選手生活安定へ 投資で資産形成 藤枝MYFCで金融教育
静岡銀行は14日、サッカーJ2の藤枝MYFCの若手選手を対象とした金融経済教育を藤枝市の同クラブで行った。コモンズ投信(東京)の伊井哲朗社長が「アスリートの資産形成」と題して講演し、生活を安定させるために時間を有効に使って地道に積み立てする大切さを強調した。
伊井社長は貯蓄と投資の違いや、20年間の米国、英国、日本の金融資産の推移を紹介。「米国は自分の生活を安定させて仕事に集中するために投資している」と説明した。新しい少額投資非課税制度(NISA)や個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」などを利用して仕組みを作り、毎月の収入から積立金額を決めた上で継続する重要性を呼びかけた。
積み立てに関するクイズも出題し、選手は投資への理解を深めた。