藤枝ジェラート 絶妙バランス 有機抹茶と無添加あんこ使用 市内飲食店で販売
藤枝地域活性化推進協議会（村松優光会長）は、藤枝市瀬戸谷地区の有機抹茶と無添加あんこを使用した「藤枝ジェラート」を開発した。同市藤枝の茶あっせん業と和カフェを営む「まるか村松商店」で１２月に発売し、来店客から好評を得ている。
無農薬茶栽培を全国に伝える「人と農・自然をつなぐ会」（同市）が生産した有機抹茶を使用した。濃度が異なる二つの味と同商店自家製のあんこを合わせ、濃厚さとさっぱりとした味わいを楽しめる。食べ飽きないために、あんこの程良い粒の食感と抹茶の苦みとのバランスを細かく調整した。「あんこも抹茶も味が濃くてバランスが良い」「高級感がある」と来店客の満足度は高い。
「濃い抹茶×あずき」は３００円（税込み）、「抹茶×あずき」は２８０円（同）。市内の飲食店で販売を予定する。
茶産地の藤枝で茶の新しい消費の仕方を提案しつつ、無農薬の抹茶の魅力を広めたいという思いで今春から開発を始め、約８カ月かけて完成させた。村松会長は「茶業界が低迷する中で少しでも新たな売り方のきっかけを作り、食べやすいジェラートを接点として茶への触れやすさを広めていきたい」と語った。
同協議会は２０２２年４月に発足した。茶をテーマに茶産業や飲食業、観光業などが連携しながら、地域資源を活用して藤枝の活性化を目指した取り組みを推進している。
（藤枝支局・青木功太）
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