高齢者・介護事業 3カ年計画策定へ 裾野市
裾野市は10日、「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」策定委員会の初会合を市役所で開いた。諮問機関として、2024年度から3カ年の高齢者福祉施策の基本方針となる計画案を審議する。
社会福祉施設や老人クラブ連合会、介護家族の会の代表ら14人で構成する。高村寿彦委員長(市社会福祉協議会)は「高齢化でさまざまな生活上の問題が起きると予想される。消極的にならず、それぞれの立場で全員が発言する会にしていきたい」とあいさつした。
計画期間中には「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となり、40年には「団塊ジュニア世代」が65歳以上の前期高齢者になる。同市は介護や医療、生活支援サービスなどを一体的に提供する地域包括ケアシステムの中長期的な視点での確立を目指して、計画を策定する。