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テーマ : シニア・介護・終活・相続

高齢者支援団体に補助金 長泉町、地域活動 後押し ごみ出しや買い物、介護予防サービス

 長泉町は本年度、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、住民主体の生活支援や介護予防などのサービスを提供する団体への補助金を新設した。高齢者を地域で支え合う体制の充実を図る。関係者は「助け合いの力で、在宅を希望する高齢者の期待に応えられることにつながる」と期待。町によると、社会福祉協議会による補助金はあるが、行政は珍しいという。

ごみ出しのボランティアをする住民有志=長泉町
ごみ出しのボランティアをする住民有志=長泉町


 ごみ出しや買い物、掃除、話し相手といった生活支援や、介護予防体操や能力トレーニングなど通いの場の運営、買い物の移動支援をする各団体などが対象。上限は25万円で、計5団体が対象となる見込み。支援に車を使用する場合、任意保険料として4万円を上限に加算する。
 長泉小校区で生活支援をする住民団体「チームつながり」はこのほど、電話を受けた高齢者の家を回り、ごみ出しを行った。団体では、補助金を電話代やボランティア員の保険料、チラシの作成などに使用。高田昌太郎代表は「活動継続のためにありがたい」と話した。
 町長寿介護課によると、高齢者の1人暮らしは年々増加し、2445世帯(昨年4月1日現在)。高齢化率も10年間で3%上昇した。アンケートによると、在宅生活を希望する高齢者が6割超を占めたという。大嶽公康課長は「高齢者の介護予防になるし、将来的には介護保険料の抑制にもつながる」と期待した。
 (東部総局・天羽桜子)

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