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テーマ : 藤枝市

藤枝の松下さんのカミアカリが入賞 玄米の全国グランプリ

 玄米に特化して土なべで炊いたうまさを競う民間主催の全国グランプリの最終審査会がこのほど都内で行われ、藤枝市の稲作農家松下明弘さんが生産する「カミアカリ」が入賞を果たした。表彰を受けた松下さんは「自分で作った品種が評価されるのは、非常にうれしい」と笑顔を見せた。

松下明弘さん(左)ら入賞した生産者=都内
松下明弘さん(左)ら入賞した生産者=都内

 カミアカリは松下さんが1998年に発見し、7年かけて育て、2008年に品種登録された。現在、全国で7件の生産者がいるという。松下さんは最終審査会に残った6点のうち2点がカミアカリだったことも「光栄」と述べ、「玄米は同じ品種でも土地が違い、人が違えば風味、風合いも全く異なる。好みのものを探して選んでもらえれば、面白い生活ができる」と消費拡大に期待した。
 大会は、都内の米屋「リプラウ」が米需要の喚起や農薬、化学肥料に頼らない持続可能な農業を実践する生産者の支援を目的に初めて開催。18道府県の36生産者から48点が出品された。
 最終審査会では米の専門家や日本料理人らが外観、香り、食感などを評価し、最高金賞に滋賀県の若井康徳さんの「ミルキークィーン」を選んだ。金賞は2点、入賞は3点となった。

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