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テーマ : シニア・介護・終活・相続

介護、認知症予防にeスポーツ 島田市、新年度から事業開始

 島田市は2023年度、eスポーツを活用した介護予防事業に乗り出す。適度な運動や脳の活性化により介護予防や認知症予防の効果が期待できるeスポーツを高齢者に体験してもらい、交流の場づくりにもつなげる。体験会の開催に加え、サポーターも養成して地域での普及を図る。

リズムゲームを体験する高齢者=島田市保健福祉センター
リズムゲームを体験する高齢者=島田市保健福祉センター

 関連経費約240万円を当初予算案に盛り込む方針。デジタルゲームに縁のなかった高齢者向けに月1回程度の体験会を開くほか、市保健福祉センター内に体験ルームを設ける。自治会や老人クラブ向けの出張講座に加え、シニア世代を中心にサポーター養成講座を実施し、各地域での体験会実施を目指す。
 27日には同センターでキックオフイベントを開き、65歳以上の高齢者10人が参加して太鼓のリズムゲームやレーシングゲームに挑戦した。県eスポーツ連合の高橋勇介さんが特徴や使い方を解説し、参加者は真剣な表情で画面を見つめながら高得点を目指した。
 市は介護予防の一環で、適度に体を動かす体操「しまトレ」を市内97カ所で展開中。市包括ケア推進課の担当者は「新しい体験は高齢者にも刺激になる。まずは気軽にeスポーツに挑戦できる場をつくりたい」と話した。

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