西伊豆町の記事一覧
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「はんばた市場」3周年イベント 海の生き物と触れ合い 西伊豆
西伊豆町仁科の産地直売所「はんばた市場」はこのほど、開設3周年記念イベントを開いた。ご当地グルメの提供や移動水族館による海の生き物との触れ合い体験が催され、親子連れでにぎわいを見せた。 来場者はイカスミを練り込んだ焼きそば「海賊焼」や同町田子の伝統保存食・潮かつおを使った「しおかつおうどん」を味わった。移動水族館は福島県いわき市から訪れ、クマノミやハリセンボンなどさまざまな生物を紹介。子ども服などを販売するフリーマーケットもあった。 直売所は町が開設し、生産者らでつくる西伊豆産地直売企業組合が管理運営。新鮮な野菜や海産物を扱い、1次産業の活性や地産地消促進、観光客への地場産品の発信に取り組む
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西伊豆・宇久須 夕日スポット 開放的気分【キャンプ場だより】
伊豆半島最大規模を誇る宇久須キャンプ場。目の前に、全長約500メートルの砂浜「クリスタルビーチ」が広がる海岸キャンプ場です。波が穏やかで比較的遠浅。砂遊び、ビーチバレー、海水浴、SUP[サップ]など、シーズンに合わせて思い思いに楽しむことができます。最近は少し沖合でのカヤックフィッシングが人気。釣りを目的に来場する人も多く、釣った魚でバーベキューを楽しむ様子が見られます。 この海岸は「夕陽[ゆうひ]のまち西伊豆町」を代表する夕日スポットであり、対岸の御前崎方面へ沈む夕日が年間を通して眺められます。ゆったりとした開放的な気分で夕日を眺める、とてもぜいたくなひと時です。日が沈んだ後の幻想的な夕
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スポーツ通じて地域振興 観光や商業 西伊豆町とJ3沼津が協定
西伊豆町とサッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津を運営するアスルクラロスルガ(沼津市)は30日、スポーツを通じた観光や商業の振興などに関するパートナーシップ協定を結んだ。締結式が町役場で行われ、星野浄晋町長と高島雄大社長が署名した協定書を交わした。 同町のプロスポーツチームとの協定は3件目。子どもの健全育成や、高齢者と障害者の生きがいづくりにも共同で取り組む。星野町長は「子どもたちが夢を語れるまちづくりにつながるよう末永く関係をつくっていきたい」と述べ、高島社長は「スポーツを通じ、町の課題解決ができたらうれしい」と話した。 締結式には、5月にお披露目されたマスコットキャラクター「ア
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ホテル調理場から出火 西伊豆町仁科
28日午後10時10分ごろ、西伊豆町仁科のホテル「堂ケ島ニュー銀水」1階の「食事処なぶら亭」の調理場から出火し、壁の一部を焼いた。宿泊者が屋外に避難したが、けが人はいなかった。下田署によると、火を使っている間に調理人が離れた際、出火したという。
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安協下田地区支部が交通安全功労者表彰
静岡県交通安全協会下田地区支部はこのほど、2023年度の通常総会を河津町で開いた。交通安全功労者を表彰した。 下田署長・同支部長連名表彰と、同支部長表彰の7人の栄誉をたたえた。田代圭吾署長は「地域の安全は警察や行政だけでは保てない。皆さんの活動に支えられている」と称賛した。 危険運転の根絶や自転車のヘルメット着用推進、早めのライト点灯などを盛り込んだ事業計画案も確認した。一瀬英樹支部長は「コロナ明けで観光客の交通量が増えている」とし、事故防止へ結束を呼びかけた。 交通安全功労者は次の通り。 【下田署長・県交通安全協会下田地区支部支部長連名表彰】石井和人(河津町)渡辺宗一(南伊豆町)松田行子(
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西伊豆町議会 6、7日に定例会
西伊豆町議会は29日、議会運営委員会を行い、6月定例会の会期を6、7の2日間と決めた。一般会計補正予算案など11議案を審議する。一般質問は6、7の両日に行い、計6氏が登壇する。
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給食を完全無償化 静岡県内4市町 子育て世帯の負担軽減
子育ての経済的な負担軽減の必要性の高まりを背景に、学校給食の無償化への関心が高まっている。静岡新聞社が県内全35市町の教育委員会に尋ねたところ、本年度当初の時点で小山町、御前崎市、西伊豆町が小中学校などで完全無償化していることが分かった。加えて4月に入り、河津町も国の地方創生臨時交付金を使って本年度の無償化を発表。同交付金を活用して無償化とする自治体が今後増える可能性もありそうだ。 他の自治体も動向を注視 県内他市町に先駆けて2019年度から完全無償化したのが小山町。子育て支援の充実、移住定住の促進、学校事務負担の軽減などが目的だった。本年度の対象は町内在住の3歳~中学3年生の計約167
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本年度計画を承認 西伊豆町商工会
西伊豆町商工会は25日、2023年度の通常総会を同町安良里の中央公民館で開いた。会員ら41人が参加し、本年度事業計画など5議案を承認した。 事業計画の基本方針には、小規模企業や事業継承の支援、販路開拓の推進などを盛り込んだ。重点事業として、経営力強化のために相談体制の強化やインボイス制度の導入支援に取り組むことを確認した。 国本正徳会長は「空き家の解体事業や、消費喚起を呼びかけるグルメスクラッチ事業にも引き続き力を入れていく」と話した。
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スマホ初心者 操作学ぶ 西伊豆
西伊豆町の新聞販売店「GAKU(ガク)」と静岡新聞社・静岡放送は26日、初心者向けのスマートフォン教室を同町仁科の町商工会で開いた。地域住民らが基本的な操作方法について学んだ。 静岡新聞社・静岡放送の格安スマホ「@S(アットエス)モバイル」を販売する「@Sストア」(静岡市)と、@Sストア西伊豆店を構えるGAKUのスタッフらが講師を務めた。参加者はスマホを操作しながら、電話やカメラ、インターネット検索の方法について説明を受けた。 午前と午後の2回開催し、計25人が参加した。6月16日にも松崎町商工会で教室を開く。
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塩沢会長を再任 西伊豆町観光協会
西伊豆町観光協会は24日、2023年度の通常総会を同町仁科の町健康増進センターで行った。会員ら30人が参加し、本年度取り組む誘客宣伝やイベント催事に関する事業計画について確認した。 本年度の事業計画案や役員改選など8議案を承認した。事業計画では、「海の安全祈願祭」や「堂ケ島火祭り」などの催しを予定に組み込んだ。役員改選では、今期で4期目を迎える塩沢一志会長(海辺のかくれ湯清流)を再任した。任期は2年。 塩沢会長は「町の成長に向け、コロナで停滞してしまった分を取り戻せるように事業に取り組んでいく」と抱負を語った。
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松崎野球スポ少 喜び報告 島田の大会で初優勝 2町役場を訪問
5月上旬に島田市で開かれた「第42回島田ライオンズクラブ旗争奪学童選抜軟式野球大会」で初優勝した松崎町の松崎野球スポーツ少年団がこのほど、松崎、西伊豆の両町役場を訪れ、大会の結果を報告した。 大会には県内32チームが参加した。下田支部を代表して出場した同少年団は、決勝で沼津支部代表の金岡少年野球団と対戦。3-3の同点で迎えた最終回に1点を追加し、勝利を収めた。西伊豆町役場には6年生8人が訪れ、星野浄晋町長に優勝旗や金メダルを見せて喜びを語った。 キャプテンの関緑里君(11)は「チームが一つになって勝つことができた」と振り返った。山田太一監督は「レベルが高い大会だったが、粘り強く頑張ってくれた
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器物損壊の疑い 西伊豆町
下田署は22日、器物損壊の疑いで西伊豆町一色、無職の男(83)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前11時ごろ、隣人の無職男性(89)=同町=の畑で、果樹の枝1本をのこぎりで切断した疑い。
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ところてんPRへ 27、28日に祭り 西伊豆
西伊豆町観光協会は27、28の両日午前10時から、名物のところてんをPRする「天草・とこてん祭り」を同町堂ケ島の堂ケ島公園で開く。町内の飲食や観光関係者が、2日間で無料のところてん計3千食を振る舞う。ところてんは無くなり次第終了する。 全国有数のテングサの産地である同町で、1976年から続く恒例企画。イベントでは、協会職員がところてん作りを実演したり、地場産品を販売したりする。同協会は「今年はところてんを昨年よりも千食増やした。ぜひ味わってほしい」としている。
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住民らと意見交換 西伊豆町政懇談会始まる
西伊豆町は15日、大沢里地区を皮切りに町政懇談会を始めた。星野浄晋町長ら町幹部が同町大沢里の祢宜の畑公民館で、町民ら23人と意見を交わした。26日まで仁科、田子、安良里、宇久須の各地区で開く。 町政懇談会は星野町政になって以降初開催で、2016年以来7年ぶり。町は、賀茂地域1市3町で進める広域ごみ処理事業▽松崎町と進める新斎場の建設▽認定こども園と小中学校の再編-などの懸案事項を報告した。こども園などの教育施設や防災対策に関する質問があった。 仁科(16日、福祉センター)、田子(23日、田子公民館)、安良里(24日、中央公民館)、宇久須(26日、住民防災センター)の各地区で開く。各地区と
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こども園と小中校の在り方考える 西伊豆 ワークショップ参加者募集
西伊豆町教育委員会は15日、6月~2024年2月に開催する認定こども園と小中学校の在り方を考えるワークショップ(WS)の参加者募集を開始した。31日まで。 同町在住者が対象で、30人程度を想定。月1回土曜の午後に約2時間、同町安良里の中央公民館で開く。日時などの詳細は決まり次第発表する。静岡大の島田桂吾准教授が進行役を務め、参加者の意見交換で今後の方向性を探る。 町は1月、認定こども園と小中一貫校の建設計画を中止。今後の方針について、WSで意見を集約する考えを示していた。問い合わせは町教委<電0558(56)0212>へ。
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元ボランティア学生の斎藤さん、西伊豆町職員に インターン結実 町民の人柄、自然に引かれ
西伊豆町の地域活性化に取り組むNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)元メンバーの斎藤真槻さん(22)=横浜市出身=が、2023年度の町職員に採用された。町が15年から実施する同法人向けのインターンシップを契機に初の職員が誕生。これまでの交流が結実した。 町はこれまでのインターンで、28人を受け入れた。斎藤さんは21年に初めて町を訪れて以来、複数回足を運び、耕作放棄地の解消を目指す活動などを行った。インターンにも参加し、役場業務を体験。町民の人柄や豊かな自然に引かれた。現在は、産業建設課で業務にあたる。 斎藤さんは「町民の方と直接関わる機会があり、地域のために働いている実感があ
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陶芸作家4人 伊豆の国で作品展 個性豊かに200点
伊豆の国市中のギャラリー「noir(ノアール)/NOKTA(ノクタ)」で14日まで、4人の陶芸作家による作品展「陶森(とうもり)」が開かれている。 マグカップや皿、花器など、カラフルな色合いで作家の個性が前面に出た作品約200点が並ぶ。南伊豆町の「岩殿寺窯」で働いていた古荘美紀さん(55)=東京都世田谷区=は、作品に西伊豆町の土を使用。練らずにたたいて伸ばすことで、土の色の違いがまだら模様となって作品の一部に現れている。 開館時間は午前11時から午後5時まで。木曜休館。
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JR東日本 菅沼晋さん 伊豆南部の観光を開拓【キーパーソン】
下田市の「ケンサキイカ」や南伊豆町の「クネンボ」など、伊豆半島南部の産品に着目した地域おこしの仕掛け人。JR社員としての取り組みの意図や活性化策を聞いた。 -下田で「アカイカ」と呼ばれるケンサキイカを飲食店が一斉に提供する企画を昨春市観光協会に提案した。経緯や手応えは。 「都内では高値で取引されていると記憶にあり、下田でも提供されていると聞いたのがきっかけ。イカの特産地は函館や北陸、九州と首都圏からは遠い。首都圏からのアクセスの良さは下田の大きな利点で、列車の移動需要も見込める。一定の経済効果や観光客増につながった。今季も実施を見込んでいる」 -今春は日本のかんきつ類の祖先ともされる「
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西伊豆町議会 議長/堤氏 副議長/仲田氏
西伊豆町議会は8日の臨時会で正副議長選を行い、議長に堤豊氏(69)、副議長に仲田慶枝氏(66)を選出した。ともに無所属。 堤豊氏(つつみ・ゆたか)観光会社経営。西伊豆ライオンズクラブ会長。2期。仁科 仲田慶枝氏(なかだ・よしえ)町災害ボランティア連絡会代表。ジオガイド協会長。1期。仁科
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西伊豆町議会 委員会の構成決定
西伊豆町議会は8日、臨時会を開き、正副議長や各委員会の構成を決めた。このほか、4千万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など5議案を原案通り可決、承認、同意して閉会した。 補正予算には、教育施設再編についてのワークショップ関連費や、町有地からの落石で今年3月に被災した個人宅への損害賠償費などを計上した。 委員会の正副委員長は次の通り。(正副順) 第1常任委 松田貴宏、高橋敬治▽第2常任委 浅賀元希、増山勇▽広報編集委 仲田慶枝、増山勇▽議会運営委 高橋敬治、芹沢孝
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10日から障害者の就労相談 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は10日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開催する。 同センターは月に1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付けている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 10日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽18日午後1時半~ 南伊豆町役場
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西豆地域の教育関係者意見交換 松崎高で会合
伊豆半島西海岸の「西豆地域」の教育環境について考える「西豆地域教育研究協議会」の会合が27日、松崎町桜田の松崎高で行われた。西伊豆、松崎両町の関係者らが、今後の中学校や高校の在り方について意見を交わした。 少子化による松崎高の存続問題についての意見が相次ぎ、星野浄晋西伊豆町長は「地域の存続に関わる」、深沢準弥松崎町長は「子育ての流れにおいて必要」との認識を示した。また、23年10月に控える創立100年記念式典についての意見もあった。
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自転車 正しく乗ろう 西伊豆・田子小で教室
西伊豆町田子の田子小の児童が25日、事故防止のため、自転車の正しい乗り方について学んだ。下田署の署員や県交通安全協会下田地区支部の指導員の手ほどきで、交通ルールを確認した。 3~6年生36人が道路に見立てたグラウンドで、自転車を運転した。子どもたちは「停止線の前で止まる」「止まる際は左足を地面につく」などのポイントに注意しながら運転練習に臨んだ。実技のほか、交通ルールに関する筆記テストも受けた。 講習後には、自転車利用に必要な一定の知識や技能を習得したとして、自転車免許証を受け取った。
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記者コラム「清流」 棄権の理由から考える
静岡県議選の後日、西伊豆町の70代女性から「投票を棄権した」と電話があった。理由を問うと「判断材料となる情報が少なくて投票できなかった」という。 6市町にまたがる選挙区の下田市・賀茂郡では、下田市と南伊豆町の2候補が出馬した。広い選挙区の影響なのか、2人は地元以外では知名度が低く、人物像があまり分からないという声が多い印象だった。 女性は続ける。「無責任な投票はできない。せめて近くに来てもらって生の声を聞きたかった」。大事な一票だと分かった上で棄権したと聞き、なんだか歯がゆい。棄権にもさまざまな理由がある。 今後の選挙を盛り上げるためには、今回の県議選の平均投票率は過去最低だった-とい
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松崎の佐藤さんら入賞者を表彰 西伊豆町フォトコン
西伊豆町はこのほど、町内の夕日や風景がテーマの写真を審査する「第18回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の表彰式を町役場で行った。夕陽部門で最高賞のグランプリに選ばれた佐藤和彦さん(松崎町)ら3人が町役場を訪れ、星野浄晋町長から表彰状を受け取った=写真=。 コンテストには、県内外41人から292点の応募があった。2月に審査会を開き、「夕陽」「ふるさと」「ドローン」の3部門で入賞作品35点を選出した。2024年3月ごろまで、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで入賞作品を飾っている。
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デジタル版観光マップ 西伊豆で運用開始
西伊豆町観光協会がこのほど、同町のガイドマップ「ふらっとまっぷ」のデジタル版の運用を始めた。協会ホームページで公開する同マップは、スマートフォンなどでの使用を想定し、地図上で利用者の現在地が分かる仕組みを導入。観光地に関する最新情報を発信し、町内周遊の際の利便性向上を図る。 ふらっとまっぷは、町の観光名所や特産品を紹介する冊子。デジタル版では、冊子と同様の地図上に利用者の現在地を示すほか、飲食店の営業時間などの情報を載せ、随時更新する。観光スポット約50カ所を紹介し、「夕陽」「絶景」などのキーワードで関連スポットを検索できる。今後も機能を拡充し、イベントや松崎町の一部エリアの情報掲載も検討す
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四季折々の風景 写真展示を刷新 松崎の「あうん」
松崎町松崎のギャラリー&カフェ「あうん」はこのほど、店内の写真展示を刷新した。伊豆半島西海岸の四季折々の風景をとらえた作品など写真愛好家10人から寄せられた52点を紹介する。 同店は2018年の開店以来、毎年作品の入れ替えを行っている。松崎町で撮影した駿河湾越しの富士山や満開の桜を飾る。西伊豆町の鮮やかな紅葉や美しい夕日も目を引く。営業時間は午前11時~午後2時。火、水曜定休。
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障害者対象の就労相談 12日から賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は12日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開催する。 同センターは月1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 12日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽18日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽20日午後1時半~ 南伊豆町役場
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西伊豆の秘境で非日常 アウトドア初心者でも簡単? 記者2人が初キャンプ【しずおかアウトドアファン】
近年ブームが加速しているキャンプ。西伊豆町田子のキャンプ場「アクアビレッジ」は1日1組限定で、スタッフが手取り足取り指導してくれるそう。初心者でも簡単? 経験皆無の記者(33)が、同じく未経験の後輩記者(27)を誘って挑戦してみた。 山に囲まれ、駿河湾の眺望が美しいアクアビレッジ(ドローンからパノラマ撮影) 集合場所の田子漁港からワンボックス車で山道を15分。眼下にいきなりキャンプ場が現れた。目の前は真っ青な海原。周囲を山に囲まれ、秘境感が満点だ。景色だけで心が躍る。条件が整えば港から船で向かうそう。 テント設営に必要な道具など &nbs
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味や景色堪能 缶馬で競走も 西伊豆・黄金崎
西伊豆町イベント実行委員会は2日、春の恒例行事「第40回黄金崎さくらまつり」を同町宇久須の黄金崎公園で開いた。観光客や地域住民が訪れ、地元グルメや桜などの景色を楽しんだ。 馬の頭に似た黄金崎の奇岩「馬ロック」にちなんだキャラクター「馬ロックん」と缶馬で競走するレースには、子どもや大人が参加し、盛り上がった。大道芸人によるパフォーマンスや海産物などの販売、ジオガイドによる案内もあった。 国本正徳実行委員長は「地域をPRできる良い機会。観客には桜も見てもらえて良かった」と話した。
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町内産スギ材活用 会見用パネル設置 西伊豆町役場
西伊豆町産のスギ材を活用した会見用木製バックパネルがこのほど、町役場に設置された。来庁者の目に触れる庁舎1階に常設することで、木工産業の振興や町産材の発信につなげる狙い。 町と協定を結び、林業振興に取り組む「トビムシ」(東京都)が主体となって製作した。大きさは縦2・3メートル、横5・4メートル。「西伊豆町」「日本一の夕陽の町」などの文字をレーザー加工で施し、町章を刻んだ。 地域資源を活用し、新たな産業の構築を目指す「森と海の6次産業化プロジェクト」の一環。町内の工務店や製材所も設計や加工に携わった。
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西伊豆の海描いたストリートピアノ 松崎高生がイラスト クリスタルパークに設置へ
松崎町桜田の松崎高の生徒がこのほど、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークに設置するストリートピアノの作品制作に取り組んだ。美術部の1~2年生12人がアクリル絵の具を使って「西伊豆の海」をイメージした絵を描いた。 部員らは、黒が基調のピアノに白色の絵の具で魚などのイラストを描いた。4月にリニューアルオープン予定の同施設内のカフェに展示され、自由に弾けるようにする。 絵の原案を担当した同校2年の山地志歩さん(17)は「施設を訪れる人たちにこの地域を好きになってもらいたい」と話した。 この日は、地場産品や飲食物を販売するイベント「西伊豆クリパマルシェ」(実行委員会主催)も開かれ、訪れた地域住民ら
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「海の道」渡り初め 西伊豆でトンボロ開き
西伊豆町商工会や観光協会でつくる実行委員会は25日、同町の瀬浜海岸で「堂ケ島トンボロ開き」を行った。海岸と沖合の島が地続きになる「トンボロ現象」が日中に起きる時期に合わせた行事。海が割れて道が現れ、町内外の約50人が渡り初めに臨んだ。 トンボロは、潮位の減少で砂州(さす)が出現し、陸と島がつながる珍しい現象。午前11時半ごろ、トンボロ開きが宣言されると、参加者はガイドの案内を受けながら沖合の「三四郎島」を目指して長さ約250メートルの砂州を渡った。 海岸の清掃活動や地場産品が贈られるイベントもあった。町によると、トンボロ現象が昼間に見られるのは9月ごろまで。
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避難所開設 迅速に 西伊豆町社協など 町民ら運営方法学ぶ
西伊豆町社会福祉協議会と町災害ボランティアコーディネーター連絡会はこのほど、避難所運営研修会を同町中の町中区公民館で行った。町内の子どもからお年寄りまで45人が、災害時の自主避難所開設訓練を実施し、運営方法について理解を深めた。 震度6弱の地震発生により高さ7メートルの津波が押し寄せたことを想定した。公民館を避難所とし、4班に分かれて情報収集や避難所の受け付けを行った。参加者は「毛布の配布数が足りない」などの困り事を共有し、課題の解消に努めた。 町社協は、2020年度から避難所運営について住民の意識向上を図る。23年度は、災害発生時の障害者や高齢者に対する支援の必要性を周知する。
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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傷害の疑いで西伊豆町の自称会社員逮捕
下田署は22日、傷害の疑いで西伊豆町田子、自称会社員(51)を逮捕した。逮捕容疑は21日午後11時ごろ、町内で知人の無職男性(46)=同町=の首をつかむなどの暴行を加え、けがを負わせた疑い。男性は軽症とみられる。同署によると、飲食店でトラブルになった。
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まちづくり戦略係新設 西伊豆町
西伊豆町は20日、4月1日付の人事異動を内示した。新規採用や退職を含む対象者は59人。まちづくり課にまちづくり戦略係、産業建設課に地籍調査係を新設した。防災課に新たに2年の任期付きで「地域防災マネージャー」を採用する。 主な異動は次の通り。 【課長・局長級】議会事務局長(防災課長兼防災監)佐野浩正▽防災課長兼防災監(教育委員会事務局長)真野隆弘▽教育委員会事務局長(教育委員会事務局主幹)朝倉通彰 【主幹級】総務課主幹兼情報管理係長(総務課情報管理係長)山本直輝▽まちづくり課主幹(窓口税務課主幹兼田子出張所長)居山繁▽健康福祉課主幹兼健康係長(窓口税務課窓口年金係長)木野のぶ子▽防災課
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西伊豆ジオサイト Eバイクで巡る モニターツアー実施
美しい伊豆創造センター(伊豆市)は20日、電動アシスト付き自転車「Eバイク」を活用してジオサイトを巡るモニターツアーを西伊豆町で行った。参加者は、ガイドの案内を受けながら同町の景色を楽しんだ。 伊豆の国市で自転車展示・試乗施設を展開するメリダジャパンのインストラクターが案内役を務めた。町観光協会を発着点に、沢田公園や大浜海岸などを回った。参加者は、美しい海の眺望や地層を見て回った。 ツアーの本格開始は、2023年度中を目指す。モニターツアーは27日も実施予定で、午前10時、午後1時、午後3時からの計3回。問い合わせは美しい伊豆創造センター<電0558(72)0520>へ。
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黄金崎クリスタルパーク【美と快と-収蔵品物語(56)】
ガラス工芸の歴史において、工場で職人が工業的に製作する形態を離れ、作家個人が工房を設けて自由に制作する契機となったのは、1960年代に北米を中心に起こった「スタジオ・グラス」運動とされる。西伊豆町の「黄金崎クリスタルパーク」は、この時代を生き、現代ガラス作家を代表するチェコのスタニスラフ・リベンスキー(1921~2002年)とパートナーのヤロスラヴァ・ブリフトヴァ(1924~2020年)による共同作品を収蔵している。2人は彫刻から建築に関わる作品に至るまで、従来のガラス工芸の枠組みを超えた表現を追究した。 色と光の美を追究 「青い眼」 1993年 スタニスラフ・リベンス
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西伊豆LCが献血呼びかけ
西伊豆ライオンズクラブ(LC、鈴木哲雄会長)はこのほど、西伊豆町役場の駐車場で献血の啓発活動を行った。日本赤十字社と共同で実施し、来庁者らに協力を呼びかけた。 同LCが長年続けている取り組みで、毎年3月と9月に行っている。協力者は車両内で採血を受け、記念品として洗剤などの謝礼品を受け取った。
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西伊豆町議会 23議案可決、閉会
西伊豆町議会3月定例会は17日、4月27日で任期満了を迎える鈴木秀輝教育長(67)を再任する人事案など23議案を原案通り可決、同意し、閉会した。 鈴木教育長の任期は28日~2026年4月27日の3年間。このほか、教育委員会委員や農業委員会委員を任命する人事を同意した。24年4月1日から田子小と賀茂小を統合する内容の町立学校設置条例の一部を改正する条例や、72億1400万円を計上する23年度当初予算も可決した。
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カンボジア支援 継続を 国際ボランティア理事の高井さん 松崎高で活動報告
松崎町桜田の松崎高は13日、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)理事の高井洋季さんを招き、同法人が2月にカンボジアで実施した教育支援活動の報告を同校で行った。生徒約100人が、カンボジアの現状や支援の必要性を学んだ。 カンボジアでは内戦後、教育環境が整備されていない地域が残っていて、法人が学校を建設して交流を続けていることを説明。高井さんは「支援には大きな意味がある。今後も継続して行う必要がある」と訴えた。 同法人は西伊豆、松崎両町の地域活性化に取り組む。西伊豆町地域おこし協力隊も務める高井さんは1~2月に松崎高などで文房具や楽器を募り、2月に学生35人とともに、カンボジアの子ど
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西伊豆で農業体験 住民と交流 移住促進へモニターツアー
西伊豆町の地域活性化に取り組む企業「西伊豆プロジェクト」(矢岸洋二社長)は、移住促進や関係人口の増加を図るイベント「オープンタウン」を企画している。地域住民と交流したり、農業を体験したりして同町の暮らしを紹介する。 このほど、モニターツアーを行い、移住に興味がある町外の9人が参加した。同町大沢里のワサビ田では、生産者の手ほどきを受けて収穫体験を行ったり、採りたてのワサビを試食したりした。養鶏場の見学や海で釣り体験も行い、参加者は同町での暮らしに思いを巡らせた。 矢岸社長は「パンフレットだけでは伝わらない地域の魅力を知ってもらいたい。西伊豆のファンになるきっかけになればうれしい」と話した。
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4小中学校で学級・学校閉鎖 インフルエンザ
静岡県は13日、小中学校4校でインフルエンザに感染したとみられる患者計60人が確認され、学級・学校閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 下田市の中学校9人、西伊豆町の中学校31人、吉田町の小学校7人、浜松市西区の小学校13人。
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地元の児童とスポーツで交流 松崎高生徒が企画
松崎町桜田の松崎高の生徒が12日、地元の小学生に体を動かす楽しさを知ってもらおうと「新世代スポーツ交流会」を同校グラウンドで行った。同町と西伊豆町の小学4~6年生約40人が参加し、ボールを使った遊びなどを楽しんだ。 生徒会執行部と生徒有志の1~2年生が主体となって企画運営した。鬼ごっこ、ドッジボール、玉入れの3種目を行った。生徒は遊びのルール説明をしたり、鬼役を務めたりして、児童と一緒に汗を流した。 須田勝生徒会長(17)は「若い世代の力で地域を盛り上げようと思い、動いてきた。実現できて良かった」と話した。
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西伊豆のワサビ おいしさ知って 12日まで催し
西伊豆町仁科の産地直売所「はんばた市場」は11日、伊豆半島名産のワサビをPRする「わさび祭り」を行った。町内で生産されたワサビや、ワサビを使った総菜を販売した。12日も実施する。 ワサビの葉や茎を使ったおにぎりなどを販売したほか、同町の生産農家の藤井幸光さん(55)らが店頭でワサビをすりおろして試食品を提供した。藤井さんは「伊豆の豊かな自然で育ったワサビのおいしさを知ってほしい」と話した。 石垣を組み棚田でワサビを栽培する方法が「静岡水わさびの伝統栽培」として世界農業遺産に認定された日付が9日ということにちなみ、初開催した。
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記者コラム「清流」 うたのおじさん
オリジナルソングを通じて地域活性化に取り組む金刺貴彦さん(64)=西伊豆町=が2月下旬、「小さな親切」運動県本部の実行章を受けた。教員時代に始めたギターの弾き語りと作詞作曲の趣味を生かしてこども園や小学校で歌を披露し、地域で親しまれる「うたのおじさん」だ。 「音楽には地域をつなぐ力がある」と活動する金刺さん。こども園のイベントで20年以上披露する歌もあり、園児と一緒に歌うのが恒例行事になっている。「まさか表彰されるとは思わなかった」と照れくさそうに笑う顔を見て胸がいっぱいになった。 コロナで地域住民と子どもの交流が減り、溝ができたと聞く。しかし、一時は減った歌唱機会も徐々に戻ってきている
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大型サンマ漁船運航業者 報酬不払いで書類送検 西伊豆
国土交通省下田海事事務所は9日、報酬の不払いなどがあったとして船員法違反の疑いで西伊豆町の豊幸漁業と社長の男性(73)を静岡地検下田支部に書類送致した。豊幸漁業は県内唯一の大型サンマ漁船を運航している。 書類送致容疑は2019年8月6日から21年12月21日までに同社所有の漁船「第百三十五豊幸丸」(147トン)に勤務していた元船員の男性(34)に対し、報酬の不払いなどをした疑い。 同事務所によると、約56万円の不払いがあった。報酬不払いのほかにも20年のサンマ漁の最中に船内で病気が発生したにもかかわらず、同事務所に報告しなかったり、同社から男性が借りていた金銭について上限額を超えて給料か
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西伊豆町議会 18議案を可決
