地域活性化実現へ 静鉄グループと包括協定 藤枝市
藤枝市と静鉄グループはこのほど、利便性の高い暮らしや地域活性化を実現するための包括連携協定を締結した。市役所で協定式が行われ、北村正平市長と静岡鉄道の川井敏行社長が協定書に署名した。
静鉄グループは2024年度、専門ノウハウを持つ人材を同市に派遣する。市は観光交流政策の統括として受け入れることで、中山間地域滞在型のまちづくりや、スポーツツーリズムなどに民間的手法を取り入れ、交流・関係人口の拡大を目指す。
川井社長は協定式で「モビリティの在り方や都市課題の解決に向けたさまざまな取り組みを加速していきたい」と述べた。
両者は公共バスの運行をはじめ、予約してタクシーに乗り合うAIオンデマンド交通の導入、生活習慣病予防に向けた実証実験、市街地再開発事業などを連携して進めている。