藤枝・瀬戸谷の課題解決へ 中学生がアイデア提案 電子マップに富士通社員から助言
藤枝市立瀬戸谷中は26日、専門家との遠隔授業を同校で行った。富士通川崎工場の白石智彦さんとオンラインでつなぎ、1年生10人が地域課題を解決するためのアイデアを提案した。
生徒は空き家対策として、空き家の場所や数、外観などの様子、地域の情報を把握できる電子マップの導入を考案。災害で橋が崩れた場合に、位置や状況を迅速に市に伝達して早期復旧を図り、住民の孤立を防ぐ意見を発表した。高齢者と子育て世代をターゲットに、0~3歳児の保育園と老人ホームの機能を兼ねた施設も発案し、住みやすい地域づくりを強調した。
白石さんは人工知能(AI)などテクノロジーを活用した同社の事例を紹介して助言した。
生徒は瀬戸谷を盛り上げるために約1年間、住民への聞き取り調査などに取り組んだ。3班に分かれ、同社の強みである「見える化」「自動化」「つながる化」を参考に準備した。