藤枝新ビジネスプラン 速水さんグランプリ
藤枝市の地域課題解決に向けた新ビジネスを創出するコンテスト「ふじえだイノベーションスタジアム」(同市主催)がこのほど、市産学官連携推進センターで開かれた。応募があった県内外43社の中から最終審査に進んだ11社が登壇し、茶や農業、スポーツ、医療、部活動、お笑いなど幅広い分野を題材に考案した事業計画を発表した。
グランプリを受賞したのは、都内のベンチャー企業に勤務する速水将平さん(藤枝市出身)。「ファーマー・コネクト」と題し、アグリツーリズムを紹介した。農業体験と宿泊、飲食の提供を想定し、藤枝の行政や古民家と農地の所有者、建築、訪日外国人、農業のスタートアップ(新興企業)の関係者らと連携するなどと説明した。表彰式で「今すぐにでも藤枝で起業したい」と意欲を示した。
このほか、有機茶と液状茶を組み合わせた藤枝茶ペットボトルの開発・販売や、部活動の運営を支援するアプリの導入推進といったユニークなアイデアが披露された。