あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 藤枝市

静岡県人口355万3518人 10月1日年間推計、全市町で前年比減

 静岡県はこのほど、10月1日現在の推計人口を基に9月末まで1年間の人口動態や年齢別推計人口を公表した。推計人口は355万3518人で前年同月と比べて2万8676人減少し、減少幅は集計を開始した1986年以降最大を更新した。県内35市町全てで減少し、全市町減は2021年10月に続いて2度目。人口減の加速を印象付ける結果となり、この傾向が続けば2年後までに350万人を割る見通し。
※画像タップで拡大してご覧になれます
 10月1日現在の推計人口の減少数は、前年同期と比べ4390人拡大した。出生数から死亡数を引いた自然動態は前年同月比で2万8456人減(出生2万111人、死亡4万8567人)で、高齢化などに伴って死亡数が拡大する一方、出生数は最少で、人口減が拡大した。
 転入から転出を引いた社会動態は同220人減(転入14万7231人、転出14万7451人)で4年連続で転出超過だった。
 市町別で減少数が多いのは、静岡市が最多の6072人(減少率0・89%)。次いで浜松市3793人(同0・48%)、沼津市1916人(同1・03%)、富士市1477人(同0・61%)、藤枝市1304人(同0・93%)。
 減少率は、西伊豆町が最大3・61%、河津町3・07%、南伊豆町2・75%などで、伊豆地域が高い傾向にあった。エリア別では伊豆半島地域(13市町)が1・35%減だった。3市町が伊豆地域と重複する東部地域(10市町)は0・92%、中部地域(7市町)は0・88%、西部地域(8市町)は0・48%。
 自然動態が増加した市町はなかった。社会動態が増加したのは15市町。浜松市が最多の1078人、磐田市400人、掛川市305人、伊東市237人、富士市191人、熱海市176人など。減少は多い順に御殿場市747人、静岡市397人、三島市328人など。
 10月1日現在の日本人人口は343万1175人で前年同月比3万6312人減。外国人は同7636人増の9万9004人で、主に西部地域での増加が目立った。
 (政治部・青島英治)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

藤枝市の記事一覧

他の追っかけを読む