円以上の規模の財源確保を目指している。 早期着手を検討する分野には例えば、国立精神・神経医療研究センターが計画する神経回路の再生、修復の研究がある。神経細胞の軸索(神経線維)を覆い、情報を伝えるのを助ける働きがあるミエリンという物質に着目している。 認知症の人の脳にはミエリンが破壊され、情報伝達がうまくできな
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ゲームや運動で認知症予防 聖隷クリストファー大生が講座 浜松市天竜区
浜松市と聖隷クリストファー大は25日、同市天竜区水窪町の水窪文化会館で生涯学習講座「認知症予防『海馬を鍛えよう!!』」を開いた。同大リハビリテーション学部の学生が講師を務め、認知症の主な特徴や予防法を参加者16人に紹介した。 認知症はさまざまな種類があり、その多くは脳の海馬という器官が萎縮して起こる。認知症を防ぐためには、「記憶を思い出す作業や人と交流したりして海馬を鍛える必要がある」と説明した。 学生は、認知症の予防に効果的なゲームや運動を参加者に紹介した。複数の単語からキーワードを当てる連想ゲームや、体操しながら数字を数え、3の倍数で拍手する「コグニサイズ」などに取り組んだ。同大2年
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介護給付費 初の3000億円超 21年度 静岡県内 制度開始から3.7倍に
静岡県が25日までにまとめた2021年度の介護保険事業年報によると、介護サービスの利用者負担を除いた介護給付費は前年度比1・5%増の3030億6300万円だった。高齢化の進展に伴って利用が拡大し、初めて3千億円を上回った。 給付費は01年度に1千億円、09年度に2千億円を突破。介護保険制度が始まった00年度と比べると3・7倍に膨らんだ。25年には団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となり、さらなる増加が見込まれる。 介護費用は前年度から1・5%増えて3368億4千万円となり、こちらも過去最多を更新した。 65歳以上の1人当たり給付費は26万1963円で前年度から1・8%増えた。全国平
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補正予算案など7案件可決同意 川根本町議会閉会
川根本町議会は25日、臨時会を開き、70万円を追加する本年度一般会計補正予算案など7案件を原案通り可決、同意し閉会した。 補正予算案は本川根高齢者デイサービスセンター(同町上岸)の空調室外機の修繕費を計上した。監査委員に山本銀男氏(67)=下長尾=を選任することに同意した。
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創業志す人らセミナーで交流 川根本町
川根本町創業支援ネットワークはこのほど、創業者や創業を検討している人を対象にしたセミナーを同町役場総合支所などで開催した。 町内で過去5年以内に宿やデイサービスを創業した三高菖吉さん(33)と城野恵さん(50)、板谷信吾さん(33)が登壇しパネルディスカッションが開かれた。城野さんは「お客さんの笑顔がなによりもうれしい」とやりがいを語った。三高さんは「収入は不安定になる。最低限必要な生活費を知っておくことが大切」とアドバイスを送った。パネルディスカッションの後は、参加者も加えた交流会も実施された。
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犬と触れ合い 充実の時間 御前崎の高齢者施設
御前崎市動物保護協会のメンバーが24日、飼育ペットの犬を連れて同市の佐倉デイサービスセンターを訪問した。施設を利用する高齢者約35人が犬との触れ合いを通じて、充実した時間を過ごした。 動物との交流で、安らぎと癒やしを提供する事業。会場にはチワワ、柴犬、ノーフォークテリア、シーズーの4匹が登場し、利用者は犬を膝の上に乗せて写真撮影などを楽しんだ。 利用者は犬が尻尾を振ってかわいらしい姿を見せると目を細めた。頭をなでながら「いい子だね」「お利口だね」などと声をかけ、満面の笑みを浮かべた。
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28施設の合同作品展 天竜厚生会、10月29日まで
天竜厚生会(浜松市天竜区)の子育て関連やデイサービスなど28施設の利用者による合同作品展が29日まで、同会研修センター(同市浜北区)で開かれている。 書道や絵画など339作品が並ぶ。保育園や子育てセンターに通う子どもたちが「えがおかがやくすてきなところ」をテーマに色紙などを使い、園内や自然を表現した立体的なアート作品が個性を放っている。 午前9時半~午後4時半。最終日の29日は午後3時まで。芸能人歌謡ショーやステージ演奏が披露される厚生会まつりも行われる。
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全国介護技能コンテストで優秀賞 白扇閣(清水区)の望月さん
全国の介護従事者が食事や入浴介助などの技能を競う「オールジャパンケアコンテスト」で、静岡市清水区の特別養護老人ホーム「白扇閣」職員の望月早苗さん(45)が食事部門(経験5年未満)でトップの優秀賞を受賞した。 コンテストは東京都内で15日に開かれた。望月さんが出場した部門には7人が出場。訪問介護員として、右半身にまひがある高齢者役を相手に、食事介助をする実技を7分の持ち時間で披露した。望月さんは「会話を大事にしながら、本人ができそうな動作に関しては自立を促す介護を心がけた」と振り返った。 望月さんは歯科衛生士や接客の仕事を経て2019年1月に入職、現在はデイサービスを担当する。「コンテスト
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介護保険改定や人手不足考える 10月28日、静岡市でシンポ
静岡県社会保障推進協議会は28日午後1時半から、来年に改定を予定している介護保険制度について学ぶシンポジウム「第8回県民のつどい」を静岡市葵区の静岡労政会館で開く。 全日本民医連の林泰則事務局次長が「介護に笑顔と希望を!―史上最悪の介護保険改悪をやめさせるために!」をテーマに講演を行う。3年に1度見直される介護保険制度で、現在、厚生労働省の専門部会で検討している利用料の自己負担割合増加や、医療・福祉・介護の現場における人手不足の実態について考える。 参加は無料。オンライン配信も行う。問い合わせは同協議会<電054(287)7355>へ。
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高齢者グループ 文化作品100点展示 浜松市浜北区
浜松市浜北区寺島東自治会の高齢者グループ「庄園長寿会」は21日、文化作品展を同区寺島の寺島東公民館で始めた。約100人が趣味で取り組んだ文化作品約100点を並べている。22日まで。 鳥や飛行機の模型、布製バッグ、写真、塗り絵などさまざまな作品を展示。市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」の人形は、竹や段ボールを使って約1メートル70センチの大きさに仕上げた。敷地内ではグラウンドゴルフや輪投げもできる。沢木孝夫会長(75)は「それぞれの工夫を見に来てほしい」と話す。
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介護職の現状ややりがい紹介 静岡市葵区で復職応援セミナー
静岡県と県社会福祉協議会はこのほど、介護職経験者や介護職に関心がある人を対象にした「介護のシゴト復職応援セミナー」を、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。日本介護福祉士会の及川ゆりこ会長が介護職のやりがいや現状について講演した。 及川会長は「高齢者と粘り強く接することで関係を築いた先に見せてくれる笑顔がやりがいとなり、約30年間福祉の仕事を続けている」と話し、高齢者を尊重した介護の重要性を強調した。また、介護ロボットの導入や介護記録の電子化など積極的なデジタル技術の活用で、施設職員の負担軽減を図る取り組みが進んでいると説明した。 同協議会人材課の村松奈々課長は「ブランクのある人が介護
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社協の高齢者サロン送迎開始 免許返納者に対応、地域活性化へ 沼津・浮島地区の社会福祉法人
沼津市の浮島地区の社会福祉法人春風会「みはるの丘浮島」と社会福祉法人共生会「きさらぎ」が、同地区社会福祉協議会主催の高齢者サロン「うきしまサロン」への送迎サービスを始めた。高齢化やコロナ禍による参加者減少を受けて、サロンや地域の活性化を狙う。 浮島地区は市西北部に位置し、東西に六つの自治会が並ぶ。サロンの関係者によると、地区内の高齢者からは免許を返納して移動手段がないといった声が上がっていたという。サロン参加者はコロナ前は20人ほどいたが、現在は約10人。会場の浮島地区センターにはバス停があるが、本数が少なく開催時間と合わないこともあり、参加者は車か徒歩で来ている。 送迎サービスはサロン
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菊川市、介護保険料徴収ミス 計64件 起算日変更怠る
菊川市は17日、2015~21年度の介護保険料の遡及(そきゅう)賦課手続きで、計64件の徴収ミスが発覚したと発表した。法改正に伴う起算日の変更を怠ったのが原因という。 市によると、現行の介護保険制度は被保険者の所得に応じて、2年までさかのぼって介護保険料を賦課できる。徴収ミスの内訳は、過大徴収が39件で67万7680円、過少に算定したことによる過大還付が25件で計50万6400円。過大徴収の対象者向けに通知し、24年2月末までに還付する。過大還付の対象者には追加納付を求めない。 厚生労働省が全国の自治体に宛てた起算日に関する通知を受けて、市が実施した状況確認で判明した。市は職員同士の情報
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最新サポートカー並ぶ 高齢運転者支援へ静岡県自動車学校がイベント
静岡県自動車学校(本部・静岡市葵区)はこのほど、車の運転を続けたい高齢者を対象に「高齢運転者支援フェスタ」を静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開いた。県内の自動車ディーラー12社が自動ブレーキなどを備えた最新のサポートカーを展示し、県警もドライバーの反射神経診断を行った。 高齢運転者に寄り添った車社会の実現に向け、初めて企画した。運転技能を評価・改善するサービス「セフモ」を搭載した同校の教習車も展示。車体の前後左右に付いたカメラで運転を記録して運転の特徴を人工知能(AI)が分析し、ドライバーの認知症の傾向などを数値化できるという。同校は11月から静岡、沼津、浜松各校の高齢者サポート講習でセフ
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その人らしく生きるケア方法を考える 沼津で医療関係者研修
沼津市のきせがわ病院などを運営する医療法人社団真養会は14日、利用者がその人らしく生きるための医療とケア方法について考える研修会を同市で開いた。 県東部の医療、看護、介護、福祉の関係者ら約120人が出席し、パネル討論や実践報告を聞いた。認知症の高齢者らの希望に添ったサポートをするには、病気についての理解を深める▽支援者との信頼関係を構築する▽地域で見守る体制をつくる―などが重要と確認した。 たんぽぽ診療所(静岡市)の遠藤博之院長を招いた基調講演も行った。
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静岡・建穂地区の高齢者 運動会満喫し交流
地域の高齢者が交流する静岡市葵区のS型デイサービス「建穂いなほ会」はこのほど、運動会を同区の建穂公民館で開いた。 70~90代の地域住民とボランティア計約30人が参加した。赤組と白組に分かれ、物干しざおにつるされた菓子パンを菜箸で取る「パン取り競走」や、モップで風船を転がして運ぶ「モップリレー」を実施。「頑張れ」と拍手しながらチームメートを応援し、競技を終えると「童心に返った」と笑顔を見せた。 音楽に合わせて手足の曲げ伸ばしや足踏みをする音頭も楽しみ、健康への意識を高めた。
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マジック通じ認知症予防 島田 マギー塁さんが講座
島田市はこのほど、マジシャンのマギー塁さん(38)を講師に招いた認知症予防啓発講座を同市の初倉公民館で開いた。地域で触れ合い活動に取り組むボランティアなど約50人が参加し、手品を通じて認知症への理解を深めた。 マジシャンのマギー司郎さんの弟子で、認知症サポーターも務めるマギー塁さんがトランプやハンカチなどを使ったマジックを披露した。指先を使って脳の活性化につなげることや、成功しても失敗しても笑顔になれるなど認知症予防効果を紹介した。参加者は割り箸と輪ゴムを使った簡単な手品にも挑戦した。 マギー塁さんは「誰もが当事者になる可能性がある。認知症になってもならなくても安心して暮らせるまちづくりが大
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判断能力不十分になった時が不安 将来に備え「任意後見制度」利用を【高齢者の相談室】
問 現在1人暮らしで、子どももいません。最近少し物忘れをすることが多くなり、今後、物事の判断を自分でできなくなったら心配です。もしもの時は隣町に住むめいにお金の管理などを頼みたいと考えていますが、めいは早くに実家を出ており、私に何かあった時に連絡がいくか分かりません。 (80代・女性) 答 このような悩みにお勧めするのは、成年後見制度の利用です。認知症などの理由から自分一人で決めることが心配な場合、本人に代わって、財産の管理や法的な契約行為を行う後見人を選ぶことで、本人の権利を法的に保護・支援する制度です。 成年後見制度には、法定後見制度と任意後見制度があります。法定後見制度は、判断
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時論(10月8日)老いには大きな意味がある
生物学者、小林武彦さんの近著「なぜヒトだけが老いるのか」(講談社)によると、野生の生き物は基本的に老化せず、生殖能力を失えば、いわゆる「ピンピンコロリ」。生物学的に見れば、人生の40%は「老後」なのだそうだ。 そして、この長い老後は進化の過程で、ヒトが「獲得」したものだと説く。ここで興味深かったのが、本の中で紹介される「おばあちゃん仮説」だ。 生後間もないゴリラは母親の体毛をつかんでしがみつくことができ、母親は両手を自由に使えるが、長い体毛を失ったヒトは赤ちゃんを両手で抱っこしなければならない。そこで、手間がかかる子育ての“救世主”であるおばあちゃんが元気で長生き
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93歳大村さん 静岡で集大成の絵画展 色鉛筆で緻密
静岡市葵区のデイサービス施設「亀寿庵」の利用者で、他の利用者に絵画を指導する大村光代さん(93)の作品展示会が7日まで、同区の西奈生涯学習センターで開催されている。来月で94歳になる大村さんは今回の作品展を最後と決め、「わたしには絵があったから今日まで幸せに生きてこられた」と充実感をにじませた。 ノスタルジックな作風で知られる画家中島潔さんが描く子ども向け絵画や、他の画家の日本画作品を模写した色鉛筆画約30点が並ぶ。作品は60歳のころから30年以上描きため、鮮やかな衣服も温かみのある背景も色鉛筆だけで緻密に表現した。絵を描いていると食べることも忘れ、手が痛くなるまで没頭してしまうという大村
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施設利用者ら パン食い競争奮闘 伊豆の国 地域と交流楽しむ
社会福祉法人「春風会」(沼津市)は4日、障害者の社会参加や地域との交流促進を目的とした「第14回ふれあいの集い」を伊豆の国市のあおばの家で開いた。 同法人が運営する沼津、伊豆の国、伊豆の3市内の6施設から、利用者やその家族、職員ら約150人が参加した。開会式で同法人の石川三義理事長は「利用者同士で交流を深めて楽しみましょう」とあいさつ。利用者らはパン食い競争に挑戦し、口や手でパンを取って懸命にゴールを目指した。 ダンスでは体を動かしたり手拍子をしたりして会場が一体となって盛り上がった。ハーブ茶の試飲や農産物販売のブースも設けられた。
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鹿児島国体 7日開幕 本県選手団を発表
静岡県スポーツ協会はこのほど、鹿児島県で開催される国民体育大会「燃ゆるかごしま国体」(7~17日)に出場する本県選手団を発表した。大会は7日に総合開会式を行い、入場行進の旗手は、2016年に正式種目になって以来初出場となるラグビー成年女子の主将山本みなみ(鈴与)が務める。 ◇…本部役員…◇ 団長 川勝平太(県スポーツ協会会長)▽副団長 中谷多加二、庄司政史、佐々木禎、鈴木啓久、松井和子、丹生敬人、長沢滋文(以上県スポーツ協会副会長)鈴木学(県スポーツ・文化観光部理事兼スポーツ局長)▽総監督 石川惠一朗(県スポーツ協会専務理事)▽総務 大村文孝(県スポーツ振
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清水町の高齢者対象事業 地域とつながり健康に【東部 記者コラム 湧水】
清水町に住む65歳以上の高齢者を対象に、町内の体育施設の使用料が無料となる静岡県内初の「笑街健幸(しょうがいけんこう)パスポート事業」が10月からスタートした。認知症の人やその家族の支援に取り組む「チームオレンジ」も9月に設置された。一連の取り組みが町民の健康増進や地域の連携強化につながる契機となってほしい。 町福祉介護課によると、町内の要介護認定者のうち、認知症と診断されている人は2022年度時点で34・8%。国や県よりも10ポイントほど高い水準にある。また、物忘れの症状が目立たない「隠れ認知症」で、医療機関を受診していない人がいる可能性もある。 政府が19年に決定した「認知症施策推進
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15日に地域交流イベント 御前崎のデイサービス
御前崎市池新田のデイサービスセンター「東海清風園」で15日午前11時から、地域交流イベント「賛育会フェスタ」が開かれる。入場無料。 救命救急講習や口腔(こうくう)ケア、高齢者疑似体験などのコーナーをはじめ、飲食販売の模擬店が並ぶ。特設ステージでは、池新田高吹奏楽部による演奏や地元団体がダンスなどを披露する。雨天は規模を縮小して開催する。問い合わせは同園<電0537(86)8121>へ。
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お年寄り 地域で見守り 西伊豆・大浜地区住民がチーム 認知症支援体制拡充へ
西伊豆町仁科の高齢者サロン「大浜サロンまつぼっくり会」が、認知症のお年寄りの見守り体制拡充に取り組んでいる。認知症サポーターのステップアップ講座が1日、同町仁科の大浜公民館で開かれ、50~80代の同会会員ら約10人が「チームオレンジ」を結成して地域ぐるみで見守り支援を進めることを確認した。 認知症サポーターの普及に努める町キャラバン・メイト連絡会が主催した。参加者はグループに分かれ、認知症の人のニーズや問題解消方法を考えた。「地域で開催するラジオ体操への参加を呼びかける」「住民同士で認知症の人や疑いのある人の情報を共有する」などの意見が出た。 同町は高齢化率が52・6%(4月時点)と県内最高
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マスコットは「カッキー」 清水町社協 設立50周年講演会 お笑い「レギュラー」の講演も
清水町社会福祉協議会は23日、社会福祉大会とお笑いコンビ「レギュラー」を招いた法人設立50周年の記念講演会を町福祉センターで開いた。町社協や福祉に興味を持ってもらおうと作成したカワセミのマスコットキャラクターの名前が「カッキー」に決まったと発表した。 キャラクターは絵本作家の宮西達也さんがデザインした。名前は6、7月に募集し、県内外から約170人の応募があったという。「カッキー」は複数人から集まり、そのうち吉川亜優乃さん(36)=同町=は「柿田川に住み、町に活気を与えるラッキーな鳥という思いを込めた。親しんでもらいたい」と話した。 レクリエーション介護士の資格を持ち、高齢者施設などで活動して
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高井さんの100歳祝福 伊豆の国市長訪問
伊豆の国市の山下正行市長がこのほど、本年度100歳の市民の自宅を訪れ、花束や記念品を贈って長寿を祝った。 6月に100歳になった同市田京の高井花子さんは、長男健一さんらの世話を受けながら自宅で過ごしている。テレビを見ながらのんびり過ごすのが好きで、週に2回デイサービスにも通っている。 山下市長は「今の日本を築いてくれたことに感謝する。いつまでもお元気で」と呼びかけた。高井さんは笑顔で応えた。 市によると、本年度100歳の市民は24人で、最高齢は107歳の土屋礼子さん(同市古奈)。
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創業セミナー 参加者を募集 川根本町
川根本町創業支援ネットワークは10月21日、創業者や創業を検討している人を対象にしたセミナーを同町役場総合支所などで開催する。 前半は町内で過去5年以内に宿やデイサービスを創業した三高菖吉さんと城野恵さん、板谷信吾さんが登壇しパネルディスカッションを行う。後半はカフェうえまる(同町)で参加者も加えた交流会を行う。 前半が午前10時から11時半まで。定員40人で参加費無料。後半が正午から午後2時まで。定員は20人で参加費は2千円。前半のみの参加も可能。締め切りは18日。申し込みと問い合わせは同町産業振興課<電0547(56)2226>へ。
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介護保険自己負担 松崎町、設定ミス
松崎町は28日、特別養護老人ホーム(特養)などの介護保険施設の利用に対する負担軽減措置について、利用者が自己負担する金額の設定にミスがあったと発表した。対象者は利用施設に約25万円を支払う必要があるという。 町によると、2022年7月ごろ、町外の特養に入居する90代女性の同年度分の食費について、当時の担当職員がシステムへの入力を誤り、支払い額を少なく見積もっていた。23年8月18日、特養職員の連絡で発覚した。町は9月23日、女性の家族に経緯を説明して謝罪し、支払いの了承を得たという。 介護保険施設の利用者の食費や居住費は自己負担で、所得要件などに応じて自己負担の上限が設定されている。
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子ども一時預かり 検索システム導入 10月から 浜松市議会
吉積慶太こども家庭部長は子育て支援の一環として、0~5歳児を対象に行っている認可保育施設での一時預かり事業について、施設の空き状況をネットで簡易に検索できるシステムを10月から導入することを明らかにした。鈴木氏に答えた。 市は現在、月末に市子育て情報サイト「ぴっぴ」で翌月分の各施設の一時預かり空き状況を一覧で公表している。システム導入によって利便性が向上し、子どもの年齢や利用希望日、区を選択すると、空き状況が一目で確認できるようになるという。利用申し込みは現在と同様、保護者が直接各施設に行う。 市内では計148施設で同事業を行い、2022年度は延べ1万2797人が利用した。市幼児教育・保
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障害者雇用へ理解深める 浜松で企業セミナー
