認知症不明者捜索 流れ実践 声かけや家族へ連絡 焼津で訓練
静岡福祉大(焼津市)と同市は18日、認知症の行方不明者を捜し出して声かけをする訓練を同市の焼津駅前通り、昭和通り、神武通りの各商店街で実施した。参加者は商店街を歩いている行方不明者を保護し、家族に連絡するまでの流れを実践した。
参加した6人は専用アプリを通じて、行方不明者の服装や年齢、呼び名といった特徴を確認すると、同大焼津駅前サテライトキャンパス(同市栄町)を起点に各商店街に散らばり、行方不明者役の3人を捜した。発見すると、あらかじめ教えられた認知症の人への接し方や声かけのポイントを念頭に、「どこに行きますか」「少し休みましょうか」などと話しかけた。
行方不明者役の衣服には「みまもりあいステッカー」が付いていて、参加者はそこに記載されている連絡先に電話を入れて、家族に無事保護したことを伝えた。