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テーマ : 藤枝市

静岡人インタビュー「この人」 100周年事業を行った静中・静高サッカー部OB会会長 光木亘さん(藤枝市)

 1920年に静岡県内の旧制中学で初のサッカー部(当時フットボール部)として誕生した静中・静高サッカー部のOB会会長として、100周年記念事業の取りまとめ役を担った。高校時代のポジションはサイドバック。66歳。

光木亘さん
光木亘さん

 -記念事業の内容は。
 「創部100年は本来2020年だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で予定していた式典などが延期を余儀なくされた。4年越しの今年、ようやく式典を開催できてほっとしている。現役チームにはユニホームを贈呈し、昨年のインターハイ予選から着用してもらっている。OBの滝弘之元中京大サッカー部監督の講演会も予定している」
 -部の歴史を感じる部分は。
 「1950年に県勢最初の全国高校選手権代表校になるなど、昭和後期にかけて県内上位に食い込む成績を残す黄金期が数回あった。OB会メンバーはそれぞれ『文武両道』を実践し、大学教授や教員、政治家など各方面で活躍している。年始恒例の初蹴りは、現役生も含め150人近くが参加してくれた。高校卒業後もみんなサッカーを楽しんでいることがうれしい」
 -サッカーへの思いは。
 「大学や社会人でもサッカーを続けた。その後C級ライセンスを取り、藤枝トレセンなどで小学生を指導した。現在も40歳以上のOBで作ったチーム『岳南FC』でプレーする。体が動く限りはボールを蹴り続けたい」
 -現役生へメッセージを。
 「まずは県大会へ出場し、ベスト8を目指してほしい。現在のメンバーには、好選手がそろっているので強豪校の一角を崩す活躍を期待している。良き伝統を継承し、次の黄金期を築いてほしい」
 (社会部・薬袋貴信)

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