浜松市はこのほど、2023年度障害者雇用支援セミナーを中区のアクトシティ浜松コングレスセンターで開いた。企業の採用担当者らが、障害者雇用について理解を深めた。 ハローワーク浜松の山下博士雇用指導官は、民間企業の障害者の法定雇用率(現行2・3%)を達成しているのは管内(浜松市、湖西市)で半数ほどだと説明。法令整備や医学の進歩を背景に、仕事を求める障害者が増えているとも解説し、障害者の職場定着のための支援制度も紹介した。 障害者を雇用する企業による事例紹介もあった。浜名梱包輸送(浜北区)の担当者は、障害のある社員向けの仕事内容として箱の組み立て、コンテナ清掃などを示した。障害の特性を理解し、
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福井大軽音部OB演奏会 音楽で旧交温め生き生き 4年ぶり全国から集結 10月1日 浜松
「第二の人生に再び音楽を」―。そんなテーマを掲げた福井大軽音楽部OBの演奏会が10月1日、浜松市浜北区の複合施設なゆた・浜北で4年ぶりに開かれる。70代前後のOBのほとんどが卒業後に演奏活動から離れ、退職後などに再開した人たち。発表を目指して各地で練習を重ね、本番で一堂に会してその成果を披露する。 演奏会の実行委員長で、ウクレレ講師の中山直己さん(79)=同市北区=が10年以上前、福井の地でともに音楽に打ち込んだ同窓生らを誘って企画した。年に1回、浜松市や福井県で開催してきたが、過去3年間はコロナ禍で中止し、今年が9回目。浜松市、愛知県、関東、関西地方で活動するOBらのバンド4組に加えて、
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認知症理解 まちの本屋から始めよう 清水町連携 特設ブース設置
世界アルツハイマー月間(9月)に合わせ、清水町は30日まで、認知症への理解を深める啓発活動を展開している。町内4書店と連携して、関連図書を並べた特設ブースを各店舗に設置した。町によると、書店と共同した取り組みは県内で唯一という。 同町は、介護申請者のうち認知症疾患を持つ人の割合が国や県の平均より高い。認知症の人やその家族の支援につなげようと、活動を始めた。 TSUTAYAすみや三島店では、予防法や症状、認知症の人との接し方を紹介する書籍や漫画を置いた。ポスターも掲示し、ブースを目立たせている。西田哲也店長(46)は、認知症に関する書籍が普段は店内の奥側にありがちなことに触れ、「認知症を知られ
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「あなたの年齢では雇えない」 年齢不問とあるのに...有名無実の求人票、差別では? 静岡県内で不満絶えず
「年齢不問」の求人票を見て企業に問い合わせたら「あなたの年齢では雇えない」と言われた―。こうした事例が多発し、静岡県内のシニア求職者の不満が絶えない。背景にあるのは求人の年齢制限禁止が中途半端な「労働施策総合推進法」。労働者の多様な事情に応じて雇用の安定などをうたう法律だが、一方で“雇用側の事情”を容認する例外も幅広く適用され、実効性が伴っていない。ハローワークは企業に人物本位の採用を呼びかけるなど啓発に力を入れるが、シニアの「年齢差別」は続いている。 静岡県内のハローワークには「年齢不問」と書かれた求人票が数多く張り出されているが、仕事を探している男性(71)がぼ
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訪問型の介護や看護 サービス内容学ぶ 焼津市医師会が勉強会
焼津市医師会はこのほど、高齢者の在宅医療・介護サービスの勉強会を市役所で開いた。市内の医師や歯科医師、看護師、ケアマネジャーなどが参加し、市内の事業者や歯科医師、管理栄養士から、それぞれ行っている訪問型の介護や看護、歯科診療、栄養食事指導のサービス内容や課題について学んだ。 定期巡回・随時対応型訪問介護看護の「権兵衛」(同市大覚寺)、看護小規模多機能型居宅介護の「池ちゃん家ドリームケア」(同市五ケ堀之内)の担当者が、それぞれのサービス内容について具体的な事例を示しながら説明。看護師と介護職員が連携し合うことで、要支援者やその家族の「住み慣れた家で過ごしたい」という希望を実現可能にする点を強調
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静岡県内9法人に福祉車両寄付 鈴木道雄記念財団
浜松市の公益財団法人鈴木道雄記念財団(理事長・鈴木修スズキ相談役)は25日、静岡県内の社会福祉法人を対象にした軽自動車の福祉車両の寄贈式を同市南区のスズキ歴史館で行った。鈴木相談役が9団体の代表に目録を贈った。 希望に合わせてエブリイワゴンやスペーシアの各車いす移動車、ワゴンRの昇降シート車を1台ずつ贈り、各法人の代表が車両の用途や感謝の言葉を述べた。車両寄贈は5回目で、計37台となった。 熱海市の熱海いでゆの園の田島秀雄理事長は「急峻(きゅうしゅん)で狭あいな道路などで使わせていただく。今後も施設を長く運営していきたい」と語った。 スズキ創業者の名を冠した同財団は高齢者や障害者の福祉
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パン取り競争 よーいドン! 浜松市北区で障害者スポーツ大会
浜松市手をつなぐ育成会や市などはこのほど、障害の有無にかかわらず誰もが楽しむことができる「インクルーシブスポーツ」を推進しようと、市障害者スポーツ大会を浜北区のサーラグリーンアリーナで開いた。コロナ禍の影響で開催は4年ぶり。 市内から約200人が参加し、ボッチャやパン取り競争を通じて交流を図った。 パン取り競争では、1列に並んだ参加者がスタートの合図で勢いよく走り出しパンを手で取るとゴールテープめがけて駆け抜けた。 市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」も競技に挑戦し、全力ダッシュに会場からは、笑いと大きな拍手が起こった。 午後は東海3県2市ボッチャ交流会が行われ、県内外の約
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社説(9月25日)介護離職対策 職場の理解欠かせない
2015年に当時の安倍晋三首相が「1億総活躍社会」実現を目指すとして掲げた「介護離職ゼロ」は、目標に近づくどころか、遠ざかっていると言わざるを得ない。総務省の5年に1度の就業構造基本調査によると、22年に仕事と介護の両立が困難になり、仕事を辞めた介護離職者は10万6千人と、前回17年の調査より7千人増加した。 働きながら家族を介護する「ビジネスケアラー」と呼ばれる人たちも、この5年間で18万3千人増えて364万6千人に上る。25年までに団塊の世代が全て75歳以上になり、介護が必要な人は今後も増加が見込まれる。団塊ジュニア世代はビジネスケアラーの予備軍ともいえる。 政府は、こうした実態を改
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通所児童のSDGs工作展 袋井 30日まで
ウェル恵明会(浜松市中区)が運営する放課後等デイサービスに通う子どもたちのアート作品展が30日まで、袋井市役所市民ギャラリーで開かれている。 「アソベル袋井」(同市旭町)や「るぴなすスクール駒場」(磐田市駒場)など全6事業所の子どもたちが作った工作品が並ぶ。持続可能な開発目標(SDGs)の一つである「住み続けられるまちづくりを」がテーマ。緑あふれる駅前や有機農業が行われる畑、水素エネルギーが活用される様子など、理想の町並みを段ボールや牛乳パックなどを使って表現した。 同社の担当者は「子どもたちが工夫を凝らした作品を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけた。
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100歳祝い肖像画プレゼント 浜松・浜北区の画家山田さん
浜松市浜北区の肖像画家山田潔さんがこのほど、6月に100歳を迎えた同区寺島の青木朝さんに肖像画を贈った。 青木さんの長男夫婦やひ孫など家族が見守る中、同区役所で贈呈式が行われた。青木さんは「きれいに書いてもらってうれしい」と話した。 山田さんは敬老の日に合わせて毎年、希望する100歳のお年寄りに肖像画を贈っている。
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潜在的な福祉課題、災害で露見 台風15号から1年 被災者支援で初めて把握
静岡県中部、西部を中心に浸水害や土砂災害をもたらした昨秋の台風15号に伴う豪雨災害から23日で1年。被災者の生活再建を支援する静岡市地域支え合いセンターにはなお、新たな支援の要望が寄せられている。認知症やひきこもりなど福祉課題が災害によって顕在化しているケースが多く、関係者は長期的な災害支援とともに、平時から防災を切り口に地域の福祉課題の解決を目指す必要性を訴える。 「本棚の本は捨ててもいいですか」「水にぬれたのは大丈夫」。9月中旬、支え合いセンター職員やボランティアが床上浸水した静岡市清水区の高齢男性(76)宅の片付けに入った。ぬれたカーペットは床に張り付き、家の中はごみであふれてほとん
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虚偽記録で報酬不正受給か 障害者施設大手「恵」 元社員ら証言、会社は否定
入居者からの食材費の過大徴収が明らかになった障害者向けグループホーム(GH)大手運営会社「恵」を巡り、複数の元社員が22日までに共同通信の取材に応じ、「実態とは違う虚偽のサービス提供記録を作り、組織ぐるみで障害福祉や医療の報酬を不正に受け取っていた」と証言した。役員や社員の間で交わされていたLINE(ライン)メッセージも確認した。 行政側もこうした情報を把握しており、恵の中心的な事業エリアである愛知県や各自治体、厚生労働省は今後、事実関係を調べるとみられる。 恵は22日、取材に対し「不正の事実はない。そうした話には悪意を感じる」と答えた。 恵は静岡など12都県で主に知的、精神障害者向け
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終活支援に優良認証制度 静岡市が本年度内 事業者審査し質担保へ
静岡市の難波喬司市長は22日、市民が安心して終活に取り組めるようにするため、終活支援事業者の質を行政が担保する「終活支援優良事業者認証事業」を2023年度内に開始すると明らかにした。同事業の導入は政令市初で、難波市長は「事業の意義や成果を全国に発信していく」と意気込みを述べた。22日の市議会9月定例会で福地健氏(自民)の代表質問に答えた。 難波市長は身寄りのない高齢者や家族だけでの終活には「専門的な知識やスキルを持つ事業者を利用することが有効」とした上で、事業者に勧められるままにサービスを追加し、高額な契約を結んでしまうトラブルも発生していると説明。「事業者の質の保証に行政が関与する必要が
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シニア世代 自由に語り合おう 10月5日、静岡で懇談会
静岡カウンセリング研究会は10月5日午前10時から11時45分まで、懇談会「シニア世代が自由に語り合う会」(全3回)を静岡市葵区東草深町のアイセル21で開く。 懇談会は、新型コロナウイルスの流行下で高齢世代の心の健康維持を支援するため始まり、今年で2回目。日常生活で感じる不安などについて自由に語り合ってもらう狙い。 第2回は11月2日、第3回は12月7日に開催する。参加費は3回で1500円。申し込みは同研究会<電054(251)6588>へ。
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障害児の性教育 「情報繰り返し伝えて」 静岡市葵区で講座 家庭でできること紹介
静岡市肢体不自由児保護者家族のサロン「ハナソ」は19日、障害のある子どもへの性教育をテーマにした講座を葵区のあさはた緑地公園センターハウスで開いた。焼津市知的障害者相談員の吉田恵美子さんが講師を務め、家庭や施設でできる性教育を紹介した。 吉田さんは放課後等デイサービスや学校などで性教育をテーマに講演を続けている。自慰行為について「正常な発達(の過程)と捉えることが大事」とし、正しいやり方で適切な時間と場所でできるよう教えることの大切さを説いた。正しい方法を伝えるためには同性が支援したり、入浴時に性器の洗い方を練習したりすることなどを紹介した。 生理(月経)の対応では「大人になる体を祝福で
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酢やシソで減塩のススメ 清水町が食育研修
清水町はこのほど、本年度第1回の食育推進ボランティアフォローアップ研修を同町のまほろば館で開いた。ボランティア約10人が講義や調理実習を通して、減塩や野菜の摂取方法に学びを深めた。 地域住民の健康増進や災害時の対応連携に関する協定を町と結んでいる中北薬品の担当者が講師を務めた。食塩の過剰摂取によって血圧上昇のほか、骨粗しょう症や認知症になるリスクが高まることを解説。減塩のポイントとして、調味料に酢やシソを使用する手法を伝えた。 調理実習では、ホウレンソウやニンジンといった野菜をふんだんに使った2種類のギョーザを作った。 3人の子どもがいるという鬼束理絵さん(45)は「このギョーザなら子どもも
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犬と触れ合い高齢者ら笑顔 湖西で施設訪問
静岡県動物保護協会湖西支部はこのほど、湖西市新所岡崎梅田入会地の特別養護老人ホーム光湖苑で、施設利用者に動物と触れ合う機会を提供する訪問活動を行った。同協会に登録するボランティア3人と飼い犬3匹が施設を訪れ、デイサービスの利用者と触れ合った。 訪問したボランティア犬はポメラニアンと黒柴、プードルの3匹。いずれも人と触れ合う訓練を受け、福祉施設の訪問や学校での動物愛護教室などに協力している。同日は約30人の利用者がグループに分かれ、犬を膝に乗せてなでたり、名前を呼んで微笑みかけたりした。過去に自分で飼っていた愛犬を思い出し、涙を拭う利用者もいた。 同協会では毎年、希望する福祉施設を対象にした訪
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ピアニスト東さん 音楽活動の思い紹介 浜松市天竜区・光が丘中で講演
浜松市天竜区山東の光が丘中でこのほど、同区出身のピアニスト東正治さん(43)=磐田市豊岡=の講演会が開かれた。校区の青少年健全育成会とPTAの主催で約100人が参加した。 テーマは「ピアノとわたし」。東さんは小学1年時にピアノを始め、短大卒業後に各地で音楽活動を展開するに至るまでの経緯を語った。 当初は収入が安定せず苦労が続き、コーラスの伴奏やピアノ教室の講師、デイサービス(通所介護)施設での演奏など「いただける仕事は全部やるとの思いで経験を重ねた」と振り返った。 地域での地道な活動を通じて知人が増え、仕事に結びつくようになった点を踏まえ、「今後もつながりや縁を大事にしていきたい」と話
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サービス利用者にプロの演奏お届け 静岡の社会福祉法人「楽寿会」
静岡市葵区の社会福祉法人「楽寿会」は19日、県演奏家協会静岡第2支部のプロ奏者を招いた演奏会を楽寿の園高齢者総合福祉エリア(同区)で開いた。18日の敬老の日に合わせた行事で、4年ぶりの開催。木漏れ日が注ぐ会場で、デイサービス利用者らが優雅な演奏に耳を傾けた=写真=。 同支部メンバー6人が参加し、ピアノ三重奏やピアノ連弾を披露した。バイオリン、チェロ、ピアノのピアノ三重奏では「愛の挨拶(あいさつ)」や「花のワルツ」などのクラシックを響かせた。「ピアノ連弾のための赤とんぼ」の演奏では歌を口ずさむ利用者の姿も。名残を惜しんでアンコールの声も響いた。演奏を聞いた施設利用者の国友美奈子さん(77)=
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半身まひ 心境を絵本に 「目に見えない痛み」赤裸々 浜松の小杉さん制作
浜松市北区初生町のサービス付き高齢者向け住宅「ハートライフ初生」併設の生活リハビリ初生デイサービスセンターに通う小杉弥生さん(65)=東区=が、脳出血の後遺症で半身まひになった心境をつづった絵本「らくがき」を制作した。「体のしびれがつらい。目に見えない痛みを抱えた人がいることを伝えたい」と思いを込めた。 51歳の時に脳出血を発症し、現在も左腕と左足首より下部が動かない。ただ、施設を利用する中で、リラクセーションを担当する職員の森麻衣さんに苦しみを打ち明けることが増えた。森さんから絵本の制作の提案を受け、約半年かけて2人で完成させた。 「頭の中ぐっちゃぐっちゃ」「しびれとつっぱりがいやでい
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裾野の100歳長寿を祝福 市長が戸別訪問
裾野市の村田悠市長は20日、本年度100歳を迎える高齢者の元を訪れ、長寿を祝福した。自宅や施設で記念品と祝い金を手渡し、「これからも元気で過ごしてください」と声をかけた。 同市佐野の上藤フミさん宅には家族や赤十字奉仕団の関係者らがお祝いに駆けつけた。上藤さんは神奈川県出身で、結婚を機に裾野市で生活を始め、約40年前に家族で裾野ひかり幼稚園を開園した。「あの頃は(子供の数が多く)幼稚園が足りなかったが、いまは子供が少なくなってしまった」と語り、「一生懸命に働き、子供の栄養を考えながら食事を作ったりした」と振り返った。 現在は散歩が日課で、アボカドやバナナ、蜂蜜などで作ったスムージーを愛飲し
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リハビリで粘土制作 岡本さん夫妻(清水区)が作品展 静岡市葵区
夫婦で「粘土作家」として活動し、教室も開いている静岡市清水区の岡本恭一さん(58)と秀美さん(54)の作品展が30日まで、同市葵区の市長尾川老人福祉センターで開かれている。2人の創作は3年前に心疾患となった恭一さんに、秀美さんがリハビリの一環として粘土制作を勧めたのがきっかけ。カエルやタコ、カニなどの愛らしいキャラクターの作品で来場者の目を楽しませている。 会場には樹脂粘土の約30点が並ぶ。カエルの「ケロッチー」が縁日の屋台や月見を楽しむ様子のほか、清水区の三保松原にタコやカニなど海の生き物が集う作品など、独自のキャラクターの生き生きとした姿が表現されている。 リハビリで粘土制作を始めた
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パラスポーツ通じ福祉の理解深める 浜松・舞阪小4年生
浜松市西区の舞阪小でこのほど、4年生を対象としたボッチャの体験会が開かれた。児童約70人がパラスポーツを楽しみながら、障害福祉に対する理解を深めた。 舞阪町体育振興会の和久田一夫さん(82)ら地元住民が講師を務めた。児童は基本的なルールの説明を受け、数人ずつのグループに分かれて試合に挑戦。目標球に近づける好投が飛び出すと、歓声が起こった。 同校4年生は総合的な学習の時間で「だれにでもやさしいまち」をテーマに福祉について学んでいる。原田芭菜さん(9)は「(ボッチャは)最初は難しそうと思っていたけど、簡単で楽しかった。誰でも楽しめるスポーツということが分かった」と話した。
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長寿祝い敬老会 浜松・山香地区 地元有志が演芸披露
浜松市天竜区佐久間町の敬老会が19日、同町の山香ふれあいセンターで始まった。初日は山香地区で暮らす節目の年齢を迎えた高齢者を祝った。敬老会は22日まで4地区で開催する。 山香地区の敬老会では式典の後、地元住民有志の演芸が披露された。兼沢福子さん(93)は一人で「母月夜の唄」を歌い上げた。元気な歌声が会場に響き渡り、出席者から大きな拍手が送られた。同地区でサロン活動などを開くサークル「香りグループこいね~」は合唱を発表し、優しいハーモニーを届けた。 敬老会の開催は4年ぶりで、地元のNPO法人「がんばらまいか佐久間」が主催した。8月1日現在の同町の喜寿は45人、米寿54人、白寿8人、100歳
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医療的ケア児ママ 当事者の思い表現 沼津で山本さん写真展
静岡県東部の医療的ケア児のママサークル「ほっこりら」は18日、写真家の山本美里さん(東京都)の作品展「透明人間~インビジブル マム」を沼津市のキラメッセぬまづで開いた。医療的ケア児の母親でもある山本さんは会場で当事者の置かれた現状を報告した。 山本さんはこれまで、子どもの医療的ケアに対応するために学校で待機する必要があった。「教育現場だから気配を消して」と求められる母親の立場に違和感を抱き、自身を被写体にして作品を撮り始めた。今回の写真展では、19世紀の英国で母親が布で全身を隠す親子の写真が多く撮られたのを参考に、母親を透明人間に見立て、学校などで撮影した作品を展示した。 家族の離職を防
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社説(9月19日)訪問介護員の不足 若い人材確保が急務だ
介護が必要な高齢者などの自宅を訪れ、食事や入浴の介助といった介護保険サービスを提供する訪問介護員(ホームヘルパー)の人手不足が深刻だ。公益財団法人「介護労働安定センター」の2022年度調査によると、ヘルパーが足りないと感じている介護事業所は全国で83・5%に上り、他の介護職種と比べて極めて高い。さらに、ヘルパーの4人に1人が65歳以上と、高齢化も目立つ。 国は「地域包括ケアシステム」と銘打って、重い要介護状態になっても住み慣れた地域でできる限り長く暮らせる社会の仕組みづくりを目指している。だが、その要となるヘルパーの不足で、自宅での生活を望みながらも、高齢者施設の入所などを選択せざるを得な
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特殊詐欺被害防げ 実際の音声で学ぶ 静岡南署が防犯講話
静岡南署と静岡南防犯協会はこのほど、特殊詐欺被害防止に向けた高齢者対象の防犯講話を静岡市駿河区の南八幡公民館で行った。特殊詐欺犯からかかってきた実際の電話音声を使い、サギ電話の手口を紹介した。 同署生活安全課の杉山慎一課長が講師を務め、同所でS型デイサービスを利用する70~80代の約20人に被害の現状や被害者の特徴などを説明した。杉山課長は、今年6月に同区に住む80代女性の自宅にかかってきた実際のサギ電話の音声を流し、犯人の巧みな語り口や聞き慣れない難しい言葉によって被害者は冷静な判断ができなくなることを指摘。サギ電話は65歳以上の女性や独居家庭の固定電話にかかってくることが多いため、ナン
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ボランティア「里いもの会」 福祉施設で歌や踊り披露 湖西
静岡県西部の福祉施設を中心に慰問活動をしているボランティア団体「里いもの会」が17日、湖西市岡崎の特別養護老人ホーム寿松園を訪れ、「歌と踊りの集い」と題したイベントを開いた。50~80代の会員16人が得意のフラダンスや歌などを繰り広げ、施設利用者を楽しませた。 フラダンスの5人組は、明るい曲に合わせて帽子を使ったダンスを披露した。ギターの弾き語りや手品、日本舞踊などを披露する会員もいた。施設利用者やスタッフら約40人が参加し、音楽に合わせて手拍子をしたり、知っている曲を口ずさんだりして交流した。 同会は湖西市のほか掛川、磐田、浜松各市などのメンバーが集まり、趣味を生かして月1、2回の慰問
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桜葉スイーツに舌鼓 松崎で敬老の日イベント
松崎町桜田地区の住民らは17日、敬老の日に合わせ、地域のお年寄りを招いた食事会を同地区の桜田公民館で開いた。75歳以上の住民23人が集まり、食事や会話を楽しんだ。 自治会役員らが4年ぶりに企画した。同町特産の桜葉を使ったスイーツなどのメニューを提供し、長寿を祝った。地元の子供会から日々の感謝を伝えるメッセージカードが贈られたり、景品が当たるビンゴ大会で盛り上がったりした。
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湖西の山田さん、もうすぐ100歳 川勝知事らが祝福 敬老の日に訪問
