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テーマ : シニア・介護・終活・相続

高齢者に優しく声かけ 裾野・向田小児童 認知症学ぶ

 裾野市はこのほど、同市の向田小で認知症サポーター・ステップアップ講座を開いた。昨年度、基礎編の養成講座を受けた6年生16人が、実践的な応用編を通して認知症の症状を持つ人への接し方を学んだ。

高齢者役の講座支援員(右)に声をかける児童=裾野市の向田小
高齢者役の講座支援員(右)に声をかける児童=裾野市の向田小

 市介護保険課の職員が認知症について説明し、「物忘れなどの症状は目に見えない。相手を驚かせないよう静かにゆっくりと話しかけて」と呼びかけた。講座支援員が高齢者役を務め、児童は1人ずつ「下校途中に、帰り道の分からなくなった近所のおばあさんが道にたたずんでいた」との設定で対応を実践。優しく声をかけ、道案内した。
 意見発表で代表児童は「ゆっくり大きな声でしゃべるのは難しかった」「目線を合わせて話すことができた」などと振り返った。
 講座は認知症の人とその家族を地域で支える認知症サポーターの養成が目的。市によると、基礎編から進んでステップアップ講座を開いたのは初めてという。

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