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テーマ : 藤枝市

藤枝静男没後30年で特別展 曽宮一念の油彩画など並ぶ 藤枝市郷土博物館・文学館

 藤枝市出身の作家藤枝静男(本名・勝見次郎、1907~93年)の没後30年記念特別展「曽宮一念と藤枝静男」が1月28日まで、市郷土博物館・文学館で開かれている。藤枝静男が手がけた著書や原稿、富士宮市を拠点に活躍した洋画家曽宮一念(1893~1994年)の油彩画が並ぶ。

曽宮一念の油彩画などが並ぶ特別展=藤枝市郷土博物館・文学館
曽宮一念の油彩画などが並ぶ特別展=藤枝市郷土博物館・文学館

 藤枝静男が藤枝市で過ごした小学生時代までの生活の様子が分かる写真と日記、野間文芸賞を受賞した「悲しいだけ」の直筆原稿などをそろえた。曽宮一念の作品は山や雲、虹の風景画を中心に、右目摘出手術を受けた直後の心象風景、絶筆と言われる富士宮市の「毛無山」が来場者の注目を集めている。
 眼科医でもあった藤枝静男は、緑内障を患った曽宮一念を治療しつつ、同じ芸術家として親交が深かった。会場には曽宮が藤枝に宛てた手紙も展示している。
 特別展は午前9時~午後5時。大人300円、中学生以下無料。年末年始(28日~1月4日)と月曜(1月8日を除く)休館。

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