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テーマ : 藤枝市

川島美希子氏 立憲民主党県連幹事長 現役世代軸に党勢拡大【各党に聞く 2024年選挙戦略②】

 ―2024年をどのような年と位置付けているか。

川島美希子氏
川島美希子氏

 「党勢拡大が最大のテーマになる。自民党派閥の裏金問題を受け、国民の多くが“政治の膿(うみ)”を出し切らなければいけないと思っているはず。金や組織の力に頼らなくても、その役割を担える仲間を増やすために県内の首長、議員選挙に積極的に候補者を擁立していきたい。地方議員や党員、サポーターをいかに増やせるかが、次期衆院選に挑む態勢に直結する。政権交代はそう簡単なものではないが、実現に向けて現役世代が社会の仕組みづくりに確実に関われるようにしたい。そのために政治と県民の距離を縮める活動に力を注ぐ」
 ―具体的には。
 「23年8月から月1回程度、静岡市内の街頭で立民の議員と市民が直接意見を交わす『青空対話集会』を開いてきた。24年は県東部、西部にも拡大していく。22年に開講した政治塾『立憲アカデミー静岡』も再開して若者を中心に候補者育成を進めたい。党としてジェンダー平等を掲げているが、県内の立民現職の女性議員は3人。この状況を変えていくためにも、女性の声を幅広く聞き、発信する取り組みも強化したい」
 ―次期衆院選に向けて。
 「国民民主党県連と支援組織の連合静岡との3者で毎月会合を重ねている。連合の推薦を受けた立候補予定者に関しては3者が連携して支援する方針で一致している。立民が擁立を決めた選挙区に国民も候補者を立てた場合は、話し合いで候補者調整することにしているが、現時点で具体的な話には至っていない。党本部同士の距離感が見えないところもあり、本格的な連携にはまだ時間がかかるかもしれないが、目指すは政権交代なので足並みをそろえていきたい。静岡から国を変える気概で臨みたい」
      ◇
 かわしま・みきこ 51歳 藤枝市 市議2期

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