天竜杉ベンチ寄贈 聖隷クリストファー大生制作 福祉施設などへ
浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー大リハビリテーション学部作業療法学科2年生38人が28日、天竜杉を使用して制作した木製ベンチ7台を福祉施設など7団体に寄贈した。
高齢者や障害者などのリハビリとして行う木工などの作業を体験する科目「基礎作業学」の一環。学生は、1年時の授業で木材を採寸してのこぎりで加工し、背もたれの形をグループごとにアレンジするなどしてベンチを完成させた。
同大で開かれた寄贈式で、デイサービスや障害者就労支援事業所、ギャラリーなどの関係者にベンチを贈った。平林正三さん(19)は「授業を通して達成感や充実感を味わい、作業が精神状態の向上につながると分かった。大切に使ってほしい」と話した。