警察の仕事 教室から見学 藤枝中央小 リモートで質問次々
静岡県警は23日、警察の仕事の魅力を遠隔で小学生に伝える「リモート社会科見学」を藤枝市立藤枝中央小で初開催した。県庁別館にある広報センター(愛称エスピーひろば)と教室をインターネット回線でつなぎ、110番センターや交番勤務の仕組みなどを最新技術を駆使して紹介した。
警察や消防など地域の安全を守る活動を社会科の授業で学ぶ3年生63人が参加した。通報から逮捕までの警察官の活動を紹介する動画などを見た後、エスピーひろばにいる広報課の職員に疑問点を次々と質問。パソコン画面上に赤色灯をつけたパトカーが映し出されると、食い入るように見入った。八木譲生君(9)は「110番のクイズが特に面白かった。夢はサッカー日本代表選手だけど、みんなを守りたいから、警察官にもなりたくなった」と感想を話した。
リモート社会科見学は、県庁訪問が難しい遠隔地の小学校を含め、より多くの子どもたちに体験の機会を創出しようと初めて企画した。希望校は随時受け付け中。
(社会部・荻島浩太)