心肺停止の男性 連携プレーで救命 志太消防本部、郵便局員に感謝状 藤枝市
志太消防本部は8日、藤枝市の藤枝本町郵便局で心肺停止になった70歳の男性を、心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)での救命活動を行ったとして、同郵便局の職員2人に感謝状を贈った。
昨年12月13日午前10時ごろ、同局内で男性が突然倒れ、心肺停止状態になった。同局の大須賀一仁局長が指示し、職員の長谷川智子さんは119番通報、別の職員が道路を挟んだ施設からAEDを取りに向かった。大須賀さんが救急隊が来るまでの間、AEDで電気ショックを与えたり、心臓マッサージを施したりした。男性は会話や歩行ができるまで回復したという。
同本部(藤枝市)で行われた贈呈式で、大須賀さん、長谷川さんが大橋充消防長から感謝状を受け取った。大須賀さんは事案の1カ月前に救命講習を受けたばかりで、学んだことを思い出しながら実践した。長谷川さんは「局長の適切な指示で迅速な救命活動につながったと思う」と振り返った。