「匠宿」25周年セレモニー 藤枝の八木さん親子に記念品「子どもと楽しめる」 静岡・駿河区
静岡市は16日、同市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠(たくみ)宿」で、前身の「駿府匠宿」開館から25周年を記念したセレモニーを開いた。
この日最初の来館者となった藤枝市の八木聖乃さん(36)、彩音ちゃん(3)親子に、駿河竹千筋細工の手提げかごが贈られた。八木さんは普段から工芸体験やカフェの利用で訪れているといい、「おしゃれで、開かれていて、子どもと一緒に楽しめる」と話した。
「駿府匠宿」は地場産業のPRを目的に1999年に開館。2021年に建築設計業「創造舎」が指定管理者となり、「駿府の工房 匠宿」としてリニューアルした。染め物や竹細工、木工指物、陶芸などの体験ができるほか、地元木材を使った子ども向けのスペースもある。
(教育文化部・鈴木明芽)