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テーマ : シニア・介護・終活・相続

障害児の性教育 「情報繰り返し伝えて」 静岡市葵区で講座 家庭でできること紹介

 静岡市肢体不自由児保護者家族のサロン「ハナソ」は19日、障害のある子どもへの性教育をテーマにした講座を葵区のあさはた緑地公園センターハウスで開いた。焼津市知的障害者相談員の吉田恵美子さんが講師を務め、家庭や施設でできる性教育を紹介した。

障害のある子どもの性教育をテーマに語る吉田さん=静岡市葵区
障害のある子どもの性教育をテーマに語る吉田さん=静岡市葵区

 吉田さんは放課後等デイサービスや学校などで性教育をテーマに講演を続けている。自慰行為について「正常な発達(の過程)と捉えることが大事」とし、正しいやり方で適切な時間と場所でできるよう教えることの大切さを説いた。正しい方法を伝えるためには同性が支援したり、入浴時に性器の洗い方を練習したりすることなどを紹介した。
 生理(月経)の対応では「大人になる体を祝福できるように」として、事前に体の仕組みや生理用品、体の変化などを本人が信頼している人から分かりやすく繰り返し伝えるよう勧めた。性被害に遭わないためにも、恥ずかしい振る舞いや服装については「恥ずかしくない方法を教えることが基本。大切なところは自分だけのもの。見せたり、触らせたりしてはいけないと伝えて」と呼びかけた。
 同講座は市社会福祉協議会の協力で初めて開催。障害のある子どもの保護者や放課後等デイサービス職員ら約50人が出席し、参加者同士で意見交換も行った。
 (社会部・吉田史弥)

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