敬老の日の18日、本年度に100歳を迎える山田あささん(99)=湖西市太田=を川勝平太知事らが訪問し、国と静岡県からの祝い状や記念品などを贈った。山田さんの孫やひ孫など親族も同席し、長寿を祝った。 川勝知事は岸田文雄首相からの祝い状と銀杯、県からの寿詞と駿河和染のテーブルマットをそれぞれ山田さんに手渡し、「お元気でいてください」と声をかけた。湖西市の鈴木典之副市長も市を代表して花束を贈った。山田さんは返礼として自作の布草履を川勝知事にプレゼントし、「こんなにたくさんの人に祝ってもらえて、生きてきたかいがあった」と目を細めた。 山田さんは1924(大正13)年1月3日生まれ。現在は自宅で次
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静岡県内精鋭集う「松崎卓球」 65歳以上の部で全国優勝
松崎町を拠点に活動し、静岡県内各地のメンバーが参加する卓球クラブ「松崎卓球」が、8月下旬~9月上旬に広島市で行われた第42回全日本クラブ卓球選手権大会の男子65歳以上の部で初優勝した。6回目の同大会出場で初めて予選リーグを突破し、頂点に立った。選手兼監督の山本光信さん(68)=同町=は「小さな町の名を全国に知らしめることができたのではないか」と喜ぶ。 松崎卓球は1960年代に発足した歴史あるクラブで、県内の20~70代の愛好家15人で構成する。大会に出場したのは山本さん、立花信也さん(67)=静岡市駿河区=、古谷昭夫さん(67)=沼津市=、佐藤成生さん(64)=同=、石川猶章さん(64)=
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75歳の市民2300人 藤枝市がお祝い
藤枝市は16日、市敬老会を市民会館で開き、本年度に75歳を迎える約2300人の市民を祝った。 北村正平市長は「にぎわいある藤枝市で大いに人生を楽しみ、健やかに過ごせることを心から祈っている」とあいさつ。市民を代表して鈴木篤子さん(75)が祝い金を受け取った。 落語家の三遊亭鳳月さんによる公演も行われ、会場を盛り上げた。市敬老会は新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開催した。
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新しい敬老会 輪投げやカラオケ、学生と交流 静岡・駿河区
静岡市駿河区の小鹿1丁目自治会は16日、同区の小鹿1丁目公民館で新たな形の敬老会「新町ふれあい2023」を開き、同町内の60歳以上の市民や県立大の学生ら計約60人が輪投げやカラオケなどで交流した。従来の敬老会は80歳以上を対象にしていたが、地域の交流を深めようと学生を交えて参加年齢を拡大した。 同大看護学部(同区)のボランティア団体「なまけもの」の1年生5人も参加し、踊りや輪投げなどで親睦を深めた。同大1年の宅野佑弥さん(18)=同区=は「地域の方々が温かく受け入れてくれて、これまでは自分たちが関わろうとしなかっただけだと気付かされた」と語った。 同イベントの最後には「詐欺撃退の歌」を「
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各地で敬老会 掛川・出野さん100歳 市長、賞状と記念品
敬老の日(18日)を前に、掛川市の久保田崇市長は17日、11月で100歳を迎える出野はなさん(同市千浜)を訪ね、賞状と記念品を贈り長寿を祝った。 出野さんは約65年前に自宅に駄菓子屋「出野菓子店」を始めた。90歳ごろまで店頭に立ち、近所の子どもたちを見守り続けた。今は息子の雄一さん(73)、しげ子さん(69)夫妻に店を任せた。ひ孫を含めた家族7人で暮らし、ゆっくりと過ごしている。家族によると、病気をしたこともあったが、食べ物の好き嫌いもなく元気に食事するという。家族に囲まれたはなさんは「ありがとうという気持ち」と話し、感謝の言葉を繰り返した。 久保田市長は「引き続き健やかでお過ごしくださ
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敬老会 歌と歓談楽しむ 浜松市北区・平山自治会
浜松市北区三ケ日町の平山自治会は17日、敬老会を同町の平山公民館で開いた。同市を拠点に活動する男性3人組コーラスグループ「夢街道」がゲスト出演し、地域の高齢者の長寿を祝った。 カラオケ愛好家3人でつくる夢街道は、合計年齢が200歳を超える“おっさんハモリグループ”。「見上げてごらん夜の星を」「栄光の架橋」など8曲をアカペラやカラオケで歌い上げ、美しいハーモニーを響かせた。9月が誕生日の参加者に向けたバースデーソングも披露した。 同自治会が敬老会を開くのは4年ぶり。約40人が参加し、地域住民との歓談を楽しんだ。
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各地で敬老会 高齢者、喜び合う 浜松市中区・住吉自治会
浜松市中区の住吉自治会は17日、敬老祝賀会を同区の城北小体育館で行った。77歳以上の対象者のうち約140人が集い、長寿を喜び合った。住吉地区の本年度の対象者は778人(8月1日現在)で、うち88歳の米寿が40人、100歳の百寿が2人いるという。 下村哲生自治会長(74)は「住みよい地域がつくられたのは皆さんの力添えのおかげ。今後も自治会活動を応援してほしい」とあいさつした。出席者の一人の梅田武宏さん(85)は「大勢で参加できてうれしく思う。暑い日が続くが健康に気を付けて過ごしたい」と語った。 大道芸人によるパフォーマンスなどもあり、出席者を楽しませた。
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菊川市長ら長寿を祝う 敬老会に高齢者331人
敬老の日(18日)を前に、菊川市は17日、市内の高齢者331人を招いた敬老会を同市の菊川文化会館アエルで開き、長寿を祝った。 77、80、88、90歳と99歳以上の高齢者が対象。長谷川寛彦市長が、10月に100歳を迎える落合ひでさんら代表者5人に賞状を手渡した。長谷川市長は「これからもお元気で過ごしていただき、市のさらなる発展のためにご指導をお願いします」とあいさつした。 その後、バンド演奏や落語の寄席が行われ、会場を盛り上げた。
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障害者雇用を促進 事業所や個人表彰 静岡で大会
静岡県と高齢・障害・求職者雇用支援機構静岡支部は15日、障害者雇用促進大会を県庁で開いた。浜松市浜北区の三実精工など優良4事業所と優秀勤労者4人、障害者雇用支援月間絵画・写真コンテストで厚生労働大臣賞を受けた浜松聴覚特別支援学校小学部6年の鈴木健二朗君ら入賞者5人をたたえた。 三実精工は社内に「障害者雇用キーパーソン」を養成し、障害の特性を理解した上で寄り添った指導に取り組む。高橋博志社長は謝辞で「人に関わり、人を思い、人に寄り添う活動を今後も推し進め、一層の研さんを重ねたい」と述べた。 そのほかの受賞事業所、個人は次の通り。 【知事褒賞】優良事業所 資生堂掛川工場(掛川市)浜松鉄工(
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きょうから一般質問 牧之原市議会
牧之原市議会9月定例会は14、15の両日、一般質問を行い、9氏が登壇する。 質問者と主な項目は次の通り。 【14日】絹村智昭①市の省エネ、創エネ②市の公共交通▽名波和昌①市の危機管理▽加藤彰①食を通じた持続可能なまちづくり▽松下定弘①音声コードによる情報のバリアフリー推進▽大石和央①認知症対策と地域包括ケアシステム②学校跡地利活用検討▽石山和生①市の空き家対策②地域おこし協力隊の活用③周辺市町の施策の参考基準 【15日】木村正利①ふるさと納税②市内の除草処理▽谷口恵世①市の財政運営▽浜崎一輝①スポーツを通じた健康づくり
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101歳 野中さんの長寿お祝い 函南町長が花束
敬老の日を前に、函南町の仁科喜世志町長は11日、同町仁田の野中仲子さん(101)を訪ね、花束とブランケットを贈り長寿を祝った。 20日に102歳の誕生日を迎える野中さんは、毎日のスクワット100回など運動を欠かさず、自宅の階段の上り下りもこなすほど健康という。自宅近くでの畑仕事もこなしているといい「野菜作りやデイサービスをすごく楽しみにしています」などと語った。 仁科町長は「お元気でうれしい。いつまでも元気でいてください」と声をかけた。
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認知症について学びたい 各地で講座開催、啓発イベント【高齢者の相談室】
問 学校で認知症サポーター養成講座を受けたと小学生の娘から聞きました。私自身は認知症についての理解が浅く、両親も高齢になり、とても人ごととは思えません。認知症への理解を深めたいので良い機会があれば教えてください。 (40代、女性) 答 団塊の世代が75歳を迎える2025年には、高齢者の5人に1人が認知症になると推計され、誰もが認知症になったり、介護者になったりする可能性があります。しかし、認知症になっても、周囲の理解と心遣いがあればご本人もそのご家族も、穏やかに暮らしていくことができます。 認知症への理解を深めるための機会としては、市町を中心に「認知症サポーター養成講座」や「企業向け
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園児が高齢者に贈り物 「敬老の日」健康長寿祝う 静岡市葵区
静岡市葵区でデイサービスやこども園を運営する社会福祉法人葵会は11、12の両日、18日の敬老の日に先駆けた敬老会を同区俵沢の複合施設「しずはた」で開いた。同園を利用する園児がダンスや太鼓演奏で高齢者の健康長寿を祝った。 同施設は同じ建物内にデイサービスとこども園が併設され、高齢者と園児が日ごろから顔を合わせている。12日は園児31人が、音楽に合わせて元気よくダンスを披露したり、「ソーレ」の合図で息の合った太鼓の音を響かせたりして、デイサービス利用者14人の顔をほころばせた。 園児は事前に手作りのプレゼントも用意。利用者一人一人に「いつもありがとう」と笑顔を添えて贈った。お礼の言葉を述べた
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認知症患者支援へ条例 静岡県内初 藤枝市が制定方針
藤枝市の北村正平市長は11日の市議会9月定例月議会で、認知症患者の支援強化策として、患者との共生まちづくりの推進に向けた条例を制定する方針を明らかにした。市によると、認知症対策での条例制定は県内初という。市として個人賠償責任保険の助成にも取り組むとし、来年度に条例の内容と保険制度の構築を進める。 厚生労働省の推計では、2025年に65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると見込まれている。今後、患者が増加して本人と家族の不安や負担が高まると懸念される。市は条例化で患者と家族の意見を尊重し、市全体で支え合う共生社会の実現への取り組み姿勢を明確にする。認知症に対する正しい理解やバリアフリー
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終活講座 9月21日開催 浜松・天竜区佐久間
浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館で21日、終活の基礎を学べる「知って得する!終活講座」が開かれる。参加費は無料で、時間は午前10時から。相続や資産など終活でつまずきやすいポイントを講座で整理する。 同市東区の「相続えんまんサポートグループ」の小野崎一綱代表が講師を務める。講座は同グループと犬居新聞販売所(天竜区)の共催。問い合わせは、同グループの松田慎平氏<電090(7917)8868>へ。
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76歳鈴木さん(伊豆の国)世界1位 金メダル23個目 ウエートリフティング マスターズ
伊豆の国市守木の鈴木幸宏さん(76)が、ポーランドで開かれた世界マスターズウエートリフティング選手権大会(国際ウエートリフティング連盟主催)の75~79歳・55キロの部で優勝した。1988年の初出場以来、同大会で獲得した金メダルは23個になった。今回の優勝により、同大会の世界マスターズ殿堂ポイント世界1位につけた。 昨年9月の全日本マスターズ選手権を制して日本代表になった。世界大会ではバーベルを一気に頭上に持ち上げて立ち上がる「スナッチ」で40キロ、まず肩の高さに挙げて立ち上がりそこから頭上に持ち上げる「ジャーク」で45キロ、計85キロを記録した。 世界マスターズ殿堂ポイントのランキング
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19日から一般質問 焼津市議会、13氏登壇
焼津市議会9月定例会は19~21日に一般質問を行い、13氏が登壇する。 質問者と主な質問テーマは次の通り。 【19日】川島要 高齢者も障害者も安心して投票できる投票所の環境整備促進▽杉田源太郎 優良農地の活用▽村松幸昌 新病院建設の進捗(しんちょく)状況▽藤岡雅哉 ポストコロナの観光振興▽石原孝之 認知症政策▽岡田光正 スポーツ推進計画 【20日】鈴木まゆみ LGBT法について▽鈴木浩己 防災減災対策▽奥川清孝 人口減少対策▽深田ゆり子 学校・公共施設の女子トイレに生理用ナプキン常備▽吉田昇一 開港60周年を迎える大井川港▽秋山博子 学校断熱改修の実現 【21日】村田正春 教職員の働き方改革
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島田にeスポーツ専用室 地域活性化、介護予防 市長設置方針
島田市の染谷絹代市長は8日の市議会9月定例会一般質問で、eスポーツ専用ルームを同市のプラザおおるり内に設置する方針を示した。高齢者を中心とした普及を通じ、地域活性化や世代間交流を図り、認知症や介護予防を推進する考え。自治体によるeスポーツ専用室の設置は県内初という。横山香理氏への答弁。 2024年度以降の展開を計画している。パワーリハビリ教室の会場がおおるりから市保健福祉センターに移転することに伴い、空いた部屋を活用する。インターネット回線の整備など改修を行い、専用のゲーミングデスクや椅子なども用意する予定。1回に約20人利用できる計画で、専門の指導者を配置し、高齢者向けの教室も開催する
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藤枝市は大規模大会 サッカーのまち100年 eスポーツ活用 市長誘致方針
藤枝市の北村正平市長は8日の市議会9月定例月議会の一般質問で、来年の「サッカーのまち100周年」を記念し、eスポーツの大会を誘致する方針を明らかにした。にぎわい創出や市の文化を発信する手段として、eスポーツを活用する。鈴木岳幸氏(藤のまち未来)への答弁。 藤枝総合運動公園サッカー場を会場に、昨年度設置した大型映像装置を使って開催する。観戦場所は現在整備中の屋根付きバックスタンドなどを予定し、大規模な大会になる見通し。 eスポーツイベントは若年層の参加や集客力と拡散力の高さなど効果があり、交流人口の拡大も期待できることを踏まえ、市は来年の100周年記念事業の一環で大会の開催を計画した。市による
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認知症の早期発見、治療へ 初期集中チームが支援 長泉町議会 町部長答弁
長泉町は8日の町議会9月定例会で、医師や看護師などの専門職で構成された認知症初期集中支援チームが認知症を早期発見し、治療につなげるための支援に当たっていることを明かした。露木伸彦住民福祉部長が堀内浩氏(新緑)の一般質問に答えた。 町によると、2018年度にチームを立ち上げ、町内二つの地域包括支援センター内に配置。認知症の疑いがある人がいる場合は家庭を訪問し、認知症に関する心配や悩みごとの相談に応じ、かかりつけ医など専門の医療機関と連携して支援に当たる。4月1日現在、日常生活に支障をきたすような認知症患者は1053人で、22年度までに24人が支援を受けたという。 露木部長は「認知症の疑いがある
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フードバンクふじのくに、回収食品を仕分け「今後もご協力を」
認定NPO法人「フードバンクふじのくに」(静岡市葵区)は7日、余剰食品を生活困窮者に届けるフードバンク事業で静岡県内各地から集まった食品の仕分け作業を同区の市特別支援教育センターで行った。 同NPO法人は8月を回収の強化月間と位置付け、県内330カ所に回収拠点を設けた。作業には職員やボランティア約30人が参加し、集まった米やレトルト食品、缶詰などを種類や賞味期限ごとに仕分けた。 同NPO法人によると、物価の高騰や新型コロナウイルスの影響で集まる食品が不足しているという。望月健次事務局長(42)は「今後も回収を受け付けているので引き続き協力してほしい」と呼びかけた。
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認知症の母 映画に 信友監督が講演会 10月16日、沼津
沼津市などは10月16日午後2時から、認知症患者の在宅医療を考える講演会を同市のプラサヴェルデで開く。ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」の監督の信友直子さんが講演する。参加無料。 信友さんは認知症となった母と老老介護する父を撮影したドキュメンタリー映画の制作を通じた体験を語る。来場者にはエンディングノートをプレゼントする。事前申し込みが必要で、9月11日午前9時から受け付ける。先着200人。申し込み、問い合わせは市基幹型地域包括支援センター<電055(934)4865>へ。
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「アベノマスク」ハンカチに デイサービスなどに寄贈 三ケ日赤十字奉仕団
浜松市北区三ケ日町の三ケ日赤十字奉仕団(原澄子委員長)は6日、政府が新型コロナ対策として全国の世帯に配布した布マスク「アベノマスク」を再利用して製作したハンカチ150枚を、同町のデイサービス「浜松市社協在宅サービスセンターみっかび」と高齢者向け教室「元気はつらつ教室」の利用者に届けた。 三ケ日地区社会福祉協議会の事務所に行き場を失った多くの未使用マスクが保管されていたことから、2枚入り75セットを譲り受けたという。ブロック長と本部役員の13人でハンカチの製作に取り組み、マスクをほどいて柄付きの布と縫い合わせカラフルに仕上げた。 牛乳パックを使用した小物入れもつくり、同町の市三ケ日総合福祉
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障害者差別直結の相談増加51件 静岡県内22年度、合理的配慮 事業者側も悩み
静岡県がこのほど発表した2022年度の障害者差別解消相談窓口の相談状況によると、県や市町、県の専門窓口である県社会福祉士会が対応した141件(前年度比19件増)の相談のうち、障害者差別に直結する相談は51件(同14件増)に上った。 県障害者政策課によると、窓口への相談件数は過去5年間減少が続いていたが、22年4月に静岡市が相談窓口を追加設置したことで、悩みの受け皿が広がり、増加に転じた。 障害者差別に直結する51件の相談うち、障害を理由としてサービスの提供や入店などを拒否する「不当な差別的取り扱い」に該当したのは22件あった。行政機関が精神障害を理由に会議の傍聴を認めない趣旨の規定を設け
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認知症当事者の集い「本人ミーティング」広がる 藤枝市など 体験談冊子を作成
認知症の当事者が集い、自らの体験や悩み、生活上の工夫などを話し合う「本人ミーティング」が県内でも広がりつつある。交流の場としてだけでなく、行政の認知症施策や地域づくりに当事者の視点や意見を反映させる取り組みとしても注目されている。 「道に迷う時、自分では迷っているという感覚はないんです」「そう、自分も正しい道を進んでいる感覚です」-。藤枝市が6月に開いた本人ミーティング。認知症当事者が体験を語り合った。参加したのは60~80代の当事者4人と行政、福祉関係者。道に迷った経験や服薬の工夫、スマホの活用法など、話題は多岐にわたった。 同市は2020年度から月1回、市内の古民家カフェを会場にミ
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牧之原置き去り事件1年 バス安全装置設置53% 障害児施設に遅れ 静岡県まとめ
静岡県は5日、牧之原市の認定こども園で発生した通園バス置き去り死事件をきっかけに義務化された安全装置について、8月末時点の設置率が53・0%にとどまるとの調査結果を発表した。教育・保育施設が86・5%に上ったのに対して、障害児通所支援事業所は35・6%となり、特に障害児通所支援事業所で設置が遅れている実態が浮き彫りになった。 県が独自に集計し、事件から丸1年となった5日に合わせて公表した。県は「子どもの安全を確保するため、できるだけ早期に100%を達成するよう働きかけていく」としている。 県内の保育所や認定こども園、幼稚園など248施設の計591台と、児童発達支援センター、放課後等デイ
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一般質問に19氏 9月7日から藤枝市議会
通年議会を開会中の藤枝市議会は、7、8、11日の9月定例月議会で一般質問を行い、19氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【7日】山川智己①鳥害を防止する条例の制定について②市民にとってわかりやすい避難誘導と避難所の安全確保について▽石井通春①河川の草刈り、事実上の重労働の強制の改善を②市のマイナンバーカード推進姿勢の転換を▽小林和彦①ふるさと納税について②豪雨対策と避難のあり方について▽川島美希子①さらなるインクルーシブ社会の実現に向けて▽多田晃①サッカーのまち100周年記念事業と藤枝MYFCについて▽岡村好男①ふるさと納税の推進について②蓮華寺池公園、岡出山公園周辺のにぎわいづく
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アルツハイマー月間に合わせ 認知症関連書籍並ぶ 伊豆の国中央図書館
世界アルツハイマー月間(9月)に合わせ、伊豆の国市立中央図書館で30日まで、認知症に関わる書籍の特設コーナーが設置されている。 認知症地域支援推進員が主催している。同図書館と同市立韮山図書館で所蔵されている書籍111冊が並ぶ。認知症患者にミトン型拘束帯の代替として活用されている筒状のニット製品「マフ」も体験できる。認知症の高齢者はマフの柔らかい手触りによって気持ちが穏やかになり、治療やケア時の身体拘束の軽減につながる効果が出ている。 毎週月曜、29日は休館。開館時間は午前9時から午後5時半。
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「わ」の力で障害越え 9月10日に慈善コンサート 浜松・北区
三ケ日あいうえおプロジェクト実行委員会(長谷川由美子代表)は9月10日午後1時半から、浜松市北区の三ケ日文化ホールでチャリティーコンサート「光の言葉『わ』トークライブコンサート」を開く。障害の有無にかかわらず、同じ人間として生きることの大切さや言葉の力を訴える。 先天性の難聴を抱えながら言語を習得し、「はすみちこ」の名で活動する長谷川代表や、歌手のニーナ*カノンさん、全盲の歌手若渚さんら8組が出演する。重度障害の作家みぞろぎ梨穂さんの詩をもとに作曲された「約束の大地」などを披露するほか、トークや動画などで経験を伝える。 手話通訳や点字の歌詞プリントなども用意する。長谷川代表は「生きている
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親世帯の資産管理などでセミナー 遠州信用金庫、浜松で9月16日
