空き家対策や活用法解説 藤枝でセミナー
藤枝市と、空き家問題に取り組む不動産や司法書士といった民間事業者でつくる「市空き家ゼロにサポーター」はこのほど、4月から始まる相続登記申請の義務化を受けた空き家セミナーを市民会館で開いた。県内から空き家所有者や相続予定者ら約20人が参加し、空き家の現状や対策、活用方法、義務化の内容などについて理解を深めた。
県住まいづくり課の担当者は、県内の空き家は28万戸に上ると明らかにした上で「住人が亡くなって引き継ぐ人がいない」「転勤や入院で長期不在になった」などと空き家発生の原因を説明。空き家になった場合、「売る、貸す、住む、管理する」との四つの対応策を挙げ、「放置せずに適切に管理してほしい」と強調した。
司法書士の杉本直人さんは相続登記の申請義務化の詳細や登記の流れなどを解説した。ほかに、市の空き家活用の取り組みや補助金に関する説明もあった。