西伊豆町議会3月定例会は9日、2億6400万円を減額する2022年度一般会計補正予算案など18議案を原案通り可決した。 このうち、1月に建設計画中止を発表した認定こども園と小中一貫校の設計や、建設地の農用地区域(青地)除外申請書類作成などの業務委託契約解除に伴う損害賠償額を3200万円と決定し、可決した。 23年度一般会計当初予算案や同年度国民健康保険特別会計予算案など7議案は各委員会に付託した。17日に採決する。
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コンビニに車突っ込む けが人なし 西伊豆、9日午前10時ごろ
9日午前10時ごろ、西伊豆町仁科のセブン-イレブン西伊豆堂ケ島店に、同町の無職男性(65)の運転する乗用車が突っ込んだ。けが人はいなかった。下田署によると、男性が店舗前の駐車場にバックで止めようとしたところ、誤って入り口のガラス扉に突っ込んだという。店内に従業員と客数人がいたが、無事だった。
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教育関連への質問相次ぐ 西伊豆町議会
西伊豆町議会3月定例会は8日、一般質問を行い、5氏が登壇した。7日に引き続き、1月に建設計画の中止を発表した認定こども園と小中一貫校の在り方についての質問が相次いだ。 今後の方針について、星野浄晋町長は「住民を交えたワークショップで意見を集約したい」と述べるにとどまった。町教育委員会によると、ワークショップでは、喫緊の防災対策が必要なこども園に関する議論が先行されるとみられる。 このほか、子育て支援や防災対策をテーマに当局をただした。
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ノルディックウオーク、船で周遊… 旅行会社に賀茂地域満喫ツアー提案 静岡県グリーン・ツーリズム協
静岡県グリーン・ツーリズム協会伊豆支部は6日、賀茂地域の観光地や食文化などの見どころを紹介する体験型モニターツアーを行った。観光関係者に名所の案内や地元グルメの提供を通じて、ツアーのプランを商品化してもらうことが狙い。 旅行会社の社員ら3人が参加し、松崎町の田園に咲く花を見ながら、地元ガイドの案内でノルディックウオーキングを体験。西伊豆町では、クルージングやかつお節づくりに取り組んだ。参加者は美しい自然の眺望を楽しんでいた。 同協会は、春のツアーを皮切りに、季節ごとのプランも用意する予定。鈴木達志支部長(58)は「一年を通じた伊豆の魅力や楽しみ方を伝えていきたい」と話した。 7日は、下
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JA宇久須支店 詐欺被害防ぎ表彰 下田署
JAふじ伊豆宇久須支店(西伊豆町)と同支店職員の山本幸永さん(38)がこのほど、高齢者の特殊詐欺被害を食い止めたとして下田署から表彰を受けた。 1月31日に60代女性が来店。携帯電話を使いながらATMを操作する様子を不審に感じ、女性を説得、警察に通報して被害を未然防止した。 山本さんは「女性の大切な財産が守れてうれしい」と振り返った。田代圭吾署長は「日頃から詐欺防止へ連携を深めてもらっている結果だ」と称賛した。
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教育施設整備 検討重ねる 西伊豆町議会
西伊豆町議会3月定例会は7日開会し、星野浄晋町長が施政方針演説を行った。1月に建設計画中止を発表した認定こども園と小中一貫校の今後の方針について「安心できる環境で子どもを預かるため、検討を重ねる」と述べた。 町教育委員会によると、今後の計画方針について4月以降にワークショップを開催し、意見を募る。人数規模は約30人を想定し、公募枠を設けて住民参加を受け付ける。 演説では、新型コロナウイルスや観光、防災への対策に注力する考えも示した。 同日、一般質問も行い3氏が登壇した。認定こども園と小中一貫校建設中止の経緯やその後の対応をテーマに当局をただした。
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ガラス製品「診察」 作家ら修理相談会 西伊豆
西伊豆町在住のガラス作家らでつくる西伊豆硝子舎は4日、ガラス製品の修理に関する相談会「ガラスの町のお医者さん」を同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開いた。作家4人が白衣を着て医者に扮(ふん)して「問診」し、破損した品を直した。 自宅で眠る壊れたガラス製の思い出の品を持ち込んでもらい、相談を受け付ける企画。4日は、折れてしまった置物が持ち込まれ、パーツを接着する作業に取り組んだ。 イベントは、宇久須地区がかつてガラス原料のケイ石の採掘が盛んだった歴史にちなんで2022年度から開始した。
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ロケ誘致で地域活性化 「金田一少年の事件簿」など 西伊豆町が成果報告会
2022年度のロケ誘致を通じて地域活性化に取り組んだ自治体に贈られるロケツーリズムアワード地域大賞を受賞した西伊豆町はこのほど、成果報告会を同町仁科の保健センターで行った。町関係者らがこれまでの取り組みを振り返り、今後の方針を確認した。 ロケツーリズム協議会の藤崎慎一会長が司会を務め、同町の20年7月~22年2月のロケに関する問い合わせは363件、そのうち214件が決定したと報告。活動事例として、22年のテレビドラマ「金田一少年の事件簿」のロケで使ったセットを黄金崎クリスタルパークに設け、撮影スポットに活用していると紹介した。藤田会長は「今後は住民への周知と巻き込みが大事になる」と説明した
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障害者対象に無料就労相談 8日から賀茂5町 下田
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で就労相談会を開催する。参加無料。 同センターは月1回、各町で障害者対象の相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談にも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽14日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場
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高齢者用タクシー 利用件数29.7%増 松崎町議会
松崎町の深沢準弥町長は1日開会した町議会3月定例会の一般質問で、高齢者らの買い物等支援タクシー事業の利用状況について、2022年4月~23年1月の利用件数は3042件(前年対比29・7%増)で、利用料金の累計は485万円(38・2%増)だったと明らかにした。鈴木茂孝氏への答弁。 町によると、タクシーは18年度から町内で運行し、利用者の増加で事業費も増えている。町外医療機関までの交通手段としての活用について「有効だが課題が多い」と述べ、実現の難しさを吐露した。道の駅「花の三聖苑」の整備については、22年度に実施した調査の結果を受け23年度に改装の方針を決めると説明。早ければ26年度にオープン
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7日から定例会 西伊豆町議会
西伊豆町議会は27日、議会運営委員会を行い、3月定例会の会期を7~17日と決めた。2023年度一般会計予算案など37議案を審議する。一般質問は7、8の両日に行い、計8氏が登壇する。
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グラウンドゴルフ 老若男女が腕競う 松崎で大会
グラウンドゴルフ愛好家らが腕を競う「松崎町B&G海洋センター杯グラウンドゴルフ大会」(同センター主催)が25日、同町道部の町営総合グラウンドで開かれた。子どもからお年寄りまで37人が参加し、スコアを競った。 開催は3年ぶり。一般男子、一般女子、中学生以下の3部門に分かれて8ホール3ラウンドの合計打数で競った。参加者はホールを回りながら交流し、親睦を深めていた。 入賞者は次の通り。 一般男子 ①増田豊(下田市)②鶴田勉(西伊豆町)③石垣実雄(下田市)▽一般女子 ①土屋幸子(同)②村井嘉代子(同)③渡辺美千子(同)▽中学生以下 ①勝呂悠月(松崎町)②渡辺瑠珂(同)③村松理応(同)
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賀茂地区の学校統合再編 議論混迷の町も 進む少子化 道筋早急に【解説・主張しずおか】
伊豆南部の賀茂地区で小中学校の統合再編が活発化している。一方でさまざまな事情で議論が棚上げされている町もあり、先行きが見通せない。統合とは別筋の中高一貫校設立を求める動きや県立高の再編議論が複雑に絡んでくる可能性もあり、関係機関には早急に道筋を示すよう求めたい。少子化が加速する中で迅速な対応が迫られている。 「当初は不安だったが、大変大きな効果があったと受け止めている」。下田市教委学校教育課の糸賀浩課長(55)は統合効果を強調する。市内では昨春に市内4中学を1校に統合した。統合前のある中学では、教員1人が3学年全ての特定教科を受け持っていた事例もあったという。統合で一定の規模を確保したこと
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よさこい バスケB3戦で披露へ 西伊豆中生ら
西伊豆町宇久須の西伊豆中の生徒と同町でボランティア活動を行う学生が、26日に静岡市清水区で行われるバスケットボールBリーグ3部ベルテックス静岡の試合でよさこいソーランを披露する。昨秋、台風で被災した同市を元気づけようと企画した。25日は全体練習を行い、本番に向け汗を流した。 参加するのは、同校の男子、女子バスケットボール部員と、全国の学生でつくるNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の計42人。同町によるスポンサードゲームで披露する。同法人は全国の災害支援も実施する。同市が被災した際には200人以上が土砂のかき出しなどの復旧支援を行った縁もあり、実現した。 よさこいは、学生が地
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金刺さん(西伊豆)に「小さな親切」実行章 歌で地域活性化
「小さな親切」運動県本部は22日、オリジナルソングを通じて地域活性化に取り組む金刺貴彦さん(64)=西伊豆町中=に実行章を贈った。贈呈式が松崎町江奈の静岡銀行松崎支店で行われ、林剛志松崎地区支部長(53)が表彰状を渡した。 金刺さんは教員時代に始めた趣味の音楽で地域を明るくしようと、2000年ごろ活動を開始。認定こども園や小学校でギターの弾き語りを披露したり、子どもたちと合唱したりしている。 金刺さんは「音楽には地域をつなぐ力があると思う。地元に貢献できるよう続けていきたい」と話した。
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西伊豆町 当初予算案、一般会計72億円 防災対策や子育て拡充
西伊豆町は21日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比7・8%減の72億1400万円。津波などの防災対策や子育て環境の整備を重視する編成となり、町独自の電子通貨「サンセットコイン」事業関連費の特別会計への計上や、橋・トンネル整備事業などの減少により減額した。 同町仁科浜の旧消防署跡地に建設する津波等避難施設工事に4億5千万円を計上した。津波や風水害の避難施設として使用するほか、平常時には会議室としても活用できるようにする。同町仁科正円への津波避難タワー設計業務にも710万円を盛った。 子育て支援では、学校給食費全額助成事業に1500万円を計上。24年の小学校統合準備費とし
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男性の社会参加促進へセミナー 西伊豆
西伊豆町社会福祉協議会は19日、男性の社会参加のきっかけづくりをしようと、わくわく居場所づくり応援セミナー「煌け★男塾」を同町安良里の中央公民館で開いた。町内外の22人が、地域で活躍する人の事例を学んだり、参加者同士で交流したりした。 男性に多いというひきこもりを防止し、生きがいづくりを促すことが狙い。伝統保存食の潮かつおやダイビング、釣りの普及などを行う50~70代の男性が、取り組みを紹介。参加者はグループワークで、高齢化や人口減少などの地域課題を共有し、社会参加の重要性を確認した。
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西伊豆・堂ケ島公園 4月10日までイルミ点灯 「トンボロ現象」テーマ
西伊豆町仁科の堂ケ島公園を彩る「堂ケ島サンセットイルミ」(町観光協会主催)が4月10日まで、開催されている。10万球の発光ダイオード(LED)を使ったイルミネーションが夜の公園に飾られ、幻想的な雰囲気を醸し出している。 イベントは、宿泊客に散策してもらおうと2019年度に開始した。青やオレンジ色を基調としたLEDを約800平方メートルの敷地に設置。今回は、干潮時に海岸と沖合にある島が陸続きになる「トンボロ現象」をテーマに飾り付けた。 点灯時間は午後6~9時。入場無料。
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委員会のオンライン開催 静岡県内は5市町「ある」
静岡県議会と県内35市町のうち、委員会などをオンラインで開催したことがあると回答したのは、5市町(沼津、島田、掛川、袋井、河津)だった。いずれも2020年4月以降に実施していた。 5市町は、新型コロナウイルス感染症対策や災害時を想定して導入・開催したと答えた。「条例改正をしたが、その後、開催の必要性が生じていない」など、既に環境整備済みや準備中の議会は県議会を含め11自治体あった。 国が認めていない本会議のオンライン開催を「必要」としたのは11市町(31%)あり、「緊急時に備えて対応すべき」(御殿場市)、「育児、介護、障害など多様な人材が活躍できるために必要」(三島市)との意見があった。
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西伊豆町教育施設建設中止 町長、意見募る方針
西伊豆町と町教委は17日、認定こども園と小中一貫校の建設計画中止に関する保護者向けの説明会を同町安良里の中央公民館で開いた。星野浄晋町長は今後の計画について「ワークショップで住民から意見を募り町の総意をつくる」と述べ、公募枠を設けて地域住民の参加を募る考えを示した。 町は1月下旬、2027年度以降の開設を目指してきたこども園と小中一貫校の建設計画中止を発表。星野町長は中止理由について「建設地周辺の住民から強い反発があり、建設地の農用地区域(青地)の除外手続きが困難で開設が先延ばしになると考えられた」と説明した。こども園の防災対策を早急に進める考えも明らかにした。 保護者40人が参加した。
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ロケーションジャパン大賞/伊豆の国市が準グランプリ、牧之原市に部門賞 ロケツーリズムアワード/西伊豆町が地域大賞
映画、テレビドラマなどの撮影で地域を盛り上げた作品とロケ地を顕彰するロケーションジャパン大賞の授賞式が16日、都内で開かれた。伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公になった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と、積極的に観光誘客を図った同市が準グランプリに輝いた。 作品の世界観を伝える同市の大河館の来場者数は、目標の10万人を大幅に超える約20万人となった。ロケセット見学会なども通じて作品を生かしたPRを展開し、市内の経済波及効果は16億円に上るという。 山下正行市長は「コロナ禍だったが、多くのお客さまに来てもらった。受賞は夢のようで大変光栄に思う」と喜びを語った。 部門賞(支持率部門)には、映画
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高齢者の移動 地域で応援 「お助け隊」が一緒に買い物、通院 西伊豆町
外出が難しい高齢者の買い物や通院などの移動を支援する住民主体の取り組みがこのほど、西伊豆町の山間地で始まった。町の高齢化率は51・8%(2022年4月時点)と県内最高。地域の力で高齢者の移動手段を確保し、住み続けられる環境の整備を目指す。 町社会福祉協議会が「せいかつ応援倶楽部」と銘打ち始動した事業。講習を受けた生活支援ボランティア「お助け隊」が、買い物や通院などの移動支援のほか、電球の交換や掃除を行う。 2月中旬、同町大沢里地区のボランティアが、80~90代の女性3人を自家用車でスーパーに送迎した。店内まで連れ添い、買い物を手伝った。山本晴子さん(92)は「いつも日用品は家族に届けて
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3部門グランプリ選出 西伊豆町 ふるさとフォトコンテスト
西伊豆町はこのほど、町内で撮影した夕日や風景がテーマの写真を審査する「第18回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の審査会を行った。夕陽、ふるさと、ドローンの3部門で審査を行い、夕陽部門は佐藤和彦さん(松崎町)、ふるさと部門は松田恵一さん(西伊豆町)、ドローン部門はKenken Travelさん(相模原市)の各作品を最高賞のグランプリに選んだ。 県内外41人から292点の応募があった。審査会は同町仁科の町保健センターで行い、写真愛好家の筒井章さん(伊東市)や星野浄晋町長が審査員を務めた。グランプリのほか、特選、入選、佳作の35点を選んだ。 入賞作品は、町が秋ごろ製作するカレンダー
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静岡人インタビュー「この人」 学生らと町をつなぎ新規ビジネス創出を図る地域おこし協力隊 高井洋季さん(西伊豆町)
2020年に西伊豆町地域おこし協力隊に就任。同町の地域活性化を進めるNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の元職員で、現在理事として学生と町のハブ役を務め、新規ビジネスの創出を図る。隊員の定住促進や働きやすい体制づくりのほか、地域課題解決を促すために官民連携を進める。横浜市出身。41歳。 -就任のきっかけは。 「国際協力について学ぶために留学した経験がある。その際、東日本大震災が発生したのを機に日本を拠点として国内諸地域の課題解決に取り組もうと決めた。これまでは学生を介在して地方創生に携わってきたが、自身がプレーヤーになりたいと考えた。西伊豆は人口減少が進む中で、問題意識を持っ
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子どもに居場所「カフェ」 住民らと食事やレクリエーション 西伊豆「ちゃぶだいクラブ」が開設
西伊豆町田子地区の住民ボランティア団体「ちゃぶだいクラブ」が、子どもの居場所づくりの取り組み「子どもカフェ」を開始した。地域とのつながりが希薄になる中、多年代と交流する場所を子どもに提供し、成長を促していく。 同団体は、2022年度に発足し、田子地区まちづくり協議会の会員有志でつくる。「旧かしわや食堂」を拠点に食事を振る舞ったり、レクリエーションを行ったりする。 2月上旬、集まった児童生徒にカレーライスを振る舞った。児童らはカレーを食べながら、地域の住民と会話を楽しんだ。今後は、お菓子づくりや学習の補助も行う予定。 椿直光代表(69)は「かつて家族がちゃぶ台を囲んでいたように、地域の交
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記者コラム「清流」 「おかしい」のアンテナ
節分には大豆をまくことが当たり前。今冬、そんな常識が覆る経験があった。 長野県の友人宅を訪れた際、庭に落花生が落ちていた。友人いわく、「これが普通」。いや大豆の方が大多数だろうと思い、後日調べてみると、雪国や産地では落花生をまく習慣があるらしい。 西伊豆町のこども園では、豆まきで新聞紙を丸めて投げた。なぜ大豆ではないのか。大豆による窒息する事故を防ごうと、消費者庁が5歳以下の子どもには与えないよう呼びかけており、園では誤飲防止のため数年前から新聞紙を使っていると知った。 常識は、地域や時代によって異なると再確認した。「おかしい」と思うアンテナを高く張ることが、知見を広げる好機になるかも
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稲取高生が考案 給食「おいしい」 最優秀賞メニュー、地域食材を使用 東伊豆
静岡県賀茂農林事務所の「高校生による給食コンテスト」で最優秀賞に輝いた稲取高(東伊豆町)生徒による献立が7日、町内の小中学校と幼稚園6施設の給食に登場した。地域食材を使ったメニューに約650人が舌鼓を打った。 西伊豆町伝統の保存食潮かつおをだしに使ったけんちん汁や、魚のキノコあんかけなどを考案したのは木下花音さんと加瀬麻央さん(いずれも3年)。稲取小を2人が訪れ、感想を問うと児童たちは一様に「おいしい!」と満足げな表情を浮かべた。 同校卒業生の加瀬さんは「母校の子供たちに食べてもらえるなんて」と声を弾ませ、木下さんも「小学生の笑顔が見られてうれしい」と喜んだ。 コンテストには4校から1
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障害者が対象 無料就労相談 8日から賀茂5町で開催
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象の相談会を開いている。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場▽21日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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あめやチョコ 菓子まき夢中 西伊豆・仁科 こども園で節分
西伊豆町仁科の仁科認定こども園では、豆まきに加え、菓子まきが行われた。園児42人は袋を手に、あめやチョコレートなどを拾い集めた。 子どもたちに多くの「福」を拾ってもらおうと、豆まきの後に行った。町社会福祉協議会の柏木昇会長らが菓子をまくと、園児は夢中になって手を伸ばしていた。 同町田子の伊豆海認定こども園でも豆まきが行われた。
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新生児の手形 ガラス製の記念品に 西伊豆町在住作家が制作
西伊豆町は1日、新生児に贈るガラス製の記念品に付ける手形取りを同町仁科の町福祉センターで行った。町内在住のガラス作家が3月中旬までに、赤ちゃんの手形を施した小物入れやフォトフレームを制作する。 宇久須地区がガラス原料のケイ石の産出が盛んだった歴史にちなんで旧賀茂村時代に始まった恒例行事。2022年7~12月に生まれた赤ちゃんを対象に実施した。親子3組が参加し、赤ちゃんは母親に抱かれながら、手にインクを付けて紙に押し付けた。 次男の琥二郎君と訪れた堤久美子さん(33)は「写真以外で思い出として取っておけるものは少ないのでうれしい。長男の記念品と二つ並べるのが楽しみ」と話した。
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文具や楽器寄せて 西伊豆中と松崎高 カンボジアに贈ろう
NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)は9日まで、カンボジアの子どもに寄贈する学用品を西伊豆町の西伊豆中と松崎町の松崎高で募っている。 回収しているのは、使用できる文房具や楽器など。両校の昇降口に設置したボックスで集めている。寄せられた品は13~21日、学生らが教育支援活動のためにカンボジアを訪れる際に届ける。 同法人は全国の学生で組織し、両町の地域活性化に関わる。2008年から寄付を募り、これまでにカンボジアに8校の小中学校を建設してきた。
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2月20日から建設計画中止の説明会 西伊豆町のこども園と小中一貫校
西伊豆町は20日から4日間、認定こども園と小中一貫校の建設計画中止に関する説明会を5地区で開く。星野浄晋町長らが中止の経緯について説明する。 仁科地区(20日、福祉センター)を皮切りに、田子(21日、田子公民館)、宇久須(22日、住民防災センター)、大沢里(24日、祢宜の畑公民館)、安良里(24日、中央公民館)の各地区で開催する。開始時間は、午後7時から。大沢里地区は午後2時から。 町は、先川地区への2027年度以降の早期開設を目指してきたが、1月27日、計画の中止を発表した。
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静岡県職員の工事費水増し 8日地裁判決 予算消化優先の組織風土「余れば上司に迷惑」重圧か
行政予算は使い切るべきか-。公共工事の予算を消化するため虚偽の公文書を作成し、事業費を増額させて県に損害を与えたとして虚偽有印公文書作成・同行使と背任の罪に問われた県職員の男の判決が8日に静岡地裁で言い渡される。 男は起訴内容を認め、「予算を全て執行しなければいけない雰囲気が(職場に)あった」と証言。公判では事業費の抑制より予算消化を優先的に捉える組織風土の一端も浮き彫りになった。その背景に専門家は「公務員は予算額通りに仕事を進めることが職務評価につながる傾向がある」と分析する。 「予算が余れば迷惑がかかる」。法廷で動機を語ったのは県職員の男(32)=停職4カ月の懲戒処分=。県下田土木事
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西伊豆で「バイオ炭」農法 野菜作り、環境に優しく 学生団体がブランド化 CO2削減へ
NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生が、生物由来の資源を使った「バイオ炭」を土壌に混ぜる農法を活用し、二酸化炭素(CO2)を削減しながら野菜を栽培する取り組みを西伊豆町で進めている。同町でかつて起きた豪雨災害に伴う救援活動をきっかけに、地域の活性化に携わっている同法人。耕作放棄地を使い、環境に優しい野菜としてブランド化を目指す。 IVUSAは全国の学生で組織する団体。2013年7月の大雨により同町で土砂災害や浸水被害が発生した際、学生約100人が土砂のかき出しなどの災害ボランティアを担った。支援活動が縁となり、14年からは地域のイベント運営や景勝地の景観保全にも携わってい
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災害ボランティア 受け入れ体制学ぶ 西伊豆で養成講座
災害時のボランティア受け入れや活動先の調整を行う「災害ボランティアコーディネーター」の養成講座が29日、西伊豆町宇久須の町住民防災センターで開かれた。地域住民ら14人が参加し、ボランティアの支援体制づくりを学んだ。 町社会福祉協議会と、住民有志でつくる町災害ボランティアコーディネーター連絡会が主催した。2022年夏、松崎町が被災したことを受けて台風による浸水被害を想定。参加者は災害ボランティア本部の運営訓練に臨み、受け付けや機材の貸し出しなどの進行を体験した。同町では13年、豪雨による土砂災害や浸水被害が発生した。同連絡会の仲田慶枝代表は「コロナで開催は久しぶり。平常時から災害に備える必要
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西伊豆町 こども園と小中一貫校建設 8年議論の計画白紙に
西伊豆町は27日、2027年度以降の早期開校を目指してきた認定こども園と小中一貫校の建設計画を中止すると明らかにした。同町では再編案や建設地について約8年にわたって議論されてきたが、最終案が白紙になり、計画の大幅な見直しを迫られる。 星野浄晋町長は町役場で会見し、「子どもの安全確保を第一に考えてきたが、保護者以外の地元住民の同意が得られなかった」と述べ、「一区切りして違うアプローチをした方が良いと判断した」と吐露した。今後は現行の校舎や園舎の防災対策を進める方針。再編統合については、近隣町に連携を呼びかける考えを示唆した。 今回の計画白紙化については、町が1月中旬に5地区で開催した住民懇
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西伊豆の展望所で出火 壁内から出火
25日午後5時ごろ、西伊豆町田子の大田子海岸夕陽展望所で出火し、内壁と床の一部を焼いた。下田消防本部などによると、壁内から出火したとみられる。同消防本部と下田署が原因を調べている。展望所は夕日の名所として知られ、観光客らが訪れる。
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地域おこし協力隊 候補者の裾野拡大、不安解消へ南伊豆で体験
新たな観光振興や特産品づくりなどに取り組む「地域おこし協力隊」。南伊豆町は首都圏をはじめとした県外からの人材確保を目指し、期間限定で活動を体験できるインターンの受け入れを始めた。着任後に隊員が地域で感じるイメージの不一致解消などが狙いで、国の制度を活用して町への関心も促す。協力隊制度を活用している他の各市町や県によると、本県で初の試みとみられる。 昨年12月中旬、南伊豆町の地場産品直売所「南伊豆湯の花」。町が初めて受け入れたインターンの2人が、交流サイト(SNS)で情報発信するための写真を撮影していた。約2週間の期間中、広報役などを体験。町は今年2月下旬までに20人ほどを受け入れる見込み
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静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合理事長/加藤賢二氏 高価値化へ転換不可欠【難局に挑む 新年トップインタビュー⑧】
―2023年の観光業をどう見通すか。 「新型コロナウイルスの影響を大きく受けた観光業だが、22年以降は手探りながらウィズコロナの付き合い方が見えてきた。国内客を中心に22年10月はコロナ禍前の9割まで回復。静岡空港の国際線再開も決まり、インバウンド(訪日客)の増加が期待できる。インバウンドもコロナ禍前のような団体旅行から小グループへの転換が見られ、受け入れ態勢の再構築を急がなければいけない」 ―国内需要のつなぎ止めやインバウンド受け入れに何が必要か。 「価格競争ではなく、高付加価値、高品質のおもてなしを提供する形態に転換する契機としたい。コロナ対応の国の補助を受け、高付加価値化に向け
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西伊豆町長と住民が意見交換 認定こども園 小中一貫校建設
西伊豆町は16日、文教施設整備事業の地区懇談会を始めた。宇久須地区を皮切りに、安良里、田子、仁科、大沢里の5地区で20日まで開催する。宇久須地区では住民ら約50人が参加し、星野浄晋町長らと認定こども園と小中一貫校の建設に関して意見交換した。 建設を巡っては2022年11月、有識者らでつくる文教施設等整備委員会が町の方針である同町仁科の先川地区が建設地として妥当とする答申書を町に提出した。2027年度以降の早期開設を目指している。 星野町長は「ベストは難しいが、ベターな提案をできるよう意見を聞いていく。子どもたちが安全に通学、教育を受けられるようにする」とあいさつ。教育委員会が、これまでの
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地域おこし協力隊員 鶏卵の販売開始 西伊豆・酒井さん「養鶏軸に地域活性化」
西伊豆町地域おこし協力隊の酒井宏治さん(53)が、同町宇久須の養鶏場で生産した鶏卵の販売を開始した。栽培する農産物の廃棄部分などを飼料とし、鶏ふんは農業用肥料に使い、循環させる仕組み。今後は販路を開拓し、特産品として定着させる考えだ。 酒井さんは2020年に協力隊に委嘱された。新型コロナウイルス禍で活動が一時制限されたが、使われていなかったビニールハウスの整備を行い、22年夏に養鶏を開始した。現在は約225平方メートルの敷地で約200羽を平飼いする。飼料の栄養価を高めたり、ハウス内の温度管理を徹底したりしている。 22年12月中旬には、町内のスーパーや直売所などで卵の販売を始めた。新た
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高校生 ICT業界の「リアル」学ぶ 松崎で講座
西伊豆、松崎両町、日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)は13日、松崎町桜田の松崎高で「ICT業界で働くリアルな姿」と題して講座を開いた。生徒らは情報通信技術(ICT)業界の働き方を学び、進路について考えた。 JUSAはテレワークなどを推進する事業者団体。会員企業の8氏がICT業界に向いている人物像や、リモートワークが普及した理由を紹介した。通信販売業などを行う「Enjoy(エンジョイ)」(西伊豆町)の土本直矢社長は「自分が楽しいと思えることを仕事にしてほしい」と話した。 西伊豆、松崎両町とJUSAが2022年に結んだ包括連携協定に基づいて開催。会員らもオンラインで聴講した。
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障害者対象の無料就労相談 賀茂地区で11日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は11日から、賀茂郡5町で無料就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象に相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。 いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 11日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽17日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽19日午後1時半~ 南伊豆町役場
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スマホ誤作動で勝手に119番 静岡県内消防、注意呼びかけ「確認の連絡応じて」
エッ、私が119番を!?-。市民らが気付かないうちに119番通報をしてしまい、消防が万が一の確認のため駆け付ける事態が県内で発生している。最新のスマートフォン機能も一因にあるとみられ、消防関係者は「間違えた際は必ずその後の連絡に応じてほしい」と呼びかける。 2022年11月上旬の下田消防署(下田市)。西伊豆町から119番が入った。ところが、電話口からは応答が無い。通報者に不測の事態が生じた可能性を念頭にGPS機能で逆探知し、駆け付けたのは消防車と救急車3台に隊員8人。すると出動後に通報者が消防からの連絡に応じ、男性が「119番したことに気付かなかった」と説明した。 下田消防本部によると、
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松崎産米であんこ餅 老舗菓子店「西伊豆知るきっかけに」
西伊豆町仁科の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」が、松崎町産の米を使ったあんこ餅の販売を始めた。地域の活性化を目指して次々と新商品を考案する同店。荻田真理子代表(70)は「日本人に愛される餅を通じ、地域に興味を持ってもらいたい」と意気込む。 同店は2022年にかつての看板商品「長九郎餅」の販売を再開。餅の製造環境を整備したことを機に、地元産の米2種を活用した商品開発を構想した。松崎町の石部棚田で収穫されたもち米と、同町のとんび農園の古代米を材料にした。 商品は「月のうさぎ餅」。棚田のもち米を使った「棚田のそよ風」は弾力があり、昔ながらの素朴な味わいが特徴。古代米が原料の「古代の語り」は、きめ