遠州信用金庫(浜松市中区)は9月16日午前10時から11時まで、親世帯の資産管理や認知症対策、遺産継承をテーマにしたセミナーを東区有玉北町の同信金ライフサポートプラザで開く。オンラインでの聴講も可能。14日まで参加者を募集している。 名波司法書士事務所(南区)の名波直紀所長が講師を務め、家族をサポートする具体的知識や生前贈与、死後事務委任の活用方法などを解説する。セミナー後に個別相談の時間も設ける。 参加無料。定員は会場10人、オンライン100人。問い合わせは、ライフサポートプラザ<電053(435)8150>へ。
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静岡県内 5市町で統廃合 背景に採用難 訪問介護事業所
静岡県内は過去5年間に5市町の社会福祉協議会で廃止などの動きがあり、2018年4月時点で40カ所あった訪問介護事業所は12・5%減の35カ所になっている。磐田と掛川、清水、川根本の4市町社協が廃止したほか、牧之原市社協は2カ所を1カ所に統合した。全国と同様に、新規採用難や採算性などの問題が背景にある。 掛川市社協は19年度末で介護保険事業から撤退した。担当者によると、障害者の居宅介護やひきこもり支援、視覚障害者の外出を支える同行援護など需要が高まっている業務に人的資源を振り向ける狙いがあり、廃止のタイミングを探っていたという。 民間や社会福祉法人の事業所が増え、受け皿が整ったことを踏まえ
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訪問介護220カ所休廃止 全国社協 5年で13%減
社会福祉法に基づき全市区町村にある社会福祉協議会(社協)で、運営する訪問介護事業所が過去5年間に少なくとも約220カ所、廃止や休止されたことが2日、共同通信の全国調査で分かった。5年間で約13%減り、現在は約1300カ所。都市部で一般の民間事業者との競合を理由に撤退するケースもあるが、多くはヘルパーの高齢化や人手不足、事業の収支悪化などが響いている。 公的な性格を持つ社協が事業をやめると、採算面などで民間が受けたがらない利用者にサービスが行き届かなくなる恐れがある。政府は「住み慣れた地域で最期まで暮らせるように」という理念を掲げるが、厳しい現実が浮き彫りとなった。 調査は、都道府県が所
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認知症 寸劇で学ぶ 静岡市葵区
静岡市は2日、9月の世界アルツハイマー月間に合わせた認知症啓発イベントを同市葵区の市認知症ケア推進センター「かけこまち七間町」で開いた。小中学生ら約20人が寸劇を鑑賞するなどして認知症の症状や患者との接し方を学んだ。 地域のネットワーク作りなどに取り組む一般社団法人「まんまる」(同市駿河区)のメンバーが認知症になった高齢女性と、娘、孫とのやりとりを演じる寸劇を披露した。 女性から、娘や孫が「あんた、だれ」と強い口調で尋ねられるなど、物忘れの様子に驚いていた家族が、病気による悪気がない行動であると次第に理解し、優しく接することで良好な関係を築くという筋書き。メンバーは迫真の表情で熱演した。
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保険会社の介護保険 給付要件や内容を確認【ライフセミナー】
保険会社が多様な商品を販売する民間介護保険。ファイナンシャルプランナーでオフィス・カノン代表の馬養[まがい]雅子さんに概要や注意点を聞いた。 Q 保険会社の介護保険はどのようなものですか。 A 公的介護保険とは別に、保険会社が介護保険商品を販売しています。医療保険などに特約として介護の保障をつけられるケースもあります。 保険会社と契約して保険料を支払うと、所定の要介護状態になったときに給付金が受け取れます。給付金の受け取り方法には、一時金、年金、一時金と年金の3パターンがあります。 給付が受けられる要件は、「要介護3以上」など公的介護保険に連動した商品が多くなっていますが、日常生活
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支援利用者の新規就労祝う 静岡・明光会が激励会
知的障害者の生活、就労支援を行っている静岡市葵区の社会福祉法人明光会はこのほど、同法人の就労支援事業を受けて就職した利用者や既に働いている元利用者を激励する「就職お祝いの会」を市内で開いた。 この1年に就職した6人が紹介されたほか、就労5年、10年を迎えた計10人が永年勤続表彰を受けた。祝福された人々は、晴れやかな表情を浮かべた。同市内の木材加工会社に勤めて5年の末松浩二さん(52)は仕事内容を発表し、「根気強く続けられるのは就労支援のおかげ。頼られる存在となるよう一層励みます」と抱負を述べた。 同会によると、新規就職者の勤務先は静岡大学や食品会社、社会福祉法人など。寺田千尋理事長は「障
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ケアマネ資質向上へ評価表 5段階で判定 静岡県独自 サービス底上げ
静岡県は介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上を図るため、業務上必要な能力を評価する新たな仕組みを構築した。自己評価と他者評価をすり合わせて5段階で判定し、自分の強みや弱みを把握しやすくしたのが特徴。本県独自の取り組みとして定着させ、介護サービスの底上げにつなげる。 「県介護支援専門員キャリアラダー」と呼ばれる評価表を作成した。ラダーははしごの意味で、課題や目標を明確化してケアマネの段階的なキャリアアップを促す狙いがある。 社会保障制度の知識、対人援助技術、地域アプローチなどケアマネに必要とされる八つの能力を5段階で評価する。自分自身と指導的立場にある人がそれぞれ評価し、対話を重ね
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JAふじ伊豆2支店、特殊詐欺防止に貢献 警察署から感謝状
徳倉支店 駐在所にすぐ相談 沼津署はこのほど、特殊詐欺を未然に防いだとして、JAふじ伊豆徳倉支店(清水町)の西村裕二支店長と派遣職員の山田京子さんに署長感謝状を贈った。 同署によると山田さんは7月28日午前、通話しながらATMを操作する60代女性に声をかけた。女性が「役場から介護保険の戻りがあると言われた」などと話したため、西村支店長が代わりに電話に出た後、同店最寄りの同署徳倉駐在所に女性を案内したという。 同支店が詐欺被害を未然防止して表彰されたのは、2月以来2回目。吉田光広署長から感謝状を受け取った西村支店長は「駐在所の警察官が見回りに来てくれることもあり、すぐ相談した。お客さまの財
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行政はカードの暗証番号聞きません! 劇で特殊詐欺「ご用心」 浜松の介護施設
高齢者の特殊詐欺被害を防ごうと遠州鉄道(浜松市中区)はこのほど、特殊詐欺の手口を再現した演劇を同社の介護施設「ラクラス葵西デイサービス」=同区=で行った。同施設に通う70~80代の約40人が施設職員の演技から詐欺の恐ろしさを学んだ。 劇は1人暮らしをする高齢女性宅に行政関係者を名乗る男らから還付金の返金を偽った電話があった設定。「必要書類に記入してほしい」「あと20分後に自宅に行く」などと指示があり、女性は自宅を訪れた男2人にキャッシュカードの暗証番号を教えてしまい、詐欺被害を受けた。司会役の職員は「行政が住所や暗証番号を確認することはない。聞かれたら怪しいと思って」などと解説を入れ、職員
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社説(8月28日)認知症新薬承認へ 安全確保の具体策示せ
製薬大手のエーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の製造販売承認を、厚生労働省の専門部会が了承した。近く承認される見通しだ。年内にも保険適用される可能性がある。病気の原因物質を取り除いて進行を緩やかにすることを狙った画期的な新薬で、患者や家族、医療関係者らの間で期待が高まっている。 ただ、臨床試験(治験)の結果では、その効果はあまり大きくないとされ、副作用も明らかになっている。投与できる対象が軽度の患者やその予備軍である軽度認知障害(MCI)の人に限られること、薬価が高額になることなど実用化に当たっては課題が多い。政府はこうした課題の解決に取り組み、新薬を
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障害者アート展示の輪 静岡県の貸し出し事業 企業の活用増
障害者の絵画作品を有料で貸し出し、作者を支援する静岡県の事業「まちじゅうアート」が2019年度の開始以来、レンタル数を毎年伸ばしている。企業からのレンタル申し込みが増えていて、CSR(企業の社会的責任)の実現につながる点だけでなく、芸術性そのものの評価が利用の広がりを生んでいる。 静岡市葵区の中心街にある三井住友信託銀行静岡支店。店内に足を踏み入れると、大胆な色使いが特徴的な絵画がフロアの壁にずらりと並んでいた。7月初旬から8月初旬まで1カ月間、動物などをモチーフに障害者が描いた作品18点が飾られた。作品と作者を紹介するパネルのそばには、同支店の従業員の推薦文が添えられた。窓口で順番を待つ
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「おいしい!プロジェクト」10年ぶり活動再開 嚥下障害予防 焼津の有志が力
食べ物を飲み込むことが難しくなる「嚥下(えんげ)障害」の予防に取り組んできた焼津市内の有志でつくる「おいしい!プロジェクト」が、約10年ぶりに活動を再開した。保健師や言語聴覚士らに加え、地元の食品会社が参加。口腔(こうくう)機能を強化する体操を実践するほか、飲み込みやすい食品を紹介し、介護予防の観点から自らの口で食べ続ける重要性を訴えていく。 同プロジェクトは2006年に発足した。嚥下障害予防を目的に考案した「あいうえお体操」を指導したり、飲み込みやすい嚥下食を開発したりしてきた。メンバー各自の所属部署が変わるなどの事情から近年は活動休止状態だったが、メンバーの市職員が一人暮らしの高齢者
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アルツハイマー病新薬 「レカネマブ」承認へ 厚労省
厚生労働省の専門部会は21日、製薬大手エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の製造販売承認を了承した。厚労省は近く承認する見通し。年内にも保険適用される可能性があり、病気の原因物質を除去することで進行抑制を狙った初の認知症薬となる。 認知症高齢者数は、2025年に約700万人、65歳以上の約5人に1人に達するとの試算がある。患者の6~7割がアルツハイマー病とされる。レカネマブは待望の新薬となる見込みだが、投与対象が早期の患者に限られるほか、脳のむくみといった副作用、高額な薬価による財政圧迫なども懸念される。 レカネマブは、患者の脳内に蓄積し、神経細胞を
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車椅子利用者も海を満喫 静岡・三保でユニバーサルビーチ
静岡市清水区の三保内浜海岸で20日、車椅子ユーザーや高齢者らも海水浴を楽しめる「三保ユニバーサルビーチ」(実行委員会主催)が初開催された。普段は海に親しむことがない身体障害者らと市民が交流を深めるのが目的。かき氷や焼き鳥を販売する売店も出店し、約70人の参加者は互いの理解を深めた。 イベントでは、水陸両用のモビチェアーと呼ばれる三輪車が用意され、車椅子を利用している子供も大人に抱きかかえられながら海に入った。高齢者が若者と手をつないで久々に海水浴をしたり、参加者は双胴型のヨットに乗って海から陸を眺めたりした。「意外と海水が温かい」などの感想が漏れていた。 実行委員会の関係者は「障害のある
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障害者らの孤立 刑務所実態に学ぶ 富士宮で9月3日
富士宮市社会福祉協議会は9月3日、元衆院議員で服役経験のある山本譲司氏による講演会「社会的孤立の先が刑務所という現実」を同市総合福祉会館で開く。8月25日まで参加者を募集している。 山本氏は刑務所で、障害や病気が理由で生活に困り、軽微な犯罪を繰り返す受刑者に出会ってきた。社会的支援を十分に受けられず、刑務所に居場所を求める人がいる実態を紹介する。 聴講は無料。希望者は同社協に電話するか、ホームページにある申込用紙に記入してFAXで申し込む。問い合わせは同社協<電0544(22)0094>へ。
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独居高齢者の災害対策考える 浜松・天竜でセミナー
浜松市天竜区佐久間町の医療関係者や地元住民らでつくる「佐久間ネットワークあんじゃないネ」はこのほど、介護支援セミナー「ほっと安心 さくまde介護」を同町の佐久間協働センターで開いた。参加者は、家族と離れて過ごす独居の高齢者ができる災害対策について考えた。 川が街中を通り、山に囲まれた佐久間地区は、洪水や土砂崩れのリスクが高い。家族と離れて地元に住む高齢者は、家族の連絡先の確認や食料の調達など避難計画を事前に決める必要がある。参加者は、避難の準備を時系列で整理する「マイ・タイムライン」の作成に取り組み、台風が来る3日前の想定で考えた。 マイ・タイムラインの作成後、参加者に災害発生時のイメー
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静岡県、介護人材確保へ覚書 モンゴル国立医科大と 9月、現地で合同面接会
静岡県はこのほど、モンゴル国立医科大ドルノゴビ県キャンパスと介護分野の相互協力に関する覚書を締結した。9月に県内介護事業所が参加する合同面接会を同国で初めて開き、人手不足が続く介護業界で外国人材の確保を目指す。 覚書は、同キャンパスが介護分野で働く意欲のある人材を県に推薦すると明記。県は推薦を受けた人材が介護の技術を学び、県内で介護分野の仕事に従事できるよう支援するとした。 7月下旬に同国の首都ウランバートルで調印式を行い、県健康福祉部の八木敏裕部長とマンガル・オトゴチメグ学長が覚書に署名した。八木部長は「介護人材の確保は喫緊の課題。モンゴルの優秀な人材に活躍してもらえることは大変意義深
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静岡県の授産製品企業認定制度 購入・発注 年30万円超「SDGSの理念実現」
静岡県は10日までに、障害福祉事業所で働く障害者の工賃アップを図るため、授産製品の購入や下請け作業の発注に積極的に取り組む企業・団体を認定する制度を創設した。年間の購入額と発注額が30万円以上の企業・団体名を公表し、入札で優遇する。県は「『誰一人取り残さない』という持続可能な開発目標(SDGs)の理念にも合致した取り組み」と協力を呼びかけている。 授産製品の愛称「福産品」にちなみ、「ふじのくに福産品等SDGsパートナー認定制度」と命名した。制度に関する説明会を9月1日と12月1日に開き、趣旨に賛同する企業・団体を募る。 対象は県内に本社や支店、営業所などを置く企業・団体。食品や雑貨などの
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介護施設BCP策定 相談会で理解深める 西伊豆
松崎町・西伊豆町広域社会福祉法人等連携ネットワークはこのほど、町内介護保険事業所の事業継続計画(BCP)策定に関する個別相談会を西伊豆町仁科の町保健センターで開いた。6事業者が、自然災害や感染症発生の際にサービス提供を続けるための方法について理解を深めた。 BCP策定は、国が2024年3月までに各事業者に義務付けている。策定支援や策定後の活用方法について考えてもらおうと開催した。相談会では、同ネットワークの防災アドバイザーの園崎秀治さん(52)が助言した。 園崎さんは「BCPの策定は、災害時などのリスクを洗い出す機会。支援を求められる体制の構築が重要になる」と話した。
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12施設で使えるチケット配布 焼津市 65歳以上の市民対象
焼津市は高齢者を対象に市内12カ所の施設で使えるチケットを配布する。コロナ禍の影響で閉じこもりがちとなっている高齢者が出かけるきっかけになればと企画した。今月末まで申し込みを受け付けている。対象者は65歳以上の市民。施設ごとに使えるチケット計8枚を1セットにして配る。ディスカバリーパーク焼津の天文科学館や水夢館、ターントクルこども館、アクアスやいづをはじめ、市内の温泉施設、市総合福祉会館と大井川福祉センターの入浴施設などの施設で使用すると、利用料が無料か割引となる。 高齢者が立ち寄る頻度が高かったり、子ども連れで行けそうだったりする有料施設を対象に選んだ。市地域包括ケア推進課の担当者は、チ
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夏休み ちょこっとボランティア 湖西の中学生 高齢者と触れ合う
湖西市社会福祉協議会が夏休みに合わせ、中学生対象の「ちょこっとボランティア」を実施している。25日まで市内33の高齢者施設やこども園、病院などで、公募に応じた延べ約180人の中学生が、身近な場所でのボランティア活動を通じて地域福祉を学んでいる。 8日は新居中1年の新谷大河さん(13)が同市新居町の介護センターあらいを訪れ、介護予防教室やデイサービスの利用者約30人と触れ合った。職員を手伝いながら99歳の誕生日を迎えた利用者にお祝いのカードを手渡したり、トランプや体操を一緒に行って交流を深めたりした。 新谷さんは「皆が笑顔でいると自分も元気をもらえる。職員が利用者に優しく話しかけている姿を
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ダウン症少年画家 大村さん個展 個性豊かな力作並ぶ 5日まで 浜松市北区
静岡県立浜松みをつくし特別支援学校高等部1年で、ダウン症の大村剛輝さん(15)=浜松市北区三方原町=の個展「ごうきのミライエ展」が3日、同区根洗町のカフェ「しまうま倶楽部」で始まった。A4判のコピー用紙にサインペンで動物や人物などを密集させて描いた個性豊かな力作約60点が並ぶ。5日まで。 大村さんが個展を開くのは2022年9月に続き2回目。ゴルフ場をテーマにした「カキーン!コンコロコン!」、動物と人物を描いた「みなさんにおせわをしてるんだよなあ」など、独特な作品タイトルが目を引く。23年春以降は学校やデイサービスの友達を描くことが増えたといい、作風の変化も楽しめる。 会場の窓には、大村さ
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介護保険料算定 市民147人分誤り 掛川市
掛川市は2日、2023年度の介護保険料と介護保険負担割合の算定で、市民147人分に誤りがあったと発表した。1月2日以降に転入した市民らが対象。算定に必要な所得情報について、前年度のデータを使っていたことが要因としている。 市長寿推進課によると、算定を誤った147人のうち11人が増額になり、12人が減額になる。残りは合計所得金額と年金収入額が変更になり、納付額には影響しない。市民からの所得金額に関する問い合わせで発覚した。 市は今後、対象者に対する経緯説明や誤送付文書の回収などに着手する。9月以降の徴収で金額を修正して調整する方針。減額対象者のうち、年金天引きで過払いになっている1人には差額を
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湖西拠点 移動スーパー導入 遠鉄ストア 浜松・西区も巡る
遠鉄ストアは1日、湖西市鷲津の同ストア湖西店を拠点に同市や浜松市西区を巡る移動スーパーの運用を開始した。同社の移動スーパー導入は7台目。同日午前に店舗前で出発式を行い、湖西市と高齢者の見守りに関する協定を締結した。 移動スーパーの販売エリアは、同市全域と浜松市西区の舞阪、庄内地区の一部。同店の生鮮食品や日用雑貨など約400品目をトラックに積み、事前に申し込んだ個人宅などを1~2週に1回の頻度で巡る。湖西市との協定に基づき、利用者が連絡なく姿を見せないなどの異変があった際、販売員が市の地域包括支援センターなどへ連絡して安否確認につなげる。 式典には店舗の従業員や福祉関係者ら約50人が出席。
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健康マージャン 練習熱心に 9月沼津市制100周年記念大会へ
9月に開く「沼津市制100周年記念健康麻将(マージャン)Nリーグ大会」を前に、NPO法人健康麻将倶楽部(同市)は7月31日、市民文化センターで県東部のマージャン愛好家を招いた練習会を開いた。 50~80代の初心者から上級者約45人が参加。初心者らはパイの組み合わせと点数の付け方が明記された点数早見表を確認し、上級者は真剣な面持ちで楽しんだ。同倶楽部の藤田麻里代表(60)は「試合になると普段の実力が発揮できない人がいる。場慣れして大会に挑んでほしい」と話した。 健康マージャンは高齢者の居場所作りと認知症予防効果が期待され、全国健康福祉祭(ねんりんピック)の正式種目。
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花火 楽しく安全に 富士宮で教室
富士宮市宮原の児童発達支援・放課後等デイサービス事業所「こぱんはうすさくら富士宮教室」でこのほど、小学生以下の16人が花火の安全な楽しみ方を学んだ。 同所に通う16人は手持ち花火を使って点火から消火までの手順を実践した。可燃物がないか周囲を見渡し、楽しんだ後の花火は水を張ったバケツに入れて火が消えたことを確認した。 講師に招かれた富士宮西消防署の職員は、直接着火せずろうそくなどを使うことや、大人と一緒に遊ぶよう伝えた。
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豊かな高齢期へ介護予防のポイント解説 静岡で講演
静岡市はこのほど、市の介護予防事業推進に向けた講演会「人生100年時代―高齢期の日常生活を元気に過ごすために」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。市民62人が参加し、豊かな高齢期を送るためのポイントを学んだ。 心身の不調を訴える人にカウンセリングなどを行う浜松市東区の「まちの看護相談室り~ぶ」の番匠千佳子代表が、最期の瞬間まで自分らしく生きるための「老い支度」について講演した。今後患う可能性の高い病気や身体の変化に触れた上で、人生の最終段階に向けて医療やケアについて家族や医療関係者などと話し合う「人生会議」などの重要性を説いた。市地域リハビリテーション推進センターの増田仁美さんは、市が行
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天竜杉ベンチ寄贈 聖隷クリストファー大生制作 福祉施設などへ
浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー大リハビリテーション学部作業療法学科2年生38人が28日、天竜杉を使用して制作した木製ベンチ7台を福祉施設など7団体に寄贈した。 高齢者や障害者などのリハビリとして行う木工などの作業を体験する科目「基礎作業学」の一環。学生は、1年時の授業で木材を採寸してのこぎりで加工し、背もたれの形をグループごとにアレンジするなどしてベンチを完成させた。 同大で開かれた寄贈式で、デイサービスや障害者就労支援事業所、ギャラリーなどの関係者にベンチを贈った。平林正三さん(19)は「授業を通して達成感や充実感を味わい、作業が精神状態の向上につながると分かった。大切に使って
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三谷さん100歳 仲間ら祝福 浜松・北区の介護施設
浜松市北区引佐町の通所介護施設「引佐赤十字病院なのはな」は28日、通所する三谷まさ子さん(99)=同町=が月末で100歳を迎えることを祝い、同施設で誕生日会を開いた。 三谷さんは1923年7月31日生まれ。5年前から同施設を利用している。誰とでも気さくに話せる人柄で、利用者仲間や職員から慕われているという。 誕生日会には利用者ら約20人が集い、くす玉割りやバースデーソングなどで三谷さんを祝福した。職員は、8人きょうだいの2番目として弟をおんぶして学校に通ったエピソードなどを交え、三谷さんのこれまでの人生を振り返った。 記念のプレゼントや色紙、好物の和菓子を贈られた三谷さんは「こんなにお
