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テーマ : 藤枝市

移動仮設薬局を活用 藤枝市とアルフレッサが災害支援協定 医療救護体制の強化へ

 藤枝市と、同市岡部町に物流センターを構える医薬品卸会社のアルフレッサ(東京)はこのほど、災害支援に関する協定を締結した。災害時に薬局機能を被災者に届ける同社の移動仮設薬局「災害支援コンテナファーマシー」を活用し、医療救護体制の強化につなげる。

協定書に署名した北村藤枝市長(右)と松井執行役員東海営業本部長=市役所
協定書に署名した北村藤枝市長(右)と松井執行役員東海営業本部長=市役所

 同社によると、移動仮設薬局の開発は全国初の取り組み。東日本大震災時に被災地などで慢性疾患薬などが不足した事態を受け、災害時の安定的な医薬品の供給を目的に、免震機能を備える岡部町の静岡物流センターに設置した。
 コンテナは幅と高さ約2・5メートル、奥行き約6メートル、重さ6・5トン。大規模災害の発生時に市の要請を受けた後、物流センターから必要な医薬品を搭載し、市内4カ所の主要救護所に輸送する。約1500種の医薬品を積載できる。救護所に隣接させることで迅速な医薬品の提供が可能で、処方に必要な分包機や冷蔵庫、水剤調剤用シンクなどを配備した。
 市役所で締結式が行われ、北村正平市長と同社の松井和人執行役員東海営業本部長はそれぞれ協定書に署名した。北村市長は「市民の安全安心を守るために、さらなる連携強化をお願いしたい」と述べ、松井執行役員は「災害発生時に迅速に対応できるよう全面的に支援していく」と話した。

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