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西伊豆のサンマ漁船 乗り初めで豊漁祈願 住民にサバ振る舞う
静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」を操業する西伊豆町の豊幸漁業は2日、豊漁と安全を祈願する恒例の「乗り初め」を同町安良里の安良里漁港で行った。船に大漁旗を掲げ、地域住民に水揚げした魚や潮かつおを提供した。 例年は船員が船上からサンマをまくが、昨年の不漁を受けて代わりにサバ700匹を港に設置。集まった大勢の地域住民らが夢中になって冷凍のサバを拾い集め、新年の活気にあふれていた。 同船は2022年、ロシアのウクライナ侵攻に伴う日ロ関係の悪化を受け、例年8月の出港が10月にずれ込んだ。帰港後の11月下旬にはサバ漁に切り替えていた。
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もち投げ盛況「“福”を拾って」 西伊豆町観光協会
西伊豆町観光協会は2日、同町仁科の堂ケ島公園で新春もち投げ大会を行った。町や観光関係者、年男年女が、集まった観光客らに向けて約8千個の餅をまき、新年のにぎわいを楽しんだ。 星野浄晋町長は「暖かな日差しの中、新年を迎えられた。少しでも“福”を拾って楽しんでいって」とあいさつ。参加者は、両手を大きく広げて夢中で餅を受け取った。 餅の中には当たりが含まれていて、拾った参加者には伝統保存食「潮かつお」などを贈った。同協会の塩沢一志会長は「今年は国内外の観光客が来やすい環境をつくっていきたい」と話した。
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西伊豆で正月マラソン大会 3年ぶり開催 97人が健脚競う
西伊豆町の恒例行事「第55回正月マラソン大会」(実行委主催)が1日、同町で開かれた。旧賀茂村時代から続いている伝統のイベント。すがすがしい元旦の空気の中、町内外の97人が同町宇久須の賀茂小をスタートし、健脚を競った。 大会は1966年に村主催の駅伝大会として開始。現在も町職員や住民有志でつくる実行委が企画し、地域住民が交通整備などを行う。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。 親子で参加するファミリー(1・5キロ)、2・5キロ、5キロの3コースを男女別で実施した。参加者は学校周辺の住宅街や川沿いを懸命に走り、沿道からの声援に応えた。矢岸高弘委員長(65)は「楽しみにしている人
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「学生職員」6人に任命書 西伊豆町、インターン受け入れ
西伊豆町は28日、インターンシップで受け入れるNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)のメンバーの任命式を町役場で行った。2023年1月6日まで庁舎内で「学生職員」として業務にあたる。 地方自治体職員の仕事に興味を持ってもらおうと毎年行っている。学生はふるさと納税の事務作業などを体験する。任命式では、星野浄晋町長が6人に任命書を手渡した。 日本大2年の小林俊輝さん(20)=三島市出身=は「町に興味を持って参加した。進路の選択に生かしたい」と意気込んだ。 星野町長は「インターンを機に今後も町と接点を持ってもらいたい」と話した。
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湯治場から憩いの場に 松崎・大沢温泉依田之庄開館2年
松崎町の町営日帰り温泉施設「大沢温泉依田之庄」は27日、オープン2年を迎えた。約250年前に開かれ、泉質の良さから古くから「化粧の湯」と呼ばれ湯治場として親しまれてきた大沢温泉郷。廃業したホテルの浴場を改修した施設は、新たな憩いの場として定着しつつある。 施設は、築300年の歴史がある県指定有形文化財「旧依田邸」内に位置する。同邸宅の歴史情緒を生かし、温泉郷の中心施設として営業していた旧大沢温泉ホテルを町が2017年購入。20年12月に開館した。 町によると、施設の知名度は徐々に向上し、21年度までは同町民と西伊豆町民の利用が多かったが、22年度は町外の利用客の割合が高くなった。 27
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西伊豆町の10大ニュース 「サンセットコイン還元」1位
西伊豆町はこのほど、2022年の10大ニュースを発表した。1位は「サンセットコイン10パーセント還元キャンペーン開始」(5月)。「西伊豆中の新校歌完成」(7月)を2位、「マイナポイント第2弾特設会場を開設」(7月)を3位に選んだ。 このほかのニュースは次の通り。 ④加山雄三ミュージアム閉館、伊豆トリックアート迷宮館開館(6、7月)⑤文教施設等整備委員会が「建設予定地は先川地区が妥当」と答申(11月)⑥ベルテックス静岡、静岡ブルーレヴズと協定締結(6、10月)⑦子ども議会初開催(11月)⑧町が第13回ロケーションジャパン大賞にノミネート(11月)⑨第18回夕陽のまち西伊豆町ふるさとまつりを
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白や透明、赤のガラス作品紹介 西伊豆
国内外のガラス作家が制作した作品を紹介する「白・無色/赤のガラス-対比と対話」展が2023年6月21日まで、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開かれている。白や透明、赤色をテーマにした収蔵品28点を紹介する。 オブジェや器など大小さまざまな立体作品が並ぶ。赤色を基調にした円形の作品は、板ガラスを何重にも接着させて作られていて奥行きが楽しめる。白色の小さな突起状のガラスが組み合わさった作品も目を引く。
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文教施設整備事業 1月に地区懇談会 西伊豆町
西伊豆町は21日、2023年1月16~20日に文教施設整備事業の地区懇談会を開くと発表した。認定こども園と小中一貫校の建設に関する町の方針を説明するほか、住民からの質問を受ける。 宇久須地区(16日、宇久須住民防災センター)を皮切りに、安良里(17日、安良里中央公民館)、田子(18日、田子公民館)、仁科(19日、福祉センター)、大沢里(20日、祢宜の畑公民館)の各地区で開催する。時間は午後7~9時。大沢里地区は午後2~4時。 建設を巡っては、文教施設等整備委員会が町の方針である同町仁科の先川地区が建設地として妥当とする答申書を町に提出。町議会12月定例会では、整備に関する調査設計業務費を
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運転ボランティア養成 西伊豆町社協、高齢者支援へ講座
西伊豆町社会福祉協議会は17、18の両日、高齢者の買い物や外出の手助けをする運転ボランティアの養成講座を同町宇久須で開いた。参加した町民11人が車の運転実習に臨んだり、車いすの扱い方を学んだりした。 認定NPO法人かながわ福祉移動サービスネットワークのメンバーが講師を務めた。参加者は講座を受けた後、実際に乗用車を運転し、車いすを乗せて走行する際の注意点を学んだ。右左折ではスピードを落としたり、一時停止では特に気をつけたりするよう指導を受けた。 同町は2020年から講座を開始した。21年以降は、同社協が講座開催の担い手となり、これまでに29人が講座を修了した。
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防犯功労者 管内1市5町17人を表彰 下田署
下田署はこのほど、防犯功労者への表彰伝達と署長感謝状の贈呈式を同署で開いた。管内1市5町の17人を表彰した。 防犯協会の関係者や検視に協力した医師らに田代圭吾署長が賞状を手渡した。田代署長は「長年にわたる地域への貢献に深く感謝したい」とたたえた。 受賞者は次の通り。 【県防犯協会連合会防犯功労者表彰】長田雅彦(河津町) 【署長感謝状】木田敏則(下田市)河井栄(同)高木洋行(西伊豆町)塩沢一志(同)浅井真(松崎町)大村敏之(西伊豆町)大石栄子(松崎町)大石延正(西伊豆町)藤井健仁(同)石井洋之(東伊豆町)高木徳一郎(西伊豆町)日吉美千子(下田市)河井文健(同)飯島孝明(南伊豆町)宮川栄
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佐藤教育長が退任 「成就感がある」 松崎町
松崎町の佐藤みつほ教育長(71)の退任式が16日、同町宮内の町環境改善センターで行われた。佐藤教育長は在職期間を振り返り「厳しかったけど楽しかった。そんな成就感がある。人に恵まれとても良い5年間だった」と感謝を伝えた。 佐藤氏は下田市立白浜小や同市立朝日小の校長を歴任し、2017年に就任。情報通信技術(ICT)や防災教育などの拡充に努めた。深沢準弥町長は「子ども目線で考え、幼児教育の大切さを教えてくれた。職員のことも気に掛けてくれた」とねぎらった。 佐藤氏は職員から花束を受け、多くの職員や町議が見送る中、笑顔で庁舎を後にした。 後任には、18日付で元西伊豆町立田子小校長の平馬誠二氏(6
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静岡県警音楽隊 こども園で演奏 西伊豆
静岡県警音楽隊のメンバーがこのほど、西伊豆町仁科の仁科認定こども園を訪れ、演奏を披露した。1~5歳の園児44人が、トランペットやチューバの心地よい音色を楽しんだ。 メンバー9人は「いぬのおまわりさん」や「ミッキーマウスマーチ」などなじみのある約10曲を披露。園児は手拍子を取って音楽を満喫した。 県交通安全協会下田地区支部の交通安全教室もあり、園児は横断歩道の正しい渡り方などを学んだ。
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安良里地区 住民有志がきれいに清掃 西伊豆
西伊豆町安良里の住民有志でつくる安良里地区まちづくり委員会(近藤安会長)はこのほど、同地区で清掃活動を行った。参加した約30人が、旧賀茂幼稚園周辺のごみや落ち葉を拾い集めた。 毎年実施する恒例行事。参加者は雑草を抜いたり、側溝にたまった落ち葉を集めて袋に詰めたりした。近藤会長は「掃除をすることで正月を気持ちよく迎えられる」と話した。
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自転車で行く西伊豆の魅力 スルガ銀行と駿河湾フェリー、SNSで発信 共同事業「サイクリング223」
スルガ銀行(沼津市)とふじさん駿河湾フェリー(静岡市清水区)はこのほど、共同シティープロモーション事業「サイクリング223」を始めた。清水港とフェリーで結ぶ伊豆半島西海岸を同銀行職員らが自転車で訪れ、交流サイト(SNS)を通じてその魅力を発信する。 駿河湾を横断するフェリー航路「県道223(ふじさん)号線」にちなんだ企画。花見の季節になる来春にかけて撮影し、自転車で訪れる伊豆半島西海岸の観光名所、富士山と駿河湾を望む絶景スポット、おすすめ店舗、フェリー乗船者限定の御朱印がある神社仏閣などを紹介する。 公開を始めた第1弾は「夕日の町」として知られる西伊豆町。第2弾は23年2月に伊豆市土肥地
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豊かな新年願い 潮かつお飾り 西伊豆の保存食、出荷へ連日作業
西伊豆町田子地区の冬の伝統保存食「潮かつお」のお飾りづくりが13日、同地区のカネサ鰹節商店で始まった。神棚や玄関につるす新年の縁起物。15日以降の出荷に備え、連日作業が行われる。 西風にさらして乾燥させたカツオに、松崎町で収穫した稲わらと、幣束を飾り付ける作業を行った。潮かつおは「正月魚(しょうがつよ)」とも呼ばれ、豊漁豊作を願って12月下旬から1月上旬まで、各家庭で飾った後に味わうのが昔ながらの風習となっている。 受注生産を続け、現在は約50件の注文が入っているという。芹沢安久副代表(54)は「今年の品は例年よりも大ぶりなので迫力がある。地域独自の文化として残していきたい」と話した。
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高齢者生活支援へ 西伊豆町社協がボランティア養成講座
西伊豆町社会福祉協議会はこのほど、高齢者の身の回りの手伝いをする生活支援ボランティア「お助け隊」養成講座を同町大沢里の町祢宜の畑公民館で開いた。同地区の住民ら22人が、高齢者の特性や活動内容を学んだ。 町社協は2021年から、高齢者の買い物やごみ出しなどの世話を行う住民ボランティアを育成するための講座を開催する。県地域包括ケアシステム推進アドバイザーの松川竜也さん(46)が講師を務め、社会参加によるフレイル(虚弱)予防の重要性や具体的な支援の方法などを説明した。参加者は、住民主体の地域づくりの大切さを学んだ。
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障害者対象に無料就労相談会 賀茂5町で13日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は14日から賀茂5町で無料就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象に相談会を開いている。就労相談以外にも、障害者手帳取得や医療費助成の相談なども受け付けている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 14日午前10時~ 西伊豆町役場、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午後1時半~ 南伊豆町役場▽20日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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高校生給食レシピコンテスト 木下さん加瀬さんV 東伊豆稲取高
東伊豆町の稲取高3年の木下花音さんと加瀬麻央さんのペアが、県賀茂農林事務所の「高校生による給食コンテスト」で最優秀賞に輝いた。12日に同校で表彰式が開かれ、2人は「栄養価が高く、おいしい伊豆の食材を小学生に食べてもらいたい」と声を弾ませた。2人のレシピは管内の小中学校給食で提供予定。 2人は「体に優しい」をテーマに、西伊豆町伝統の保存食潮かつおをだしに使ったけんちん汁や、タラのキノコあんかけなどを考案。クチナシで色を付ける東伊豆の伝統食「黄飯」も添えた。 コンテストは子供たちの地場産品への関心を高めようと2015年度から開催。今回は4校から19点の応募があり、地元の料理人や栄養士らが審査
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新教育長に平馬誠二氏 松崎町議会
松崎町議会12月定例会は8日、12月中旬で任期満了となる佐藤みつほ教育長の後任に元西伊豆町立田子小校長の平馬誠二氏(61)を充てる人事案など5議案を原案通り可決、同意、適任として閉会した。平馬氏の任期は18日~2025年12月17日の3年間。 平馬氏は松崎町在住。下田市立稲梓小や西伊豆町立賀茂小の校長を歴任。18年から同町立田子小校長を務め、22年3月に退職した。12月17日に退任する佐藤氏は、17年12月から2期5年務めた。 このほか、22年度岩地集落排水事業特別会計補正予算案などを原案通り可決した。
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19議案を可決 西伊豆町議会閉会
西伊豆町議会12月定例会は8日、同町と下田、松崎、南伊豆の1市3町が進める広域ごみ処理事業の組合設置案など19議案を原案通り可決、適任として閉会した。 広域ごみ処理事業は、下田市清掃センター敷地内の焼却施設の代わりに、新焼却施設を整備する計画。南伊豆町議会12月定例会では同事業の組合設置案は否決。松崎町議会12月定例会では可決されていた。 このほか、町有施設指定管理者の指定についての議案なども原案通り可決した。
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小中校の給食 無償化を検討 西伊豆町議会一般質問、町長答弁
西伊豆町の星野浄晋町長は7日の西伊豆町議会12月定例会一般質問で、小中学校の給食費について今後、無償化の検討を進める考えを示した。増山勇氏への答弁。 町によると、町内の小中学生は約300人。学校給食費については現在、小学生1人当たり月額4470円、中学生1人当たり5560円。町が2022年度から半額を助成している。町教委の委員にも、無償化を求める声がある。 このほか、10億3千万円を追加する2022年度一般会計補正予算案など4議案を原案通り可決した。認定こども園と小中一貫校の整備に関する調査設計業務費980万円を削除する議員発議の修正動議が提出されたが、反対多数で否決された。
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一般質問4氏登壇 西伊豆町議会開会
西伊豆町議会12月定例会は6日開会し、会期を8日までの3日間と決めた後、4氏が一般質問を行った。津波対策などの防災や高齢者の買い物支援をテーマに当局をただした。7日も一般質問を行い、4氏が登壇する。
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西伊豆町 小学生トリオ躍動 好走でチームに勢い【市町対抗駅伝】
西伊豆町の小学生3人が全員区間3位の好走でチームを勢いづけ、目標の2時間31分台達成に貢献した。 2区で順位を二つ上げた堤蓮王選手(12)=西伊豆仁科小6年=は「最初からスピードに乗れた」と話す。初出場した3区の宇都宮心愛選手(11)=西伊豆田子小5年=は順位を維持したが「目標の5人抜きができず悔しい。次は区間賞を狙う」と誓った。9区の山本滉一郎選手(12)=同6年=も初出場。「たすきを受け気合が入った」と振り返った。 渥美貴弘監督(48)=西伊豆賀茂小教諭=は「3人がチームをけん引してくれた。よくやった」とたたえた。
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西伊豆町チーム 夫婦、親子、きょうだい…家族のつながり武器にたすきつなぐ【市町対抗駅伝】
第23回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する西伊豆町チームは、夫婦と親子が1組、きょうだい2組が所属し、選手の多くが家族というメンバー構成でたすきをつなぐ。高齢化や人口減少が進み代表選手の選出に手を焼く中、家族同士で励まし合い実力を付けてきた。家族のつながりを武器に、冬の駿河路を駆ける。 11月30日夕、同町宇久須の賀茂小で練習が行われていた。照明に照らされた1周200メートルの土のグラウンドで、選手同士が「ファイト」「ラスト踏ん張れ」と声を掛け合う。渥美貴弘監督(48)は「性別や年齢に関係なく、記録が近い選手を目標にし合って切磋琢磨(せっさたくま
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選手の活躍願いエール 西伊豆町チーム壮行会【市町対抗駅伝】
西伊豆町チームは2日、町役場前で壮行会を行った。集まった町職員らは、選手の活躍を願って送り出した。 渥美貴弘監督は地域から受けた声援に感謝を述べた上で「それぞれの目標に向かって頑張ってほしい」と選手を鼓舞した。星野浄晋町長が渥美監督に団旗を手渡したほか、地元の園児も駆け付けてエールを送った。
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6日から定例会 23議案を審議 西伊豆町議会
西伊豆町議会は1日までに、12月定例会の会期を6~8日の3日間と決めた。本年度一般会計補正予算案など23議案を審議する。一般質問は6、7の両日に行い、計8氏が登壇する。
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よく知らない、処理が面倒...未利用魚を学校給食に 西伊豆の直売所「食料問題知って」
知名度の低さや処理にかかる手間が理由で市場に出回らない「未利用魚」「低利用魚」を、西伊豆町仁科の産地直売所「はんばた市場」が、地元小中学校の給食メニューの食材として提供を始めた。「もったいない」を合言葉に認知度を向上させ、消費拡大に努める。 10月下旬、西伊豆町宇久須の賀茂小などでブダイを使った竜田揚げが提供された。ブダイは海中に海藻がなくなる「磯焼け」の原因とされるものの、あまりなじみがなく食べられていないという。栄養教諭の水口朋美さん(41)は「地元の魚を知ってもらう良い機会。社会問題についても考えるきっかけになる」と話す。初めて食べる児童も「歯ごたえがいい」「あっさりしていておいしい
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高血圧予防へ減塩の給食考案 賀茂地区で提供
賀茂地区の小中学校の教員らでつくる賀茂教育研究会はこのほど、同地区29の小中学校と幼稚園で減塩をテーマにした統一の給食献立を提供した。子どもたちは野菜を多く使ったり、うまみを生かしたりしたメニューをおいしそうに味わった。県賀茂健康福祉センターによると、同地区は干物や漬物を好んで食べる人が多く、県内でも高血圧症有病者の割合が高い。子どもの頃から高血圧予防のために薄味に親しんでもらおうと、同地区の栄養教諭らが献立を考案した。 西伊豆町宇久須の賀茂小では、ブダイのさんが揚げやさつま汁、のりあえを提供した。食塩相当量は2グラム未満に設定し、加工品を控えるなど減塩のこつとなる情報も教えた。
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「潮かつお」づくり 歴史や工程学ぶ 西伊豆で体験会
静岡県内の生産者らでつくる団体「スローフード富士山」(芹沢安久代表理事)はこのほど、西伊豆町田子地区の伝統保存食「潮かつお」づくりの体験会を同地区のカネサ鰹節商店で開いた。県内外から参加した15人が潮かつおの歴史や製造工程について学んだ。 スローフード富士山は日本スローフード協会に加盟する団体で、地域に根付く食文化の発信などに取り組む。体験会では、芹沢代表理事が講師を務めた。参加者はカツオをさばいたり、塩を詰めたりする作業に励んだ。潮かつおを使った料理の試食もした。 潮かつおは乾燥させて仕上げた後、12月に届けられる。
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伊豆半島の暮らし紹介 都内で移住相談会
首都圏の移住希望者を対象にした「伊豆半島移住相談会」(賀茂地域ふれあい事業推進協議会主催)がこのほど、都内で開かれた。伊豆半島の自治体や仕事、住まい関連の計22団体の職員や先輩移住者らが、伊豆の魅力や暮らしを紹介した。 三島市は品川駅から新幹線で約40分というアクセスの良さを強調。新型コロナ禍で主流になったテレワークを活用し、転職せずに引っ越しができる利点をアピールした。 鉄道が通っていない西伊豆町は移動の不便さを説明した上で、堂ケ島など有名観光地の景観の美しさを挙げ「鉄道がないからこその町の静けさが魅力」とPRした。 来場者は年代が幅広く、漠然と移住を検討していたり、旅行で訪れたこと
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記者コラム「清流」 進む冬支度
11月になり朝晩の寒さが増し、冬の足音が近づいてきた。最近、西伊豆と松崎で伝統的な冬の保存食の製造工程を目にする機会があった。季節の変わり目を迎え、伊豆西海岸では冬支度が進む。 西伊豆町田子の「潮かつお」。塩漬けにしたカツオを風にさらして乾燥させる製法を長年続けていて、大きなカツオが竹ざおにつるされる様子は迫力満点だ。松崎町大沢では、いろりがあった家庭で親しまれた「焼きアユ」づくりを見た。黄金色に焼き上がったアユが美しく香ばしい香りが食欲をそそった。 両方とも昔ながらの製法を続ける品で、なかなかお目にかかれない。厳しい冬を乗り越えるために先人から引き継いだ製法は、地域を象徴する文化だ。い
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美しい夕景写真 カレンダー製作 西伊豆町
西伊豆町はこのほど、2023年版のカレンダー約3千部を製作した。22年度夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテストで入賞した作品36点を掲載し、町内で見られる美しい夕焼けや海などの写真を楽しめる。 表紙には、夕陽部門グランプリに輝いた、仁科港で夕日に照らされる漁船をとらえた写真を選んだ。一面のヒマワリ畑や打ち上げ花火を撮影した写真も載せた。日没時刻や干潮時刻、イベント情報も確認できる。 1部300円(税込み)。購入希望者は町ホームページの申請フォームで申し込む。町役場や各支所、一部観光施設でも販売するほか、郵送も可。問い合わせは町まちづくり課<電0558(52)1966>へ。
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西伊豆町小中一貫校とこども園「先川地区妥当」 文教施設等整備委員会の答申
西伊豆町の文教施設等整備委員会(高井広委員長)は15日までに、認定こども園と小中一貫校の建設地について、町の方針である同町仁科の先川地区が妥当とする答申書を町に提出した。 町から諮問を受けて審議した。答申理由について地質調査の結果、建設上問題がないと判断。他の候補地と比べた際、大部分が津波浸水想定区域外▽土砂災害・洪水に対する安全性が高い▽防災拠点として活用できる▽児童生徒の通学時間-などを考慮した。一方で町の説明不足を指摘し、計画などの理解を促すための説明会の開催も要望した。 町は今後、11月の町議会全員協議会で答申内容を報告する。農用地区域(青地)の除外手続きなどを進め、2027年度
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40団体が地場産品販売「ふるさとまつり」 西伊豆町
西伊豆町の地場産品の販売などを行う「第18回夕陽のまち西伊豆町 ふるさとまつり」(町イベント実行委主催)が13日、同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開かれた。地元企業など約40団体が出店し、訪れた町民らがご当地グルメを楽しんだ。 伊豆漁業協同組合仁科支所は、イカやサザエ、市場にはあまり出回らないフジツボのみそ汁を販売。姉妹町の長野県富士見町と山梨県市川三郷町は野菜や果物を提供した。ステージも設置され、演奏などで盛り上がった。
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賀茂小児童が脱穀体験 精米後、給食で提供 西伊豆
西伊豆町宇久須の賀茂小の児童はこのほど、同校近くの田んぼで稲の脱穀を体験した。5年生10人が稲の束を手に抱え、足踏み式の機械を使ってもみを取る作業に励んだ。 田を管理する地域おこし協力隊の酒井宏治さん(52)=写真、名古屋市出身=の指導を受け、子どもたちは苦戦しつつも作業に夢中で取り組んだ。脱穀した米は精米後、11月中に給食として提供される。 児童は酒井さんの協力を受け、6~10月に田植えや稲刈りを体験した。年間を通じて稲の栽培に携わり、食の大切さを学ぶ。
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新年の縁起物「潮かつお」生産最盛期 西伊豆・田子地区の伝統食
西伊豆町田子地区の冬の伝統保存食「潮かつお」の生産が最盛期を迎えている。「正月魚(しょうがつよ)」とも呼ばれる新年の縁起物。1882(明治15)年創業の老舗「カネサ鰹節商店」では、カツオを竹ざおにつるす作業が行われ、冬支度が進んでいる。 潮かつおの起源は奈良時代と言われる。豊漁豊作などを願い、わらで飾り付けて玄関や神棚につるした後、味わう。カツオを10日ほど塩漬けにし、伊豆西海岸特有の西風にさらして約3週間乾燥させる。昔ながらの製法で、竹ざおに連なる様子が冬の風物詩になっている。かつては全国で生産されていたが、現在は同地区の3社が製造を続ける。 同店は12月上旬に約200本を出荷する見込
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松崎高生 中学生に鉛筆デッサン指導 ミロのビーナス題材
松崎町桜田の松崎高の生徒が12日、同校で地元の中学生に鉛筆デッサンの描き方の指導を行った。美術部の部員や生徒有志1~3年生8人が、松崎中と西伊豆中(西伊豆町)の生徒に基本技術やこつを教えた。 生徒はミロのビーナスを題材にしたデッサンに挑戦した。彫刻を囲んで座り、鉛筆の削り方や選び方、紙を分割してバランス良く描く方法を教えた。完成後には、作品を並べて出来栄えを講評し合っていた。 地域の美術振興のために開催する恒例行事で、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施となった。
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陶芸や絵画、作品並ぶ 西伊豆町で文化展 12日まで
西伊豆町文化協会(宮石京一会長)は10日、2022年度文化展を同町仁科の町健康増進センターで始めた。会員らが丹精込めて制作した陶芸や絵画、書道など多彩なジャンルの作品194点が並ぶ。12日まで。 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。大小さまざまな花器や食器のほか、黄色い服を着た女性の油彩画やヒマワリをとらえた写真を飾る。エコバッグづくり体験会の実施や抹茶を振る舞うブースもある。 宮石会長は「コロナで人が集まる場所がなかった。町民が盛り上がる機会になればうれしい」と話した。
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園児が火の用心呼びかけ 西伊豆で「防火パレード」
西伊豆町田子の伊豆海(いずみ)認定こども園の園児が10日、町内を行進して火災の予防を呼びかける「防火パレード」を同地区で行った。秋季火災予防運動(9~15日)の一環。 法被を着た4、5歳児16人が拍子木をたたきながら、元気よく「火の用心」と声をそろえて練り歩いた。園の周辺約1キロを巡り、近隣住民に防火の大切さを呼びかけた。 同園は下田消防本部のもと、幼年消防クラブを結成。火災予防運動期間に合わせて法被姿で登園するなど火災予防の啓発活動に取り組んでいる。
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子ども議員、西伊豆町長に質問 議会を疑似体験
西伊豆町教育委員会はこのほど、小学生が町議会を疑似体験する「西伊豆町子ども議会」を町役場議場で開いた。町内3小学校の5、6年生6人が「子ども議員」となり、星野浄晋町長にまちづくりに関する意見の提案や質問をした。 将来を担う子どもたちに町政に興味を持ってもらおうと初開催した。実際の議会と同じ流れで山田厚司議長が進行し、児童の質問に星野町長が答えた。子どもたちは、漁業の振興やボランティア活動普及についての考えをぶつけた。 賀茂小6年の神谷汐音さん(12)は、空き家を活用したまちづくりを提案。星野町長は「町を多くの人に知ってもらえれば有効活用してもらえるのでは」と述べ、人を呼び込む施策の事例を
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日体大生 バレーの「先生」 西伊豆で教室、児童生徒に技術伝授
日本体育大(東京都)の女子バレーボール部の部員が5日、西伊豆町と松崎町の児童生徒を対象にしたバレーボール教室を西伊豆町内で行った。参加した子どもたちは、「先生」を務めた学生選手に技術を学んだ。 同部は2014年以降、同町に合宿に訪れていて地元の小中高生と交流を続けている。部員約30人がレシーブやスパイクの動きを2人一組になって指導した。参加者は学生選手のアドバイスに耳を傾けていた。 同部の根本研監督は「西伊豆は自然の中で練習できる良い環境。今後も交流を続けていきたい」と話した。松崎高2年の松本紬さん(17)は「学生の動きを手本にして次の大会では活躍したい」と笑顔を見せた。
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町民使用の漁具や農具 西伊豆で見学会、明治や昭和の産業知る
西伊豆町文化財保護審議会と町教育委員会は5日、町民が使っていた漁具や農具を紹介する「民俗文化財等見学会」を同町田子の旧田子中校舎で始めた。明治や昭和期の産業や暮らしに関する道具など200点以上を飾る。6日まで。 町民から集めて校舎で保管していた道具を整理し、初めて公開している。かつお節の製造工程で使う「せいろう台」や、わらを編んで縄をつくる「足踏み縄ない機」を展示する。田子漁港で操業していたカツオ船の巨大な模型も目を引く。 開場は午前9時~午後4時。
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静岡人インタビュー「この人」 オリジナルソングで地域活性化を目指す 金刺貴彦さん(西伊豆町)
オリジナルソングを通じて出身地の西伊豆町を盛り上げようと、町内の認定こども園や小学校でギターの弾き語りを披露する。2021年には、町が台湾産パイナップルの購入支援を始めた際に応援歌をつくり町内で購入を呼びかけた。持ち歌は100曲を超える。人権擁護委員を務める。元教員。62歳。 -音楽を始めた経緯は。 「20代の頃、音楽好きの同僚から刺激を受けてギターを練習するようになり、作詞作曲にも挑戦するようになった。教科書の内容や行事を題材にした歌をつくって子どもたちと一緒に歌うことで、打ち解けられるようになった。音楽には人と人をつなぐ力があると思う」 -活動を始めた理由は。 「音楽で地域を明る
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軽乗用車が海に転落 運転男性の死亡確認 西伊豆・仁科漁港
27日午前6時35分ごろ、西伊豆町仁科の仁科漁港で、軽乗用車が海に転落した。車を運転していた無職男性(81)=同町仁科=の死亡が搬送先の病院で確認された。 下田署によると、男性は漁港で船と軽乗用車をロープで結んで出港作業をしていたという。誤って車ごと海に突っ込んだとみられる。 息子が車外で作業を手伝っていたという。死因は溺死。 近くの男性漁師(58)は「ブレーキとアクセルを踏み間違えたのではないか。息子が海に飛び込んで車から助け出そうとしたが間に合わなかったようだ」と話した。
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釣った魚「コイン」に 西伊豆でツアー、ゲームの世界再現 町独自の電子通貨
バンダイナムコアミューズメント(東京都)と西伊豆町は24日、釣った魚を「コイン」と交換できるゲームのような釣りツアー「ツッテ西伊豆 親子釣りプラン」を同町で始める。釣り上げた魚を町独自の電子通貨に換えられる仕組み「ツッテ西伊豆」を通じ、親子で海釣りや買い物を楽しむ。 同社の魚釣り体験ゲーム「釣りスピリッツ」が稼働開始10年を迎えたことを記念した企画。魚を釣るとメダルが獲得できるゲームの世界を実際に体験できる同町とコラボし、釣りの楽しさや海の魅力を発信する。 23日には、プレイベントが開かれた。県外の親子9人が船上で指導を受けながら釣りを楽しんだ後、町内で使える電子通貨「サンセットコイン」
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社説(10月22日)マイナ保険証移行 国民の納得感が前提だ
