生命観あふれる里山風景 藤枝 洋画家西谷さん個展
吉田町の洋画家西谷之男さん(65)の個展と、西谷さんが主宰する「耕の会」の受講生作品展が5日、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で始まった。11日まで。
西谷さんは日展、白日会展に出品した100号をはじめ、油彩や水彩の小品、デッサンなど近作18点を並べた。丘の上の一本桜、初夏の緑の木々が池に映る大作は、里山の生命観あふれる姿を写実表現で追求し、来場者を引きつけている。
西谷さんは「空間を感じながら描きたい」と現場に数カ月通いながら仕上げるという。「木々の緑、水辺は表情豊か」と魅力を語る。受講生作品展は10人が風景画や人物画など意欲作25点を出品している。