小中教員の実践研究作品表彰　藤枝市　資質向上、教育振興へ

　藤枝市教育委員会は５日、小中学校の教員による教育研究作品の表彰式を市生涯学習センターで行った。本年度は小学校２２点、中学校１３点の計３５点の応募があり、全員を表彰した。
　教員の資質向上と教育振興が目的。教員は「不登校の進路指導」や「ＩＣＴ機器の効果的な活用」などに関して、継続的に実践研究を行った成果を論文にまとめた。
　表彰式では藤枝中央小の林優一教諭（３３）が代表して表彰状を受け取り、「持続可能で発展的な幼小連携・接続の基盤づくり」と題した研究内容を紹介した。審査委員長を務めた大洲中の杉本好基校長は「自分の実践をさらに深めるとともに、自分以外の方の実践にも触れて参考にしてほしい。どれも読み応えのある作品だった」と総評した。
　研究結果は論文集として冊子にまとめ、市内の小中学校に配布する。