政府は健康保険証の機能をマイナンバーカードに移す「マイナ保険証」への切り替えを進め、2024年秋に現行の健康保険証を廃止すると表明した。国民皆保険制度の下では事実上、マイナカードの取得を全国民に義務化することになる。 納税や年金、医療など役所がバラバラに持つ情報の一元管理は、適切に運用すればきめ細かな政策立案に資する。デジタル社会の効率的行政運営の基盤になるだろう。 カードの取得促進と高機能化の議論が停滞すれば国民生活の質の向上に逆行する。マイナ保険証は唐突で、国民への強権的な押しつけだと反発の声が根強いが、事実上の義務化はやむを得ない。 ただし、住基ネットを活用した政府のIT国家構想
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本年度のロケ受け入れ60件 西伊豆町が中間報告会
西伊豆町はこのほど、町が推進するロケツーリズムに関する2022年度の中間報告会を町保健センターで行った。町や商工会の関係者約20人がロケ誘致の取り組みや現状などを確認した。 町が19年度に結成したプロジェクトチーム「ロケさぽ西伊豆」が製作したロケ地マップやロケハンツアーの活動を紹介。22年度のロケ受け入れ件数は60件(9月時点)で、過去最多の85件(21年度)を上回る勢いであることも報告した。 ロケツーリズム協議会(東京都)の藤崎慎一会長が講師を務めたセミナーもあり、ロケ誘致によるまちづくりの事例を学んだ。
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「人権の花」運動 仁科小に感謝状 西伊豆
下田人権啓発活動ネットワーク協議会などは18日、花の種子を植えて育てる「人権の花」運動に取り組んだ西伊豆町仁科の仁科小に感謝状を贈った。町内の人権擁護委員5人が同校を訪れ、児童代表の2年高柳優心君(7)に手渡した。 感謝状を贈ったのは、同協議会のほか、西伊豆町、下田人権擁護委員協議会、静岡地方法務局下田支局の5者。2年生13人が5月ごろにヒマワリを敷地内に植えた。種は毎年、豊かな心を育んでもらおうと人権擁護委員が寄贈している。 贈呈式の後、委員の金刺貴彦さんが人権をテーマにした歌を披露したり、委員が講座を行ったりした。
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雲見地区を支援 松崎町に10万円 サエツ冷機工業
西伊豆町仁科のサエツ冷機工業(堤栄助社長)はこのほど、8月の台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区の支援のため、同町に10万円を寄付した。 浄財は同社の売り上げ金の一部。贈呈式が町役場で行われ、堤健造専務取締役が深沢準弥町長に目録を手渡した=写真=。雲見地区にも直接、義援金20万円を届けた。
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ゴルフ大会の善意 実行委、西伊豆町に寄付
西伊豆町ゴルフ大会実行委員会(高木和宏会長)はこのほど、子どもたちのスポーツ振興に使ってもらおうと、同町に3万8千円を寄付した。 高木会長(75)らが町役場を訪れ、星野浄晋町長に寄付金を届けた。実行委は10月上旬に開いたチャリティーゴルフ大会で参加した76人から500円ずつ集めた。
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「お医者さん」がガラス製品修理 西伊豆で16日に相談会
西伊豆町のガラス作家らでつくる西伊豆硝子舎は16日、ガラス製品に関する相談を受け付ける「ガラスの町のお医者さん」を同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開く。破損したガラス製品を持ち込み、作家の「問診」を受けて有償で修理してもらう。 開場は午前10時~午後2時。町がガラス材料のケイ石の産地だったことにちなんで、国連が定める「国際ガラス年」である今年2月に初めて企画した。今回で2回目。
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知事が松崎・雲見地区視察 太田川周辺の現状確認 台風8号被害
川勝平太知事は13日、8月に台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区を訪れ、土砂で倒壊した空き家跡地や民宿などが浸水被害に遭った太田川周辺を視察した。政策課題や県政への要望を現場で確認する「移動知事室」の一環。 深沢準弥町長や民宿「太郎」の主人鈴木八十志さん(63)らが案内し、発生当時の被害状況などを聞いた。雲見地区でボランティア活動を行った地元中学生から説明も受けた。「地元の人たちの気持ちに応えて立ち直っている」と復旧作業で元の姿に戻りつつある現状を確認した。 川勝知事は12、13の両日、同町と西伊豆町を巡って視察や意見交換を行った。
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ジオパーク現地審査 教育への活用事例を見学 伊豆や西伊豆訪問
伊豆半島ジオパークの世界ジオパーク再認定に向けた現地審査2日目の12日、海外審査員2人は伊豆市や西伊豆町の3カ所を訪れた。同町の黄金崎では、地元ジオガイドが小学生を案内する様子を見せ、学校教育への活用事例を示した。 伊豆半島ジオガイド協会の仲田慶枝会長(66)らが案内した。審査員は授業で訪れた児童が馬の顔の形に似た奇岩「馬ロック」を見て地形の成り立ちなどを学ぶ姿を見学し、メモをとったり、写真を撮ったりした。 仲田会長は協会の取り組みを紹介。「ガイドの研修に興味を持ってくれた。今後もジオパークという切り口を活用し、旅を提案していきたい」と再認定への期待を寄せた。 13日は南伊豆町や伊東市
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西伊豆町、ブルーレヴズと協定 「伊豆半島にもラグビーを」
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズと西伊豆町はこのほど、地域のスポーツ振興や子どもの健全育成に関するパートナーシップ協定を締結した。クラブが県内市町と協定を結ぶのは8例目。同町のプロスポーツチームとの協定締結は2例目となった。 山谷拓志社長と選手4人が町役場を訪れ、星野浄晋町長と協定書を交わした。山谷社長は「県東部の市町との協定は初めて。伊豆半島にもラグビーが広まってほしい」と述べ、星野町長は「子どもたちがプロ選手と触れ合う機会は貴重。互いに良い部分を共有していきたい」と話した。 協定に基づき、9日には、同町と松崎町の小中学生が参加するラグビー体験会が松崎高で開かれた。
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音楽やお笑い堪能 西伊豆で野外コンサート
西伊豆町観光協会と同町はこのほど、野外コンサート「夕映えの響き」を同町仁科の安城岬ふれあい公園で開いた。観客約800人がタレントによる音楽やお笑いライブを楽しんだ。 計7組が出演し、SBSラジオパーソナリティーの鉄崎幹人さんが司会を務めた。ものまねタレントのりんごちゃんは著名人のものまねを織り交ぜた歌唱を披露したほか、歌手の久宝留理子さんがヒット曲「『男』」など7曲を熱唱し、会場を盛り上げた。飲食物の販売やマジックショーもあり、町内外の親子連れでにぎわった。
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伊豆半島ジオパーク再認定向け現地審査開始 10カ所訪問、取り組み検証
伊豆半島ジオパークの世界ジオパーク再認定に向けた現地審査が11日、伊豆の国市の世界遺産・韮山反射炉を皮切りに始まった。海外の審査員2人が14日まで伊豆地域に滞在し、ジオサイトなど10カ所を訪問して2018年の認定後の取り組みを検証する。 審査員はノルウェー国籍の世界ジオパークネットワーク出納長クリスティン・ランネス氏とマレーシア国籍の地質学者ラサヌバリ・アスマ氏。18年の認定時に示された域内事業者とのパートナー戦略構築など9項目の改善勧告を受け、取り組みを推進した箇所を中心に訪問する。現地審査後、早ければ年内にも国連教育科学文化機関(ユネスコ)・ジオパーク評議会で再認定の可否が決まる。
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“荒波”越えサンマ漁へ 西伊豆の漁船「豊幸丸」 日ロ関係影響、解禁から約2カ月遅れ
西伊豆町の豊幸漁業が操業する静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」が8日、北海道東沖の漁場に向け、同町の安良里漁港を出港した。ロシアのウクライナ侵攻に伴う日ロ関係の悪化を受けて8月中旬の大型船の漁解禁に合わせた出港を見送っていた。11月下旬まで漁を行う。 漁場に向かうには、ロシアが主張する排他的経済水域(EEZ)の通過が必要で、拿捕(だほ)などの危険があった。また、安全性を確保するために迂回(うかい)することで燃料費がかさんだり、鮮度の保持が難しくなったりするため、出港が遅れていた。 既に漁に出ている船の情報から、昨晩、燃料費や販売価格を考慮して採算が取れる近海でサンマが水揚げさ
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野外コンサート 音楽、夕日楽しもう 西伊豆で9日
西伊豆町観光協会と同町は9日正午~午後6時、野外コンサート「夕映えの響き」を同町仁科の安城岬ふれあい公園で開く。特設ステージで夕日や音楽を楽しむ。 若手アーティストやお笑い芸人7組が出演する。入場無料。小雨決行。問い合わせは同協会<電0558(52)1268>へ。
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汚水処理普及率84% 2021年度末、全国下回る
静岡県がこのほど発表した2021年度末の汚水処理状況によると、汚水処理施設の整備状況を示す「汚水処理人口普及率」は84・3%だった。下水道の整備が進んで前年度末から1・4ポイント上昇したが、全国平均の92・6%を下回った。都道府県別の順位は36位。 汚水処理施設の内訳は下水道が65・3%、合併処理浄化槽17・9%、農業集落排水施設等0・8%、コミュニティー・プラント0・4%だった。 市町別で汚水処理人口普及率が最も高かったのは静岡市と三島市で93・6%。磐田市91・7%、富士市91・0%が続いた。最も低かったのは東伊豆町の31・4%で、西伊豆町35・8%、河津町39・7%と伊豆地域で低い
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経営者ら向けに計画作成セミナー 西伊豆町商工会
西伊豆町商工会は27日、経営者や起業を目指す町民を対象にした講座「やさしい経営計画作成セミナー」を始めた。同町商工会で開かれた初回講座では、参加した6人が経営方針について考えた。 伊豆の国市の中小企業診断士、秋田豊さん(37)が講師を務めた。参加者は取り組む事業の概要などを紹介したり、経営戦略を立てるためのSWOT分析の活用方法について学んだりした。 秋田さんは自身の経験を説明した上で「ターゲットを明確にすることは収益性を高める」と強調した。 全2回。次回は10月4日に開催される。
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電子マネー10万円 60代男性詐取被害 西伊豆
西伊豆町の60代男性清掃員が20日までに、パソコンのウイルス除去を名目にした架空請求で、電子マネー約10万円分をだまし取られたと下田署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、男性は16日、インターネットを閲覧中に「トロイの木馬が入った。パソコンが壊れる」などの表示と電話番号が画面に出たため連絡し、男性とみられる電話相手から「すぐにプリペイドカードを買って」などと言われ、購入した電子マネーの番号をパソコンで入力して相手方に教えた。
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「ロケ地めぐり」西伊豆町がマップ 8000部製作
西伊豆町はこのほど、町内の映画やドラマの撮影地を紹介する2022年度版の「ロケ地めぐりMAP(マップ)」8千部を製作した。各地の写真とともに、作品のワンシーンを合わせて掲載した。町内の観光施設などで配っている。 町は海や夕日などの景観を生かしてロケ誘致を行い、ロケ地を訪れて風景や食を楽しむ観光旅行「ロケツーリズム」を推進している。マップは毎年製作していて今回3回目。A4サイズ。表紙には、鮮やかな青い海の写真を載せた。 大浜海岸や堂ケ島公園、黄金崎公園といった景勝地のほか、周辺で楽しめる地元のグルメやアニメに登場した宿も掲載している。
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なまこ壁きれいに 松崎の児童生徒ら清掃 NPOと協力
松崎町の児童生徒や住民有志はこのほど、外壁工法の伝統様式「なまこ壁」が施された町内のブロック塀の清掃活動を行った。NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生らと協力し、コケやカビをきれいに洗い流した。 町や静岡大など4者が地域住民らと連携して地域活性化を進める「2030松崎プロジェクト」の一環。IVUSAは全国の学生らでつくる団体で、西伊豆町などでボランティア活動を行う。今回初めて松崎町内で活動した。参加した約70人はたわしで壁を磨き、水をかけて汚れを落とした。 (松崎支局・太田達也)
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8議案認定し閉会 西伊豆町議会
西伊豆町議会9月定例会は16日、2021年度の一般会計決算認定案など8議案を認定し、閉会した。同年度一般会計の決算は歳入総額が87億702万円で、歳出総額が81億569万円。翌年度への繰り越し金額は6億132万円。 9月定例会ではこのほか、一般会計補正予算案など14議案を原案通り可決した。
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加山雄三さん朝霧JAM出演へ 「最後のフェス」は富士宮
コンサート活動終了を宣言した歌手で俳優の加山雄三さん(85)が、最後の音楽フェスティバルでの演奏機会として、10月に富士宮市で開催する「朝霧JAM(ジャム)」に出演することが12日、関係者の話で分かった。近く正式発表する。 加山さんは9月9日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で最後の単独コンサートを終えたばかり。2013年から続く国内各地の野外フェスへの出演も10月8、9日の朝霧ジャムで打ち止めとなる。12月のクルーズ船イベントで正式に演奏活動から引退する。 朝霧ジャムは2001年から富士宮市で毎秋開かれている国内屈指の伝統を誇る野外フェス。19年は台風接近、20、21年は新型コロナ
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障害者対象の就労 14日から無料相談 賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は14日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、5町で障害者対象の相談会を開催している。就労相談とともに、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談にも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。日程は次の通り。 14日=午前10時~西伊豆町役場、午後1時半~松崎町役場▽15日=午後1時半~南伊豆町役場▽20日=午前10時~東伊豆町役場、午後1時半~河津町保健福祉センター
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枯れ草など焼く 西伊豆町田子
11日午前11時25分ごろ、西伊豆町田子の男性の畑から出火し、枯れ草など約960平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。下田消防本部によると、畑を借りている40代男性会社員=同町=が枯れ草を焼却処分中、火が風で周辺に燃え広がったという。
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大粒の実、たわわに ブドウ狩り開始 西伊豆・久保田農園
西伊豆町大沢里の久保田農園は8日、毎年恒例のブドウ狩りを始めた。来園者はたわわに実ったブドウを収穫し味わった。開園は9月末までの見込み。 農園を管理する久保田憲一さん(60)によると、約2500平方メートルのハウス内で巨峰、ピオーネ、藤稔(ふじみのり)の3種を栽培。山に囲まれているため、昼夜の寒暖差があり生育に適している。今年は藤稔の生育が良く、大きい粒で直径3センチほどある。 学生時代の友人と訪れた福岡市の会社員渋谷咲希さん(22)は「少し酸味のある甘さ。みずみずしくておいしかった」と話した。 入園料は中学生以上1200円、小学生600円、未就学児200円。開園は午前9時半~午後4時
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リサイクル先進、鹿児島・大崎町 視察へ2団体派遣 西伊豆町
西伊豆町の星野浄晋町長は7日に行われた町議会9月定例会の一般質問で、ごみ減量に向けて町内2団体をリサイクルに先進的に取り組む鹿児島県大崎町に派遣する考えを明らかにした。仲田慶枝氏への答弁。 2団体は、持続可能な開発目標(SDGs)などを推進する「町消費生活研究会」と「町女性会」。約20人が現地視察に向かい、先進地のノウハウなどを学び町民らへの啓発活動を行う。星野町長は町ぐるみでごみの削減を目指す重要性を指摘し「再資源化や焼却ごみ減量のため、地域の先導役を担ってほしい」と述べた。
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西伊豆町 放課後児童クラブ、定員増加を「検討」
西伊豆町の星野浄晋町長は6日開会した町議会9月定例会の一般質問で、町内の放課後児童クラブの今後の展望について「現在実施している仁科小での開設を継続し、今後の学校再編に合わせて定員増加などを検討する」と述べた。高橋敬治氏への答弁。 町によると、放課後児童クラブは仁科小1カ所のみの設置。7月末時点の登録児童数は36人で、平日の延べ利用者数469人。長期休暇中は94人。学校の再編については、2027年度に見込む小中一貫校の開校に先行して賀茂小と田子小の2校を統合する案などが上がっている。 保護者から別の小学校区でのクラブ開設を望む声もある中、「支援員の確保は難しい現状では設置は困難」と話した。
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漁船係留中に海に転落 82歳の漁師死亡
2日午前10時25分ごろ、西伊豆町安良里の安良里漁港周辺で、漁師の男性(82)=同町安良里=が漁船の係留作業中、海に転落した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。下田署によると、男性は台風に備えて係留作業をしていたという。
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西伊豆町議会 6日から定例会
西伊豆町議会は1日までに、9月定例会の会期を6~16日の11日間と決めた。本年度一般会計補正予算案など14議案を審議する。一般質問は6、7の両日に行い、計8氏が登壇する。
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西伊豆町公式LINE開設 防災や観光、幅広く発信
西伊豆町はこのほど、無料通信アプリLINE(ライン)の公式アカウントを開設した。幅広い情報を迅速に発信することが目的で、町内在住を問わず、登録を呼び掛けている。 アカウント名は「西伊豆町」。専用のQRコードを読み込んで登録が可能。受け取りたい情報を「防災・防犯」「広報(同報無線)」「イベント・観光」の三つから選択できる。従来のメール配信は継続している。このほか、町内の保護者向けに学校情報を発信するため、専用アプリ「すぐーる」の運用も始めた。 問い合わせは町総務課<電0558(52)1963>へ。
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静岡人インタビュー「この人」 西伊豆町地域協力隊として介護予防の体操普及に取り組む 国島学さん(西伊豆町)
4月に西伊豆町地域おこし協力隊に就任した。理学療法士の資格を生かし、健康事業を担当する。町が推進する介護予防を目的とした「シルバーリハビリ体操」の普及や住民指導士の育成に尽力する。東京都出身。これまで都内で訪問リハビリなどに従事した。31歳。 -指導士が高齢者に体操を教え、自立を支援する実証実験が町で始まる。指導士に伝えたいことは。 「高齢者が想定外の動きをした際の対応など、実際に指導する中で学ぶことが多い。初対面で相手の身体状況が分からない不安もあると思うが、自信を持って指導し、動作の改善や回復が見られた際の喜びを味わってもらいたい」 -町の介護や生活実態をどう見るか。 「専門職が
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地域の学び高め人材育成 松崎町、立教大の研究所と覚書締結
松崎町はこのほど、持続可能な開発のための教育(ESD)の研究連携に関する覚書を立教大ESD研究所(東京都)と締結した。地域住民の学びの場を創出し、持続可能な社会の実現や人材育成に取り組むことなどが狙い。 同研究所が自治体と覚書を締結するのは全国で6例目。県内では西伊豆町に次いで2例目という。主に町内の団体などが同大の関係者や学生と交流したり、有識者によるオンライン講演を開いたりする事業を想定する。今後、地域住民を交えた核となる組織を立ち上げ、具体的な取り組みを検討する方針。 町環境改善センターで行った締結式で、深沢準弥町長と同研究所の上田信所長が署名を交わした。深沢町長は「大学の英知を借
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西伊豆グルメ「海賊焼」どうぞ 住民有志、大学生ライフセーバーへ
西伊豆町の住民有志グループ「24izu(にしいず)広報室」はこのほど、同町の海水浴場担当の大学生ライフセーバー約30人にご当地グルメ「海賊焼」を振る舞った。地域への愛着を持ってもらおうと、同町の佐野製麺と協力して毎年実施し、12年目。 海賊焼は、イカスミを練り込んだ麺に町内で水揚げしたイカや特製の塩だれを加えた逸品。昨年はコロナ禍の影響で食材提供のみだったが、ことしはその場で調理する従来の形式で行った。 海賊焼を振る舞う縁で、大学卒業後も同町を訪れる人が増えているという。日本女子体育大学1年の鶴屋遥香さん(18)は「初めて食べる味ですごくおいしい。また来年が楽しみ」と話した。
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田方農高生 町政に質問、町長らが答弁 函南で高校生議会
田方農業高(函南町)の生徒による「町高校生議会」が23日、同町議場で開かれた。町政に対する疑問や思いに基づいて高校生が質問し、仁科喜世志町長ら町幹部が答えた。 生徒5人が議員席に座り、町民の健康維持や図書館の利用促進などについて質問を寄せた。小中学生に貸与しているタブレット端末の目的外使用を防ぐ対策や、ICTを活用した他市町の学校との連携などを尋ねると、久保田浩子教育長らが「カテゴリー別に使用をブロックし、履歴は確認できる」「西伊豆町の学校と地域を紹介し合う取り組みを行った」などと答弁した。 特定健診の無償化については、仁科町長が「減額も含めて効果を確かめ、他市町の状況を踏まえて考えてい
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観光客回遊促進へスタンプラリー 31日まで西伊豆町
西伊豆町の「はんばた市場」と町観光協会は31日まで、地域の回遊促進を図るスタンプラリーイベントを行っている。スタンプを集めると、数量限定で200円分の電子地域通貨「サンセットコイン」が入ったICカードなどがもらえる。 スタンプは同市場で買い物をした際と、同協会を訪れた際にもらえる二つが必要。それぞれでスタンプカードを発行でき、特典と交換できる。特典の電子地域通貨は町内の飲食店などで使用できる。このほか、絵柄が変わる「チェンジング絵はがき」やマグネット缶バッジももらえる。 初めての試みで、担当者は「観光を楽しみながら、地場産品を知ってもらう機会にしたい」と話している。 問い合わせは同市場
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西伊豆サンマ漁船苦悩 出港見送り、秋以降へ 日ロ関係悪化で安全懸念 航路、燃料費見極め
ロシアのウクライナ侵攻に伴う日ロ関係の悪化を受け、西伊豆町の安良里漁港に所属する静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」は、20日の漁解禁に合わせた出港を見送った。北海道沖の漁場へはロシアが主張する排他的経済水域(EEZ)を通る必要があり、航行の安全性が見通せない上、迂回(うかい)しても燃料費の負担が重くのしかかることなどが要因。出港は大幅に遅れ、サンマが南下する秋以降にずれ込む見通し。 豊幸丸は毎年、大型サンマ船の漁解禁に合わせて8月中旬に出港し、花咲港(北海道)などで水揚げを繰り返す。ただ、今期はすでに漁に出ている小型船がロシアのEEZを避けて漁場に向かっている。船頭の藤井晴正さ
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電動キックボード 道交法改正で普及見込み 西伊豆のレンタルサービス、記者が実走体験
次世代モビリティー(移動手段)として注目される電動キックボード。2年以内に施行予定の改正道交法により、時速20キロ以下の場合、16歳以上なら免許がなくても運転が可能となり、ヘルメット着用も任意となる。今秋に沼津市内で貸し出しの社会実験が予定されるなど静岡県内でも普及の動きがあるが、安全面への不安も根強い。昨年から観光用にレンタルサービスを展開している西伊豆町観光協会を記者が訪れ、実走を体験した。 観光協会で対応してくれたのは職員の鷹野純也さん(41)。申し込むと、まずヘルメット着用義務や歩道走行の禁止などのルールを説明してくれた。「(現行法では)ヘルメットの着用が義務だと知らない人が多い」
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西伊豆の介護予防実験 住民が体操指導 行政、社協の下支えが鍵【解説・主張しずおか】
高齢者の健康増進に向け、西伊豆町と町社会福祉協議会が近く、介護予防を目的とした「シルバーリハビリ体操」を活用した実証実験を始める。住民ボランティアが高齢者に体操を指導して自立を後押しする取り組みで、介護保険制度への適用も目指す。今後は継続性や成果につながる体制の構築が求められる。 シルバーリハビリ体操は運動療法を基に日常生活の動きを訓練することができる。92種類のメニューがあり、寝たきりの人も取り組めるのが特徴。発祥地の茨城県や東北地方の自治体を中心に導入が進んでいる。 西伊豆町は2020年2月にボランティアを募り、地域の実践者となる「3級指導士」の養成講座を始めた。指定のカリキュラムに
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大学生が業務体験 西伊豆町役場 19日まで受け入れ
西伊豆町が19日まで、NPO法人国際ボランティア学生協会の大学生のインターンシップを受け入れている。2016年に同協会と結んだ連携協定に基づく事業で、人事採用にも役立てようと毎年行っている。 訪れているのは中央大2年の植村美友さん(20)、東洋大2年の根岸大貴さん(20)、法政大2年の泉友耀さん(20)。3人は期間中、広報紙の作成やふるさと納税の受け付けなど役場の通常業務を体験するほか、地域での奉仕活動や農業体験に携わる。 根岸さんは「個人情報を取り扱う仕事が多く、責任感を感じている」と話し、公務員を検討しているという植村さんは「役場内の雰囲気を知る良い機会になっている」と手応えを口にし
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伊豆観光、イーバイクやカーシェアで 新たな「足」次々
伊豆半島の賀茂地域で、公共交通機関での来訪が困難な観光地への来客を促そうと、自転車やレンタカーの貸し出し環境の整備が活発化している。観光協会の担当者たちは「夏の観光シーズンに利用してもらい、2次交通の脆弱(ぜいじゃく)性をカバーしたい」と口をそろえる。 伊豆急行河津駅から徒歩5分ほどの河津桜観光交流館(河津町)。7月に電動アシスト自転車「イーバイク」5台がお目見えした。同館を拠点にメーカーと連携し、時間に応じて千~5千円(9月まで半額、別途保険料200円が必要)で貸し出す。 「町内を代表する『河津七滝』行きのバスは1時間に1本。徒歩は困難だが、イーバイクを使えば30分ほどで到着する」と町
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補正予算案など可決 西伊豆町議会
西伊豆町議会は9日、臨時会を開き、本年度一般会計補正予算案や津波避難タワー建設工事請負契約の締結に関する議案など4件を原案通り可決した。補正予算案は電子地域通貨の還元キャンペーンにかかる事業費や田子地区の町道工事請負費などを盛り込んだ。
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青や緑オブジェで清涼感を 西伊豆でガラス展
西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで12月6日まで、企画展「静・涼・爽の趣き-青と緑の色ガラス」が開かれている。青や緑を基調とした国内外の作家による収蔵品約30点を展示している。 清涼感や心の安らぎを感じてもらおうと作品を厳選した。器や箱形などさまざまなサイズのものが並ぶ。板ガラスを何層にも溶着して淡い緑を表現した作品や、サファイアのような光沢のある青でデザインしたオブジェなどが来場の目を引いている。開館は午前9時~午後5時(最終入館は午後4時半)。
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PCB保管事業者 静岡県が改善命令 西伊豆町に営業所
静岡県は4日、ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物処理特措法に基づき、西伊豆町に営業所を置く船舶保管・修理業「アラリシップビルダーズ」(本社・東京都墨田区)に改善命令を出したと発表した。3日付。 廃棄物リサイクル課によると、同社西伊豆営業所敷地内の高圧受電設備に、法令上の処分期間が過ぎた高濃度PCB廃棄物のコンデンサーなどがある。命令は、9月1日までに専門業者にこれらの廃棄物の処分を委託することなどを求めた。 県は期限までに命令が履行されない場合には行政代執行に踏み切るとしている。
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釣った魚で稼ごう 8月31日まで 西伊豆で子ども向け体験会
西伊豆町が8月31日まで、遊漁船で釣った魚を町電子地域通貨で買い取る「ツッテ西伊豆」の夏休み限定の体験会を行っている。「SDGs自由研究」と銘打った初の試みで、参加した子どもたちにオリジナル冊子を贈って体験をより楽しんでもらうのが狙い。 町は約2年前、富山市の会社「ウオー」と連携し、観光誘客や漁獲量の回復に向けてツッテ西伊豆を始めた。釣った魚は地元直売所「はんばた市場」で査定し、鮮度などに応じて参加者に町電子地域通貨が支払われる。電子地域通貨は町内飲食店などで利用できる。 キックオフイベントがこのほど行われ、地元の小学生が釣りに加え、対価を得る喜びを味わった。冊子に体験の感想や気づきを記
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西伊豆にトリックアート施設 8月1日オープン 閉館の加山雄三ミュージアム改装
6月に閉館した西伊豆町の加山雄三ミュージアムを改装し、8月1日、目の錯覚を利用した作品を紹介する「伊豆トリックアート迷宮館」がオープンする。29日、地元住民らを招待した内覧会が開かれた。 加山雄三ミュージアム同様に「堂ケ島レジャー」(本社・東京都)が経営する。作品数は42点で横幅が10メートルを超えるものもあり、東海地方最大級という。ジャングルの探検気分が味わえる「密林体験ゾーン」や、江戸時代を表現した「江戸散策ゾーン」など五つのエリアに分かれ、幅広い世代で楽しめる作品がそろっている。 内覧会には家族連れを中心に多くの人が訪れ、記念撮影を楽しんだ。友達と訪れた仁科小6年の高井美莉杏さん(
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合同でボランティアセンター立ち上げ訓練 西伊豆と松崎社協
西伊豆町と松崎町の社会福祉協議会はこのほど、災害ボランティアセンター(VC)の合同立ち上げ訓練を実施した。他市町の社協職員も招き、大規模災害に備えた広域的な連携を確認した。 両市町にVCを設置し、それぞれが情報共有を図りながらボランティアや物資の受け入れを訓練した。 西伊豆町は大雨の影響により町内各所で土砂崩れや家屋の浸水が発生した想定で実施。ボランティアが事前に登録し、活動場所とスムーズなマッチングを図るためのICT機能を活用してVCの効率的な運営を目指した。 県社協の職員らを講師に招いた講演も複数回開いた。 これまでのボランティア活動の振り返りや企業支援の事例確認などを行い、災害
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小学校先行統合を議論 西伊豆町教委と保護者
西伊豆町教育委員会は25日夜、町内小学校の先行統合に関する保護者との意見交換会を同町の中央公民館で開いた。小中一貫校の開校を前に小学校を統合するか否か、統合する場合の対象校などについて考えた。 町は2027年度に小中一貫校の開校を目指すが、建設候補地の地質調査の結果を待っている段階で開校が遅れる可能性もある。複式学級の解消など教育環境の充実に向け、保護者からは先行統合を求める声もあり今回の機会を設けた。 町は賀茂小と田子小の2校統合、仁科小を含めた3校統合の案に関し、それぞれのメリットやデメリットを説明した。今後の児童数の推移や通学バスの所要時間も示し、保護者から意見を募った。 ビデオ
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海上花火3000発 海賊退治を再現 西伊豆で火祭り
西伊豆町の海上花火「堂ケ島火祭り」(町観光協会主催)が24日夜、同町の堂ケ島公園で行われた。地元に伝わる海賊退治の伝説を再現する花火が売りのイベントで55回目。約3千発の花火が夜空を彩った。 伝説は海賊の襲来に悩む住民が海賊船に火矢を放って撃退したという内容。イベントでは海賊船を模し、湾内に浮かべた台船に向かって周囲の奇岩から花火を打ち上げた。台船からも次々と花火が上がると激しい音を立てて炎上し、来場者から歓声が上がった。 昨年は中止した露店の出店を再開し、家族連れやカップルでにぎわった。昨年の約2500人を上回る約4千人が来場した。
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食中毒防止へ街頭で呼び掛け 西伊豆、松崎両町内
8月の食中毒防止月間を前に、西伊豆食品衛生協会(椿直光会長)は20日、食中毒防止を呼び掛ける啓発活動を西伊豆、松崎両町で行った=写真=。 会員が両町のスーパーの店頭に並び、啓発品の食器用洗剤やスポンジを買い物客に配布しながら注意を呼び掛けた。4台の広報車で地域巡回も行い、住民や飲食店に対して衛生管理や適切な調理方法の徹底を促した。近年は両町での食中毒の発生はない。椿会長は「一人一人が食品の衛生的な取り扱いを改めて確認し、ことしも安全に観光シーズンを過ごしてもらいたい」と話した。
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堂ケ島火祭り 海上花火イベント 7月24日に西伊豆
