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テーマ : シニア・介護・終活・相続

⚽エスパルス下部組織出身5人 三島に交流カフェ開設へ 「地元への感謝、形に」資金募る

 サッカーJ2大分トリニータの長沢駿選手(35)やJ1柏レイソルの犬飼智也選手(30)らJ2清水エスパルスの下部組織出身者5人が、静岡への思いや感謝を形にしようと、「HIGH FIVE(ハイファイブ)」プロジェクトを立ち上げた。地元住民と宿泊者が交流できる宿泊施設兼カフェの開店準備を三島市で進めている。長沢選手は「生まれ育った静岡の素晴らしさを全国の人にもっと知ってほしい」と話す。

長沢選手や山崎さんと打ち合わせする渥美さん(右)=三島市
長沢選手や山崎さんと打ち合わせする渥美さん(右)=三島市


 清水でも活躍した2選手は県外チームに移籍後、地元への思いを表現する方法を模索。下部組織時代の仲間に相談する中、共通の趣味だったキャンプを切り口とした活性化策を考え、ツリーハウスのような内装のゲストハウスづくりを決めた。
 観光客が地域住民と触れ合える場を提供するため、首都圏から近く観光資源に囲まれた同市の中心街を選択。長沢選手の同期の渥美直人さん(35)が同市でデイサービス施設を運営している点も後押しした。静岡市で林業を営む山崎竜男さん(35)が伐採木を提供し、アウトドア感を堪能できる空間に仕立てる。
 施設名は「林縁(りえん)~Lien」。利用者や地元住民との多くのつながりを生み出したいと考え、フランス語の環(わ)を意味する単語にかけた。下部組織時代に築いた仲間同士の絆の大切さや林業を中心とした循環型社会の実現への思いも込めた。
 来年1~2月にカフェを先行して開店し、春ごろにグランドオープンする予定。クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で11月末まで、運営資金を募っている。
 (三島支局・岡田拓也)

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