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車いすで海水浴楽しんで ユニバーサルビーチ 下田で体験会
下田市はこのほど、車いすに乗ったまま海水浴できる「ユニバーサルビーチ」の体験会を同市の外浦海水浴場で開いた。市によると、同様の取り組みは全国で広がりつつあるが、県内ではまだ珍しいとされ、今後は常設化を検討する。 下田を代表する観光資源の海の魅力や多文化共生の推進が狙い。先進的に活動する兵庫県のNPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの協力で実施した。 体験会には障害者とその家族ら6組が参加した。海水浴場には車いす利用者向けに砂浜から水際までのマットを設置。救命胴衣を着用して水陸両用の車いすに乗り込み、海を満喫した。 市は車いす利用者専用の更衣室やシャワーの整備も視野に入れている。市
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大自在(7月27日)森村誠一さん逝く
熱海市を仕事の拠点にした作家の森村誠一さんは、高齢化社会の道しるべとしての存在感も大きい。晩年まで精力的に書き、語る姿は「老境こそ人生の佳境」を実感させた。「あと少なくとも50冊は書きたい」と意気込んだのは、78歳で吉川英治文学賞を受けた時のことだ。 近著「老いる意味」(中央公論新社)では、老人性うつ病に苦しんだ体験を包み隠さず記した。出版社からの執筆依頼を一度は断ったが、弱い人間だから書ける、読者を勇気づける言葉もあるはずだと気が付いたという。「私も頑張っている、一緒に頑張りましょうと言いたかった」とペンを執った。 うつに加えて認知症の傾向も表れ、ノートやチラシの裏に言葉を書いては壁
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あいさつや地名を手話で 伊豆市、小学生対象に講座 25年デフリンピック開催向けて
聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の2025年大会自転車競技が地元開催される伊豆市は26日、小学生を対象にした手話講座を同市の修善寺生きいきプラザで開いた。小学生とその保護者約20人が手話の実技指導を受け、デフリンピックの歴史や大会内容などについても理解を深めた。 参加者は市聴覚障がい者協会会員らから「おはよう」「こんにちは」といったあいさつや「修善寺」「中伊豆」「天城」など市にちなんだ地名や言葉の手話を学んだ。あいさつ、自己紹介、名刺交換までの一連の流れを、手話を取り入れて挑戦した。 同競技は東京五輪・パラリンピックも開催された同市の日本サイクルスポーツセンターで11月
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「終活」のポイントを解説 浜松市天竜区で講座
浜松市東区の「相続えんまんサポートグループ」はこのほど、「知って得する終活講座」を同市天竜区水窪町の水窪文化会館で開いた。同グループの小野崎一綱代表が講師を務め、人生の最期を満足に迎えるために必要な「終活」のポイントを紹介した。 終活の手順として、生活面、資産、死後の3点を意識した準備が必要とされる。遺産相続の手続きを進める上で、コミュニケーションができる健康状態の間に家族と話し合いを済ませる大切さを伝えた。小野崎代表は「(遺産相続に関して)言葉と文章で残しておくこと。不安を先取りして解消することで、家族円満に過ごせる」と話した。 このほか、未使用の口座を閉じることや医療保険、死亡保険の
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富士宮の藤田さん 手縫い雑巾5000枚寄贈 「小さな親切」運動実行章
「小さな親切」運動県本部はこのほど、手縫いの雑巾を保育園や高齢者施設に寄贈している富士宮市の藤田志め子さん(76)に実行章を贈った。 藤田さんは認知症予防の一環として針を手に取った。保育施設などに雑巾を贈ることを目標に据え、家事の合間に縫い進めた。2019年から市を通じて届けた雑巾の数は5千枚に迫る。 贈呈式が同市の静岡銀行富士宮北支店で開かれ、同本部富士宮北地区支部長の前嶋博美支店長が藤田さんに実行章を手渡した。藤田さんは「雑巾を使ってくれる人がいるから頑張れる」と話し、体力が続く限り縫い続ける決意を新たにした。
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地域の夏祭り4年ぶり 盆踊りや模擬店も 浜松・北区
浜松市北区引佐町の障害者通所事業所「引佐草の根作業所」は22日、施設近くの駐車場で夏祭りを開いた。開催は4年ぶり。 利用者の保護者と聖隷クリストファー大の学生が、焼きそばや綿菓子などの模擬店を設け、訪れた地域住民をもてなした。利用者と職員、放課後等デイサービス事業所「わかば」(同町)の子どもたち約40人は、法被姿で櫓(やぐら)を囲み、約1カ月かけて練習した盆踊りを披露した。 地域団体によるフラダンスやジャズバンド、太鼓などのステージも繰り広げられ、来場者は夏の夕べのひとときを楽しんだ。
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IT業界に障害者の力 プログラミング技術指導 浜松の支援事業所が実績 県内での採用促進へ意欲
情報化社会の進展で、ITを活用した事業変革「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」を推進する企業などが増加し、専門エンジニアが不足する中、IT業界での障害者の活躍に期待が高まっている。静岡県内でも、就職を希望する障害者へ専門的なプログラミング技術の習得を支援する就労移行支援事業所が開所して実績を上げるなど追い風が吹く。 「これまでは自分の考えを伝えられず、面接がうまくいかなかった」。自閉スペクトラム症(ASD)とうつ病に悩まされてきた男性(30)=掛川市=は学生時代の就職活動を振り返った。8月からは都内のコンサル会社のIT部門でアプリ開発などの仕事に就く。昨年、浜松市中心街に設立した
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静岡人インタビュー「この人」 家族を世話する子どもの支援団体「ヤングケアラー協会」理事 高垣内文也さん(浜松市中区)
家族の介護や世話を日常的に担っている子どもや若者が、夢を諦めずに自分らしく生きられるよう、行政や民間団体と連携して支援策を模索している。県の委託事業で開催したオンラインや対面形式の交流会では司会を務めた。自身も元ケアラー。神戸市出身。37歳。 ―自身のケアラー体験とは。 「認知症だった祖母の世話を20歳から約10年間続けた。18歳以上はヤングケアラーではなく、若者ケアラーと呼ばれる。祖母は体が元気でも脳が次第に衰え、料理や買い物、通院がうまくできなくなり、自分が代わりに行ったり付き添ったりした」 ―東京にあるヤングケアラー協会で働き始めたきっかけは。 「大学卒業後、認知症に向き合う人
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静岡県児童養護施設 協議会に120万円 北里コーポレーション
不妊治療関連製品の開発や製造を手がける北里コーポレーション(富士市)は20日、県児童養護施設協議会に120万円を寄付した。 県庁で贈呈式を行った。井上太綬代表取締役が石川順会長に目録を手渡し、「子どもたちの教育や健全な育成のために役立ててほしい」と話した。 同協議会に加入する12の児童養護施設に10万円ずつ贈られ、入所児童の学習に関する物品購入などに充てる。
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シニア就職相談会 高い満足度、混雑課題 ハローワーク静岡で開始1年
ハローワーク静岡(静岡市駿河区)が60歳以上を対象にしたシニア向け就職相談会を始めて1年が経過した。昨年6月からほぼ毎月1回開催し、参加者は60代を中心に延べ478人に上っている。アンケートでは「仕事内容がイメージできた」などと参加者の95%が満足したと回答。一方で、物価高に伴う年金の目減りなどを背景にシニアのニーズは高く、会場の混雑解消が課題になっている。 同ハローワークは窓口に訪れる70代が近年増えていたことや、求人票だけでは仕事のイメージが湧かないという求職者の声を聞き、シニアに特化した形の就職相談会を企画した。 月1回の相談会はシニア雇用に関心を示す企業数社がブースを出し、採用担
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手品で100歳をお祝い 静岡の高齢者施設 劇団招き誕生会
NPO法人クリエイト静岡が運営する通所介護施設「よいち友遊デイサービス」(静岡市葵区)は19日、利用者で100歳の誕生日を迎えた片井たかさん(同区)の誕生会を同施設で開き、ボランティア劇団「夢一座」による演芸などで百寿の記念を祝った。 手品が好きな片井さんのために、葵区を拠点に活動する同劇団を招いた。浪曲のリズムに合わせてマジックなどが披露され、施設関係者や利用者ら約30人が一緒に観賞。高橋金二代表(75)によるトランプを使った手品や腹話術、南京玉すだれのパフォーマンスは参加者の笑いを誘った。 同施設関係者によると、片井さんは2016年から同施設をほぼ毎日利用し、利用者が行う「間違い探し
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給付金詐欺罪で放課後デイ理事長に実刑判決 地裁浜松支部
浜松市の放課後等デイサービス施設の運営に関する給付金をだまし取ったとして詐欺罪に問われたNPO法人アンヘレス理事長の被告(65)=同市中区=の判決公判で、静岡地裁浜松支部は18日、懲役2年6月(求刑懲役3年)を言い渡した。 高島由美子裁判官は判決理由で、職員の退職に伴う給付金の減算を免れ、法人運営費を確保するために不正な行為に及んだと指摘。被害金額が虚偽申請に直接関わる部分に限っても1054万円と多額な点を挙げ、「常習的で職業的な犯行」と断じた。 判決によると被告は2019年から21年にかけて、運営する市内のデイサービス施設2カ所で、児童発達支援管理責任者を配置したように装って障害児通所
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認知症対応学びサポーターへ 浜松市天竜区で養成講座
浜松市天竜区佐久間町の佐久間歴史と民話の郷会館でこのほど、認知症サポーターの養成講座が開かれた。約30人が認知症の主な症状や患者への望ましい対応を学んだ。 講師は専門的な研修を受けた認知症キャラバン・メイトの3人が務めた。認知症の症状として記憶力や理解力の低下、道に迷う―といった生活に支障が出やすい特徴を挙げた。 買い物や近所の散歩など患者がつまずきやすい場面を紹介し、周囲の声かけや気遣いの大切さを伝えた。講師の一人は「(患者の)自尊心を傷つけないように支えることが大事」と呼びかけた。 講座は地元住民や医療福祉関係者、市社会福祉協議会天竜地区センターでつくる「佐久間支え合い だ和いね」
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高齢者の労災リスク最小限に ヒヤリ・ハット共有、改善 体調管理で事故防ぐ【70歳の壁 シニア雇用を考える】
シニアを雇用する上で企業が気にするのは、身体機能や認知能力の低下に伴う高齢者ならではの労災リスクだ。シニア雇用に力を入れる静岡県内の企業では、ヒヤリ・ハットの改善を徹底したり、従業員とのコミュニケーションを密にしたりして、労災リスクを最小限に抑える工夫をしている。シニアにとって働きやすい環境の整備は、年齢に関係なく誰もが働きやすい職場にもつながるという。 運送業の浜名梱包輸送(浜松市浜北区)は65歳定年だが、継続雇用を毎年更新すれば最長86歳まで働ける制度がある。60歳以上でも積極的に採用する一方で労災事故対策を徹底する。 倉庫で返品される荷物の整理作業を担当するパートの金指峰代さん(
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高齢者・介護事業 3カ年計画策定へ 裾野市
裾野市は10日、「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」策定委員会の初会合を市役所で開いた。諮問機関として、2024年度から3カ年の高齢者福祉施策の基本方針となる計画案を審議する。 社会福祉施設や老人クラブ連合会、介護家族の会の代表ら14人で構成する。高村寿彦委員長(市社会福祉協議会)は「高齢化でさまざまな生活上の問題が起きると予想される。消極的にならず、それぞれの立場で全員が発言する会にしていきたい」とあいさつした。 計画期間中には「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となり、40年には「団塊ジュニア世代」が65歳以上の前期高齢者になる。同市は介護や医療、生活支援サービスなどを一体的に提供
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「介護の未来ナビゲーター」に福祉事業所若手職員委嘱 静岡県事業
静岡県は10日、県内の福祉事業所で働く20~30代の若手介護職員22人を「介護の未来ナビゲーター」に委嘱した。高校・大学で実施する出前授業や就職イベントに派遣し、介護の仕事の魅力を発信する。 県庁で委嘱状交付式があり、川勝平太知事が訪問介護施設アイケア磐田(磐田市)の海野真季さん(23)に委嘱状を手渡した。特別養護老人ホーム高麓(焼津市)の竹下匡紀さん(27)は「日常の業務でやりがいを感じる瞬間などを積極的に情報発信していく」と宣誓した。 川勝知事は「社会が必要としている仕事。日々実感していること、自分の経験を若い世代に伝えてほしい」と激励した。 ナビゲーターへの委嘱は10年目。高齢化
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認知症の予防方法 健康づくり秘訣は 松崎で講演会
下田市のNPO法人伊豆ヘルスケア(遠藤美和子理事長)はこのほど、松崎町宮内の町環境改善センターで健康づくり講演会を開いた。町民ら約30人が参加し、健康寿命を延ばす秘訣(ひけつ)について学んだ。 元静岡県健康福祉部理事で保健師の土屋厚子さん(64)が講師を務め、認知症と物忘れの違いや認知症予防の方法を説明した。「外に出かけて人と話すことが、脳の活性化につながる」などとアドバイスした。健康づくりに必要な肩や足腰の体操指導も行い、参加者は心地よい汗を流した。 同法人は2022年に設立され、賀茂地域の高齢者の健康増進に取り組んでいる。今年9月中旬には下田市でも講演会を開く。
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介護現場視点で自治体に提言へ 連盟県支部設立総会
全国介護事業者連盟県支部は10日、設立記念総会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。介護や障害福祉に関係する事業者ら約200人が参加。支部長に社会福祉法人和光会(浜松市西区)専務理事の志賀口裕輔さんが就いた。 介護の産業化と生産性向上を目指し、サービス内容や法人種別の垣根を越えた横断的組織を特徴とする。県支部の発足は3月で、4月末時点で35社496事業所が加盟し、自治体に介護現場から提言を図る。志賀口支部長は「介護サービス利用者の自立支援と職員の処遇改善を2本柱とし、現場視点による情報発信を行いたい」とあいさつした。 全国連盟の斉藤正行理事長は記念講演で2024年に迎える介護保険法改正に触れ
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ろう者の市職員が手話伝授 焼津南小で出前授業 ペアで自己紹介も
焼津市焼津5丁目の焼津南小で6日、市障害福祉課に勤務するろう者の遠藤浩紀さんによる手話出前授業が行われた。遠藤さんは4年生児童に、耳が聞こえない人の気持ちや生活ぶり、手話でのあいさつ、自己紹介の仕方などを伝えた。 授業は、遠藤さんが駆使する手話を通訳が言葉に変換して児童に伝えるスタイルで進められた。遠藤さんは音から得られる情報量が少ないことで生じる生活面の不便さについて具体例を挙げながら伝え、周囲のサポートの大切さを訴えた。 児童は遠藤さんの指導で手話を体験した。「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」などのあいさつを講師に合わせて実践したほか、ペアになって自己紹介も行った。「手話をど
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里親家庭の交流支援 静岡・清水区のNPO 寄付金でランチ提供
市民活動を支援する「NPOサポート・しみず」(静岡市清水区)はこのほど、市内の里親家庭と支援団体の関係者らの交流会を、同市駿河区のレストラン「グラッチェ」で開いた。同店が寄付した売り上げの一部を飲食代に充て、参加者にランチを振る舞った。 招待されたのは、今年小学校に進学した里子のいる5家族。きょうだいも参加し、各家庭の様子を紹介し合いながら、同店の看板メニューのハンバーグや契約農家直送の野菜を使ったサラダを楽しんだ。 取り組みは、地域貢献を希望する企業と市民団体を結ぶ「しみず元気プロジェクト」の一環。同店は2019年から参加し、店内で販売する野菜1袋(220円)ごとに50円を寄付する形で
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不整脈の原因や対処法解説 静岡で公開講座
SBS静岡健康増進センターの公開講座「聞いてなるほど!いきいきライフ」(同センター、静岡新聞社・静岡放送主催)が2日、静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開かれた。同センターの吉田裕副所長が「明日から変わる!?不整脈のトリセツ」と題し、不整脈が発生する原因や対処法を解説した。 吉田副所長は、心臓には「刺激伝導系」と呼ばれ、電気信号を伝達するシステムがあると紹介。その電気信号の働きが筋肉を刺激して心臓は収縮するとし、「この機能が不十分な時に起こりやすいのが不整脈」と説明した。心電図検査が不整脈を発見する唯一の手段とも述べた。 仮に人間ドックなどで不整脈を指摘された後の対応として、スマー
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eスポーツ 高齢者の刺激に リハビリに活用、太鼓ゲームで効果検証 静岡・葵区の施設
静岡市葵区の通所リハビリテーション施設「駿府の杜」が、コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」を高齢者のリハビリに活用する取り組みを始めた。eスポーツ利用前後に歩行速度や握力、注意力などを定期的に測定し、リハビリメニューの策定の参考にする。加齢とともに心身が衰える状態「フレイル」予防などに役立てるよう、利用者と非利用者に分けた数値も比較し、効果を検証する。 「駿府の杜」は病院を退院した人などの自立支援を目的に生活機能向上をサポートする日帰り施設。主に高齢者が1日平均で約百人利用しているが、天候や体調不良を理由に、月平均約15%のキャンセルが生じることが課題となっていた。課題解決を検討
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台風15号被災者をおもてなし 日帰りサロンで「旅行気分」 静岡・清水区
昨年9月の台風15号で被災し、今も以前の生活を取り戻せていない人たちを対象に、静岡市地域支え合いセンターは30日、同市清水区のはーとぴあ清水で「日帰りサロン」を初めて実施した。60代以上の10人がお昼をまたいで日帰り旅行気分を味わった。 巴川の氾濫により大規模な浸水被害が発生した同区では、今も自宅に戻れず公営住宅に居住していたり、自宅のリフォームが完了していなかったりする人たちがいる。サロンでは健康体操や歌謡ショーを楽しんだほか、ボランティア団体「おやじサロンぎゃるそん」による中華丼の手料理を味わった。午後、入浴した後は広い和室でくつろいだ。 台風15号の被災を受けて今年1月に市から市社
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〝お試し期間〟あってもいい、自分が否定されている思い... シニア雇用 年齢で判断されるのはあり?④ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
年齢だけで採用を判断されるのは年齢差別ではないかというシニア層の声を受けて、前回まで3週にわたり有識者のインタビューを「賛否万論」に掲載するとともに、1面や社会面で関連記事を展開し、実態と課題を探ってきました。現役世代の減少に伴い目減りする年金受給額の問題、シニアと企業の双方に当てはまる「年齢に関する思い込み」などに焦点を当てました。キュレーターや読者の意見を紹介します。 〝お試し期間〟あってもいい キュレーター 高木有加さん(長泉町) 1男1女の母。ママ防災塾マモルマムズ代表。レンタルスペース「ママとこどものヒミツキチmorisbase」の管理人。ミッションは「孤
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生きがいある余生守る 高齢者の身元保証や葬送支援をする 石川真奈美さん【アフターコロナへ 私の視点⑪】
「この3年間、損したね。取り返さなくちゃ」。先日、私たちが支援している会員同士の交流会で、1人の女性がそう口にしました。高齢者は、体力、気力、健康状態がまちまち。他の世代と比べて、個人差が大きいです。高齢者は新型コロナウイルスに警戒するよう注意喚起され続けましたが、元気な人もそうでない人もひとくくりに捉えて一律に対面の機会をなくすと、かえって健康を損ないかねない。長いブランクを経た今、痛感しています。 以前は会員の居住地の近くを通れば立ち寄ったり、通院の付き添いの合間に食事したりすることもありました。そんなわずかな時間でも対面が減ると、途端に相手の様子や変化が分かりづらくなります。電話口
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マジックで認知症啓発 マギー司郎さんの弟子塁さん 焼津の高校生らと交流グループ立ち上げ
マジシャンのマギー司郎さんの弟子で認知症サポーターを務めるマギー塁さん(38)が、焼津市の高校生らとともに、認知症の啓発活動を実践するグループを立ち上げた。マジックでの指先を頻繁に使う動作が認知症予防策になると着目。高齢者や地域住民との交流の場を月1回設けて、マジックなどレクリエーションを通じて楽しみながら、認知症の理解促進を目指す。 グループ名は「まあ、えーらの会」。メンバーはマギー塁さんと焼津高3年の増田晶来さん(17)、同高2年の山本優羽さん(16)、岩崎正史さん(72)、萩原初江さん(80)の5人。マギー塁さんと増田さんが市内の会合で意気投合したのがきっかけとなり、同じ認知症サポー
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モンゴルで介護人材確保へ 9月現地面接控え 静岡県が概要など説明
静岡県は26日、介護分野の人手不足に伴い9月にモンゴルで初めて実施する外国人介護人材マッチング支援事業の事前説明会を県庁で開いた。高齢化の進展で国家間、都市間の人材獲得競争が激しさを増す中、県内の介護事業所担当者らに対し、支援事業の概要や採用までの手続き、外国人材の活躍事例を紹介した。 9月20~25日に同国の首都ウランバートル、本県と友好協定を結ぶドルノゴビ県の2会場で合同面接会を開催する。県内から介護事業所など約20施設、現地からは介護を学ぶ学生や若手医療従事者、日本への留学予定者ら約150人の参加を見込む。介護職のやりがいや待遇などを対面形式で伝え、介護人材の受け入れにつなげる。
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古紙を活用 紙すき体験 デイサービスでSDGs 牧之原