西伊豆町観光協会は24日夜、恒例の「第55回堂ケ島火祭り」を同町の堂ケ島公園で開く。地元に伝わる海賊退治の伝説にちなんだ海上花火で、約3千発を打ち上げる。 開場は午後6時、打ち上げは午後8時20分からを予定する。毎年、湾内に海賊船を模した台船を浮かべ、周囲の奇岩から火矢を放って海賊船を爆破する演出が来場者から人気を集めている。例年同様に手筒花火も行い、昨年中止だった露店の出店は再開し、「潮かつおうどん」「海賊焼」などご当地グルメを販売する。 問い合わせは同協会<電0558(52)1268>へ。
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記者コラム「清流」 飴屋に学ぶ姿勢
ヨモギときな粉の香ばしさが口いっぱいに広がる-。かつて家庭でおやつのように親しまれた伝統の和菓子「長九郎餅」。西伊豆町の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」が約20年ぶりに製造を再開した。 「夕陽のど飴」「赤富士あめ」など、ニュースや地域性に富んだ商品を次々と生み出してきた同店。2013年には、当時の安倍晋三内閣の経済対策にあやかった飴「アメノミクス」を考案し、今では看板商品の一つ。店主の荻田真理子さんは銃撃事件に胸を痛めながら「経営を支えてもらった。感謝しかない」と今後も製造を続ける。 取材どうこうではなく、新商品が出来上がる度に「食べてみて」とお声が掛かる。地域を盛り上げようと、手を替え品を替
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新聞販売店に@Sストア 西伊豆にオープン 格安スマホ販売
西伊豆町の新聞販売店「GAKU」はこのほど、静岡新聞社・静岡放送のデジタルサービスを扱う「@S(アットエス)ストア西伊豆店」を店舗内にオープンした。自社開発アプリを搭載した格安スマートフォン「@Sモバイル」などを販売し、操作方法など各種相談に対応している。 @Sモバイルは電話やカメラ、メールといった基本的な機能のほか、ニュースの閲覧アプリなどを搭載している。家族でデータ量をシェアできるお得なプランを用意し、オリジナルのスマホケースの製作も行っている。 同社は2月、沼津市に構える新聞販売店「GAKU三津オフィス」内に@Sストア三津店を開業した。同町でも同様に地域密着の取り組みを目指し、藤井
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特殊詐欺防止に手作り掲示物 西伊豆の交番相談員
西伊豆町の堂ケ島交番に勤務する交番相談員の斎藤久美子さん(36)がこのほど、特殊詐欺被害防止に向けた掲示物を制作した。下田署は31日まで、本庁舎や松崎分庁舎、管内の交番に掲示し、注意を呼び掛けている。斎藤さんはこれまでも飲酒運転や水難事故防止などをテーマにした標語を掲示物にデザインし、堂ケ島交番前に掲示してきた。西風が強い時期はドア開放事故への注意を促すなど、地域特有の安全対策を呼び掛け、住民からも大きな反響があった。同署はこうした地域に寄り添うアイデアを採用し、管内全域で被害を抑えようと本庁舎などでも掲示を決めたという。 掲示物には「被害者の9割以上が高齢者」と記され、県警が進める「さく
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観光通じ東伊豆に寄与 ホテル銀水荘社長/加藤晃太氏【熱き地域人 サンフロント21懇話会】
-コロナ禍以降、観光業界は打撃を受けている。3年間をどう振り返るか。 「『これ以上下がることがあるのか』と思い続けた3年だ。大型旅館にとっては特にバスや団体客の来訪が激減し、大打撃だった。ただ、旅行ムードも回復傾向にある。今夏は近隣でも宿泊の予約状況が上向きで、コロナ禍以前の平時に近づくのではと期待している」 -観光業は町の基幹産業。コロナ禍後をどう見据えているか。 「夕食無しの素泊まりプランの推進を町内全体の活性化につなげたいと思っている。東伊豆では宿の夕食が好評だが、客層がコロナ禍以降若返り、『まちあるき』の需要が高まっている。今までは旅館が夕食時間帯に“囲って&rdq
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バスケB3静岡と西伊豆町が協定 キャンプ通し住民と交流へ
男子バスケットボールリーグB3のベルテックス静岡はこのほど、西伊豆町とトレーニングタウン構築に関する協定を結んだ。オフシーズンに町内でトレーニングキャンプを実施し、地域住民との交流を深める。キックオフイベントとして、選手によるバスケ教室が9日、同町の西伊豆中で開かれた。 地元の小学生や松崎町の松崎高の生徒が参加し、丁寧な指導を受けながら技を磨いた。賀茂小3年の高木和敬君(8)は「プロの選手は体格が大きく、迫力もあってかっこいい。自分もあんなふうになりたい」と目を輝かせて練習に取り組んだ。 チームは今後、7~9月を中心に町を訪れる予定。運営会社のベルテックススポーツエンタープライズの下出恒
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かつお節の歴史 製造方法を学ぶ 西伊豆の児童
西伊豆町の田子小の2年生がこのほど、同町のカネサ鰹節商店を見学した。町が全国で唯一、生産を続けている保存食「潮かつお」の歴史やかつお節の製造方法を学び、地元産業に親しんだ。 児童は商店の芹沢安久さんから説明を受けた。かつて地元の港に多くのカツオ船があった歴史や、本枯れ節の発祥が田子地区であることを聞くと、とても驚いた様子。カツオをさばく工程も見学し、その生態や製造の難しさなどについて理解を深めた。 見学は生活科の授業の一環。同校は児童に希望を募り、町内事業者を訪問する地域教育に力を入れている。
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堂ケ島遊覧船を点検 下田海事事務所、知床事故踏まえ安全確認
国土交通省下田海事事務所は6日、西伊豆町で遊覧船を運航する「堂ケ島マリン」の旅客船立ち入り点検を松崎町の松崎港で実施した。安全確認のため、夏の観光シーズンを前に毎年行っている。北海道の知床半島沖で発生した観光船の沈没事故も踏まえ、入念なチェックを行った。 職員が船に乗り込み、救命胴衣や無線機など設備の備え付け状況を調べた。運航基準や発航前の安全点検に関する聞き取りも行い、適切な運営状況を確認した。堂ケ島マリンの安全統括管理者・磯谷利治さんは「これまでも安全第一で行ってきたが、今まで以上に気を引き締めたい。天候や海洋状況を見定め、無理のない運営を心掛ける」とした。 下田海事事務所は持ち回り
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松崎町の全庁的PT 基礎固め有意義な成果を【湧水】
松崎町は部署横断で住民サービスの向上や人材育成を図ろうと、管理職や係長を除く全職員対象のプロジェクトチーム(PT)を立ち上げた。「DX推進」「景観保全」などテーマ別に六つのPTを構成した。来年以降も継続し、長い目で見て成果を生み出す考えだが、スタートダッシュは重要。有意義な行政運営に直結する基盤づくりが欠かせない。 同町は近年、職員が減少傾向にあり、課長が係長を兼任するなど人手不足が顕著になっている。従前の体制ではデジタル化など行政改革に対応しきれず、こうした状況をPTでカバーする狙いもある。 一方、担当業務に追われ、PTに専念できない職員も想定される。一人一人が同じ方向を向き、積極的に
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比例投票で案内ミス 西伊豆町選挙管理委員会
西伊豆町選挙管理委員会は4日、参院選の期日前投票所で、比例代表の投票に関する案内方法に誤りがあったと発表した。 誤りがあったのは1日午前8時半から正午ごろまでで「候補者の氏名または政党名を書いてください」などと声掛けするところを「政党名を書いてください」と伝えた。有権者から指摘を受けて判明した。誤った案内を受けたのは約20人という。 町選管は同様のミスがないよう「事務に当たる町職員に対し、再度、案内方法の徹底を図った」としている。
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犯罪被害者を迅速支援へ 静岡県連絡協の幹事会が模擬訓練
静岡県犯罪被害者支援連絡協議会(会長・山本和毅県警本部長)はこのほど、幹事会を県警本部で開いた。犯罪被害者支援に携わる県内の関係機関・団体から計46人が出席、シミュレーション訓練を通じて被害の回復・軽減に必要な手続きや情報共有の在り方を確認した。 訓練は、西伊豆町の沖合を運航する観光クルーズ船上で、無差別殺傷事件が起きたとの想定で行った。複数人の被害を把握したとして、各機関が取るべき初動対応方針を検討。被害者や遺族の迅速な支援に欠かせない活動項目などを共有した。 幹事会は協議会を補佐する位置付けで、県警と県の各部署をはじめ、静岡地検や静岡保護観察所などの実務担当者で構成する。幹事長の坂田
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長九郎餅20年ぶり“復活” きな粉をヨモギ餅で包む 西伊豆名物
地域のにぎわい創出に向け、西伊豆町の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」(店主・荻田真理子さん)がこのほど、約20年ぶりに地元名物「長九郎餅」の販売を再開した。きな粉をヨモギ餅で包んだ、かつて各家庭で親しまれた和菓子。伝統の味の“復活”はすでに話題を呼び、町内外から来店客が訪れている。 先代の時に看板商品の一つに掲げ、多くの反響を集めた。ただ、一つ一つ手作りで手間が掛かり、メインの飴づくりを優先させる形で製造を中止していた。毎年ヨモギの時期になると、製造を求める声が多く、以前より従業員が増えたことも重なり販売再開を決めたという。 京きな粉を使用し、ヨモギや餅粉、小麦粉な
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西伊豆・加山雄三ミュージアム閉館 地域の観光支えた25年間
歌手で俳優の加山雄三さん(85)の魅力を伝える西伊豆町の「加山雄三ミュージアム」が30日、閉館した。1998年3月のオープンから幅広い層に親しまれ、約25年間にわたって地域の観光を支えた。最終日の館内には別れを惜しむとともに、最後の観覧を大いに楽しむファンの姿が見られた。 加山さんが長年にわたり、同町の安良里漁港に所有するクルーザー「光進丸」を停泊させ、住民との交流を深めていた縁で開設したのが始まり。主演映画「若大将」シリーズのポスターをはじめ、趣味の絵画や鉄道模型なども紹介した。本人も度々訪れてサイン会を開き、ピーク時には年間10万人以上の来場があった。 ミュージアムの運営会社「堂ケ島
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静岡人インタビュー「この人」 矢岸洋二さん ヘリの遊覧飛行事業を開始
西伊豆町で地域創生に取り組む「西伊豆プロジェクト」の社長。遊覧飛行は町やヘリコプターのチャーターサービスを行う都内の企業と連携し、4月に開始した。町内発着で伊豆半島西海岸を巡る複数のコースを設け、地域住民や観光客に空の旅を提供する。同町出身。55歳。 -遊覧飛行事業の狙いは。 「誘客促進に加え、地元の人々に体験してもらい、空から生活圏を見る非日常や感動を味わってほしい。2025年の大阪・関西万博では人を乗せて移動する『空飛ぶクルマ』の実用化が検討されている。こうした技術革新に備え、体験者がエアモビリティについて知り、考えるきっかけにもなればと思う」 -今後の展開は。 「伊豆半島西海岸
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児童に戦争体験 紙芝居で伝える 西伊豆でNPO
西伊豆町でデイサービスなどを行うNPO法人「みんなの家」(奥田俊夫代表理事)は29日、太平洋戦争の体験を伝える「平和の授業」を同町の田子小で開いた。資料や体験談に基づいた紙芝居を披露し、6年生が戦争への理解を深めた。 紙芝居の題名は「田子の洞窟」。奥田代表理事が読み手を務め、米軍の本土上陸を防ぐ特攻艇「震洋」を説明し、田子をはじめ、伊豆半島の各所で震洋を格納する洞窟が掘られた歴史を紹介した。デイサービス利用者も参加し、米軍B29爆撃機を恐れて防空壕(ごう)に避難した当時の体験などを語った。 児童は熱心に聞き入り、観賞後は感想を言い合った。山本笈佑君(11)は「田子に米軍が攻めてきていたら
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和気あいあいと 高齢者輪投げ大会 西伊豆・安良里
西伊豆町安良里の高齢者でつくる「安良里喜楽会連合会」(藤井恵会長)は28日、同町の中央公民館で輪投げ大会を開いた。約50人が参加し、和気あいあいとした雰囲気で親睦を深めた。 新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりの開催となった。参加者は地区ごとのチームに分かれて熱戦を繰り広げ、高得点が飛び出すと互いに喜びを分かち合った。同会はメンバーの交流の場を広げようと、積極的に祭りの企画や地域清掃などに取り組んでいる。藤井会長は「少しずつ普段の活動を再開し、今後も高齢者の居場所を守っていきたい」と話した。
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軽トラック 酒気帯び運転の疑い 西伊豆町の男逮捕
下田署は27日、道交法違反の疑いで西伊豆町仁科、無職の男(67)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後5時ごろ、町内の国道で軽トラックを酒気帯び運転した疑い。同署によると、縁石に衝突する事故を起こして発覚した。
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彫刻、絵画力作50点 「彩々会」作品並ぶ 松崎
松崎町や西伊豆町などの美術愛好家でつくる「彩々会」の作品展が7月25日まで、松崎町の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。会員6人が手掛けた彫刻や絵画、書道の作品約50点を展示している。 彫刻はFRP(繊維強化プラスチック)を使用し、子どものリアルな表情を表現した作品が目を引く。絵画は油彩や水彩、パステルなど幅広く、松崎港の夕景や草花、女性などをテーマにそれぞれ柔らかなタッチで描かれている。 会員の大場加代子さんは「メンバーは高齢化が進む中、一生懸命制作に取り組んでいる。その頑張りを多くの人に見てもらいたい」と話した。
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賀茂小児童 豊作願い田植え 稲作への関心高める 西伊豆
西伊豆町の賀茂小の5年生が17日、同校近くの田んぼで田植えを体験した。管理する町地域おこし協力隊の酒井宏冶さん(52)の指導を受け、豊作を願って作業に汗を流した。 酒井さんは農地を耕さず、冬に水を張って必要な肥料を確保する農法「不耕起栽培」を昨年から実践し、体験は食育の一環で初めて企画した。児童は横一列になって丁寧に苗を植え、ゲンゴロウやアメンボなど昆虫との触れ合いも楽しんだ。 10~11月には収穫や脱穀作業も体験する予定で、収穫米は給食で提供される。青島実咲さん(10)は「普段食べているものを一からつくる体験はとても楽しい。収穫が待ち遠しい」と笑顔を見せた。
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候補選手、気持ち新たに 西伊豆町チームが説明会【市町対抗駅伝】
静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、西伊豆町チームは15日夜、候補選手説明会を町保健センターで開いた。候補選手や監督、スタッフが顔を合わせ、今後の練習に向けて気持ちを新たにした。選手は一人ずつ自己紹介し、「昨年の悔しさを糧に頑張りたい」「ベストを更新する」などと抱負を語った。渥美貴弘監督は「皆さんが主役。とにかく楽しく練習を頑張ろう」と呼び掛けた。 説明会には保護者も参加し、日程の確認などを行った。チームは7月6日から合同練習を開始し、11月に登録選手を決定する方針。
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自衛官募集相談員 2人に委嘱状交付 西伊豆町など
西伊豆町と自衛隊静岡地方協力本部はこのほど、町内で活動する自衛官募集相談員の委嘱式を町役場で開いた。委嘱されたのは荒木国雄さん(85)と堤栄助さん(76)。2人は自衛官志願者の情報収集や学校訪問など隊員募集の広報活動に取り組む。任期は3年間。 委嘱式では、星野浄晋町長や五十嵐昭善副本部長が2人に委嘱状などを手渡した。堤さんは「ここ数年は入隊者が減っている。地域の隊員増加に向け、少しでも力になれれば」と話した。
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リハビリ体操 指導士養成 西伊豆町と町社協、4期目
西伊豆町と町社会福祉協議会がこのほど、介護予防を目的とした「シルバーリハビリ体操」の3級指導士養成講座を開始した。県理学療法士会と連携した取り組みで、今回4期目。町内から約10人が参加し、7月までの6日間の講座を通じてスキルを習得する。 シルバーリハビリ体操は運動療法に基づいて日常生活に必要な動きを訓練する体操で、92種類ものメニューがある。養成講座のカリキュラムは発祥の茨城県のNPO法人日本健康加齢推進機構が設定している。 町住民防災センターで行われた初回講座では、参加者が理学療法士から解剖運動学などを学び、体操の動きも確認した。受講した鈴木たつみさん(70)は「介護学に興味があり、自
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西伊豆、松崎の住民ら 弁護士講師に憲法9条考える
西伊豆、松崎両町の住民でつくる「西伊豆・松崎憲法九条の会」は12日、憲法学習会を西伊豆町健康増進センターで開いた。会員や地元住民ら約30人が参加し、ロシアのウクライナ侵攻など社会情勢を踏まえ、憲法9条を中心とした改憲の是非について考えた。 県弁護士会の萩原繁之弁護士が講師を務めた。萩原弁護士は第2次世界大戦など歴史に触れ、「今の憲法は加害の歴史を踏まえて制定されたため、9条があれば国を守れるのかという議論はナンセンス」と説明。抑止力ではなく、信頼や尊重による平和維持の必要性を強調した。講演後は意見交換の機会も設け、参加者は平和主義などに関する考えを共有した。
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西伊豆町議会 地域DMOを検討、観光体験の開発促進
西伊豆町議会6月定例会は8日、最終本会議を開き、一般質問などを行った。町は町内の観光事業者らと連携し、観光地域づくり法人(DMO)の立ち上げを検討していることを明らかにした。仲田慶枝氏への答弁。 町は5月、首都圏の企業などと新規産業の創出を図る事業「森と海の6次産業化プロジェクト」の一環で、観光体験メニューの開発に取り組む組織「西伊豆観光プラットフォーム」を設立した。DMOはこのプラットフォームを核に立ち上げる方針で、将来的に広域連携DMOの登録を受ける美しい伊豆創造センター(伊豆市)との連携も視野に入れる。立ち上げに向け、本年度は組織の拡充や体験メニューの開発に力を入れるという。 定例
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記者コラム「清流」 本場の魅力感じて
カルピスを加えてスイーツ風に-。西伊豆町恒例の「天草・ところてん祭り」の新企画で行われたレシピコンテスト。ところてんの斬新な味付けに挑戦しようと、観光客がこぞって参加し、見応えがあった。 町は古くから、ところてんの原料であるテングサの有数産地。ただ、今では各地でところてんを味わえる環境にテングサの不漁も相まって、本場の魅力が薄れつつあると感じる。コンテストの最優秀を商品化するアイデアは、興味を誘い、改めて名産地をPRしたい地元の思いからだった。 ところてんは三杯酢や黒蜜など主要な味付けが地域ごと異なると言われる。これから夏にかけてが旬。本場物の新鮮さや食感を味わい、好みの味を追求してみて
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地域おこし協力隊 定住率72%を報告 西伊豆町議会
西伊豆町議会は7日開会し、行政報告や一般質問を行った。町は現役人数が最多となった地域おこし協力隊について、これまでの定住率が約72%に及ぶと報告した。高橋敬治氏への答弁。 町は近年、少子高齢化が進む地域を支える存在として、協力隊の受け入れを強化している。答弁では、高橋氏が「短い期間だが、協力隊は人生の大切な時間を町のために尽くしてくれている」とし、町により手厚い支援を求めた。星野浄晋町長は町職員と協力隊による定例会の開催など、情報共有の機会を維持しながら、「地元の住民と協力隊が連携し、相思相愛になれる体制をつくっていきたい」などと述べた。 定例会は同日、一般質問に他4氏が登壇した。会期は
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飲食店利用客にくじ 抽選で500円券 西伊豆町商工会配布
地域経済の活性化に向け、西伊豆町商工会が7月31日まで、500円分の飲食券が当たるスクラッチくじの配布キャンペーンを行っている。 同商工会に加盟する対象の飲食店32店舗を利用すると、会計時、千円につき1枚のくじがもらえる。当選した場合は次回利用時にそのまま使用できる。お釣りはでない。有効期限は8月31日まで。 問い合わせは同商工会<電0558(52)0270>へ。
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大自在(6月7日)大河への道
古典落語の「ご隠居さん」といえば博識で知られる知恵袋として、近隣住民に一目置かれる存在だ。若い者にも慕われ、もめ事が起きればご意見番として場を収める。経験こそ知恵だった時代。長寿者はそれだけで敬愛の対象だった。 かつては50、60歳ともなれば家督を譲って悠々自適の隠居生活もあり得たが、現代はそうもいかない。60代も「現役世代」としての活躍が期待される。そんな事情の背景を物語るデータが先日も発表された。 県が毎年公表している4月1日現在の65歳以上の人口。今年も過去最多を更新し、県の総人口に占める割合(高齢化率)は初めて30%を超えた。県民の3人に1人近くが高齢者、6人に1人近くが75歳以
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出水期前に県東部で訓練 西伊豆 住民が危険箇所確認
本格的な出水期に備え、静岡県東部の各市町で5日、土砂災害などを想定した防災訓練が行われた。それぞれの地域住民が避難行動などを確認し、防災意識を高めた。 西伊豆 住民が危険箇所確認 西伊豆町の大久須地区では、大雨による高齢者等避難や避難指示の発令に応じ、住民が避難場所に想定された大久須公民館に避難した。 町は災害対策本部を立ち上げ、地元の自主防災会や消防団と連携して情報伝達の方法を改めて確認した。 公民館では県下田土木事務所による講習会も行った。職員が過去の事例に基づいた土砂災害の特徴などを説明し、住民らはハザードマップを活用して避難経路や危険箇所について意見を交えた。 裾野 避難
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園児がカサゴの稚魚放流 西伊豆町
西伊豆町の伊豆海、仁科の両認定こども園の年長児がこのほど、同町の大田子海岸でカサゴなど稚魚の放流を体験した。町に工場を持つ東洋水産(東京都)が水産資源の保護や地域貢献事業として毎年企画し、24回目。 放流したのはカサゴのほか、メバルやヒラメ計約600匹。園児たちは稚魚を水槽からバケツに移し、慎重な手つきで波打ち際から放流した。波に押し戻されてしまう稚魚は何度も海に返し、勢いよく泳ぎ出すと笑顔で見送った。 放流前には伊豆海認定こども園で「食育講座」も行われ、園児たちは同社社員からカサゴの生態などを学び、環境保全の意識を高めた。
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行政相談で貢献 17人表彰、感謝状 静岡で全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、行政相談委員全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。業務に貢献した行政相談委員5人に表彰状、12人に感謝状を贈呈した=写真=。 行政相談委員は市民の要望や苦情を聞き取り行政とのパイプ役を担う民間のボランティア。全国に約5千人、県内には128人が配置されている。 表彰を受けた委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 飯田昌義(長泉町)滝口正(小山町)瀬本豊久(静岡市葵区)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 平川和代(河津町)山本秀樹(松崎町)藤井すわ子(西伊豆町)青山美貴(沼津市)佐野文紀(富士宮市)小林洋(藤枝市)杉原啓子(同
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障害者対象の無料就労相談会 8日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、所在地外の5町で障害者対象に相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成などにも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。日程は次の通り。 8日=午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日=午後1時半~ 南伊豆町役場▽21日=午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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西伊豆・三堂川の土砂流出 国緊急砂防事業に採択
静岡県は31日、4月21、22両日の大雨で発生した西伊豆町の三堂川の土砂流出について、国の災害関連緊急砂防事業に採択されたと発表した。5月30日付。事業費は約1億5千万円で、国が3分の2を補助し、残りを県が負担する。 県砂防課によると、高さ5・5メートル、長さ38・5メートルの砂防えん堤1基を整備する。下流の人家や国道136号の安全確保につながるとして、2022年度中の完成を目指す。
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7日から6月定例会 西伊豆町議会
西伊豆町議会はこのほど、議会運営委員会を開き、6月定例会を7日に開会すると決めた。会期は8日までの2日間。本年度一般会計補正予算案や国民健康保険税条例の一部改正案など6議案を審議する。一般質問は7、8の両日に行い、計8氏が登壇する。
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ロケ誘致さらなる強化へ 西伊豆町 地域活性化策考える
西伊豆町はこのほど、本年度のロケツーリズム振興セミナーを町保健センターで開いた。星野浄晋町長や町議、観光関係者ら約25人が出席し、映画、番組撮影の受け入れ強化や地域活性化に生かす方策について考えた。 ロケツーリズム協議会(東京都)の藤崎慎一会長が講師を務め、「西伊豆町はこれまで多くのロケを誘致してきた。地域のPRに向け、今後はその実績をどのように活用するかが大切」などと強調した。他市町の事例を紹介しながら、権利処理に関する制作者との交渉テクニックや官民連携の強化についてアドバイスした。 町は2019年に官民組織「ロケさぽ西伊豆」を立ち上げ、映画などの撮影を積極的に受け入れている。定期的に
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静岡県内の高齢化率 初の30%超 西伊豆町51.8%、川根本町50.7%、松崎町49.5%
静岡県が30日公表した4月1日時点の県内の65歳以上人口は110万1978人と前年から3701人増え、過去最多を更新した。総人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は前年比0・3ポイント上昇の30・2%と初めて30%を超えた。75歳以上の割合を示す後期高齢化率も0・4ポイント上昇の15・8%で過去最高。市町別で西伊豆町、川根本町の高齢化率は50%超だった。 高齢化率が最も高かった西伊豆町は51・8%、川根本町が50・7%と続いた。ほかに、松崎町49・5%、熱海市48・6%、南伊豆町47・9%など。 最も低かったのは長泉町の22・5%で、次いで袋井市25・0%、御殿場市25・9%の順だっ
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斬新な味付けに挑戦 レシピ審査も 西伊豆・ところてん祭り
西伊豆町観光協会は28、29の両日、恒例の「天草・ところてん祭り」を同町の堂ケ島公園で開いた。地元住民や観光客計約2千人が訪れ、ところてんのレシピコンテストや無料サービスを楽しんだ。 コンテストは初めての試みで、参加者は用意された調味料やトッピングを使い、オリジナルのところてんの味付けを考案した。中には乳酸飲料を持ち寄って斬新な味付けに挑戦する参加者も。最優秀賞にはキムチやポン酢などを加え、冷麺風に仕上げたところてんが選ばれた。今後商品化され、地元飲食店で販売される。 コロナ禍の影響で、ここ数年は形式や時期を変更して実施してきた。通常開催は3年ぶりで、塩沢一志会長は「ようやく盛大に開催で
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記者コラム「清流」 介護と観光 どう結ぶ
介護事業所と有償ボランティアがマッチングを図るサービス「スケッター」。西伊豆町が喫緊課題の介護人材の確保に向け、実証運用を始めた。関係人口の増加にも期待を寄せるが、その効果はまだまだ未知数だ。 スケッターは都内企業が運営するサービス。ボランティアはレクリエーションの企画や清掃を担い、無資格や未経験でも参加できる。町は町社協と連携し、事業所負担の謝礼金に加え、町の電子地域通貨を付与してボランティア獲得を進める。 とはいえ、交通費がかかる町外からの来訪者はそもそもが赤字。観光ついでにお手伝い-。そんな仕組みの構築が急がれるだろう。ボランティア業務を組み込んだツアーの開催など、観光とひも付けた
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資源活用、販路拡大 事業計画書を決議 西伊豆町商工会
西伊豆町商工会(国本正徳会長)は24日、本年度の通常総会を同町の中央公民館で開いた。会員ら約45人が出席し、事業計画書を決議した。 事業計画書の基本方針には、地域資源の有効活用や販路拡大、小規模事業者の雇用維持に向けた指導改善を盛り込んだ。デジタル化やインボイス制度の導入など事業環境の変化に対応するため、企業の資金繰り支援や相談体制の強化などを重点事業に掲げた。町や関係機関と連携を深め、ふるさと納税の返礼品を活用した特産品のPRや観光振興に取り組むことも確認した。 このほか、昨年度の事業報告書の承認や役員功労者の表彰などを行った。
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ところてん味比べ 西伊豆で28、29日 無料サービスも
西伊豆町観光協会は28、29の両日、恒例の「天草・ところてん祭り」を同町の堂ケ島公園で開く。新企画としてところてんのレシピコンテストを行う。突きたての地元産ところてんを無料で振る舞うサービスも3年ぶりに再開する。 コンテストは協会が用意する調味料やトッピングを使い、ところてんの味を競う。調味料は持ち込みも可能だが、生の食材は禁止。参加定員は各日10人で先着順。午前11時から同所で参加を受け付ける。参加者には参加賞の地場産品が贈られるほか、最優秀に選ばれると、発案者の名前で商品化され、地元飲食店などで販売される。 開場は午前10時。ところてんの無料サービスは1日千食限定。地場産品の販売コー
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ごみ分別、発電に挑戦 西伊豆・仁科小 温暖化防止へ体験学習
西伊豆町の仁科小の4年生約20人がこのほど、地球温暖化防止に向けた体験学習「アースキッズチャレンジ」(町や県地球温暖化防止活動推進センター主催)に臨んだ。同校体育館を活用し、ゲーム形式で知識を深めた。 児童はセンター職員から温暖化が発生する仕組みを学び、家庭で二酸化炭素(CO2)の排出量を抑える重要性を改めて確認した。その後、自転車を使った発電実験などゲーム形式の学習を体験した。 ごみの分別ゲームでは町の分別方法に準じ、数多くのごみを燃えるごみや粗大ごみなど9種類に分ける取り組みに挑戦。仲間と試行錯誤しながら正解を導き出した。 児童は事後学習として家庭でエコ生活を実践し、センター認定の
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つながる楽しさ、住民に 西伊豆など地域ICT促進の包括協定の責任者 安力川幸司さん【とうきょうウオッチ/インタビュー】
テレワークを支える日本ユニファイド通信事業者協会の副会長専務理事。4月に松崎、西伊豆両町、千葉県館山市と4者共同で、地域ICT(情報通信技術)の促進に関する包括連携協定を締結した。福島県出身。45歳。 -協定を締結した経緯と狙いは。 「昨夏、西伊豆町出身の友人の誘いで現地を訪ね、働きながら2週間滞在した。地元住民との会話で若者の都市部流出や高齢化などの課題を知った。ICTを使ったまちづくりで貢献できるのではないかと考え、同じ課題を持つ松崎町と館山市とともに、実験的に取り組もうと決めた。ICTを通じて住民同士の交流を図り、オンラインで自由につながれる楽しさを感じてほしい」 -松崎、西伊豆
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全国展フォトコンテスト 松浦昭宏さん(島田)総理大臣賞 「アート」作品追求
第68回全国展フォトコンテスト(日本写真文化協会主催)で島田市の写真家松浦昭宏さん(69)の「石 円空、彫る」が、最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。全4部門2千点の中から選ばれ、松浦さんは「5度目の挑戦だった。アートとして評価されたことがうれしい」と喜びを語った。 受賞作は人物部門に出品し、地元の彫刻家土屋誠一さんが創作に打ち込む姿を、江戸時代の修験僧で仏師の円空になぞらえて、3枚の組み写真で表現した。「隆起する筋肉、立ち上がる石粉、虚空を見つめる静けさなど、白黒写真によって現代版・円空の世界観を示す」と評価され、満場一致の選出となった。 松浦さんは新薬や医療機器などの関連文書を作成、翻
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就労支援施設通所者の野菜栽培 松崎の園児が見学 西伊豆
松崎町の松崎幼稚園と聖和保育園の園児計約25人が18日、西伊豆町の障害者就労支援施設「ワークショップマナ」を訪れ、通所者の仕事ぶりを見学した。人との関わりを深め、思いやりの心を育む「ふれあい体験」事業で毎年行っている。 園児らは施設の屋内外を回り、通所者が陶芸や木工、パン作りなど幅広い仕事に打ち込む様子を間近で見学した。畑ではジャガイモやソラマメなどの栽培を興味深く観察した。松崎幼稚園の山本穂澄君(5)は「たくさんの仕事があり、大変そうだった。もっと交流を深めてみたい」と話した。 両園と施設は本年度中にあと2回交流し、園児らは豆まきなどの催しを通じて通所者と親睦を深める。
