ツバキ1200本、開花リレー 藤枝・玉露の里で「まつり」
藤枝市は17日、同市岡部町の玉露の里椿(ツバキ)園で「椿まつり」を開いた。新型コロナウイルス禍と天候不良の影響で5年ぶりの開催。来場者は園内の斜面を歩きながら、ツバキの花や茶畑の景観を楽しんだ。
園を管理する「岡部つばきの会」の蒔田延雄会長(91)によると、園内には300~400種類の約1200本のツバキが植栽され、今月下旬に見頃を迎えるという。品種によって開花時期が異なるため、冬から春にかけて色や形、大きさの違いを楽しめる。
市制施行70周年とサッカーのまち100周年を記念し、「友の浦」と呼ばれる品種の高さ約1メートルの幼木を新たに植樹した。蒔田会長は北村正平市長と共に土をかけ、「無事に大きく育ってほしい」と願いを込めた。
会場では、先着300人に甘酒と豚汁が無料で提供されたほか、地場産品の販売や茶手もみ体験などのブースも設置された。
(藤枝支局・青木功太)