牧之原市の通所介護事業所「憩の家 みち」の利用者がこのほど、古紙を活用した紙すき体験を行った。 レクリエーションや創作活動などデイサービスで発生する紙の再利用を目指した取り組みの一環で、公益財団法人「古紙再生促進センター静岡地区委員会」(富士市)の長橋宏和事務局長が講師を務めた。体験会で利用者は紙の再生過程や市内での可燃ごみの構成割合などを学んだ上で紙すきを実施。古紙を水と一緒にミキサーで細かくほぐした後、網が張られた専用の枠に流し込み、はがきとして再生させた。事業所家長の石津道弘さんは「事業所内では日々多くの紙を使用する。再利用の取り組みをレクリエーションの一環としても展開したい」と話した
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高齢者に優しく声かけ 裾野・向田小児童 認知症学ぶ
裾野市はこのほど、同市の向田小で認知症サポーター・ステップアップ講座を開いた。昨年度、基礎編の養成講座を受けた6年生16人が、実践的な応用編を通して認知症の症状を持つ人への接し方を学んだ。 市介護保険課の職員が認知症について説明し、「物忘れなどの症状は目に見えない。相手を驚かせないよう静かにゆっくりと話しかけて」と呼びかけた。講座支援員が高齢者役を務め、児童は1人ずつ「下校途中に、帰り道の分からなくなった近所のおばあさんが道にたたずんでいた」との設定で対応を実践。優しく声をかけ、道案内した。 意見発表で代表児童は「ゆっくり大きな声でしゃべるのは難しかった」「目線を合わせて話すことができた」な
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殉職看護師の志継ぐ 静岡市立病院で空襲犠牲者慰霊式 誓いのキャンドル
静岡市立静岡病院(葵区追手町)は20日、1945年6月の静岡大空襲で犠牲になった患者と看護師を追悼する慰霊式と継灯式を同病院で開いた。看護師や病院職員らが参加し、殉職した先輩たちの志を受け継ぐことを誓った。 慰霊式には約40人が参列し、1人ずつ慰霊碑に花を手向けた。小野寺知哉病院長は「戦禍で尊い命をささげた看護師たちはどれだけ怖く、熱く、痛かっただろうか」と殉職看護師に思いをはせ、「患者やスタッフに優しい病院として、思いを継いでいきたい」と追悼の言葉を述べた。 当時、仲間を失いながらも患者や被災者の治療を続けた関係者の志を引き継ぐ継灯式には、新人看護師46人が参加した。青山治子看護部長ら
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特支生徒、桜葉収穫に汗 担い手確保へ農福連携 松崎
松崎町桜田の伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の生徒は19、20の両日、町特産の桜葉の収穫作業を同校近くの畑で行った。町職員から収穫方法の説明を受け、4人が葉を1枚ずつ手作業で摘み取った。 生徒たちは町が借りる約800平方メートルの桜葉畑で、作業に汗を流した。葉の生育度合いを見て枝の先端部の葉は収穫せず、穴の空いた葉と形のきれいな葉に分別して袋に詰めた。1年の鈴木優斗さん(15)は「葉を選びながらうまく採ることができて楽しかった」と話した。 町と伊豆松崎町桜葉振興会が生産者の減少に伴う将来の担い手確保を目指し、2018年から行う農福連携の取り組み。同校では桜葉の種を植えて苗を育てる活動も行
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災害ボランティア 支援スタッフ養成 7月、静岡で講座
静岡市と市社会福祉協議会は7月8日午前10時から午後4時まで、駿河区災害ボランティアセンターのサポートスタッフ養成講座を同区の南部図書館で開く。今月30日まで参加者を募っている。 全国で被災地支援を行う「災害対応NPO MFP」の松山文紀代表を講師に迎え、災害ボランティアセンターの活動内容や目的などを解説する。給水タンクを運ぶなど断水時を想定した体験ワークも実施する。 参加無料。駿河区在住者以外も参加可能。定員20人程度。申し込みや問い合わせは市社協駿河区地域福祉推進センター〈電054(280)6150〉へ。
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福祉の就職相談 7月、静岡県内3会場で
静岡県社会福祉人材センターは7月、「福祉の就職相談会」を西部、中部、東部の3会場で開く。 西部は8日にサーラシティ浜松(浜松市中区)で、中部は23日にグランシップ(静岡市駿河区)で、東部は29日にプラサヴェルデ(沼津市)で開催。中部会場では「保育のお仕事フェア」も同時に行い、約100の法人が参加見込みという。西部、東部の各会場ではオンラインの職場見学を実施予定。問い合わせは同センター<電054(271)2110>へ。
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避難所運営 ゲームで訓練 御前崎市民110人参加
御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワークはこのほど、避難所本部運営に関する研修会を市研修センターで開いた。町内会や自主防災組織の役員ら約110人が避難所運営ゲーム(HUG)を行い、想定される課題や適切な対応を模擬訓練した。 各地区ごとに分かれ、広域避難所に指定されている浜岡中の平面図を用いて実施。次々に避難者が訪れて来るように被災者情報が書かれたカードを図面に配置し、高齢者や女性のプライバシーを考慮しながら避難所運営をシミュレーションした。ペット同伴や認知症高齢者の避難事例もあり、参加者は避難所が無秩序にならないように臨機応変に最善策を考えた。 池新田大山町内会の相羽明会長(66)は「
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「想定外」少ない年金 仕事探す定年退職者 生活維持へ余儀なく【70歳の壁 シニア雇用を考える】
「年金が思ったほどもらえない。仕事をしないと」―。定年退職後にパート・アルバイトを掛け持ちしたり、探したりしている県内の60、70代が口をそろえる。全国調査でも、年金をもらえるはずの世代で多くの人が仕事をしたい理由に「生計維持」を挙げ、老後生活を支えるはずの年金に頼れず、働くことを余儀なくされる実態が浮かび上がっている。県内のシニアからも年金額への不満と生活不安の声が聞こえてくる。 リクルートが3月に実施した全国意識調査(複数回答可)によると、70代前半の約4割が「(できる仕事の)年齢幅が狭い」と回答する一方、約3割が仕事をしたい理由として「生計維持」を挙げた。60代後半も男性の42・2
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症状と向き合う俳優・谷田歩さん 完璧求める姿 葛藤も【吃音と歩む 思い伝えたい④】
「台本の練習は最低100回。完璧にしないと怖くて人前に立てないから」 舞台の稽古や映画、テレビドラマの撮影が始まる前は、出演者の誰よりも台本を読み込む。せりふを覚える以前に“読み切る”ために―。俳優の谷田歩さん(47)は日々、吃音(きつおん)と向き合いながら作品に臨んでいる。 意識し始めたのは小学生のころだった。給食で出るやかんのお茶が欲しくて先生に「お茶ください」と言おうとしても、はじめの「お」に何度も詰まった。人生で初めて生きづらさを感じた。「谷田君の話し方をまねしたら、私も言葉に詰まるようになった」。周囲に話し方をいじられたり、まねされたりしているうちに防衛
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「小さな親切」運動 焼津のきょうだいに実行章 医療用に髪提供
「小さな親切」運動静岡県本部は13日、医療用ウィッグ(かつら)に髪を提供する「ヘアドネーション」に取り組んだ焼津市の小学3年篠原一冴さん(8)と小学1年紬希さん(7)きょうだいに実行章を贈った。 一冴さんは1歳から3歳まで伸ばした髪の毛15センチ、紬希さんは小学校入学まで伸ばした髪の毛30センチをそれぞれ医療用ウィッグメーカーのプロジェクトに提供した。 同市柳新屋の静岡銀行西焼津支店で行われた贈呈式で、県本部焼津地区支部長で焼津支店長兼任の西田吉輝支店長が2人に実行章を手渡した。2人ともに「うれしい」と言って喜んだ。
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静岡県立総合病院に100万円寄付 フジ物産
石油製品・漁業用餌料販売のフジ物産(静岡市清水区)はこのほど、静岡県立総合病院に100万円を寄付した。 山崎伊佐子社長が同病院を訪ね「地域医療に役立ててほしい」と願いを込めて小西靖彦院長に目録を渡した。同院からは感謝状を渡した。
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食事しながら介護の悩み共有 島田市がマクドナルドで認知症家族会
島田市はこのほど、月に1度開催している「認知症家族会」を同市のマクドナルド島田中河町店で初めて開いた。認知症の家族を介護する人や経験者らが参加し、ハンバーガーを食べたり、ドリンクを飲んだりしながら、介護の悩みなどを共有した。 これまでは市保健福祉センターで開いていたが、参加者が減少傾向にあった。気軽に参加できる雰囲気づくりを目標に、幅広い世代から親しまれているマクドナルドに協力をお願いして開催が決まった。90代の両親を介護する戸田奈津子さん(57)は「飲み食いしながら意見交換ができて楽しかった。いつもより気楽に交流ができた」と話した。 同店舗での開催は秋にも検討している。7月は24日午後
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息子と「二人三脚」の経験生かして 保護者同士交流図る【吃音と歩む 思い伝えたい③】
「吃音(きつおん)で悩みに悩み、2人で泣いたこともあった」 沼津市の佐藤章子さん(57)は吃音がある高校3年生の息子(17)と二人三脚で歩んできた。現在は言語障害、発達障害の子どもを持つ親の会「静岡県ことばと心を育む会」に所属。吃音に悩んだ経験を生かそうと先頭に立って活動し、積極的に保護者間で情報を共有したり、交流会を開いたりしている。 5歳の時だった。首に青筋を立て「グッ…」と力を込めて、懸命に話そうとする息子。その姿を見て驚いた。小学校に入学してからは正確に発音ができない構音障害の症状も出始め、言語通級指導教室(ことばの教室)に通ったが、吃音だけ改善されなかった。息
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言語聴覚士目指し大学で専攻 同じ境遇 支える側に【吃音と歩む 思い伝えたい②】
聖隷クリストファー大(浜松市)3年の池ケ谷啓太さん(20)=静岡市出身=は幼少期から吃音(きつおん)があり、学校やアルバイト先で悩んできた。優しく接してくれる家族や友達がいても、100%の共感は得られないのがつらかった。今は同じ症状の当事者を支える言語聴覚士への夢を描く。「自分もそうだよ、苦しみ分かるよ」。心の壁を取り除き、同じ境遇で寄り添える存在を目指している。 中学2年生の冬、その日は3学期の始業式だった。記憶から消したい一日だ。学年を代表して全校生徒の前で新学期の目標をスピーチする大役が回った。「絶対に無理、失敗する」。言葉が詰まる難発の症状に悩んでいたからだ。担任に断ろうとしたが思
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日大三島、知徳高生 認知症学ぶ 店内対応を模擬体験 団体の啓発動画協力へ
日大三島高と知徳高のインターアクトクラブの生徒がこのほど、「認知症の人と家族の会駿東田方地区会」を講師に迎えたセミナーを日本大学三島校舎で受講した。同地区会が世界アルツハイマー月間の9月に向けて制作する動画に協力するため、認知症について理解を深めた。 両校の生徒は昨年から、同地区会の啓発活動に参加している。この日は約30人が受講し、同地区会前代表の熊井亮子さんから、認知症の人の見守り方や接し方を学んだ。 熊井さんは「歩いているお年寄りがいたら気にとめてほしい。それが認知症支援の第一歩になる」と伝えた。グループワークでは認知症とみられる高齢者への声掛け方法について意見を交わし、生徒たちは
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夢の接客、深めた自信「注文に時間がかかるカフェ」【吃音と歩む 思い伝えたい①】
言葉を流ちょうに話せない吃音(きつおん)。吃音のある人は日本に約120万人いるとされ、詳しい原因は分かっていない。学校や職場など対人関係で幾度もつらい経験を重ねてきた当事者は吃音と向き合いながら今を生きている。同じく悩んだ経験がある記者が当事者のもとを訪ね、胸の内に迫った。 「い、い、いらっしゃいませ」「…………ご注文はいかがなさいますか」―。 1月下旬、宇都宮市の書店を舞台に、吃音の学生がスタッフとなり接客に挑戦するカフェが1日限定でオープンした。「注文に時間がかかるカフェ」。スタッフをせかしたり、途中で話をさえぎったりしてはい
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障害者雇用のつなぎ役 アイエスエフネット(東京都)/渡辺幸義社長【キーパーソン】
企業に障害者を紹介し、障害者が勤務する「サテライトオフィス」を貸して、就労後の支援まで行うサービス「チャレンジドオフィス」を沼津市で展開する。障害者の就労訓練を担う施設と、障害者を雇用したい企業をつなぎ、まずは県東部の100人の安定雇用創出を目指す。 -サービス開始理由は。 「障害者の就労支援施設は企業とのつながりがなく、訓練した人材の輩出先がなかった。ITサービスを通じて企業とのつながりがあるわれわれが、就労という『出口』を代行する。障害者の法定雇用率が拡大し、企業側も対応を迫られているが、雇用の方法が分からない企業も多い。両者をつなぐ役割を果たす。沼津を事業エリアに選んだのは地元愛か
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有償の高齢者外出支援始める 藤枝・西益津の住民団体 無償から移行
藤枝市西益津地区の住民ボランティア団体「西益津通院サポート隊」(梅原雅身代表)がこのほど、事業者でなくても住民の送迎を有料で担うことが可能な道路運送法の自家用有償旅客運送者に登録され、運行を開始した。地区内の移動困難な要支援者らを対象に、市内の病院や金融機関などに移送する。 同団体はこれまで、無償で高齢者の外出を後押ししてきた。4月に国土交通省が自家用有償旅客運送の事務と権限を市に移譲したことで、今回の登録につながった。市によると、無償から有償運送に移行した住民団体は県内で初めてという。 自宅から3・5キロ以内の銀行や郵便局、市役所などの施設までは片道300円、3・5キロ超の市立総合病院
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着服の職員懲戒解雇へ 小山町社協 事務受託団体などに損害
小山町社会福祉協議会は9日、同会が事業利用者から徴収した代金や事務を受託する団体の口座などから多額の金銭を着服するなどして複数の団体に損害を与えたとして、30代男性職員を懲戒解雇処分にする方針を固めたと発表した。被害総額は少なくとも計194万7122円にのぼる。沼津労働基準監督署の認定が下り次第、懲戒解雇とする。 同会によると、男性職員は2022年4月から23年2月ごろ、高齢者向け配食サービスの利用チケット代金を着服した上、代金徴収業務の一部を正当な理由なく怠った。さらに19年4月ごろから、同会が事務を一部もしくは全面的に受託している3団体の預金通帳と金融機関登録印を不正に入手。団体役員に
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島田市議会 12日から一般質問
島田市議会6月定例会は12~14日に一般質問を行い、16氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【12日】横山香理①市における原子力災害広域避難の在り方②女性議会▽平松吉祝①市民による「防犯まちづくり」で市の活性化を▽森伸一①市立総合医療センターの現状②大井川緑地および周辺の今後▽大石節雄①社会教育を中心に置いた行政運営▽大関衣世①がん対策▽四ツ谷恵①平和行政②GIGAスクール構想 【13日】天野弘①新しい自治組織としての「地域運営組織」の取り組み②介護施設における介護人材の確保▽提坂大介①市道東町御請線の今後の開発②住工混在するふじのくに内陸フロンティア推進区域内の二軒家牛尾線沿線地区
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焼津の農園 「農福連携」作業ねぎらい 施設利用者招きイチゴ狩り
焼津市飯淵のイチゴ農場シックスベリーファーマーズ松田農園が7日、今シーズンにイチゴ出荷箱の組み立て作業をした障害者就労支援施設「焼津の空と大地と」(同市高新田)の利用者をイチゴ狩りに招待した。 同農園では障害者の社会参画と農業の働き手確保を進める「農福連携」の一環で、1月から5月まで同施設から受け入れた。2021年から始まり、今年で3年目の取り組み。延べ10人の利用者が主に出荷箱の組み立て作業を担った。 この日は作業に携わった利用者がビニールハウスで赤く育った「桃薫」と呼ばれる品種の実を丁寧に摘み取ったり、その場で味わったりしてイチゴ狩りを楽しんだ。 同支援施設の杉山浩子施設長は「利用
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在宅療養支援に特化 御殿場に診療所開所
御殿場市神山の神山復生病院を運営する一般財団法人神山復生会はこのほど、医師と看護師が自宅を訪問して必要な医療を提供する専門の診療所「在宅療養支援マリア診療所」を同病院横に開所した。要介護でも住み慣れた自宅で過ごすことができる地域包括ケアシステムの推進につなげる。 同市と小山町を訪問地域とし、医師2人と看護師2人が訪問診療などに当たる。病気の診察・状態の観察、医療的な処置、日常生活や終末期への支援などを行い、「退院後に自宅に戻って生活することに不安や心配がある」「がんになっても最後まで自宅で過ごしたい」といった声に対応する。現在は約15人が事業を利用しているという。 同法人は2017年に「
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夏も元気に! 熱中症対策 中高年「はつらつ講座」
しずおか健康長寿財団は6日、中高年の健康増進や生きがい作りに向けた「はつらつ生きがい講座」を静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。静岡、焼津市などから25人が参加し、熱中症や夏バテの予防と対策を学んだ。 中北薬品静岡支店の管理栄養士石橋梓美さんがクイズなどを交えながら講義した。石橋さんは熱中症の約4割が住居内で発生していると指摘し、我慢しないで冷房を使用することを勧めた。年齢を重ねると体内の水分量が減少するため、喉の渇きを感じる前にこまめに水分補給する重要性も訴えた。夏バテ防止に有効なタンパク質やビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれる豚肉やトマトを使ったレシピなどを紹介した。 参加者は
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卓球白熱、気持ち上向き 静岡ジェードが教室 認知症ケア施設
卓球Tリーグ男子に今季から参戦する静岡ジェードは4日、静岡市葵区の認知症ケア推進センター「かけこまち七間町」で卓球教室を行った。 午前と午後の2部に分け、高齢者を中心にそれぞれ約10人が参加した。講師を務めた森薗政崇監督兼選手とのラリーを楽しんだり、プロのスピードを体感したりした。音の鳴るボールをラケットで打って転がし、卓球台の両端に置いたゴールを狙うゲームも行い、歓声が上がるほどの盛り上がりを見せた。 参加した同区の大原美千代さん(72)は子どものころ学校のレクリエーションで卓球を楽しんでいたといい、「ラケットの当て方など少しずつ教えてもらって昔の感覚が戻り、気持ちよく打てた」と笑顔で
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問われる当事者に寄り添う姿勢/どうする少子化 国と地方ができることとは⑥キュレーター・読者の意見【賛否万論】
「どうする少子化 国と地方ができることとは」は今回が最終回です。政府が“次元の異なる対策”について詰めの精査、調整を続ける中、期待される施策効果や財源負担の手法を巡りさまざまな議論が起きました。少子化と人口減は国のあり方に関わる極めて大きなテーマですが、問題の原点は「子どもを望む人の思いをかなえる社会づくり」と明確です。政治行政は改めて、当事者に寄り添う姿勢が問われています。 分断やめて「みんなの居場所」に キュレーター 松浦静治さん(島田市) 任意団体Study Like Playing代表。20年間の小中学校教員生活の後、早期退職して地域で子どもを育む活動を実
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ケアプラン作成、AIが支援 西山病院グループ(浜松市西区)【DX最前線】
医療法人社団一穂会の西山病院グループ(浜松市西区)が今年3月、高齢者のケアプラン(介護サービス計画)作成を支援する人工知能(AI)システムを導入した。ケアマネジャー(介護支援専門員)の経験や技術とデータ分析を掛け合わせることで、ケアプランの精度向上や介護現場の負担減につなげる。 介護関連のスタートアップ企業シーディーアイ(東京都)が開発した「SOIN(そわん)」は、約50万件の介護データ学習に基づき、要介護者向けの支援メニューを提案する。画面上で身体機能や疾患履歴など約70項目を入力すると、数値やグラフを用いて1年後の状態予測や改善に向けた支援方法を示す。 西山病院グループでは、ケアマネ
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「終末期対話」認知度低く ACP「知らない」63% 22年度地域医療県民調査
静岡県が実施した2022年度の地域医療に関する県民意向調査で、終末期医療について患者と家族、医師らが事前に話し合うアドバンス・ケア・プランニング(ACP)を「知らない」と回答した人が63・9%に上ったことが分かった。「意味も含めて知っている」は7・7%にとどまり、認知度の低さが浮き彫りになった。 24日に静岡市内で開いた県保健医療計画策定作業部会で報告した。ACPは将来の意思決定能力の低下に備え、人生の最終段階の治療やケアの方針をあらかじめ話し合っておくことを指す。「自宅で最期を迎えたい」「延命治療は希望しない」など患者本人の生き方が尊重される医療を実現するため、厚生労働省が「人生会議」の
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「高齢者介護学ぶ」 研修員が市長訪問 メキシコ→伊豆の国
メキシコでコミュニティーを基盤とした高齢者の包括介護プロジェクトに取り組む研修員11人が30日、伊豆の国市役所に山下正行市長を訪ね、市内で行う視察研修のあいさつをした。 研修員は同国で高齢者専門医や保健局保健課の職員として働いている。6月1日まで市の高齢者保健、福祉の講義を受けたり、老人ホームを訪問したりする。 山下市長はデイサービスの説明をし、「高齢者のニーズに合った対応や施策に取り組んでほしい」と話した。研修員らは「日本の文化に触れて、文化から生まれているであろう高齢者対応を学びたい」と述べた。
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放課後デイ施設 磐田で開所式
磐田市の社会福祉法人「長生会」はこのほど、同市平松掛下入作で6月2日に新設する放課後等デイサービス事業所「キッズ・ふじまる」の開所式を現地で開いた。 施設は木造平屋建てで、延べ床面積約222平方メートル。指導訓練室や多目的室、和室などを設けた。障害のある小学1年から高校3年までが対象で、放課後や夏休みなどの学校休業中の時間を活用し、学習支援などを行う。定員は10人。 市内の福祉団体関係者ら約50人出席した開所式で鶴田春男理事長は「一人一人の子どもたちの発達に好ましい影響を与えられるよう、支援することが目的。県や市と連携を図りながら職員一同頑張ってまいります」とあいさつした。