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かも風鈴などのデザイン募る 9月30日まで 西伊豆硝子舎
西伊豆町のガラス作家などでつくる「西伊豆硝子舎」は9月30日まで、「かも風鈴&キャンドルホルダーデザインコンテスト」の作品を募集している。応募は同町の黄金崎クリスタルパークにある申込用紙にデザインを記入し、応募箱に投函(とうかん)する。用紙は同館ホームページで発行でき、郵送も受け付ける。 かも風鈴とキャンドルホルダーの2部門でデザインを受け付け、1人何点も応募可能。両部門とも入賞に選ばれると、地元作家がそのデザインを基に実物を制作して入賞者に贈る。入賞作品の展示会も同館で開催する。 コンテストはガラス原料のケイ石産出が盛んだった町の歴史にちなんで開催し、今回18回目。同館では9月19日ま
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まき割りから湯沸かしまで 風呂自給体験を提供 西伊豆の宿泊施設
西伊豆町の宿泊施設「LODGEMONDO-聞土-(ロッジモンド)」はこのほど、ウッドボイラーを導入し、宿泊客限定の「まき風呂ワークショップ」を始めた。まき割りから給湯まで一からエネルギーの自給を体験でき、沸かしたお湯で入浴が楽しめる。 木材は地元の間伐材を使い、まき割りの工程では油圧まき割り機の操作も体験できる。まきをボイラーに投入し着火すると、約1時間で450リットルの水タンクが沸騰するという。 施設はこのほど体験会を開き、参加者にワークショップの流れやボイラーの機能を説明した。経営する松本潤一郎さん(40)は「ぜひ自然循環の中で自立した生活を実感してみてほしい」と話した。 施設はこ
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観光企画会社と災害支援で協定 西伊豆町社協
西伊豆町社会福祉協議会はこのほど、同町の観光企画会社「西伊豆プロジェクト」と災害支援に関する協定を結んだ。災害時のボランティア活動を円滑に進めることが目的。 協定の主な内容は、災害発生時にボランティアの充足具合を共有し、同社が社協のフェイスブックなどを活用して必要な人材や受け入れ態勢などに関する情報を発信する。必要に応じて同社は災害ボランティアセンターの運営にも携わる。同町の旧賀茂幼稚園で協定式を行い、柏木昇会長と矢岸洋二社長が協定書を交わした。両者は今後、協定内容を確認するための訓練も実施するという。
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11日から賀茂5町 障害者の就労相談
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は11日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、所在地外の5町で障害者対象に相談会を開催。就労関連のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 11日=午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽17日=午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽19日=午後1時半~ 南伊豆町役場
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西伊豆町の地域通貨キャンペーン 5月、支払額の10%還元
地域経済の活性化に向け、西伊豆町は1日から、電子地域通貨「サンセットコイン」のポイント還元キャンペーンを始める。町内在住を問わず、対象店舗の利用客に支払額の10%分のポイント「ユーヒ」を付与する。31日まで。 サンセットコインは1ユーヒ1円換算で、電子カードかスマホアプリ「chiica」で運用する。主に町内の飲食店や宿泊施設など約140店舗で利用可能。町役場や一部店舗でユーヒをチャージでき、電子カードは町役場で発行している。 1日当たりの還元の上限は1人1万ユーヒまで。全体の還元が1千万円分に達した時点でキャンペーンは終了する。還元されたユーヒの有効期限は2023年3月31日まで。 問
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介護人材確保へ ボランティアと施設マッチング 西伊豆町など実証運用を開始
西伊豆町と町社会福祉協議会は25日、介護施設と有償ボランティアをつなぐ「スケッター」の実証運用を開始し、同日夜、キックオフイベントのオンライン説明会を開いた。町内の介護施設が全国各地の登録ボランティアに日頃の活動などを紹介した。 スケッターは東京都の「プラスロボ」が提供するサービスで、施設とボランティアがそれぞれ登録しマッチングを図る。町は介護人材の確保や関係人口の増加に向け、同社と連携し運用を始めた。 説明会では町担当者らが、ボランティアの来訪のきっかけになればと観光動画もPRした。スケッターの運用が進む県外の介護施設関係者から、ボランティアと交流を深めるノウハウも学んだ。 説明会の
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29日公開の映画「ツユクサ」 ロケ地・西伊豆で試写会
西伊豆町の宇久須港などで昨夏撮影された映画「ツユクサ」の全国公開を前に、同町の中央公民館でこのほど試写会が行われた。多くの町民が鑑賞し、見慣れた風景が作中に登場する映画を楽しんだ。 同作は「大人のおとぎ話」をテーマに、日常の小さな奇跡を描いたヒューマンストーリー。小林聡美さんや松重豊さんらが出演し、新たな挑戦を後押ししてくれる内容になっている。町での撮影は3週間ほど行われ、作品シーンの約7割を占める。宇久須港のほか、黄金崎や大浜海岸が舞台になった。 星野浄晋町長と平山秀幸監督のトークも行われた。平山監督は約10年前から物語の構想があったと明かし、「舞台は海辺のきれいな街と考えていた。ロケ
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空き店舗を地域交流の場に 西伊豆、子ども食堂も検討
地域住民の交流の場を新たにつくろうと、西伊豆町田子の住民有志による「田子まちづくり協議会」(椿直光会長)が24日、空き店舗だった地元飲食店の再活用に乗り出した。高齢者サロンや運動教室などさまざまな用途で使ってもらい、にぎわいの創出を図る。 協議会が閉店から約10年間使われていなかった「かしわや食堂」の所有者と協議し、準備を進めた。今後は施設を常に開放し、予約制で自由に利用できる体制を整える。調理場も使って子ども食堂の実施も検討する。椿会長は「特に子どもたちの遊び場が地域から減っている。幅広い世代の交流拠点になれば」と期待した。 開所記念のイベントでは、店舗や駐車場に特産品など飲食の出店や
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ICT活用、地域再生へ 西伊豆、松崎など協定【とうきょうウオッチ/取材ノートから】
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークという新たな働き方がこの2年間で急速に広がった。地域によって普及に差はあるが、若年層を中心に地方移住の需要が高まった大きな要因だ。情報通信技術(ICT)の活用は、情報格差や人口減少など各地域の課題を解決する手段として、不可欠な時代になっている。 西伊豆町と松崎町は12日、ウェブ会議やテレワークを支援する日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)と千葉県館山市と4者共同で、地域ICTの促進に関する包括連携協定を結んだ。西伊豆、松崎両町は、管内全域が過疎地域の「全部過疎」。テレワークが可能な雇用の場を確保すれば、人口流出を防ぐと同時に、都市部からの
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西伊豆町の海藻養殖 本格着手へ 漁業者との連携強化が鍵【解説・主張しずおか】
西伊豆町は同町田子の田子漁港がある湾の内部が未利用であることに着目し、試験的な海藻養殖に取り組んでいる。町外の民間事業者に知恵を借りてハバノリなど複数種類の育成を試み、適した海藻を見定めるのが狙い。取り組みは緒に就いたばかりで、地域の水産業にどれほど効果が見込めるかは未知数だ。本格的な事業化を目指す上で、地元漁業者との連携が欠かせない。 「食害もなく、順調に成長している」。4月中旬、田子漁港で行われた生育調査。町に養殖技術やノウハウを提供する合同会社「シーベジタブル」(高知県)の蜂谷潤共同代表(34)は船から海中を観察し、手応えを口にした。 試験に用いる海藻の多くは昨年6月ごろに田子漁港
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介護事業所とボランティアのマッチング 西伊豆で実証運用
西伊豆町と町社会福祉協議会は25日、町内の介護事業所と有償ボランティアをつなぐマッチングサービス「スケッター」の実証運用を始める。介護人材の担い手不足を補い、関係人口の増加を図るのが目的。町の電子地域通貨と連動した謝礼制度を設け、サービスの充実を目指す。 スケッターは東京都の「プラスロボ」が2019年から運用するサービス。事業所とボランティアがそれぞれ登録し、事業所が人材を募集しマッチングを図る。現在、首都圏を中心に約330事業所が登録し、ボランティアは3千人を超える。 ボランティアの内容はレクリエーションの企画や清掃など。身体介護は禁止され、無資格や未経験でも応募できるのが特徴だ。謝礼
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4件を可決、承認 西伊豆町議会臨時会
西伊豆町議会は20日、臨時会を開き、新型コロナウイルス感染対策の施設借上料225万円を追加した一般会計補正予算案の専決処分や、旧西伊豆中の校舎等解体工事変更請負契約の締結に関する議案など4件を可決、承認した。
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養鶏と農業、循環目指す 西伊豆町地域おこし協力隊・酒井さん
循環型の養鶏業を確立させたい-。西伊豆町地域おこし協力隊の酒井宏冶さん(52)が同町宇久須で養鶏場の整備に取り組んでいる。長年使われていなかったビニールハウスを活用し、8月ごろからの飼育開始を目指している。 農業を行う傍ら約1年半前に整備に取り掛かり、ハウス内の廃材を取り除いたり、一から基礎を作ったりして地道な取り組みを進めてきた。約225平方メートルの敷地を鶏舎として活用する見通しで、これまでに半分近く整備が完了した。 養鶏は平飼いで、ひなから育てる予定。飼料は自身で栽培する農産物の廃棄部分を再利用し、養鶏をスタートした後は鶏ふんを農業用の肥料として活用する考えで、養鶏と農業の好循環を
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西伊豆の地域おこし協力隊 新たに4人採用 最多11人に
西伊豆町はこのほど、農業や水産業などさまざまな分野に取り組む4人を町地域おこし協力隊に任命した。町役場で開いた任用式で、星野浄晋町長が委嘱状を交付した。町の協力隊は過去最多の11人になった。 就任したのは新井雄貴さん(35)=大阪市出身=、陰岩達矢さん(31)=横浜市出身=、国島学さん(31)=東京都出身=、顔嘉迎(がん・かりん)さん(26)=マレーシア出身=。新井さんは農業や観光、陰岩さんは水産業の振興を担う。国島さんは理学療法士の資格を生かして健康事業を推進し、顔さんは外国語指導助手(ALT)など英語教育に携わる。 4人は委嘱状を受け「人や場所を知り、地域との関わりを深めたい」「皆さ
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松崎、西伊豆ICT促進 通信事業者協会と協定 地域課題解決図る
松崎町と西伊豆町は12日、日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)、千葉県館山市と4者共同で、地域ICT(情報通信技術)の促進に関する包括連携協定を結んだ。幅広い年代でのICTの活用や、テレワークによる雇用の確保を通じ、地域の課題解決を目指す。 JUSAはウェブ会議やテレワークを支える事業者団体。日本マイクロソフトなどの会員企業の社員が、小学生から高齢者までを対象にICT講座を実施する。ドローンの操縦体験や、海底ケーブルと陸上ネットワークの中継点の見学会も行う。 星野浄晋西伊豆町長は都内の記者発表会で「ICTを便利なものとして高齢者に提供し、子育て世代も有効に活用できるようにしたい」と
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無病息災願う 西伊豆の連合区 堂ケ島薬師堂で祭典
西伊豆町の仁科浜連合区はこのほど、県有形文化財の薬師如来、阿弥陀(あみだ)如来、釈迦(しゃか)如来の木像をまつる同町の堂ケ島薬師堂で春の祭典を開いた。 地元の役員らが出席し、薬師堂のほか、隣接する白山神社や庚申堂でも神事を執り行って無病息災や家内安全を祈願した。3年ぶりに特設ステージを使った演芸も行われ、地域住民が歌などを披露して祭典を盛り上げた。 木像は鎌倉時代に作られたとされ、白山神社には地元漁師が豊漁を願って参拝した歴史が残る。鈴木啓夫区長は「ことしも無事開催できて良かった。演芸も再開でき、明るい話題を届けられた」と話した。
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夕日の写真審査 受賞者に表彰状 西伊豆町
西伊豆町はこのほど「第17回夕陽のまちふるさとフォトコンテスト」の表彰式を町役場で行った。「夕陽部門」「ふるさと部門」でグランプリや特選に選ばれた3人が星野浄晋町長から表彰状を受けた。 表彰されたのは、夕陽部門グランプリの佐藤和彦さん(65)=松崎町=、ふるさと部門グランプリの蓑毛正美さん(62)=沼津市=ら。それぞれが構図や光の反射などを意識し、夕日や海の景色を撮影した。初めて応募した蓑毛さんは「海面の揺れる様子があまりにもきれいでシャッターを切った。今後も西伊豆の美しい景色をカメラに収めたい」と話した。 コンテストは、両部門と「ドローン部門」の3部門に町内外の75人から計322点の応
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障害者の就労支援 13日から相談会 賀茂郡5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は13日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、所在地外の5町で障害者対象に相談会を開いていて、障害者手帳の取得や医療費助成など、就労以外の相談にも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。日程は次の通り。 13日=午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽19日 午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~、河津町保健福祉センター▽21日 午後1時半~、南伊豆町役場
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ヘリコプターで空の旅 西伊豆で体験会、町民が満喫
西伊豆町の「西伊豆プロジェクト」(矢岸洋二社長)は7日、観光振興につなげようと、ヘリコプターで伊豆半島西海岸などを巡るクルージング体験会を開いた。ヘリのチャーターサービスを運営する環境省のパートナー企業「エアーエックス」(東京都)や町との連携事業。町民限定で行い、12組26人が空の旅を満喫した。 町の海岸線沿いや伊東市の大室山などを巡る四つのコースを設けた。参加者は好きなコースを選び、電子地域通貨を利用して体験した。友人と参加した田代史子さん(81)は「地元にいながら旅行気分を味わえる魅力的な企画。山桜がきれいで感激した」と満足げに話した。 西伊豆プロジェクトは9、10の両日で観光客向け
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桜と絶景を満喫 西伊豆・黄金崎公園でまつり
西伊豆町宇久須の黄金崎公園で3日、第39回「黄金崎さくらまつり」が開かれた。町内外から家族連れなどが訪れ、桜と景勝地が織りなす美しい景色を満喫した。 会場には地場産品の販売ブースが並び、来場者は買い物も楽しみながら散策を楽しんだ。ジオガイドによるツアーや大道芸など多彩な催しも行われ、中でも缶ぽっくり競争は子どもたちから人気を集めた。 近くの黄金崎クリスタルパークではフォトコンテストの作品展が始まり、桜茶の呈茶サービスが行われた。
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指出さん100歳祝う 松崎町長が訪問
松崎町の指出正子さんがこのほど100歳の誕生日を迎え、入所する西伊豆町の「グループホーム賀茂」を深沢準弥町長が訪れて長寿を祝った。 指出さんは下田市生まれで、結婚を機に松崎町に移り住んだ。かつては銀行に勤め、茶道や生け花教室を開いていた。現在は入所者とともに和気あいあいとした生活を送り、職員は「皮むきなど食事の支度を積極的に手伝ってくれる」と話す。 深沢町長から花束や写真立てなどを受け取ると、「親切にしてくれてありがとうございます」と何度もお礼し、笑顔を見せた。深沢町長は「話すのが流ちょうでとてもしっかりしている。風邪をひかないように」といたわった。
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6月末閉館の加山雄三ミュージアム 4月1日から入場無料
西伊豆町の「加山雄三ミュージアム」を経営する「堂ケ島レジャー」は1日から閉館する6月末まで、同館メインの3階のミュージアムを無料開放する。磯谷利治支配人(52)は「ファンをはじめ、多くの人に感謝を伝えたい」と話している。 ミュージアムは1998年開館。歌手で俳優の加山雄三さん(84)の魅力を満載し、来場者は年間約10万人と人気を集めてきた。ただ、近年は体調が優れなく十分なファンサービスができない加山さんの意向に沿い、会社は昨夏に閉館を発表していた。 閉館までは加山さんの主演映画「若大将」シリーズのポスターレプリカや鉄道模型など従来の展示に加え、来場者から提供された加山さんの絵画や版画を飾
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地域通貨支払額 西伊豆町1%還元 4月1日から
西伊豆町は1日から、消費喚起策として電子地域通貨「サンセットコイン」の1%還元キャンペーンを始める。町内在住を問わず、対象店舗で使用した際に支払額の1%のポイント「ユーヒ」を付与する。2023年3月末まで。 電子地域通貨は1ユーヒ1円換算。スマホアプリの決済サービスや電子カードで運用でき、主に町内の飲食店や宿泊施設など約140店舗で利用できる。町役場や一部店舗でユーヒをチャージでき、電子カードは町役場で発行している。還元されたユーヒの有効期限は24年3月末まで。 町はこのほか、姉妹町提携を結ぶ山梨県市川三郷町の住民に、観光で西伊豆町を訪れる際に千円分(大人)のユーヒがチャージされた電子カ
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伊豆西海岸 \空の旅/ 西伊豆町がヘリ遊覧事業始動、民間と企画
空からの大パノラマを味わって-。西伊豆町が4月から、海岸線に景勝地が並ぶ伊豆西海岸を舞台としたヘリコプターの遊覧飛行事業に乗り出す。まん延防止等重点措置の解除に伴い、観光再生の起爆剤にしようと、ヘリのチャーターサービス運営会社「エアーエックス」(東京都)などと企画した。首都圏からのチャーター利用を取り入れ、来訪客の増加も目指す。 町は昨年12月、同社と観光振興に関する協定を締結した。同社によると、ヘリの遊覧飛行は民間の事業として注目される一方、官民による取り組みは全国的に珍しいという。 事業は同町の観光企画会社「西伊豆プロジェクト」を交えた3者連携で行う。町が観光関係者への周知や環境整備
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夕日の下で名曲を堪能 西伊豆でイベント
西伊豆町観光協会などはこのほど、鮮やかな夕日の下で歌やお笑いライブを楽しむ「夕映えの響き」を同町仁科の安城岬ふれあい公園で開いた。歌手はタケカワユキヒデさんと朝倉さやさんを招き、町内外から約700人が集まった。 タケカワさんは「銀河鉄道999」や「ガンダーラ」などを披露し、来場者は体でリズムを取ったり、手拍子をしたりして歌声を堪能した。朝倉さんはデビュー曲をアレンジした「新・東京」などを熱唱し、持ち前の山形弁を使ったトークでも会場を沸かせた。お笑い芸人はバンビーノと清水バージョン、かがくと森田くんがゲストで訪れた。 会場では来場者に検温と消毒済みを示すバンドの着用を促した。協会の塩沢一志
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海の道が出現 「トンボロ現象」 西伊豆町・瀬浜海岸
西伊豆町商工会や観光協会などでつくる実行委員会が20日、同町の瀬浜海岸で「トンボロ開き」を行った。干潮時に海岸と沖合の島が陸続きになる、全国的に珍しいトンボロ現象をPRしようと、昼の発生時期に合わせて毎年行っている行事で6回目。町内外から約300人が来場し、渡り初めを楽しんだ。 午前11時ごろにトンボロ開き宣言が行われると、来場者は次々と砂州を渡り、沖合の島「三四郎島」を目指しながら記念撮影や水中観察などを満喫した。会場では地場産品が当たる抽選会が行われ、プロポーズにふさわしい観光スポット「恋人の聖地」を示すモニュメントも設置された。 実行委によると、昼にトンボロ現象が発生するのは10月
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地元特産品でスパイス開発 伊豆半島高校会議所、キンメなど使用
伊豆半島の活性化を目指す高校生グループ「伊豆半島高校会議所」がこのほど、地場産品を使った商品「金目くんスパイス」を開発し、19日、下田市の旧沢村邸でPR販売に取り組んだ。 会議所はこれまでにも海鮮丼などを考案し、商品開発は3回目。今回は下田名物のキンメダイのアラと、西伊豆名物の潮かつおの焼き身をそれぞれ粉にして混ぜた品で、西伊豆町のカネサ鰹節商店と三角屋水産の協力で販売にこぎ着けた。スパイスのほかにふりかけや塩なども候補に挙がる中、「さまざまな料理に使いやすく、若者にも味わってもらいたい」との思いから、試作を重ねてスパイスを選択した。 1本70グラム入りで750円(税込み)。旧沢村邸での
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議会事務局長に松本氏を起用 西伊豆町人事
西伊豆町は15日、4月1日付の人事異動を内示した。対象者は新規採用を含め60人で、大規模となった。 【課長級】議会事務局長(産業建設課長)松本正人▽窓口税務課長(防災課長)佐野浩正▽健康福祉課長(窓口税務課長)渡辺貴浩▽防災課長(防災課主幹)居山繁▽産業建設課長(総務課主幹)久保田寿之 【主幹級】総務課主幹(同課主幹兼総務係長)鈴木一博▽総務課主幹兼行財政係長(総務課行財政係長)石田智直▽まちづくり課主幹兼商工係長(同課商工係長)山本友也▽まちづくり課主幹(教育委員会事務局主幹兼学校教育係長)石田晃一▽窓口税務課主幹(同課主幹兼窓口年金係長)上松和巳▽環境課主幹兼生活衛生係長(企業課主幹
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観光促進へ町内37カ所にモニター 西伊豆町が設置
西伊豆町はこのほど、町役場や宿泊施設など町内37カ所に50インチのモニターを設置し、体験型観光コンテンツの魅力を映像で紹介する取り組みを始めた。首都圏企業と協定を結び、観光促進や新産業の創出を図る「森と海の6次産業化プロジェクト」の一環。 遊漁船で釣った魚を電子地域通貨で買い取る「ツッテ西伊豆」や堂ケ島の遊覧船の情報などを詳しく紹介している。休憩施設「こがねすと」や黄金崎クリスタルパークなどの館内の様子も配信し、映像には専用ホームページにアクセスできるQRコードを掲載した。 町は今後、モニター設置場所の拡大を検討し、各施設が独自の映像を配信できる態勢づくりも進める予定。 問い合わせは町
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文教施設整備費修正動議を否決 西伊豆町議会
西伊豆町議会3月定例会は11日、最終本会議を開き、2022年度一般会計当初予算案を賛成多数(賛成5、反対4)で可決した。文教施設等整備にかかる施設設計・監理業務委託費など、先川地区における小中一貫校と認定こども園の整備に関連した予算計1億6500万円を減額する議員発議の修正動議が提出されたが、修正案は反対多数(賛成3、反対6)で否決した。 修正動議の提出理由は堤和夫氏が「文教施設等整備委員会の提案した候補地に反する」などと説明。修正案に反対した議員は、同委員会が建設候補地を決定する性格を持たないことや、子どもや保護者の不安解消に向けて両施設を早急に整備する必要性を指摘した。 町は現在、先
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人力車 爽快感味わう 松崎で園児乗車体験
子どもたちに人力車の魅力を伝えようと、2月から松崎町で車夫として活動する古田健人さん(34)が9日、同町の松崎幼稚園で乗車体験を開いた。園児たちは順番に乗り心地を味わい、古田さんとの交流も楽しんだ。 古田さんが同園を訪れると、人力車にあまりなじみのない園児たちは「どうやって乗るの?」「鬼滅の刃に出てきそう」と興味津々な様子。車体の大きさなどに関する質問を積極的に投げ掛け、乗車体験では園庭をぐるりと回って爽快感を満喫した。年長の中川星奈ちゃん(6)は「初めて乗った。風がすごく気持ち良かった」と満面の笑みを見せた。 古田さんは25歳から車夫の経験があり、以前は浅草や嵐山で活動していた。藤沢市
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潮かつお使用 おむすび販売 静岡県と天神屋開発
包括連携協定を結んでいる静岡県と弁当総菜の天神屋(静岡市駿河区)は、西伊豆町の伝統保存食「潮かつお」を使った「潮鰹(かつお)むすび」を開発した。県庁を含む同社の県内全27店舗で3月初旬から販売を始めた。 潮かつおはカツオを丸ごと塩に漬け込んで乾燥させた塩蔵食品。同町のカネサ鰹節商店が潮かつおとクリームチーズを刻んで交ぜたお茶漬けを商品化していて、塩鰹むすびはこのお茶漬けとご飯を一緒に炊き込んだ。 県庁内の売店では若手職員に人気で、販売開始から連日完売している。県地域振興課の山田紘子主任は「塩みや臭みを抑え、誰もが食べやすいように工夫した。おむすびをきっかけに西伊豆に関心を持ち、訪れてもら
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東部・伊豆20市町「推し」事業 22年度予算案
コロナ禍が続く中での編成となった東部・伊豆地区20市町の2022年度当初予算案。各市町は新型コロナウイルス対策を図りながら、地域の課題解決や活性化などにつなげる事業を盛り込んだ。「推し」事業のポイントを担当者に聞いた。 ■富士市 仮想空間に自転車コース プロチームと連携して自転車でにぎわいを創出します。遠隔地から仮想空間を走行できる「バーチャルライドコース」は海抜0メートルから富士山5合目を目指す絶景コースなどの魅力を発信し、コロナ後の誘客につなげます。市街地レースを通じて市民の関心も高め、自転車の利活用を進めたいです。(自転車関連整備事業=3560万円) ■富士宮市 やさしい日本
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保健事業と介護予防一体化 市町職員が取り組み報告
静岡県はこのほど、住民の医療・健康データから地域ごとの健康課題を把握し市町が課題解決に向けた対策をするモデル事業「保健事業と介護予防の一体的実施」についての報告会をオンラインで行った。 県内の高齢者が健康な体づくりを効果的に行うことを目的とした事業。下田市、西伊豆町、沼津市、牧之原市の職員が県内市町の取り組みを報告した。大学教授による講演や有識者討論なども行い、参加者はモデル事業への理解を深めた。 県健康増進課地域支援班の渡辺敏宏班長は「高齢化が進む中、各市町の事例を取り入れて最適な高齢者支援を進めていきたい」と話した。県内の市町や社会福祉協議会から約200人が参加した。
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障害者の生活相談 9日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は9日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。 障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 9日=午前10時 西伊豆町役場、午後1時半 松崎町役場▽15日=午前10時 東伊豆町役場、午後1時半 河津町保健福祉センター▽17日=午後1時半、南伊豆町役場
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事業者の水道料金 西伊豆町が負担 8日から受け付け
西伊豆町はこのほど、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済支援に向け、飲食店と宿泊施設を除く町内事業者を対象に水道料金軽減の補助金を交付すると決めた。8日から順次、特設会場を設けて申請を受け付ける。 補助額は1月検針にかかる2カ月分の料金で、対象事業者は約350軒を見込む。補助金は受け付けから10日前後で給付する。 特設会場は8~11日まで、安良里、田子、仁科、宇久須の各地区で1日ずつ開設する。電子申請も可能で、14~31日には町役場本庁舎で通常受け付けを行う。 問い合わせは町まちづくり課<電0558(52)1966>へ。
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ガラス製品を“診察” 西伊豆の地元作家、修理受け付け
西伊豆町のガラス作家などでつくる「西伊豆硝子舎」はこのほど、ガラス製品に関する修理や相談を受ける「ガラスの町のお医者さん」を同町の黄金崎クリスタルパークで開いた。ことしが国連の定める「国際ガラス年」であることにちなみ、かつてガラス原料のケイ石産出が盛んだった町ならでの企画として初めて実施した。 来場者は町特産の「かも風鈴」や、新生児の誕生記念で町から贈られる作品などを持ち寄り、町内の作家4人が白衣を着て対応した。破損原因などを確認する“問診”を行った後に修理に移り、思い出の品が元通りになると、来場者は満面の笑みを浮かべた。 両親の大切にしている置物を修理した同町の
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渡辺さん100歳 西伊豆町長がお祝い
西伊豆町宇久須の渡辺けいさんがこのほど100歳の誕生日を迎え、星野浄晋町長が自宅を訪れて長寿を祝った。 渡辺さんは訪問した町職員も交え、日頃の生活やこれまでの人生について会話を弾ませた。受け答えがスムーズで、趣味の念仏を唱えたり、時に畑仕事を手伝ったりする日常を健康維持の秘訣(ひけつ)に挙げた。星野町長から花束や祝い金の目録を受け取ると「これ以上のことはない」と笑顔を見せた。 渡辺さんは宇久須出身で、今は息子と娘と3人暮らし。今後の目標については「特にはないけれど、一日一日を大事にやっていければと思う」と話した。
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地域循環共生圏を重視 西伊豆町長が施政方針 3月定例会が開会
西伊豆町議会3月定例会が1日開会し、施政方針や一般質問を行った。星野浄晋町長は施政方針演説の冒頭で、持続可能なまちづくりや地域循環共生圏の構築を重視し「町民の声を大切に行政運営を行う」と述べた。 基幹産業の観光促進については、ロケ誘致やメディアへの露出、1次、2次産業と絡めた事業展開などの必要性を示し「西伊豆に行ってみたくなる取り組みを進める」と強調。ワーケーション推進に向け、黄金崎一帯の整備計画を策定する方針も明らかにした。役場本庁前に整備を目指す津波避難施設は、ヘリポートとしての活用可否を検討するとした。 一般質問には3氏が登壇し、文教施設や防災対策などについて質問した。定例会の会期
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電子マネー詐取被害 西伊豆の男性、20万円分
西伊豆町に住む無職の60代男性が1日、偽の当選金の受領手数料名目で約20万円分の電子マネーをだまし取られたと下田署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、2月25日、男性の携帯電話に「Lotの菅野」と名乗る人物から「10億円が当選した。当選金を受け取るためにポイントを購入する必要がある」とメールが届いた。信用した男性は翌26日から3月1日までの間、同町内のコンビニエンスストアで7回にわたり、電子マネーを購入し、メールでプリペイド番号を伝えて計約20万円分をだまし取られた。
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コサージュ製作に挑戦 卒業式用に仁科小6年 西伊豆
西伊豆町の仁科小の6年生がこのほど、卒業式で身に着けるコサージュづくりに挑戦した。子どもたちがものづくりの楽しさを体験する県の「WAZAチャレンジ教室」の一環。 県洋裁技能士会の講師を招いた。児童はお気に入りの柄のウール地を選んで作業をスタートし、型紙通りにカットしたさまざまなサイズの布地の縫い付けに取り組んだ。指先の技術が求められる作業にやや苦戦するも、それぞれが納得のいく花型のコサージュを完成させた。 山本海輝君(12)は「裁縫はあまり得意ではないけれど、講師の先生に丁寧に教えてもらえて楽しめた。作品を早くお母さんとお父さんに見せたい」と話した。
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地元観光業への経済支援 企業向け誘客、波及期待【22年度予算案/東部・伊豆市町①】
創業200年超の熱海市の老舗「古屋旅館」の別館で2月下旬、約100平方メートルの食事処の改修作業が急ピッチで進められていた。「会議や仕事に集中したい人も、のんびり過ごしたい人も利用できる空間にする」。内田宗一郎社長(48)は3月下旬にオープンするワークスペースの展望をそう説明した。 防音会議室や大画面モニター、無線LANなどの設備に加え、無料ドリンクや読書コーナーなども備える。館内でノートパソコンを開く宿泊客の姿が増えた。旅先で気軽に仕事ができるよう場所を提供し、宿泊客の利便性を高めるのが狙いだ。 3年目に入ったコロナ禍は、観光が主産業の東部・伊豆地域に打撃を与え続けている。熱海市では過
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西伊豆町・フォトコン 3部門グランプリ決定
西伊豆町はこのほど、「第17回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の審査を町保健センターで行った。最高賞のグランプリは夕陽部門が佐藤和彦さん(松崎町)の「染まるうね雲」、ふるさと部門が蓑毛正美さん(沼津市)の「初春のゆらめき」、ドローン部門が野口賢司さん(三島市)の「トンボロから三四郎島へ」が選ばれた。 3部門に町内外の75人から計322点の応募があった。審査員は写真家の野口正さん(下田市)や星野浄晋町長ら6人が務め、グランプリのほかに特選や入選、佳作を選んだ。入賞作品は町が毎年製作するカレンダーに掲載される。
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大地の変化を観察 西伊豆中生「ジオ学習」