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落語家・林家久蔵さんが記念講演 下田の生涯学習講座開講
下田市の2023年度の生涯学習講座「寿大学」がこのほど、市民文化会館で開講した。落語家の林家久蔵さんが開講記念講演と題して会場を笑いに包んだ。 久蔵さんは林家木久扇さんの弟子。師匠の代名詞のラーメン販売を巡るエピソードを明かしたり、高齢者中心の寿“大学”にかけて「学割でなく別の『割引』が効きそうですね」と語りかけたりして会場を温めた。目薬を巡る落語を披露し、ひらがなの「め」と漢字の「女」の読み間違いに端を発する夫婦の勘違いのやり取りを演じた。 講演の合間には「ながら運転」など交通安全に関する啓発も盛り込んで注意を呼びかけた。 今季の寿大学は全10回。仏像や漁業、詐欺被害防止、認知症予防など内
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介護保険料巡り 静岡市徴収ミス システムの変更怠る
静岡市は26日、2017~22年に実施した介護保険料の遡及(そきゅう)賦課手続きで、計419件の徴収ミスが発覚したと発表した。法改正に伴い実施すべきだった介護保険システムの設定変更を怠ったのが原因という。 市によると、介護保険制度は被保険者の市民税の状況などに応じ、2年までさかのぼって介護保険料を賦課できる。徴収ミスの内訳は過大賦課が219件で計429万5300円、過少賦課が200件で計489万3千円。過大賦課の対象者向けに還付手続きを開始する。過少賦課の対象者には追加納付を求めない。 15年に介護保険法が改正された際、市の担当者が介護保険料徴収システムの設定変更を行わなかった。今月中旬
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カフェで本音話しやすく 開放的な会場に変更 焼津「認知症本人ミーティング」
医療関係者らが認知症当事者から困り事を直接聞く認知症本人ミーティングの本年度初会合が26日、焼津市吉永のコーヒー店で開かれた。2019年度から始まっている取り組みで、これまで会議室で実施していたが、話しやすい環境にしようと本年度から本格的に飲食店に会場を移した。 会合には認知症当事者4人とその家族に加え、地域包括支援センターや認知症疾患医療センターの専門スタッフらが参加した。認知症当事者は注文したアイスコーヒーを飲みながら、専門スタッフからの「どこのデイサービスに通っているの」「最近楽しかったことは何」といった問いかけに答えていた。会場は開放的な空間とあって、参加者の間で笑い声の絶えないリラ
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遺族の手続きワンストップで「おくやみコーナー」沼津市、6月開設
沼津市は6月13日から、死亡した市民の遺族が行う手続きをワンストップで提供する「おくやみコーナー」を市役所1階に開設する。事前予約が必要で、予約は同月1日から開始する。 国民健康保険や介護保険など、死亡後に家族が行う手続きは担当課が複数にまたがるケースが多く、これまで庁内の数カ所を訪れる必要があった。遺族の負担軽減のため、1カ所で手続きができるように市役所1階市民課のパスポート窓口横に設置する。 希望者は、手続き希望日の8営業日前までに電話かメールで予約する。予約枠は午前9時と10時半、午後2時と3時半の1日4枠。手続き日の前日までに、必要な持ち物を連絡する。 問い合わせ、予約申し込み
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大自在(5月26日)物忘れ
物忘れ。用事を済まそうと立ち上がって歩き出したものの、家族と少し会話しただけで何をしようとしたのか思い出せない。老化の不安は尽きない。でも過度の心配は不要。 図書館の医学書を閲覧すると、大半の人が40代後半から50代にかけて物忘れを経験し始めるとあった。玄関にあるはずの車のキーが見つからない。めがねを置き忘れた―。度重なると病気を疑いたくなるが、忘れたことを忘れたと自覚できるうちは認知症とは異なるそうだ。 ドイツの著名な心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した「忘却曲線」によると、人は五感で得た情報の約4割を20分で忘れる。学んだたことでも1カ月後にはほとんど忘れる。脳は新しいことを覚
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記者コラム「清流」 迫られる地域づくり
亡くなった祖母は晩年認知症だった。家族が気付いたきっかけはある日の徘徊(はいかい)。在宅しているはずの祖母の姿がいつの間にか見えなくなり、慌てて周辺を捜した。それからというもの玄関は常に施錠。定時の在宅確認も怠らなかった。 最近、行方不明者を尋ねる同報無線がよく流れる。関係者に聞くと、そのような相談は毎日のことだそうだ。発見されるケースがほとんど。行方不明の経緯を聞くと、老々介護だったり、同居しているが部屋の構造上外出を見抜くことが困難だったりと、それぞれの事情がうかがえる。 高齢者が一人でいることが違和感のある光景に遭遇すると早期発見につながるが、自転車や車で外出すると見つかりづらいよ
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高齢世帯の生活支援へ地域住民組織が発足 浜松・笠井地区
浜松市東区の笠井地区社会福祉協議会は25日、地域の住民が高齢者世帯などの生活支援サービスを有償で行う支援組織「笠井 だるま会」の発足式を同区の笠井協働センターで行った。 有志約30人でつくる同会は、住民が自分らしく暮らし続けていくことを目標に掲げている。笠井地区の住民を対象に、掃除やごみ出し、買い物などの家事代行支援、保護者が同席する場合の子守などの子育て支援を担う。会の名称は、同地区で古くから続く恒例行事「だるま市」に由来する。 発足式では会の運営体制や支援サービスの流れ、運営目的を確認した。松本久和会長は「高齢者の安心安全な生活には地域の力が必要。支援のサイクルができたらうれしい」と
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7県の介護施設職員、福祉スキル高め合う 浜松で老健大会始まる
東海、北陸地方7県の介護老人保健施設の職員ら約450人が集う「第18回東海・北陸ブロック老健大会静岡」(同ブロック老人保健施設連絡会主催)が25日、浜松市中区のアクトシティ浜松で始まった。26日まで。 各県の施設職員らが事例発表を行い、介護や福祉のスキル向上や現場環境の改善につなげる。リハビリ指導で効果を発揮した取り組みや、誤嚥(ごえん)を防ぐための提案などを行う。介護アドバイザーによる講演もある。 各県の持ち回りで毎年開催しているが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて集会形式での実施は4年ぶり。開会式で、大会長を務める小出幸夫静岡県老人保健施設協会長は「現場での実践結果を参加者で共
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放課後デイ詐欺罪 検察懲役3年求刑 地裁浜松支部公判
浜松市の放課後等デイサービス施設の運営に関する給付金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われたNPO法人アンヘレス理事長の女(65)=同市中区=の論告求刑公判が24日、静岡地裁浜松支部(高島由美子裁判官)で開かれ、検察側は懲役3年を求刑した。 検察側は論告で、不正受給と認識しながら繰り返し受け取り、被害は高額に上るとして「理事長としての規範意識が希薄」と非難した。弁護側は、法人の資金繰りが苦しく、自分の貯金を経営資金に充てたことなどから「自らの利益のためではなかった」と主張し、執行猶予付き判決を求めた。 弁護人は、同法人の破産に向けた手続きが進んでいることも明らかにした。施設運営は、既に別の
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社説(5月24日)政府の少子化対策 受益と負担 徹底議論を
岸田文雄首相が最重要政策に掲げる少子化対策と全世代型社会保障で、高齢者と現役世代が経済力に応じて負担を分かち合う仕組みが具体化してきた。 少子化対策の基本方針を固めるこども未来戦略会議で岸田首相は「消費税を含めた新たな税負担については考えていない」と説明し、社会保険料の上乗せ、企業の拠出金、歳出削減の3点セットでの財源捻出を打ち出した。社会保険料案は「全ての世代で子育てを支える」との理念で公的医療の保険料に支援金として一定額を上乗せ徴収する。 政府は現状の約4兆8千億円の子ども政策予算を2030年代前半に倍増させ、特別会計の「子ども金庫」で管理する方向。全世代にわたる健全な社会保障制度は
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高齢者福祉、介護 計画策定委が会合 御殿場市
御殿場市はこのほど、2024~26年度の高齢者福祉施策のあり方を定める「市第10次高齢者福祉計画(成年後見制度利用促進基本計画)・第9期介護保険事業計画」の策定委員会の初会合を市役所で開いた。 計画期間では団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040年に向けて生産年齢人口が急減し、85歳以上の急速な増加が見込まれる中で、地域包括ケアシステムの推進や、介護ニーズの増大に対応しながら新しいサービス提供の骨格をつくることが必要となる。同委員会では高齢者問題だけではなく、障害や難病、子育てなど重層的な支援体制の整備も検討していくという。 12月をめどに計画最終案の取りまとめ、介護保険料の推計を行い、一
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静岡県民の歯科受診半数以下 糖尿病患者、低い傾向 静岡県と社会健康医学大学院大が分析、施策に反映
静岡県と静岡社会健康医学大学院大(静岡市葵区)は国民健康保険の特定健診や医療、介護の情報を保管する「国保データベース」を活用し、歯科口腔(こうくう)の健康課題に関する分析結果をまとめた。1年間に歯科を受診した県民は半数以下にとどまり、糖尿病患者の受診割合はそうでない人に比べて低いことが判明。年代別や地域別のデータを県や市町の施策に生かし、受診率の向上を促す。 匿名化された静岡県内の被保険者約200万人のビッグデータから重複事例などを整理し、2015~19年度の5年分を解析した。 19年度に1回以上歯科を受診した人の割合は46・0%で、15年度の42・3%から年々増加した。19年度の受診
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認知症予防テーマに講座 新潟県人会 静岡市葵区で6月4日
静岡・新潟県人会は、6月4日に静岡市葵区の静岡交通ビルで開く総会と認知症予防をテーマにした講座の参加者を募集している。 常葉大健康科学部看護学科の白石葉子教授(新潟県妙高市出身)が講師を務め、運動と計算、しりとりなどの認知トレーニングを組み合わせた体操を行う。 総会は午後4時、講座は午後4時半から。参加無料で、会員以外の参加も可能。問い合わせは同会事務局<電090(2578)9886>へ。
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「静岡いのちの電話」相談員を募集 6月1日から
静岡市の社会福祉法人「静岡いのちの電話」は6月1日から、ボランティアの電話相談員を募集する。おおむね23~65歳の人が対象で、10月から2025年3月までの研修期間に参加することが条件。 研修は主に月2、3回、土曜午後に実施。半年ずつ3課程を行い、カウンセリング手法や自殺予防に関する講義や実習を行う。全課程の修了者をボランティアとして認定する。 受講料は講座と研修経費などで計約5万円。専用の書類に応募動機などを記して申し込む。応募書類はホームページからダウンロードできる。 問い合わせは静岡いのちの電話事務局<電054(272)4344>へ。
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共生拠点施設お披露目 静岡・明光会
静岡市葵区の社会福祉法人「明光会」は22日、新たに同区鷹匠の北街道沿いに建設した福祉と地域の共生拠点施設「明光会館レキシア鷹匠」の開所式と地元関係者向け内覧会を同所で開いた。開所は6月1日。 中心市街地に位置する6階建ての同施設は幅広い世代を対象に多様な福祉サービスを提供するほか、一般利用が可能なカルチャーセンターを併設。寺田千尋理事長は集まった市や地域住民、福祉関係者ら約100人に「これからさまざまな形で利用してもらうことが大事。共生社会を実現していきたい」と呼びかけた。 来賓の難波喬司市長は「この取り組みは社会に大きな力がある。広めていくことは市にとっても本当に大事なこと」と語った。
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アフガンに関心を 静岡でカレーズの会理事長が講演 静岡県ボラ協総会
静岡県ボランティア協会(小野田全宏理事長)は21日、アフガニスタンの復興を支援するNPO法人「カレーズの会」(静岡市葵区)のレシャード・カレッド理事長を講師に招いた記念講演を同区の県総合社会福祉会館で開いた。本年度の定期総会に合わせて実施した。 レシャード理事長は2月に訪れた同国の現状を、「イスラム主義勢力タリバンを国際社会が承認していないため支援が再開されず、医療物資などの欠乏が深刻化している」と指摘。全人口の約半数が食料不足に陥っているとし、「飢餓のしわ寄せが行くのは子どもたち。アフガニスタンに関心を持ってもらい、できる範囲のサポートをお願いしたい」と強調した。 定期総会では、ウクラ
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「SOS、確実に支援へ」 静岡県社会福祉士会 設立30周年で式典
静岡県社会福祉士会(高橋邦典会長)は20日、設立30周年記念式典を静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。県内の会員ら約130人が出席し、次の10年に向けて同会の一層の発展を誓い合った。 同会には約1500人が所属している。会員は県内の社会福祉施設や病院、社会福祉協議会、福祉事務所などで児童や障害者、高齢者に関する相談、援助業務に当たっている。 式典で高橋会長は、子どもの虐待件数の増加や社会的孤立などの課題に触れ、「支援を必要とされている方のSOSを確実に支援へつなげていくため、社会福祉士として、さらに研さんを積んでいくことが私たちの使命」と会員に呼びかけた。 高橋会長と歴代の会長経験
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独居高齢者、地域で見守る 認知症やうつ病特徴学ぶ「ご近所サポーター」養成講座 浜松市天竜区佐久間町
浜松市天竜区佐久間町の医療機関や地元住民でつくる「佐久間地区生活支援体制づくり だ和いね」は17日、独居の高齢者を見守る人材「ご近所サポーター」養成講座の初回を同町の佐久間歴史と民話の郷会館で開いた。参加した天竜商工会佐久間支部女性部の会員ら18人は、高齢化が進む地域で暮らし支え合う必要性を学んだ。 ご近所サポーターは、地域にいる独居の高齢者を見守るボランティア。独居の高齢者の認知症やうつ病のサインに気づくボランティアがいることで、早期に適切な治療につなげられる。 高齢化が進む地域では、暮らしを支え合うネットワークづくりが課題だ。同区佐久間町では、人口全体の65歳以上の割合を示す高齢化
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熱海から静岡へ「被災者と共に」支援のバトン 相談員、経験つなぐ
昨年9月の台風15号の被災者を支援する静岡市地域支え合いセンターが、一昨年の熱海土石流の被災者を見守り続ける熱海市伊豆山ささえ逢いセンターに支援のノウハウや住民の交流施設の運営手法などを学んでいる。災害の性質は異なるが、被災者の生活再建支援や孤立防止など両センターが取り組む課題は重なる。静岡側の「学びたい」思いに、熱海側は「経験を伝えたい」と応える。被災地から被災地へ、支え合いのバトンがつながっている。 支え合いセンターは社会福祉協議会が中心となって被災者の生活相談や心身のケアを行う機関で、各地の被災地で運営されている。熱海市では土石流から3カ月後の2021年10月に設置された。避難生活
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子どもの「居場所」夢育む 御殿場のNPO、施設開所
障害者就労支援や自立支援ホーム運営などを行う御殿場市のNPO法人ノースガイア(岡田真也理事長)はこのほど、家庭での孤立、発達特性や経済的理由による学習や生活上の困難などに直面している子どもたちの居場所となる施設「子ども第三の居場所ふっじ~」を同市萩原に開所した。同施設を核として誰一人取り残さない地域子育てコミュニティーの形成や子育て女性の負担軽減などを目指す。 困難に直面する子どもたちに居場所を提供し、未来の希望や自立して生きる力を育む日本財団の「子ども第三の居場所」事業の採択を受けた施設で、静岡県内では2例目。水、金曜日(午後1~8時)と土、日曜日(午前9時~午後6時)に営業し、元教職
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⚽サッカーは障害の垣根なし J3沼津、子ども対象に大会 放課後デイサービス勤務の浜選手企画
サッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津はこのほど、障害のある子どもたちを対象にしたサッカー大会を沼津市内で開いた。企画したのはトップチームで活躍するDF浜託巳選手(26)。障害児向けの放課後デイサービスでの勤務をきっかけに「子どもたちに体を動かす楽しさを知ってもらいたい」と、垣根なくサッカーを楽しめる環境づくりを思い描く。 浜選手が富士市の放課後デイサービスで働き始めたのは2022年2月。週に2回ほど通う中で、子どもたちが外で遊ばず、ゲームをしたりユーチューブを見たりする姿を度々目にしたという。身体能力の維持だけでなく体を動かす楽しさを感じる機会を提供したいと考え、自閉症の子ども向
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貸し切り天浜列車で交流 ダウン症児保護者ら 掛川の団体
ダウン症の子どもを育てる保護者でつくる掛川市の団体「こどもみらい掛川」は14日、交流会「ブー!スカ・パーティー!」を天竜浜名湖鉄道の貸し切り列車で開いた。サンバチームやNHK5代目「歌のお兄さん」のかしわ哲さんが同乗し、鉄道の旅を盛り上げた。 市内外から約80人が参加し、天浜線掛川市役所前駅から乗り込んだ。車内では、県中部を拠点に活動するチーム「アカデミコス・ジ・シズオカ」が軽快なリズムを奏でた。かしわ哲さんも「電車deガタゴトコンサート」と銘打った演奏会を開き、参加者の喝采を浴びた。折り返しの天竜二俣駅では転車台を見学した。 こどもみらい掛川は2021年に発足した。松本里美代表(44)
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認知症高齢者の接し方学ぶ 御前崎・浜岡中
御前崎市の浜岡中は12日、1年生約170人を対象に認知症への理解を深める講座を同校で開いた。市高齢者支援課の大石郁子さんが講師を務め、子どもたちは認知症の高齢者への適切な接し方について考えた。 高齢化社会を迎える中、社会福祉への関心を高め、思いやり精神を育む狙い。大石さんは認知症の特徴的な症状として物事の判断力や記憶力の低下を挙げた。脳細胞が壊れることが原因で誰でも発症リスクがある病気だと指摘し「効果的な治療薬がないため周囲の支えが大切になる」と解説した。 生徒らは高齢者の認知症行動を再現した映像を見た後、グループに分かれて患者に必要な配慮や言葉遣いについて議論した。今井梨里穂さん(12)は
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介護美容「福祉ネイル」 沼津・誠恵高生体験 千葉の大学職員が講座 認知症予防に効果
沼津市の誠恵高は12日、城西国際大学(千葉県)の職員を招き、介護美容の一種で、コミュニケーションの拡大や認知症予防効果がある「福祉ネイル」の体験を行った。受講した生徒は今後、福祉ネイルのボランティアとして文化祭などのイベントで活動し、地域の高齢者や子どもを対象にネイルを施す予定。 福祉系大学に進学を希望する2、3年生が受講。福祉ネイルの資格を持つ横山麗さん(35)から高齢者や障害者、子どもが対象で、一般的なネイルと異なり完成までの時間短縮が求められることなどを学んだ後、体験に移った。2人一組になり、爪用のやすりを使用して相手の皮膚を傷つけないよう、素早く爪を磨き、丁寧にマニキュアを塗った。
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静岡市葵区に地域共生拠点 明光会 6月開所へ
静岡市葵区の社会福祉法人「明光会」は10日、同区鷹匠の北街道沿いで建設を進めていた福祉と地域の共生拠点施設「明光会館レキシア鷹匠」の完成式を同施設で行った。同施設では全世代を対象とする多様な福祉サービスを提供するほか、一般も利用可能なカルチャーセンターを設ける。開所は6月1日の予定。 同施設は、6階建てで延べ床面積915平方メートル。北街道に面する1階に就労継続支援A、B型の両事業所が入り、利用者がカフェの運営やパン、スイーツの販売などを展開する。2~4階には生活介護や放課後等デイサービス、民間児童クラブ、地域密着型通所介護事業所などが入る。カルチャーセンターを開設する5階のフロアには来春
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介護+看護 晩年穏やかに 看護師・カウンセラー浅原さん 静岡に“みとりの家”開設
病院や介護施設で看護師として働き、身近な人の死などで喪失感を抱える人を支える「グリーフカウンセラー」としても活動してきた浅原聡子さん(54)=静岡市葵区=が、人生の最期の時間に寄り添う複合型の介護施設を同市駿河区に開設した。介護と看護のサービスを一体的に提供し、「本人はもちろん、大切な人を見送る人たちにとっても、穏やかな時間を提供していきたい」と語る。 浅原さんは県立こども病院で20年間、看護師として働き、2010年に退職。グリーフカウンセラーに転身後は、家族や友人を亡くした人などの相談に応じたり、グリーフケアについて広く知ってもらう活動を展開したりしてきた。同時に介護施設で看護師のアルバ
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浜名湖エデンの園 開園50周年祝う
浜松市北区細江町の有料老人ホーム「浜名湖エデンの園」はこのほど、開園50周年記念式典を同施設で開いた。施設関係者や入居者ら約80人が参加し、半世紀の節目を祝った。 同施設は、楽しく生きがいのある安心した生活の場を高齢者に提供しようと、聖隷福祉事業団(同市中区)が1973年に開園した。当時は有料老人ホームという定義がなく、同事業団は「高齢者世話ホーム」と名付けて施設のスタートを切ったという。 式典では、牧師が聖書を朗読したほか、参加者は賛美歌を合唱。同事業団高齢者公益事業部長の平川健二さんが「より質の高いサービスを提供するという思いは変わらない。60、70、百周年に向けて発展させていく」と
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高齢者が音楽で生き生き交流 熱海に地域サロン
熱海市などで活動する音楽関係者らでつくる「熱海メモリーズカフェ」がこのほど、地域サロン「熱海健康音楽サロン」を開設した。高齢者が音楽と交流を楽しみながら認知機能の維持、向上を図る。今後、ヨガやアロマセラピーなどの講師も招き、地域ぐるみで高齢者の生きがいづくりをサポートしたいとしている。 サロンは同市和田浜南町のマンション「熱海ベネフィス」内で毎月第4金曜午後2~4時に開催する(参加費500円)。市社会福祉協議会が運営に協力する。4月下旬に開かれた初回は地元の高齢者ら約10人が参加し、松野敦子代表ら5人のメンバーの演奏に合わせて懐かしの歌謡曲や童謡などを歌った。 認知症予防として、二つの動作を