西伊豆町の西伊豆中の1年生がこのほど、町内のジオサイトなどを回り、伊豆半島ジオガイド協会員から大地の成り立ちや変化などを学ぶ「ジオ学習」に臨んだ。 生徒は2グループに分かれ、黄金崎や沢田公園などを訪れた。映画のロケ地として有名な浮島海岸では岩脈群を観察し、マグマが冷えて固まる際に六角形の割れ目が生じる「柱状節理」について理解を深めた。海岸に落ちている安山岩を手に取り、石英や輝石など含まれる鉱物の種類も学んだ。 真野将大さん(13)は「海食洞の形など新たな発見があった。詳しい説明を聞きながら見学でき、町には貴重な場所が多いことを実感した」と話した。
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潮かつおの魅力、絵本に 生産者ら製作「親しみ感じて」 西伊豆
西伊豆町の伝統保存食「潮かつお」の魅力を子どもたちに伝えようと、生産者などがこのほど、日本スローフード協会と潮かつおの絵本を共同製作し、このほど、完成した150冊を町に贈った。 絵本製作は、世界基準で希少性の高さや伝統的な価値が認められた食品「味の箱船」をPRする取り組みで、同協会が本年度から始めた。第1弾は全国に74品目ある味の箱船の中から題材を水産加工品の4品目に絞り、秋田県のしょっつるなどに並んで潮かつおが選ばれた。 絵本の題名は「ありがつお」。正月に縁起物として飾る文化が受け継がれてきた背景などを分かりやすく伝えるストーリーで、あとがきには製造方法なども添えられている。 町役場
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西伊豆町議会 3月1日開会
西伊豆町議会は25日までに議会運営委員会を開き、3月定例会を1日に開会すると決めた。会期は11日までの11日間。2022年度一般会計当初予算案など18議案を審議する。一般質問は1、2の両日に行い、計8氏が登壇し町当局の考えを問う。
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産業振興など積極投資 西伊豆町、一般会計最大78億円
西伊豆町は24日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は骨格編成した前年度比40・5%増の78億2700万円。産業振興や防災など幅広い分野にメリハリをつけて積極投資し、現状想定している電子地域通貨の運用費を一括で計上したこともあり、過去最大となった。 特別会計を合わせた予算総額は111億600万円。星野浄晋町長は「必要な予算をしっかりと組み、未来に向けての投資をしていく」と説明した。 首都圏の企業と連携し、第1次産業を軸に新規産業の確立を図る「森と海の6次産業化プロジェクト」に1億4千万円を計上。都内などで地場産品をPRする産業振興プロモーション事業や観光地域づくり法人(DMO)の
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児童がロボット操作 西伊豆・賀茂小 プログラミング学ぶ
西伊豆町の賀茂小でこのほど、地元住民を講師に招いたプログラミング授業が行われた。6年生がレゴ社のプログラミング学習用ロボットを活用し、論理的思考や問題解決力を養った。 講師はシステムエンジニアの経験を持つワサビ農家の堤圭祐さん(36)が務めた。児童はタブレット端末の画面上で、ハンドルの動きや床の色を判別するセンサーなどさまざまな命令を示すアイコンを組み立ててロボットを操作した。2人一組で行い、知恵を出し合いながら真剣な表情で取り組んだ。 授業は全5回の内容で3月まで行われる。高木日向さん(12)は「自分の思うように動かすのが難しい半面、それがプログラミングの楽しいところ」と話した。
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長泉版タクシー助成、マイナカードで外出楽に 5月から実証実験
移動が困難な高齢者の日常生活の支援として、長泉町は2022年度、マイナンバーカードを活用したタクシー利用助成事業の実証実験を開始する。町民の利便性向上を図り、利用状況を蓄積してビッグデータ活用にもつなげる。県によると、マイナンバーカードのICチップの空き領域を活用した事業は静岡県内初となるという。 タクシー利用助成として、年間5千円分の紙チケットを支給して実施していた事業を電子化する。事務作業を軽減させ、マイナンバーカードの普及を促進する狙いもある。5月に実証実験を開始し、10月ごろから正式運用する。 対象は、マイナンバーカードを持つ75歳以上の町民で、約3300人を見込んでいる。今後、
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障害者の就職や生活巡る相談会 2月9日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は9日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 9日=午前10時 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半 松崎町役場▽15日=午前10時 東伊豆町役場、午後1時半 河津町保健福祉センター▽17日=午後1時半、南伊豆町役場
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高齢者の外出を町民手助け 電子通貨導入し実験 西伊豆町社協、ボランティア募集
西伊豆町社会福祉協議会が1月から、町などと組織する協議体の事業で、高齢者の外出支援サービスの構築に向けた実証実験に力を入れている。町民に運転などのボランティアを募って3月まで継続し、課題を探りながら来年度の本格運用を目指している。 サービスは宇久須と田子地区限定の買い物支援と、ルートに制限がない外出支援の2種類。昨年の実証実験と違い、利用者から利用料を徴収し、ボランティアに謝礼として電子地域通貨「サンセットコイン」を付与する仕組みを取り入れた。車両は原則、社協が提供している。 28日は宇久須地区に住む80代の女性2人が利用し、自宅から仁科地区の食料品店までの買い物支援を受けた。それぞれが
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静岡人インタビュー「この人」 ジェーフイ・モンさん 西伊豆町の国際交流員に就任した
外国青年招致事業「JETプログラム」の派遣で昨年10月から活動する。海外に対する町の魅力発信や外国文化の紹介などを担う。中国生まれで米国籍。派遣前はニューヨーク州の証券会社に勤務した。25歳。 -国際交流員を志した理由は。 「小さい頃から日本の小説が好きで、翻訳されていない本を読みたいという思いから独学で日本語の勉強を続けた。ニューヨークでの学生時代に国際関係を学び、留学を通じて文化交流に一層興味が湧いた」 -日々の仕事は。 「週3日で町内小中学校の外国語指導助手(ALT)として活動し、英語の楽しさを伝えている。加えて住民向けの英会話教室も計画中。ブログなどを通じた西伊豆の風景や習慣
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西伊豆町の文教施設調査 修正案否決し原案可決 町議会
西伊豆町議会は28日、臨時会を開き、本年度一般会計補正予算案など2件を原案通り可決、承認した。補正予算案を巡っては文教施設等整備にかかる調査設計業務費3360万円を削除する議員発議の修正動議が提出されたが、修正案は反対多数(賛成3、反対6)で否決された。 同業務費は、町が小中一貫校と認定こども園の統合園舎を先川地区の同一敷地内に建設することを見据えて計上した。小中一貫校は旧西伊豆中跡地への建設案があったが、同所の裏山が土砂災害特別警戒区域に指定される可能性があるため、町は現状、先川地区での同一敷地内建設を優先する考えを示している。 修正動議の提出理由は芹沢孝氏が「関係各位の尽力や執行され
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国際交流たたえ功労、助成表彰 企業経営研究所
企業経営研究所(長泉町、中山勝理事長)は27日、2021年度の国際交流功労賞と外国人・研修研究等助成の表彰式を同町のスルガ銀行IRCで行った。同研究所の国際交流支援事業の一環。 同賞には、外国人の日常的な医療環境改善などに取り組む浜松市中区の医師山口貴司さん(80)▽外国籍の子どもの放課後学習支援や日本語指導などに当たるNPO法人アラッセ(浜松市)▽ブラジル人子弟への学校教育や地域社会との共生を図る教育などを実施するエスコーラフジ(富士市)―の1個人2団体を選出した。 助成金は、県内の小中高校で指導する外国人講師や、県や市町で国際交流活動に従事する外国人職員らの研究活動などが交付対象。子
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西伊豆町 社会福祉協議会と商工会青年部 災害に備え連携協定
西伊豆町の社会福祉協議会と商工会青年部は26日、災害に備えた連携協定を結んだ。町商工会で調印式を行い、柏木昇会長と土本直矢部長が協定書にそれぞれサインした。 協定は、災害が発生し社協が町の要請を受けて災害ボランティア本部を立ち上げた際、青年部がその運営や活動を支援する内容。具体的な取り組みとして、ボランティア活動に必要な資機材や車両の提供、専門性を生かした人的・物的支援などを盛り込んだ。 柏木会長は「被災者のニーズに柔軟に対応するためにとても心強い」とし、土本部長は「会員がそれぞれの職種を生かし、適材適所で支援していきたい」と話した。
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潮かつお文化、児童が学ぶ 西伊豆・賀茂小 研究会が講話
西伊豆町の西伊豆しおかつお研究会はこのほど、冬の伝統保存食「潮かつお」に関する講話を同町の賀茂小で行った。給食の時間を利用し、全児童が潮かつおのふりかけを混ぜたグルメ「西伊豆しおかつおうどん」を味わいながら、歴史や文化について学んだ。 芹沢安久会長(53)らが訪れ、オンラインで各教室に配信した。芹沢会長は町が全国唯一の潮かつおの生産地であると説明し、希少性の高い食材としてスローフード協会(本部イタリア)の認定を受けたり、弁当総菜の天神屋と新商品の販売を計画したりするなどの普及活動を紹介した。 同会は2010年から同様の活動を続けていて、同校では初めて行った。4年の男子児童(9)は「西伊豆
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福祉への就職希望 学生ら対象相談会 オンラインで22日
静岡県社会福祉人材センターなどは22日午後1時から、福祉の仕事に興味のある人や就職希望の学生らを対象に「福祉の就職相談会in賀茂」をオンラインで開催する。下田市、東伊豆町、西伊豆町にも視聴会場を設ける。参加無料。 視聴会場は道の駅開国下田みなと、東伊豆町保健福祉センター、西伊豆町中央公民館の3カ所。午後1時から、福祉の仕事に関するセミナーが開かれた後、午後2時5分からは賀茂地域の社会福祉法人9法人が参加し、就職相談会を開く。下田会場では、ハローワーク出張相談コーナーも設ける。 希望者は21日までに県社会福祉協議会のホームページや、電話などで申し込みが必要。申し込み、問い合わせは県社会福祉
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伝統の潮かつお 歴史に触れる 西伊豆でイベント
伊豆半島ジオガイド協会は16日、西伊豆町田子に伝わる保存食「潮かつお」の紹介イベントを同町宇久須の休憩施設「こがねすと」で開いた。同町のカネサ鰹節商店の芹沢安久副代表(53)が歴史解説や解体を行い、町内外の参加者がその価値や伝統に触れた。 芹沢副代表は、潮かつおの起源はカツオを朝廷に納めた奈良時代にさかのぼり、かつては全国の漁村で生産されていた歴史を解説。現在は田子地区のみが生産を続けている背景に、正月に縁起物として飾る文化の継承があると説明した。解体では手際の良い包丁さばきを披露しながら生態も紹介し、参加者は興味深げにじっくりと観察した。 解体した潮かつおは焼き身にし、参加者は町特産の
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ガラスの特性生かした作品 西伊豆で企画展 6月22日まで
西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで6月22日まで、企画展「きらめく・つやめく・ときめきのガラス」が開かれている。国内外の作家が制作した約30点の収蔵品を展示している。 作品を通じ、光の反射や滑らかな質感などガラスの特性を楽しめる。細かいガラス片を何層にも重ねたり、熱でガラスを溶かして造形する技法「ホットワーク」を生かしたりして制作し、氷や草原などさまざまな形やイメージを連想させる作品がそろった。 一部の作品には作家や用いられた技法などの紹介文が添えられている。開館は午前9時~午後5時まで。
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西伊豆で災害に備え予防伐採 東京電力パワーグリッド 24日まで
東京電力パワーグリッドは11日、西伊豆町と連携し、災害時に停電などを引き起こす恐れのある風倒木を除去する予防伐採を同町仁科の町道沿いで始めた。2020年から県東部の各市町と進めている事業の一環で、賀茂地域では初めて。同社が通常行う保安伐採と、町が県の交付金を活用して行う計画伐採を同時に実施するため、コストを抑えた効率的な作業が可能という。同所ではこれまで倒木による断線や通行止めが度々あった。 伐採の範囲は約200メートルで作業は24日まで(平日のみ)の予定。作業時間の午前9時~正午と午後1~4時、各日通行止めを実施する。
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山あいにグランピング施設 わさびビレッジ建設中 西伊豆の農家藤井さん夫婦、6月オープン目指す
ワサビに触れる機会を増やしたい-。西伊豆町宇久須の「藤井わさび農園」の藤井幸光さん(53)と千代美さん(54)夫婦が、ワサビ田に続く山あいでグランピング施設「わさびビレッジ」(仮称)の建設を進めている。パワーショベルで山を切り崩すなどの作業を進め、6月のオープンを目指している。 藤井さん夫婦は2014年から独学で栽培を続け、収穫体験も積極的に行ってきた。近年、遠方からの来訪者が増え、自然に囲まれながらゆっくりと泊まりがけの体験を楽しんでもらおうと、建設に着手した。幸光さんは「何事も挑戦。西伊豆のワサビの魅力を多くの人に伝えたい」と意気込む。 施設は約1650平方メートルの敷地に4台のトレ
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50周年を記念 園児にケーキ 西伊豆ライオンズクラブ
西伊豆ライオンズクラブ(LC)はこのほど、創立50周年記念事業の一環で、松崎町の聖和保育園の全園児にケーキをプレゼントした。 船津賢次会長らが同園を訪れ、年長児が代表してケーキを受け取った。園児らはお礼のあいさつに加え、LCの活動内容について質問するなどし、交流を深めた。 同LCはこれまでに同町の松崎幼稚園や西伊豆町の認定こども園にもケーキを贈った。
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西伊豆町ヘリ活用 災害対応や観光に チャーター会社と協定
西伊豆町はこのほど、ヘリコプターのチャーターサービスを運営する「エアーエックス」(東京都)と災害対応や観光振興に関する協定を締結した。 同社は全国の自治体と協定を結んでいて、観光振興に関する協定締結は同町が初めて。災害時は町の要請に応じてヘリを手配する。協定内容には医師の搬送や応急物資の調達、被災状況の巡察などを挙げた。観光利用については即時予約や低価格化が可能になり、町は今後、観光客のニーズに合わせて遊覧飛行などの施策を検討していくという。 町役場で締結式を開き、星野浄晋町長と同社の手塚究社長が協定書にサインし、協定内容や連携態勢などを確認した。
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障害者就職相談会 12日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は12日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。 障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 12日=午前10時 西伊豆町役場、午後1時半 松崎町役場▽18日=午前10時 東伊豆町役場、午後1時半 河津町保健福祉センター▽20日=午後1時半 南伊豆町役場
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出初め式で決意新たに 松崎町と西伊豆町の消防団
松崎、西伊豆両町の消防団は4日、それぞれ出初め式を開き、決意を新たにした。コロナ禍のため、町内パレードや一斉放水を中止し、勤続者表彰などに限って実施した。松崎町は町環境改善センターで行い、山田宗太郎団長の年頭の辞を山田亘副団長が代読し「町民は地域に根ざした消防団活動を期待している。使命をかみしめて活動強化に取り組む」などと述べた。 県消防協会長表彰を受けた団員は次の通り。 【松崎町】25年勤続 馬場正孝、石田和也、山本孝之▽20年勤続 山田信介、稲葉隆二、山本重孝▽15年勤続 石田良、森崇彦、高木宗央、山本芳紀▽10年勤続 斎藤史芳、関隆治、飯田聖、山本泰士、舩津大揮、中村幸輔 【西伊
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駿河湾フェリー乗船者限定 御朱印が人気 久能山東照宮や浅間大社で頒布
清水―土肥港間を結ぶ駿河湾フェリーで、静岡県中東部4市3町の神社仏閣から乗船者限定で頒布される御朱印が人気を集めている。2021年には新たに静岡、富士宮両市から久能山東照宮と富士山本宮浅間大社、静岡浅間神社が加わり、新型コロナウイルス禍で落ち込むフェリー利用の回復と地域の活性化を図っている。 船内で発行する乗船証明を持った参拝者にのみ、特別なデザインの限定御朱印を授与する。静岡市駿河区の久能山東照宮では通常の御朱印にはない徳川家家紋「葵の御紋」をあしらい、「駿河湾フェリー乗船記念」の文字を入れた。姫岡恭彦権宮司(62)は「コロナ禍の中で地域一帯を活性化するには、互いに手を取り合うことが大事
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西伊豆の3小学校 長野県の児童と顔合わせ オンラインで姉妹町交流
西伊豆町の3小学校はこのほど、長野県富士見町の小学校と、児童のオンライン交流会を開いた。合併前から続く姉妹町交流事業の一環。 両町の児童は毎年、夏と冬に互いの町を訪問し、交流を図っている。ことしは新型コロナウイルスの影響で夏の交流ができなかった。2022年1月に西伊豆町の児童が富士見町を訪れる予定で、交流会は顔合わせとして企画した。 それぞれの学校でタブレット端末を活用して実施した。田子小の児童は自己紹介を終えた後、富士見町の児童の地域説明に熱心に耳を傾けるなどして親交を深めた。
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1年の始まりに餅投げ 西伊豆町観光協会、恒例の大会
西伊豆町観光協会は2日、恒例の「もち投げ大会」を同町の堂ケ島公園で開いた。応募で集まった年男と年女、協会関係者らが7千個の餅をまき、集まった大勢の地元住民や観光客とともに新年を祝った。 開催に先立ち、星野浄晋町長が「風もなく穏やかな天候で良い1年の始まり。晴れやかな年になることを願う」とあいさつした。餅投げが始まると、来場者は袋を広げたり、両手を伸ばしたりして餅を拾い集めた。中には「超大吉餅」などの当たりもあり、受け取った人には町伝統の保存食「潮かつお」の正月飾りなどがプレゼントされた。
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サンマ豊漁に期待 新春恒例「乗り初め」 西伊豆・安良里
静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」を所有する西伊豆町の豊幸漁業は2日、1年の豊漁や海上安全を祈願する恒例の「乗り初め」を同町の安良里漁港で行った。昨年はコロナ禍で中止したため、2年ぶりの開催となった。 船員が日の丸や大漁旗を掲げた船から、約2千匹の冷凍サンマや潮かつおの切り身、菓子を威勢良くまいた。港にはポリ袋やかごを手にした多くの地元住民が駆けつけ、次々と投げ入れられるサンマを夢中で集めながら新年のにぎわいを楽しんだ。 ここ数年のサンマ漁は不漁が続いている。藤井晴正船頭(65)は「コロナ禍により、魚価にも悪影響が出ている。ことしが正念場。豊漁を期待したい」と話した。
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旅館ホテルおかみ お守りをプレゼント 西伊豆、年末年始宿泊客に
西伊豆町の旅館やホテルのおかみでつくる「堂ケ島温泉女将の会」(山本ゆき子会長)は31日~3日の宿泊客に、来年の干支(えと)の寅(とら)にちなんだ手作りのお守りをプレゼントする。松崎町の伊那下神社でこのほど、清祓(はらい)を行った。 配布するのは「五輪館」「天遊」「シーサイド堂ケ島」の3施設で、「正月料金を払うお客様に少しでも気持ちを返せれば」との思いで毎年行っている。お守りはちりめんや綿、洗濯挟みなどを使ってトラをさまざまな表情に仕上げ、ストラップや吸盤式にする工夫を施した。 山本会長は「お客様に喜んでもらうのが楽しみで続けている。ことしも感謝を伝えたい」と話した。
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学生がふるさと納税業務 西伊豆町インターン、冬に初企画
西伊豆町は1月7日まで、NPO法人国際ボランティア学生協会の大学生5人をインターンで受け入れている。関係人口の増加に向けて夏に年1回行っているが、今夏の募集状況が好評だったため、冬に初めて企画した。 学生は主にふるさと納税の受け付け業務を担当し、「地方自治を詳しく知りたい」「町職員や地域との交流を楽しみたい」などと意欲を示している。1月1、2の両日を除く日程で活動し、町の総合計画などについて学ぶ機会も取り入れる。 町役場で行われた任用式で、星野浄晋町長は「正月休みが少ない日程だが、頑張ってほしい」と激励した。国士舘大3年の斎藤真槻さん(21)は「個人情報に関することや、膨大な書類を正確に
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特別養護老人ホームが防災研修 事前準備を確認 西伊豆
西伊豆町の特別養護老人ホーム「太陽の里」はこのほど、ふじのくに防災フェローの資格を持つ町議の仲田慶枝氏を講師に招いた防災研修会を同所で開いた。職員ら約25人が参加し、地震や津波に対する事前準備の大切さなどを学んだ。 職員は町防災マップを活用し、施設周辺の津波浸水や液状化のリスクについて理解を深めた。ワークショップを行い、災害時に想定される被害や優先するべき対応をグループごとに挙げた後、避難経路の確保やさまざまな場面での訓練に日頃から取り組む必要性を確認した。仲田氏は行政や他の介護施設などと連携を強めておく重要性に触れた。 施設は入所者の避難方法などを確認するため、災害時の訓練を月1回行っ
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警察業務に協力 下田署、13個人5団体表彰
下田署は21日、警察業務に協力した功労者への署長感謝状贈呈式を同署で開き、交通安全や特殊詐欺被害防止などに尽力した管内の13人と5団体を表彰した。森正晴署長がそれぞれに感謝状を手渡し「地域の期待に応えるため、治安維持にまい進していく。今後も変わらず、支援をお願いします」と述べた。 感謝状を受けた個人、団体は次の通り。 【個人】志田好恵(下田市)宮本光子(同)佐野晃一(同)相馬知也(同)外岡福美(同)仲田和正(西伊豆町)木村安仁(同)梅田兼男(同)堤栄助(同)土屋守緒(松崎町)土田明美(同)関良志雄(同)小林秀一(同) 【団体】下田自動車学校(下田市)下田有線テレビ放送(同)小林テレビ設
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博物館 画面越しに見学 恐竜骨格標本に興味 西伊豆・仁科小
西伊豆町の仁科小の6年生が20日、遠隔操作ロボットを使い、国立科学博物館を見学する「リモート博物館」を体験した。同館がポストコロナを見据え、自然史博物館への来館機会が少ない地方の学校などを対象に12月から開始した事業の一環で、全国で2例目。同館広報・運営戦略課の吉野千津課長が同校出身の縁で実現した。 児童は研究員の説明を受けながら館内の展示を見て回った。さまざまな恐竜の骨格標本に特に興味を示した様子で見入り、その形や傷を基にそれぞれの生態について理解を深めた。化石が発掘されて復元されるまでの流れも学び、積極的に質問を投げ掛けた。 佐藤澄来さん(11)は「研究員の方から直接説明を聞けて勉強
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縁起物「潮かつお」お飾り 西伊豆・田子で生産着々
西伊豆町田子のカネサ鰹節商店は16日、同地区伝統の保存食「潮かつお」のお飾りづくりを始めた。全国から約50件の注文が入っていて、20日からの出荷に向け、連日作業が行われる。 潮かつおは「正月魚(しょうがつよ)」とも呼ばれ、新年に玄関などに飾る縁起物として受注生産している。この日は塩漬けにして水洗いし、西風にさらしておいたカツオに稲わらを飾り付けた。初の試みとして、地元農家と協力し、肥料にかつお節粉を用いて生産した稲を使用した。 芹沢安久副代表(53)によると、ことしのカツオは例年に比べて大ぶりという。「十分な西風が吹いたことで表面にしわがなく、形がいいものがそろった」と話した。
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園児が生け花挑戦 西伊豆
賀茂地域の若手農家でつくる「伊豆農業青年クラブ」はこのほど、西伊豆町の仁科、伊豆海の両認定こども園でカーネーションを使った生け花ワークショップを開いた。子どもに草花に親しんでもらおうと、毎年行っている花育活動の一環。 伊豆海認定こども園では園児約15人が体験した。赤や黄、ピンクなど14色の中から好きな切り花を10本選ぶと、はさみで茎を切って長さを調整し、自作したペットボトルの花瓶に生けて自慢の作品を完成させた。 花瓶にデコレーションシールを貼る作業も楽しみ、完成品は自宅に持ち帰った。
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タチウオ格安販売 西伊豆の漁師・海沼さん 地域に感謝
西伊豆町の安良里漁港の魚市場を管理する漁師の海沼勝さん(47)がこのほど、一本釣りタチウオの格安販売イベントを同港で行った。約2年前に販売を始めたタチウオのみりん干しの売り上げが5千個を突破したことを記念し、地域への感謝を込めて企画した。 タチウオは同港沖で一本釣りした360匹を用意し、市場価格の5~7割で販売した。「ドラゴン」と呼ばれる1キロ超の大型サイズも並び、販売前から地元住民が列をつくるにぎわいを見せた。13匹購入した60代の女性は「最近は漁師が減り、水揚げも少ない。港が盛り上がるのは久しぶり」と笑顔で話した。 海沼さんは約9年前に静岡市から移住した。「本当の名産品をつくりたい」
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社会を明るくする運動作文 藤井君(仁科小)に優秀賞 西伊豆町
西伊豆町の仁科小6年藤井瑛大君(11)がこのほど、「第71回社会を明るくする運動」の作文コンテスト小学生の部で、優秀賞「県推進委員会委員長(県知事)賞」を受賞し、町役場で伝達式が行われた。 小学生の部には県内から3946点の応募があり、藤井君は最優秀賞に次ぐ上位3人に選ばれた。「社会を明るくする花」と題した作文は、世話の行き届いた花のように「人も誰かが優しく声を掛けてあげたり、そっと見守ってあげたりすれば素直に心を開くことができる」などと思いを記し、いじめや非行のない社会を訴えた。 伝達式では星野浄晋町長が「視点がとても素晴らしい」とたたえ、藤井君に表彰状を手渡した。藤井君は「思ったこと
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6議案を可決 西伊豆町議会閉会
西伊豆町議会12月定例会は8日、最終本会議を開き、本年度一般会計補正予算案など6議案を原案通り可決し、閉会した。 補正予算案には、ふるさと納税の特産品費1億5千万円、カーボンニュートラルの実現に向けた再生エネルギー導入戦略策定の委託費960万円などを計上した。このほか、一般質問には4氏が登壇し、防災対策や小中学校の給食費無償化などについて質問した。
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田子地区斎場建設 議会の意思表明を 西伊豆町長求める
西伊豆町の星野浄晋町長は7日、田子地区の旧テニスコートを候補地とする斎場について、同地区の町クリーンセンター閉鎖後に稼働したい考えを改めて示した。その上で「議会の意思表明があれば前倒しで進めやすい面もある」とも話した。同日開会した町議会12月定例会の一般質問で増山勇氏に答えた。 町は、一部の住民の「田子地区に二つの施設があるのは望ましくない」といった声を受け、下田市で計画が進む広域ごみ処理施設の稼働を待って町クリーンセンターを閉鎖し、斎場を運営する方針を一貫して示している。 ただ、ごみ処理施設の建設地が確定していない状況などから、増山氏は「(下田の)計画を待っていると、斎場建設も遅れる。
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静岡人インタビュー「この人」 福本初夏さん 西伊豆町地域おこし協力隊に就任
9月中旬に東京都から移住し、10月に着任した。地域の水産業の振興を担う。前職はアパレル関係の企業に勤め、OEM事業に携わった。東京都出身。任期は3年間。26歳。 -応募した経緯は。 「さまざまなことを経験してみたいという思いがあり、昔から釣りが趣味だったため応募した。伊豆市に祖父母の実家があり、釣りを楽しむために西伊豆町を何度か訪れたことがあり、なじみがあった」 -業務内容は。 「主に産地直売所『はんばた市場』に勤務し、接客や商品の陳列、ポップ作成など多岐にわたる。現在は就任して1カ月間で学んだ魚の下処理をメインに担当する。さらに腕を磨いていきたい」 -町の印象は。 「実際に生活
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西伊豆の漁港 軽石漂着確認 静岡県内7港目
静岡県は6日、西伊豆町の仁科漁港で海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で発生したとみられる軽石の漂着を新たに確認したと発表した。県内では7港目。各港で漁船などの航行に支障は出ていないという。 港湾企画課によると、同日午前10時までに少量の軽石が仁科漁港内に浮いているのが見つかったという。 県は大量の軽石が県内の港に漂着した場合、漁船を陸上に引き上げたり、オイルフェンスを設置したりして対応する方針で、警戒を続けている。
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横断歩道の渡り方実践 西伊豆の園児
西伊豆町の伊豆海認定こども園で6日、県交通安全協会下田地区支部による交通教室が行われ、3~5歳児が交通ルールについて理解を深めた。 園児は横断歩道の渡り方や道路の安全確認に関する講話を聞いた後、交通安全指導員の実地指導を受けた。園庭や周辺道路を活用し、前後左右や信号を確認して渡るなど、学んだことを実践した。萩本陽向君(6)は「上手にできた。小学生になったら、教わったことを生かしたい」と話した。 交通教室のほか、防犯や防災に関する講話も行われた。
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障害者生活支援、8日から相談会 賀茂5町で
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。 障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 8日=午前10時 西伊豆町保健センター、午後1時半 松崎町役場▽16日=午後1時半、南伊豆町役場▽21日=午前10時 東伊豆町役場、午後1時半 河津町保健福祉センター
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西伊豆町 堤姉弟たすきリレー ふるさと賞に貢献【静岡県市町駅伝】
西伊豆町は、8区堤月姫選手(13)=西伊豆中1年=と9区堤蓮王選手(11)=仁科小5年=が、念願だった姉弟のたすきリレーを演じ、チーム初のふるさと賞につながる走りをみせた。渥美貴弘監督(47)=賀茂小教諭=は「厳しい設定タイムを課したが、2人とも100点の走り」とたたえた。 前回大会は補欠で1500メートルに回った蓮王選手。「昨年の悔しさをバネにした」と、地道に練習を重ねて力を伸ばした。姉に背中を押されて飛び出し、町の部区間2位の好成績を収めた。 月姫選手は昨年走った3区に比べて距離が伸びた。後半は苦しかったが、「蓮王が待ってる。死んでもたすきをつなぐ」と気持ちを維持し、全体の順位を二つ
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神鳥さん金賞 松崎で自然薯品評会
松崎町農業振興会自然薯(じねんじょ)部会(鈴木公康部会長)はこのほど、「第11回自然薯品評会」を同町のJA伊豆太陽松崎支店で開いた。最高賞の金賞には同町伏倉の神鳥忠一さん(89)が選ばれた。 町内外の農家22軒から30点の出品があり、県賀茂農林事務所やJA職員、生産者の代表者が審査した。700グラム~1・2キロの自然薯を2本ずつ並べ、形状や病害虫被害などの外観と、粘度や風味などの内容を総合的に評価して入賞者を選んだ。 鈴木部会長は「今期は夏場に適度な雨が降るなど天候に恵まれ、作柄の良いものがそろった」と話した。 そのほかの入賞者は次の通り。 銀賞 後藤煌佑(西伊豆町大沢里)鈴木政子(
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住民参加の健康づくり最優秀 西伊豆町長ら受賞報告 県庁訪問
地域包括ケアシステムの構築に向け、厚生労働省が優れた取り組みを表彰する「第10回健康寿命をのばそう!アワード」の介護予防分野で、西伊豆町が厚生労働大臣最優秀賞に選ばれた。星野浄晋町長らが1日、県庁に川勝平太知事を訪ね、ラジオ体操を行う「通いの場」など住民参加の施策を通じ、高齢者の要介護認定率低下や住民間の交流が生まれたことを報告した。 同町は2016年度に地域住民や医療機関、町社会福祉協議会などでつくる「地域リハビリテーション連絡会」を設立した。「ご近所型介護予防」として町内30カ所で約500人がラジオ体操に参加する。地域おこし協力隊の理学療法士らによるリハビリ体操の指導士育成や高齢者の移
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サンマ不漁 昨年から半減 西伊豆・豊幸丸が帰港 漁存続に危機感
静岡県内唯一の大型サンマ漁船、西伊豆町の「第135豊幸丸」が2日夜、北海道東沖での約3カ月半の漁を終え、同町の安良里漁港に帰港した。今期の総水揚げ量は約120トンと記録的不漁だった昨年の半分程度にとどまり、漁を指揮した藤井晴正船頭(65)は「サンマは幻の魚と化している。本当に数が少なかった」と険しい表情で振り返った。 豊幸丸が同港を出港したのは8月21日。当初は、既に漁が解禁されていた小型船の水揚げが昨年よりも好調だとの情報があったが、藤井晴正によると、実際は大型船に見合う量が確保できず、序盤から厳しい展開を強いられたという。 資源の減少は温暖化による海水温の上昇や乱獲などさまざまな原因