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「道路損傷通報」に最高賞 職員提案の業務改善策 焼津市が優秀事例表彰
焼津市は28日、優れた業務改善に取り組んだ職員を市役所で表彰した。2022年度の最優秀賞は道路損傷内容をスマートフォンで通報できる申請フォームを立ち上げた道路課の村本向史さんを選んだ。 村本さんが立ち上げた申請フォームで、損傷した場所や状況の正確な把握につながり、迅速な対応が可能になるとともに、システム構築費の削減が図られた。 22年度は22年3月から23年2月までの1年間で集まった1111件の改善報告から、17人と1団体に最優秀賞、優秀賞、奨励賞などが贈られた。イラストレーターによる名刺デザイン制作や動画活用の庁内研修、高校生とコーヒーショップが連携した認知症カフェといった改善事例が入賞し
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医師の仕事、医療の現状学ぶ 浜松聖星高 浜医大と連携講座
浜松市中区の浜松聖星高はこのほど、浜松医科大(東区)との高大連携講座を校内で開いた。本年度新設の理数コース1年生約20人が同大の乾直輝教授(臨床薬理学・呼吸器内科学)から医師の仕事や医療について学んだ。 乾教授は医師に必要な資質の一つとして「相手が何を求めているかを把握するコミュニケーション力が重要」と述べた。現在の医学界の動向については「高齢化」と「個別化」と説明。平均寿命が50歳の時代には心配不要だったがん、認知症などの疾患が増えている状況や、遺伝子や環境など患者個々の違いに合わせた治療法が導入されている特徴を紹介した。 高校3年間の過ごし方に関しては「将来に何を求めるかは一人一人異なる
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浜松市社協と静岡大情報学部 地域共生へ連携協定 ICT助言、人材育成も
浜松市社会福祉協議会と静岡大情報学部(同市中区)は27日、地域の社会福祉推進と人材育成のための包括的連携協定を締結した。地域共生社会実現を目指し、互いの人材や知識、情報を有効活用し、教育や研究、社会貢献活動で連携を強化する。 情報通信技術(ICT)の導入や活用が遅れる福祉分野への専門的な助言を同学部の教授や学生が担い、高齢者に対する情報発信や災害ボランティア本部の機能向上を図る。市社協は学生らに対し、研究のためのフィールドワークやインターンシップなどの学びの場を提供し、人材育成に協力する。生活に役立つ情報をまとめた高齢者向けアプリの共同開発も検討する。 同大浜松キャンパス(同市中区)で開
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心の病支えたい ピアスタッフ活動広がり 静岡県内病院、福祉事業所
心の病気と向き合う当事者らが、同じ境遇の患者を支える専門職として、病院や障害福祉サービス事業所で勤務する「ピアスタッフ」の活動が広がっている。過去の同じ苦しみや生きづらさの体験を伝えながら、仲間をサポートする。 「活動を知って将来に役立ててほしい」。精神障害者支援を行う事業所「サポートセンターなかせ」(沼津市)のピアスタッフ石川淳さん(50)=同市=と山崎将展さん(35)=函南町=は昨年末、東都大(沼津市)ヒューマンケア学部看護学科で、主に看護師を目指している学生を対象に講義をした。 2人は統合失調症を患っていて、ピアスタッフとしての活動や当事者としてのリカバリー体験を説明した。石川さ
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文書記載ミスなど16件 22年度 静岡市監査委員が指摘
静岡市監査委員は21日、2022年度の定期監査結果を公表した。補助金の支出命令書に記載ミスをするなどの指摘事項が16件あり、市に再発防止を求めた。 地域包括ケア推進本部は21年度の認知症カフェ運営事業補助金の支出について、債権者の氏名を誤って記載した支出命令書を発行した。この命令に基づき支払に係る決裁手続きや審査が行われていた。 児童相談所は障害児施設給付費の徴収や里親に関する事務用に使うべき専用市長印を、用途外の行政財産目的外使用許可書に押印していた。 業務ごとに行うべき二つの見積もり執行をまとめて実施したり、イベントの補助金額に対象外の経費を含んで過大に算出したりする事例もあった。 遠藤
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生活介護や放課後等デイサービス 障害者福祉施設が完成 磐田
磐田市内で障害者就労継続支援などを展開するNPO法人サンサンいわたは18日、5月1日に開所する障害者福祉施設「多機能事業所一歩〓(いっぽいっぽ)」の竣工(しゅんこう)式を同市東原の現地で行った。 施設は鉄骨造り2階建てで、敷地面積は約999平方メートル、延べ床面積約732平方メートル。同法人が運営する障害者福祉施設「サンサンいわた東原」北側に位置する。1階は、生活介護事業や放課後等デイサービス事業を提供。2階は非常時の避難場所を兼ねた地域交流のスペースとして利用する。 式典には建設会社など工事関係者や市職員ら約50人が出席し、新たな門出を祝った。同法人の三輪浜子理事長は「重度心身障害や強度行
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要介護度改善で表彰 静岡市の5事業所
静岡市は12日、利用者の要介護度改善に取り組む介護事業所の表彰式を同市葵区で行った。最優秀賞の小規模多機能型居宅介護事業所「ハートフルホーム城北」(葵区)に表彰状を贈った。 ハートフルホーム城北は利用者に合わせた個別プログラムの作成や、独自の検定による職員のスキルアップ向上などに取り組んでいる。施設長のミン・シ・トゥ・チョーさんは「利用者が住み慣れた地域で安心と尊厳のある生活ができるよう支援している。これからも精進したい」と話した。 このほかの受賞事業所は次の通り。 優秀賞 アサヒサンクリーン在宅介護センター静岡▽優良賞 デイサービス未来・向田▽奨励賞 生活リハビリ御門台、アサヒサンクリーン
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友人の介護疲れが心配 地域包括支援センターに相談を【高齢者の相談室】
【問】 最近、家族による高齢者に対する虐待のニュースをよく目にします。私の友人も、お母さんを一人で介護していますが、介護が負担になっていると聞き、少し心配しています。介護の悩みについてはどこに相談すればよいでしょうか。(60代・女性) 【答】 ご友人のように、介護の負担を抱え込んでしまうと、虐待につながる恐れもあります。 静岡県の調査で、家族など養護者による虐待は2021年度に409件ありました。高齢者虐待は、暴力や身体拘束などの「身体的虐待」のほか、「介護・世話の放棄、放任」「心理的虐待」「経済的虐待」などさまざまです。 虐待の原因を見ると、「介護疲れ・介護ストレス」が最も多く、さ
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認知症高齢者の便秘改善 排便習慣確立、促進姿勢で効果 聖隷クリストファー大准教授 世界初の実証試験
聖隷クリストファー大看護学部の内藤智義准教授(41)=老年看護学=が、認知症高齢者の慢性便秘の改善法を実証した。排便習慣を確立させ、排便姿勢を促すことで、24時間以内の投薬を行わなくても、残便感なく便を出させる効果があることを世界で初めて確かめた。成果は3月、米国消化器病学会誌で公表された。認知症高齢者のケアに関心が高まる中、患者や介護者の負担軽減につながることが期待される。 内藤准教授は浜松医科大で助教を務めていた2020年7月から21年2月、市内の介護施設6カ所の協力を受けて実証試験を行った。手法は、自然排便に関する国内外の先行研究を基に構築を進めたという。 排便習慣の確立では、便を
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静岡人インタビュー「この人」 賀茂地域の課題解決に取り組む弁護士 三森祐二郎さん(河津町)
弁護士の過疎地域の解消を狙いに、日本弁護士連合会などが支援し運営する下田ひまわり基金法律事務所の7代目所長。当地ならではの問題解決に汗をかく。横浜市出身。52歳。 -賀茂地区の印象は。 「昨秋に赴任したが、住民の高齢化に伴う財産管理が大きな問題になっている。認知症で管理できなくなったり、家族が近くにいなかったりするケースが多い。バブル期に購入されたリゾートマンションの管理費滞納も課題の一つだ」 -なぜ弁護士を志したのか。 「元々は東京地裁や最高裁で事務官や書記官を務めていた。裁判前の権利手続きの担当や、国会議員との調整役を任されていたが、弁護士が依頼者に信頼され仕事をする姿を間近で目
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富士山噴火避難、備え見直し 病院や学校、静岡県内230施設が計画作成へ
3月に公表された富士山の噴火に備える避難基本計画。ハザードマップの改定を受けて、旧計画を見直し、病院や福祉施設の避難、学校などの休校、児童生徒の引き渡しなど対策を強化した。市町から避難促進施設に指定された場合、施設は迅速で円滑な避難のため、避難確保計画の作成が求められる。県内では新たに約230施設が計画を作る見込みとなっている。富士山火山防災対策協議会は施設ごとの計画作りの検討事項を詳しく示した。 基本計画によると、避難確保施設に指定されるのは、第3次避難対象エリアより内側の入院、入所型の医療機関、福祉施設と、第4次避難対象エリアより内側の教育関連施設。県のまとめでは、保育園や学校が83
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障害者在宅介護 緊急対応体制充実求める【統一地方選 地域課題を考える 記者からの提言 番外編】
国は障害者に関するさまざまな制度の創設や見直しを重ね、支援拡充を進めてきた。静岡県内の障害者とその家族を巡る環境も改善してきたが、短期入所施設の不足は長らく課題とされ、特に医療的ケアを伴う重症心身障害者向けの機関は少ない。毎日のケアが命に関わるため、在宅介護を担う家族が急なけがや病気になった場合の障害者への緊急対応を不安視する声は多い。 重症心身障害の息子渡辺隼[しゅん]さん(25)を一人で介護する裕之さん(59)=静岡市清水区=は、認知症の母(91)の急な通院時などに、すぐに隼さんの預け先が見つからない現状に不安を訴えてきた。「(短期入所の)予約は2カ月先まで埋まり、利用者が増えすぎて新
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障害者対象の就労相談 12日から賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は12日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開催する。 同センターは月1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 12日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽18日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽20日午後1時半~ 南伊豆町役場
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介護人材不足「解決道筋を」 事業関係者 若手確保や待遇改善要望
統一地方選前半戦の投開票が9日に迫る。介護など社会保障の充実を争点と捉える有権者も多い中、具体性のある議論は届いてこない。急速な高齢化で介護人材の需要は高まる一方で、担い手不足は常態化。県内の事業関係者からは「現場の負担は重くなるばかり。解決の道筋を示してほしい」との声が上がる。 「このままだと10年後、ホームヘルパー(訪問介護員)はいなくなってしまうのではないか」。静岡市清水区で訪問・通所介護に関わるサービスを提供する「くらしサポート」代表の成岡敏雄さん(76)は危機感を募らせる。 同社で働くヘルパーのほとんどが50代か60代。若い人材の確保や定着が年々、困難になっている。「賃金の改善
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「感染管理」認定看護師 教育課程スタート 静岡県看護協会 1期生9人開講式
静岡県看護協会(渡辺昌子会長)は6日、「感染管理」認定看護師の教育課程を開講した。この分野で国と日本看護協会から教育機関として認定されたのは静岡県内では初めて。新型コロナウイルス禍で感染症対策を熟知した人材育成の必要性が高まる中、年間10人程度の育成を目指す。 倍率2倍以上の選抜試験を突破した1期生9人が開講式に臨んだ。代表して内山沙紀さん(聖隷浜松病院)が「自施設だけでなく地域を支える一員となれるよう、仲間と切磋琢磨(せっさたくま)したい」と誓った。渡辺会長は「チーム医療のキーパーソンとしての役割を担うため、高度な臨床実践能力を発揮できるよう期待している」とエールを送った。受講生は1年間
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介護の職場環境整えて 福祉/浜松市政への注文 看護師・中村泉さん(浜北区)
80歳の母と暮らす看護師です。これまで高齢者デイサービスや発達障害児支援センターなどの施設で働いてきました。福祉の現場はどこも人が足りず、休憩すらままならないことが多いです。職場環境を整えなければ、人手不足は悪化する一方です。災害が発生し施設に福祉避難所を開設することになれば、混乱を極めるのは必至です。有事の際には、要支援者を地域で支えられるように、交流の場の創出にも行政が積極的に関わってほしいです。
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静岡人インタビュー「この人」 日本顧問介護士協会理事長 石間洋美さん
高齢化社会が進む中、仕事を続けながら家族を介護する人を支援しようと、2020年4月に協会を設立した。現在は県内を中心に全国約40社と顧問契約を結び、介護離職を防ぐための企業体制づくりや従業員への啓発活動などを展開する。40歳。 ―設立のきっかけは。 「介護現場に20年近く携わり、家族が突然、要介護者になって困惑する人を数多く見てきた。特に親の介護の場合、子供はどう対処していいか分からないのが本音だろう。いざという時に備え、かかりつけ医のように日頃から相談できる機関が介護分野でも必要と考えた」 ―顧問介護士の活動とは。 「契約を結んだ企業に働きかけ、従業員が仕事と介護を両立できる体制構
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健康マージャン 愛好家ら楽しむ 沼津で交流大会
沼津健康麻将(マージャン)協会はこのほど、交流大会を沼津市のサンウェルぬまづで開いた。県東部の60~80代の会員と愛好家約60人が参加し、マージャン対決を和やかな雰囲気の中、楽しんだ。 健康麻将は「お金を賭けない、たばこを吸わない、お酒を飲まない」が合言葉で、高齢者の居場所作りと認知症予防効果が期待されている。 参加者は上級者対象の「競技コース」と初心者らの「お楽しみコース」に分かれ、対戦相手を変えながらゲームを行った。3ゲームの合計得点を競い、各コースの優勝者にはトロフィーが贈られた。 酒井勝武会長(81)は「マージャンを仲間作りのきっかけにしてほしい」と話した。
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赤い羽根共同募金 交付先に通知書 静岡で説明会
静岡県共同募金会(後藤康雄会長)は29日、赤い羽根共同募金の本年度の助成金交付先となった施設・団体を対象にした説明会を静岡市葵区の県総合福祉会館シズウエルで開いた。 募金は2022年10月から始め、23年3月31日まで受け付けている。2月24日時点で、県内で約4億9615万円の寄付が集まった。本年度は社会福祉や更正保護活動に関わる54施設・団体の67事業に8782万2千円を助成することを決め、3団体が代表して影島秀明常務理事から助成通知書の交付を受けた。 影島常務理事は「募金額が減少傾向にある。有効に活用していることを分かってもらうためPRに力を入れたい」と話した。
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袋井市と静岡社会健康医学大学院大 地域の健康 共同で研究
袋井市と静岡社会健康医学大学院大(静岡市葵区)はこのほど、袋井健康長寿研究「ふくけん!」の共同実施に関する協定を結んだ。2023年度から同市で健康調査や予防医学研究に取り組み、地域の健康づくりに貢献する。 同大では2021年から2年間、賀茂地区で行った「かもけん!」に続く取り組み。市民計約3千人に骨密度や運動機能の検査などを、5年をめどに数回繰り返す。長期的に健康状態を追跡し、フレイルや認知症など加齢性疾患のリスク因子の解明を進める。結果は市民講座などで随時還元していく予定。 市内で締結式が開かれ、大場規之市長と宮地良樹学長が協定書に署名した。大場市長は「市民の皆さまが健康診断の受診や適切な
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介護施設BCP策定支援へ研修 静岡県内430人受講
静岡県はこのほど、県内介護事業所の事業継続計画(BCP)策定を支援する研修会をオンラインで開いた。自然災害や感染症といったリスクへの備えを強化しようと、県内330施設の約430人が受講した。 国は感染症の拡大や災害発生時にも介護サービスの提供が続けられるように、2023年度末までに全事業者にBCP策定を義務づけているが、ノウハウや人材の不足などで取り組みは進んでいない。 研修会では、県と包括連携協定を結ぶ東京海上日動火災保険静岡支店(静岡市)の協力を得て、BCPを策定する手順や活用方法を紹介した。担当者は「災害や感染症は予測が難しい。介護サービスを提供し続けるためにも実効性のある計画を策
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eスポーツ活用を浜松市に政策提言 商議所青年部
浜松商工会議所青年部の会員が24日、浜松市役所に鈴木康友市長を訪ね、本年度の市への政策提言を行った。「まちなか(人が集う場所)で楽しく人とつながりたい」をテーマに検討し、「eスポーツ」を活用した活性化策を提案した。 企業対抗リーグ戦の開催▽認知症予防などを視野に入れた高齢者サロンでの交流▽市組織への専門部署創設の3項目を盛り込み、市民の認知度を高め、観光や産業の振興、情報格差解消を図るとした。実証実験に位置づけた「eスポーツイベント」の開催、関係団体や先進自治体へのヒアリングを通じてまとめた。 提言への関心を高める一策として、要旨を記載した小冊子のQRコードを通じ、ウェブで閲覧してもらう手法
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補助犬の活動を本に 静岡・駿河区のNPO 県内小学校、図書館に寄贈へ
静岡市駿河区のNPO法人県補助犬支援センター(川口綾理事長)はこのほど、身体障害者補助犬や補助犬ユーザーについての理解を広め、地域福祉の向上を図ろうと児童用図書「補助犬と一緒‼」を制作した。4月以降、県内全ての小学校や公立図書館に寄贈する。 県共同募金会の助成事業としておよそ1年かけて制作した。完成した本はA5判で52ページ。同センターが各地で行っている出前講座で寄せられた質問も踏まえ、補助犬とユーザーの生活を写真やイラストを使いフルカラーで仕上げた。 県内では昨年10月時点で35頭の補助犬が活動しているが、その役割をよく知らない人も多い。川口理事長は「出前講座を開催できない地域にも本を
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触れ合い、主体性大切に ボランティアで学び 支援必要な子と高校生 浜松
浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー大は春休み期間に合わせ、児童発達支援などに取り組む「多機能型事業所むく」(同区根洗町)で、高校生のボランティア体験を行っている。保育や発達支援などに興味を持つ県西部の生徒20人が、支援が必要な子どもとの接し方などを学ぶ。 23日は、掛川東高1年の太田貴順さん(16)、落合未羽さん(16)、増田咲愛さん(16)の3人が参加した。会話やジェスチャーで未就学児と意思疎通を図りながら、絵本やトランポリンなど子どもの主体性を尊重した遊びを楽しんだ。 落合さんは「子どもと触れ合い、考えていることが少し分かった」、増田さんは「私たちと異なる子どもの見方が面白かった
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ヤングケアラー同士交流 浜松市中区でイベント「共感多く、気持ち楽に」
浜松市中区の多目的施設「Any(エニィ)」でこのほど、ヤングケアラー同士の交流を図るイベント「ヤングケアラーズサークル」が行われた。県内の20~30代を中心とした当事者らが、自身の介護の経験や思いを伝えた。 一般社団法人ヤングケアラー協会の高垣内文也理事(37)が、自身の当事者としての経験を踏まえ、企画した。イベントは先月オンラインで実施し、対面形式では初めて。高垣内理事は継続的に交流の場を作る大切さを強調し、「子どもたちに気軽に顔を出してほしい」と呼びかけた。 関東から参加した女子大学生(22)は、「相談できる人が周りにいなかった。年代が異なる当事者の話を聞いて、共感が多く、気持ちが楽
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生活困窮者の支援 静岡・葵区で公開研究会 県労働者福祉基金協
静岡県労働者福祉基金協会(中西清文理事長)は20日、生活困窮者支援の在り方を考える公開研究会を静岡市葵区の県勤労者総合会館で開いた。福祉事業団体の関係者らおよそ40人が参加した。 本年度から同協会が「生活困窮者に関わるセーフティーネットや支援対策の実態と課題」をテーマに行っている調査研究の中間報告を行った。1年間の研究を通じ、県内の自治体間にも支援に格差があることが浮き彫りになったと指摘。今後、アンケートなどで調査を進める必要性があるとした。 福祉政治論を専門とする宮本太郎中央大教授の基調講演では、生活保護の受給状況などのデータを紹介。現代社会でのセーフティーネット構築の方向性などについ
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磋牙司さん相撲人生回顧 故郷の三島で講演会
NPO法人三島市スポーツ協会は18日、同市出身の元大相撲幕内力士磋牙司さん(41)=本名・磯部洋之=の講演会を同市大宮町の市民生涯学習センターで開いた。身長165センチの小兵ながら角界を湧かせた郷土のスターが、逆境を覆して夢の舞台にたどり着いた相撲人生を振り返った。 初めて全国制覇した小学6年生の時、下級生の優勝者の方が体が大きく「小さくても勝てると自信を持てた」とのエピソードを紹介。大学時代に監督やコーチから「無理だ」と角界入りを反対され「言われれば言われるほどプロに行きたくなった」とも話した。「化け物ばかりだった」という幕の内での戦いを振り返り、十両以上が使える座布団や化粧まわしも披露し
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浜松市人事異動(4月1日付)部長級・次長級・課長級・区課長級・中区役所・東区役所・西区役所・南区役所・北区役所・浜北区役所・天竜区役所・兼務・退職
部長級 政策補佐官(再任用)金原栄行▽危機管理監(北区長)石田義和▽デジタル・スマートシティ推進部長(西区長)水谷供子▽総務部長(学校教育部長)田中孝太郎▽市民部長(市民部参事兼創造都市・文化振興課長)新谷直幸▽健康福祉部長(産業部観光・ブランド振興担当部長)鈴木秀司▽環境部長(環境部次長兼環境政策課長)山田英二▽産業部長(産業部参事兼観光・シティプロモーション課長)北嶋秀明▽カーボンニュートラル推進事業本部長(政策補佐官)袴田智久▽ウエルネス推進事業本部長(産業部長)藤野仁▽会計管理者(監査事務局参与兼監査事務局長)長坂芳達▽消防長(消防次長兼消防総務課長)太田陽視▽学校教育部長(市民部長