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小中一貫校は先川地区に 西伊豆町、地質調査受け変更
西伊豆町は30日の町議会全員協議会で、小中一貫校の建設地を旧西伊豆中跡地から先川地区に変更し、認定こども園の統合園舎と同一敷地内に建設したい考えを示した。今後、地権者と交渉を進めながら方向性を決める。 町は県の地質調査を受け、旧西伊豆中の裏山が土砂災害特別警戒区域(通称・レッドゾーン)に指定される可能性が高まったとして変更を決めた。防壁工事などを検討したが、安全性や同一敷地での建設を優先した。 統合園舎は津波浸水想定区域外を前提に建設地選定を進め、先川地区と堀坂地区の2案が上がっていた。保護者説明会や立地環境などを踏まえて先川地区を選んだ。一部町議からは先川地区の一部が津波浸水想定区域に
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西伊豆特産ワサビ 小学生が収穫体験【動画】
西伊豆町の小学生が野外活動を楽しむ「わんぱくクラブオータムキャンプ」(町教育委員会主催)が、町内で行われ、児童10人が同町宇久須の「藤井わさび農園」でワサビの収穫に取り組んだ。 児童は、経営する藤井幸光さんと千代美さん夫婦からこつを教わり、くわを使って1人1本ずつ思い切り引き抜いた。収穫後は水洗いして茎や葉を切り取ったり、試食して辛みを味わったりするひとときを楽しんだ。 ワサビ田の成り立ちや栽培に対する思いなども聞き、地元の特産品について理解を深めた。
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7、8日に12月定例会 西伊豆町議会議運
西伊豆町議会は30日までに議会運営委員会を開き、12月定例会の日程を7~8日までの2日間と決めた。 本年度一般会計補正予算案など6議案を審議する。一般質問は7、8の両日に行い、計8氏が登壇する。
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記者コラム「清流」 ロケを誘致するには
西伊豆町がロケ誘致に力を入れている。「地域が協力的になれば可能性は広がる」。先日行われた町職員や関係者対象のセミナーで、ロケツーリズム協議会の藤崎慎一会長の言葉に納得した。 誘致には美しいロケーションや映画など作品の雰囲気とマッチした土地柄が必要。一方、ロケを迎える態勢も、制作側が撮影地を決める有力な材料になるという。地域住民がロケ弁当の開発やエキストラ協力など意欲を示せば、俳優のサインなど権利処理の交渉がしやすくなり、結果的には地元のPRにつながる。 町はこれまでも、さまざまなロケを誘致してきた。ただ、さらに活性化させるには行政の力だけでは限界がある。住民ももう少し関心を持ってみてはどうだ
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ロケの誘致で地域活性化を 西伊豆町がセミナー
西伊豆町はこのほど、ロケ誘致のノウハウを学ぶセミナーを町保健センターで開いた。ロケツーリズム協議会(東京都)の藤崎慎一会長を講師に招き、町職員や町内の民間事業者約15人が参加した。 藤崎会長は夕景や景勝地など町内の自然資源の魅力に触れ「西伊豆はロケ誘致の大きなチャンスがある。仕組みを整えればより活性化する」とし、ドラマなど制作側との権利処理交渉のテクニックや先進事例を紹介した。地域の理解や意欲向上に向け、官民連携で取り組む姿勢やエキストラ協力を促す重要性も強調した。 町は2019年5月に商工会や観光協会などを交えた「ロケさぽ西伊豆」を結成し、ロケツーリズムを生かした地域活性化に力を入れて
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西伊豆「全力」 出走メンバー発表【静岡県市町駅伝】
静岡市で12月4日に行われる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、西伊豆町チームは24日夜、選手発表と大会のスケジュール確認を同町の賀茂小で行った。 渥美貴弘監督がレースや1500メートル走を走る選手を発表し、実行委員長の星野浄晋町長が一人ずつユニホームを手渡した。選手を代表し、主将の田中泰斗さん(下田消防署)が「コロナ禍の厳しい状況で、一人一人が練習を頑張ってきた。全力を尽くすのでサポートをお願いします」と意気込みを語った。 星野町長は「昨年以上に練習を頑張っていたと思う。その頑張りが結果に出るのを期待する」と激励した。
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町内で活動22団体 作品やパネル展示 西伊豆
西伊豆町のボランティア団体などが日頃の活動を紹介する「ふれあい展示会」(町社会福祉協議会主催)が23日、町健康増進センターで始まった。毎年行っている軽食販売などのイベント「ふれあい広場」に代わる初めての試み。24日まで。 高齢者サロンやデイサービス、女性会など22団体が参加し、手芸作品や体操教室の紹介パネルなどを展示した。障害者就労支援施設「ワークショップ・マナ」は完成度の高い陶芸品などを出展した。会場の壁には町社協による心温まる川柳がずらりと並び、来場者の目を引いている。 社協の担当職員は「多くの人にさまざまな活動を知ってもらうとともに、各団体の意欲向上につながればうれしい」と話した。
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美しい夕景写真のカレンダー発売 西伊豆町
西伊豆町は16日、本年度のふるさとフォトコンテスト入賞作品を掲載した2022年版のカレンダーの販売を始めた。1部300円(税込み)で、町役場や各支所、一部の観光施設で購入できる。 町が誇る美しい夕景を中心にバラエティーに富んだ作品が楽しめる一冊。川沿いの桜並木など季節を感じられる作品や、海岸線をドローンで撮影した見応えのある作品がそろった。海岸と小島が陸続きになる「トンボロ現象」の発生時刻や観光スポットなどの詳細も掲載している。町ホームページでの注文も受け付け、郵送対応する。問い合わせは町まちづくり課<電0558(52)1966>へ。
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縁起物「潮かつお」 新年準備着々 西伊豆で生産最盛期
西伊豆町田子地区に伝わる保存食「潮かつお」の生産が最盛期を迎えている。1882(明治15)年創業の「カネサ鰹節商店」では15日、塩漬けにしたカツオのつるし干し作業が行われた。3週間ほど西風にさらして乾燥させ、12月上旬の出荷に備える。 潮かつおの起源はカツオを朝廷に納めていた奈良時代とされる。かつては県内外の漁村で生産されていたが、現在はわら飾りを付けて正月に縁起物として飾る文化が残る同地区が、全国唯一、生産を続けている。 カツオは太平洋沖で水揚げしたものを使用する。芹沢安久副代表(53)によると、ことしは例年に比べて大ぶりで、約400本の出荷を見込む。 同社はことし、地元の菓子店と協
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足踏み機械で稲の脱穀体験 西伊豆・賀茂小
西伊豆町の賀茂小の5年生がこのほど、同町宇久須の田んぼで稲の脱穀を体験した。田んぼを管理する地域おこし協力隊の酒井宏冶さんの協力を得て、食育の一環で行った。 児童は昔ながらの足踏み式の機械を使って脱穀に挑戦した。初めは稲が絡まり苦労した様子だったが、酒井さんや教諭らの指導でこつをつかむと、スムーズに作業を進めた。 脱穀した米は給食に提供される。鈴木希空さん(11)は「力を入れるタイミングが難しかった。農作業の大変さが分かった」と話した。
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高齢者の移動支援考える 西伊豆町社協 本格稼働へセミナー
西伊豆町社会福祉協議会は7日、高齢者の移動支援サービスに関するセミナーを同町の中央公民館で開いた。来年度からの住民主体サービスの本格稼働を見据えて企画し、NPO法人全国移動ネットの河崎民子副理事長を講師に招いた。 運転ボランティアに興味がある住民やサービスの利用を考えている高齢者ら約25人が参加した。河崎副理事長はサービスが求められるようになった社会的背景や全国各地の先進事例などを説明。今後さらに高齢者の社会参加の低下や医療費、介護費の増大が懸念されるとし、住民同士の支え合いがより一層必要になると強調した。 町社協はサービス利用者のニーズ把握を進め、本格稼働を前に2022年1~3月まで実証実
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ゲームで考える津波避難 地震時、最善の経路は 西伊豆・田子小
西伊豆町の田子小の3~6年生が1日、授業の一環で、津波避難意識を高めるシミュレーションゲームに取り組んだ。町社協がゲーム考案者の永野海弁護士(静岡市)に講師を依頼した。 ゲームは東日本大震災の教訓を基に作成したマス目の地図を使用し、地震発生後に学校から高い建物や山への避難経路をグループで考える内容。1マス動くのに1分かかり、避難する途中に水やラジオなどの物資、家族のマスが設けられた。 津波の高さや到達時間は経路決定後にさいころで決める設定。児童は津波の規模が分からない状況で、できる限り速く避難すべきか、多少時間は掛かっても物資調達や家族の安否確認を優先すべきかなど、さまざまな葛藤の中で最
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「ゆるキャン△」クリアファイル作製 西伊豆町、地元で販売
西伊豆町はこのほど、人気アニメ「ゆるキャン△ SEASON2」の舞台になったことにちなみ、町内のアニメシーンをデザインしたクリアファイルを作製した。地元の飲食店や宿泊施設で販売していて、ファンから好評を得ている。 デザインは町職員が観光関係者と協力し、キャラクターがトンボロ現象で発生した砂州を歩いたり、ホテルの温泉につかったりしているファン好みのシーンを厳選した。舞台となった地区などに分けて3種類用意し、1枚440円(税込み)で販売している。 問い合わせは町まちづくり課<電0558(52)1114>へ。
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飲食店利用客にくじ配布 西伊豆町商工会、消費喚起へ
西伊豆町商工会は11月1日から、消費喚起イベント「がんばろう西伊豆町グルメスクラッチ」を始める。商工会加盟の飲食店利用客に、最大5千円分の飲食券が当たるスクラッチくじを配布する。12月20日まで。 対象の飲食店は31店舗で、くじは会計時に千円につき1枚もらえる。当たりは飲食券5千円分のA賞のほか、千円分のB賞と500円分のC賞がある。 A賞は町商工会または町観光協会で飲食券に引き換える必要があり、B賞とC賞は次回来店時にそのまま使用できる。いずれも有効期限は2022年1月31日まで。 問い合わせは町商工会<電0558(52)0270>へ。
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西伊豆町の電子地域通貨 10%還元、11月から
西伊豆町は28日の定例記者会見で、経済対策として11月1日から始める電子地域通貨「サンセットコイン」のポイント還元事業の概要を説明した。 4~6月の実施に続く第2弾で、前回は還元ポイントが支払額の5%だったのに対し、今回は10%に引き上げる。期間は2022年1月31日までの予定だが、還元分が予算の1千万円に達すれば終了する。電子通貨の取扱店舗は町内の飲食店や宿泊施設など約135店舗。町外在住者もスマホアプリ「chiica」をダウンロードすれば使用できる。 還元ポイントの有効期限は22年3月31日まで。一部の取扱店舗で1日当たり限度額5万円分のポイントチャージが可能。 問い合わせは町まち
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仁科小の児童がオーケストラ堪能 西伊豆
西伊豆町の仁科小は27日、富士山静岡交響楽団の演奏会を同校で開いた。オーケストラが織りなす壮大な音楽を全校児童が堪能した。 県の「子どもが文化と出会う機会創出事業」の一環。児童は弦楽や木管など各楽器の音色や特徴を学んだ後、クラシックを中心とした演奏に熱心に聞き入った。指揮者体験もあり、代表児童がブラームスの「ハンガリー舞曲」などの指揮に挑戦した。「貴重な経験になった」「緊張したけどうまくできたと思う」などと満足げな表情を見せ、プロの楽団員をまとめる姿に他の児童からは大きな拍手が送られた。
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静岡人インタビュー「この人」 松浦城太郎さん 地方公務員アワード2021を受賞した
西伊豆町産業建設課の職員。同僚の推薦で応募した全国の地方公務員76人の中の10人に選ばれた。直売所「はんばた市場」の開設や電子地域通貨「サンセットコイン」の導入に尽力したことが評価された。41歳。 -受賞の感想を。 「自分で応募していないため実感が湧かず、驚きが大きい。ただ、地域活性化のための挑戦が評価されたことはうれしい」 -はんばた市場開設の思いは。 「高齢化による第1次産業衰退の危機感があった。安定供給が難しい都内への出荷を進めるよりも、しっかりとした地産地消の仕組みをつくることが生産者の所得向上や担い手不足の解消につながると考えた」 -サンセットコインについて。 「導入に
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6区/高齢者の移動支援 継続難しく【衆院選|静岡の課題】
21日の昼下がり、西伊豆町仁科の食料品店に「買い物支援活動中」のステッカーを貼った軽乗用車が止まった。住民ボランティアが高齢者の降車を手助けし、寄り添いながら店内へ入っていく。買い物が終わると、再び自宅に送り届けた。 「この地域は公共交通網が脆弱(ぜいじゃく)なため、住民が果たす移動支援の役割は大きい」。ボランティアをまとめる佐野勝国代表(76)は語る。活動は地元NPO法人の車両提供を受け、2018年9月から続けている。しかし、ボランティアも高齢化が進み「後継者が確保できないと維持が難しい」(佐野代表)という懸念を抱える。 高齢者ら交通弱者の足として、住民主体による移動支援の必要性は年々
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サギ電話注意喚起 高齢者世帯に人形 西伊豆町社協配布
西伊豆町社会福祉協議会が町内の高齢者世帯に、サギ電話への注意を促す人形「あんしんみーちゃん」の配布を進めている。人形はふじのくに未来財団から町社協に180体の寄贈があった。 地域の高齢者サロンを通じて各世帯に配布している。大浜地区ではこのほど、社協職員らが利用者に使い方などを説明した。配布対象の75歳以上の利用者は早速、自宅に取り付けて性能を確認した。 人形は着信音に反応すると、かわいらしい声で注意喚起のメッセージが流れる仕組み。1人暮らしの堤文子さん(84)は「安心につながるだけでなく、家の中が明るくなった」と話した。
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所蔵品を特別公開 西伊豆・法雲寺
西伊豆町の日蓮宗寺院、法雲寺は24日、日蓮の忌日に営む「御会式(おえしき)」に合わせ、所蔵品を特別公開した。昨年の開山475年を記念し、虫干しを兼ねて初めて企画した。今後も5年に一度行う予定で、次回は2025年を見込む。 江戸時代の曼荼羅(まんだら)や古文書などが公開され、来場者はじっくりと観察しながら寺や地域の歴史に触れた。安芸栄教副住職は「修繕が難しいものもあるが、少しでも多くの史料価値を後世に伝えていきたい」と話した。 同寺は所蔵品の図録もこのほど作成し、国立国会図書館や町立図書館などに寄贈した。
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児童とオンライン交流 西伊豆町社協 高齢者「元気もらった」
西伊豆町社会福祉協議会はこのほど、生きがいデイサービスを利用する高齢者と田子小の児童のオンライン交流会を開いた。地域の交流機会が減る中、高齢者の孤立を防ぎ、子どもたちの福祉意識を高める目的で行った。 社協と同校をつなぎ、高齢者10人がスクリーンやタブレット端末越しに5、6年生と交流した。勉強時間や運動会の練習の様子を尋ね、趣味や住まいに関する児童からの質問にも答えながら楽しいひとときを過ごした。 社協は今後、同校の1~4年生とも同様の交流機会を設ける。参加した薮田節子さん(79)は「とても元気をもらった。オンラインのやりとりに慣れたので、次回はもっと積極的に質問してみたい」と笑顔で話した。
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壮大な海 イルミネーションで演出 西伊豆・堂ケ島公園
西伊豆町の堂ケ島公園で15日夜、伊豆西海岸最大級のイルミネーション「サンセットイルミ」(町観光協会主催)が始まった。10万個の発光ダイオード(LED)が景勝地の夜を彩り、幻想的な雰囲気を醸し出している。11月28日まで。 2019年度から行っている誘客イベント。今回は青を基調とした配色で、壮大な海をイメージした演出になっている。イルカやカメなどのモニュメントも設置し、塩害対策としてLEDはビニール製のロープで飾り付けた。 協会の塩沢一志会長は「進化を追い求めて毎回企画している。多くの人に楽しんでほしい」と来場を呼び掛けた。点灯は午後5時から9時まで。
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初の女性団員が誕生 西伊豆町消防団 3人に辞令
西伊豆町消防団は14日、女性消防団員の辞令交付式を町保健センターで行った。同町消防団によると、女性団員の入団は初めて。 新たな団員は朝倉有樹子さん(45)=仁科=、渡辺初美さん(44)=宇久須=、小村麻衣花さん(31)=安良里=。下川智弘団長から辞令書を受け、宣誓書を読み上げた。下川団長は団員の確保に苦慮する中、「女性の入団は“金メダル”に匹敵するほどの悲願だった。とても感動している」と話した。 3人は認定こども園での花火教室や火災予防の広報などを担う。出席した星野浄晋町長は「女性ならではの視点で防災に努めてほしい」と呼び掛けた。
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遭難の男性救助 西伊豆町の宇久須川源流付近山中
伊豆市と西伊豆町の境の宇久須峠付近に出掛けた伊豆市の無職男性(74)が行方不明になった遭難事故で、大仁署山岳遭難救助隊は16日午前9時25分ごろ、同町の宇久須川源流付近の山中で倒れている男性を発見し、救助した。同署によると、男性は全身を打って負傷しているが意識はあり、会話ができる状態という。斜面を滑落したとみられる。男性は狩猟用のわなを確認するため、15日朝から入山していた。
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新生児、手形ぺたり 誕生記念しガラス作品に 西伊豆町
西伊豆町は13日、新生児の誕生記念に贈るガラス作品の手形取りを町福祉センターで行った。旧賀茂村時代にガラス原料のケイ石の産出が盛んだった歴史にちなんだ恒例行事。 1~6月に生まれた赤ちゃんを対象に実施し、6組の親子が参加した。赤ちゃんは母親らに抱かれながら、紙粘土や台紙に手形をぺたり。少し驚いたり、うれしがったりとさまざまな表情を見せ、記念の手形を記録した。 記念品はフォトフレームやプレートなど。町内のガラス作家が制作し、12月中旬頃までに贈られる。8カ月の長女と訪れた藤井祐未さん(34)は「とてもいい思い出になる。お兄ちゃんの記念品と並べて玄関に飾りたい」と話した。
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むらまつハウス(長泉町) 破産手続き決定 負債21億円
住宅メーカーのむらまつハウス(長泉町)は14日までに、静岡地裁沼津支部に自己破産を申し立て、破産手続きの開始決定を受けた。5日付。破産管財人の弁護士によると、負債額は約21億円。 帝国データバンク沼津支店によると、同社は1926年に創業し、主に建売住宅の建築・販売を手掛けていた。95年には、西伊豆町に観光客向けのドライブインを開設。ピークの97年12月期は売上高が約9億8千万円に上った。 しかし、バブル崩壊に伴う不動産価格の下落で苦戦が続き、建て売り部門など事業規模を縮小。売り上げが減少する中、過去に手掛けた分譲地開発やドライブイン開設などでの借入金の返済にめどが立たず、今年3月末に事業
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訃報 藤井武彦氏(ふじい・たけひこ=前西伊豆町長)78歳
藤井武彦氏(ふじい・たけひこ=前西伊豆町長)12日正午ごろ、急性心不全のため西伊豆町田子の自宅で死去、78歳。西伊豆町出身。通夜、葬儀は近親者のみで行う。喪主は長男寛文(ひろふみ)さん。 合併前の1996年から町議4期13年を経て、2009年に町長に就任し、2期8年務めた。
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船内で西伊豆フェア 駿河湾フェリー、特産品を展示販売
静岡県や駿河湾沿岸の3市3町でつくる一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーは12日、船内1階で西伊豆町の特産品や工芸品を展示販売する「西伊豆フェア」を始めた。フェリーの利用促進や同町の魅力発信の相乗効果を期待し企画した。11月30日までを予定している。 客室は一部を町のガラス文化を紹介するブースに改装した。地元のガラス作家が制作した万華鏡コーナーや、町内観光施設「黄金崎クリスタルパーク」のPRボードを設置している。売店では東海大の学生が考案した塩あめをはじめ、町の伝統保存食「潮かつお」の各種加工品などを販売している。 町担当者は「町に足を運んでもらうきっかけになればうれしい」と期待を寄せた。
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新規CIRにモンさん任命 西伊豆町教委
西伊豆町教育委員会はこのほど、町国際交流員(CIR)に米国出身のジェーフイ・モン(英語名アリエル)さん(25)を任命した。モンさんが町役場を訪れ、星野浄晋町長に意気込みを語った。 CIRは地域の魅力を海外に発信したり、住民が外国文化に触れる機会を設けたりするのが役割。モンさんは今後、住民向けの外国語講座や料理教室などの企画を検討する。以前は米国の一般企業に勤めていて、同町を訪れるのは初めて。自然豊かな環境を町の良さに挙げ「インターネットなどを通じて魅力を発信していきたい」と話した。任期は1年ごとに更新する。
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賀茂5町で障害者生活相談会 13日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は13日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。 障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 13日=午前10時、西伊豆町保健センター、午後1時半、松崎町役場▽19日=午前10時、東伊豆町役場、午後1時半、河津町保健福祉センター▽21日=午後1時半、南伊豆町役場
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西伊豆 地域おこし協力隊に福本さん任命
西伊豆町はこのほど、水産業の振興を担う町地域おこし協力隊に東京都出身の福本初夏さん(26)を任用した。町役場で任用式を開き、星野浄晋町長が委嘱状を交付した。任期は3年。 町が水産業に携わる協力隊を任用するのは初めて。福本さんは主に産地直売所「はんばた市場」で勤務し、販売促進や接客、魚の下処理など幅広い業務を担当する。町が民間企業との包括連携協定に基づき進める第1次産業の推進プロジェクトにも関わる。 以前は東京都のアパレル企業に勤めていた。釣りが趣味で何度か同町を訪れたことがあり、「住民と早く打ち解けて西伊豆の発展に貢献したい」と意気込んだ。
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電動キックボード 周遊マップを作成 西伊豆町観光協会
西伊豆町観光協会はこのほど、10月からレンタルを始めた電動キックボードの周遊マップを作成した。車両を貸し出す際に配布し、利用促進や安全運転の啓発を図る。 堂ケ島や田子など町内4エリアに分け、交通量の多い国道などを極力避けたおすすめのコースを紹介している。海岸線など魅力的なスポットに加え、トンネルや道幅の狭い危険な場所も細かく記載している。 レンタル料は30分千円からで自動車損害賠償責任保険(自賠責)や任意保険を含む。宿泊客や長時間利用向けのお得なプランも設定している。 問い合わせは同協会<電0558(52)1268>へ。
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旧西伊豆中解体の工事契約議案可決 西伊豆町議会
西伊豆町議会は5日、臨時会を開き、旧西伊豆中の校舎等解体工事の請負契約締結に関する議案を原案通り可決した。 工事の契約金は1億2540万円。9月に一般競争入札を行い、青木・国本特定建設工事共同企業体(伊豆市)が落札した。
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移住、テレワーク推進を 西伊豆町長が関係者と懇談
移住やテレワークの推進に向け、西伊豆町はこのほど、国内のインターネットプロバイダー事業者などでつくる「JAIPA」との懇談会を同町田子のコワーキングスペースで開いた。 星野浄晋町長が関係者約10人と意見を交えた。移住者の受け入れ態勢を中心に議論し、出席者は「仕事場と生活空間を分けることが欠かせない」「地域になじんでもらうため、シェアハウスなど移住者同士の居住施設が必要」などと指摘した。交通の利便性向上に向け、町観光協会が導入予定の電動キックボードの活用推進も話題に上がった。 懇談会はテレワークに取り組む町内在住者のネットワークを生かし実現した。町は今後も定期的に開催を検討していく。
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西伊豆伝統食「潮かつお」の飴考案 静岡の大学生「地域を元気に」
静岡市清水区の東海大海洋学部の学生がこのほど、西伊豆町伝統の保存食「潮かつお」を使った塩飴(あめ)「塩カツオDE塩分チャージ」を地元の飴元菊水の協力で開発し、同店での売り出しに臨んだ。食文化の継承や地域資源の魅力化を目指す取り組みの一環。4年の本山亮介さん(21)は「地域活性化につながればうれしい」と期待を込めた。 学生は2019年に開発に着手。潮かつおの成分分析に加え、新年の縁起物として供えたり、平安時代に献納されたりした歴史や文化の学習にも力を入れた。都内イベントで400人以上のアンケートを取るなどし、試作品の改良に励んだ。 潮かつおは同町のカネサ鰹節商店から調達し、粉末にして使用し
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静岡人インタビュー「この人」 山田厚司さん 西伊豆町議会議長に就任
2000年から旧賀茂村議を2期務め、合併後の西伊豆町議としては4期目。副議長を経て現職。自動車部品製造業。63歳。 -議員を志したきっかけは。 「30代で家業を継ぐために帰郷した。村商工会青年部長や県の役員を務める中で政治の道を目指す多くの人と知り合った。そういった人たちと地域の将来像や活性化策を語り合ううちに興味を持った。少子高齢化が進む地元を活気づけたいという思いがあった」 -町の現状について。 「産業支援や安全対策を行政と議会が一体となって進め、コロナ不況から地域をどう再生するかを考える必要がある。人口減少問題に関しては特効薬があるわけではないが、試行錯誤を続け、西伊豆ならでは
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西伊豆ライオンズクラブが町に時計寄贈 創立50周年記念事業
西伊豆ライオンズクラブ(船津賢次会長)はこのほど、創立50周年記念事業の一環で、西伊豆町に屋外電気時計を贈った。町役場の駐車場入り口に設置し贈呈式を開いた。 これまで活用していた駐車場の時計は老朽化が進み、ずれが生じていた。毎朝のラジオ体操参加者など来庁者からは新設を求める声があったという。見やすいように位置は以前よりも低くした。 贈呈式では船津会長が星野浄晋町長に設置を報告し「地域貢献に向け、今後は時計以外の備品の寄贈も検討したい」と話した。
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園児の歌と踊り 西伊豆の介護老人施設 入所者らビデオ鑑賞会
西伊豆町の介護老人保健施設「しおさい」はこのほど、園児が撮影したビデオメッセージの鑑賞会を同施設で開き、入所者や通所者が参加した。 撮影に臨んだのは施設近くの仁科認定こども園の全園児。夏休みなどの約1カ月を利用して練習した「とんぼのめがね」などの歌や踊りが披露された。「ずっと笑顔でいてね」など心のこもったメッセージも紹介され、参加者は園児たちのかわいらしい姿に目を細め、楽しいひとときを過ごした。 鑑賞会は敬老の日の関連行事で行い、家族や星野浄晋町長のメッセージも放映された。
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反射材付きたすき、安協下田支部に 西伊豆ライオンズクラブが贈る
西伊豆ライオンズクラブ(船津賢次会長)は22日、社会貢献活動の一環で、県交通安全協会下田地区支部(一瀬英樹支部長)西豆分会に反射材付きのたすき300本を贈った。 松崎町の下田署松崎分庁舎で贈呈式が行われ、船津会長らが一瀬支部長らに手渡した。たすきは西伊豆町商工会などを通じて関係者に配布し、日々の暮らしや交通安全活動で活用してもらう。 一瀬支部長は「地域の皆さんが喜ぶ。有意義に活用し、交通安全活動を盛り上げていきたい」と感謝した。
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新型コロナ中等症患者用に臨時施設 西伊豆の病院、事務所を活用
西伊豆町の西伊豆健育会病院は21日、新型コロナウイルスの中等症患者を受け入れる臨時の医療施設を新設した。賀茂地域は他の医療圏域に比べて受け入れ病床が少ない状況があり、県の要請を受けて開設した。 病院横の延べ床面積約35平方メートルの事務所を活用し2床確保した。トイレやシャワー室を設置したり、酸素療法を行う配管を引いたりして態勢を整えた。県によると、病院内以外に設ける臨時医療施設は、県内ではあまり開設の例がないという。 一般の来院者とは動線を分けて対応する。同院の染谷智之マネージングディレクターは「一般患者とコロナ患者の接触はない」と説明し、「地域の安心安全のために運用を進めたい」と話した
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船外機詐取の疑い、漁師の男2人逮捕
下田署は21日、詐欺の疑いで共に下田市須崎に住む漁師の男(55)、同じく漁師の男(53)を逮捕した。2人の逮捕容疑は2018年5月14日、西伊豆町の船舶用品販売店で、船外機1台(15万円相当)をだまし取った疑い。同署は2人の認否を明らかにしていない。同署によると、両容疑者は知人同士。2人は代金の一部を支払った上で、販売店には「残りは保険金が入ったら払う」と伝えていたという。船外機は漁師の男(55)が所有する小型船に取り付けられていたという。
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給食に地元食材 新鮮なサバ堪能 西伊豆の児童生徒
西伊豆町教育委員会と同町の産地直売所「はんばた市場」はこのほど、地元食材を使った学校給食の提供を開始した。賀茂小と西伊豆中の児童生徒が、同町の仁科漁港で水揚げされたサバのみぞれ煮を味わった。 地産地消の促進や食を通じた郷土愛の醸成を狙いとした取り組み。子どもたちは校内放送でサバの栄養素などについて学び、給食を味わった。「こんなにおいしいサバは初めて食べる」「身が柔らかい」などの感想が聞かれた。 町教委は今後、ブリやカツオを使った新たなメニューを検討し、他の小学校でも提供する方針。
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西伊豆のマルソウダ 刺し身でどうぞ 直売所、静岡のすし店で提供
旬のソウダガツオを希少な刺し身で味わって-。県と西伊豆町の産地直売所「はんばた市場」が、伊豆西南沖で捕れたソウダガツオの一種「マルソウダ」の生食用商品を開発した。安価な加工用としての流通が主流だが、管理方法を見直し、商品化にこぎ着けた。18日から、協力先のすし屋「回転寿司のぶちゃん本店」(静岡市清水区)で提供する。 マルソウダは夏から秋にかけて温暖な海域に生息する。鮮度低下が速いため、宗田節の原料に使われることが多い。漁獲直後に船上で血抜きし、直売所で真空にした切り身をアルコールの急速冷凍機で保管するなど、品質や衛生管理を工夫し開発に成功した。商品は町自慢の夕日にちなんで「陽の丸(ひのまる
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こども園統合計画 候補地2案に絞る 西伊豆町議会全協
西伊豆町は14日の町議会全員協議会で、2025年4月の開設を目指す認定こども園の統合先を堀坂と先川地区の2案に絞って検討する考えを示した。 町は8月の全協で、両地区に加えて町議や保護者から挙がった候補地計6カ所を示し、メリットやデメリットなどを説明した。それ以降、面積調査や地権者との協議を通じて実現性を確かめ、2案に絞ったという。計画をさらに進める上で、議員からは災害リスクに対する専門家の意見を取り入れる必要性などが指摘された。 町は今後、2案の津波浸水深や土砂災害の危険性など必要な調査を行う。最終的には保護者説明会も開き、住民の意見を取り入れながら建設地を決める方針を掲げる。
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電動キックボードで西伊豆散策 観光に新たな“足” 10月開始
「アクティビティを兼ねた2次、3次交通として定着させたい」-。西伊豆町観光協会が10月から、電動キックボードのレンタルを始める。国内では普及が進んでいない目新しさを売りに、新型コロナウイルス緊急事態宣言解除後の誘客につなげる実証実験と位置付ける。利用者への走行ルールの啓発など安全面も徹底し、有用性を検証していく。 西伊豆町は海岸線を中心に堂ケ島など数多くの観光地が点在する。ただ、公共交通機関が脆弱(ぜいじゃく)なため、協会の塩沢一志会長は「観光客が回遊しづらい側面を解消できる」と意義を語る。電動キックボードを使うことで、堂ケ島からトンボロ現象で知られる瀬浜海岸までの起伏の激しい道の行き来が
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西伊豆の加山雄三ミュージアム メインフロア2022年夏閉館
歌手で俳優の加山雄三さん(84)の魅力を満載した西伊豆町の「加山雄三ミュージアム」を経営する「堂ケ島レジャー」(本社・東京都)は11日までに、同館メインの3階ミュージアム部分を来年8月末で閉館すると決めた。1、2階のレストランや売店は運営継続し、3階は別の施設にリニューアルして施設名を変更する。 同社は十分なファンサービスができない加山さんの思いに沿う形で閉館を決めたという。加山さんはここ数年、体調不良などにより、サイン会など同館でのイベントに参加できない状況が続いていた。閉館について、事務所を通じ「遠路おいでくださるお客様に十分にお応えできる状況にないため、幕を下ろさせていただきます」な
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秋の味覚が食べ放題! 西伊豆・久保田農園でブドウ狩り
西伊豆町大沢里の久保田農園がこのほど、恒例のブドウ狩り食べ放題を始めた。10月上旬ごろまで。連日、家族連れなどが訪れ、「程よい酸味でおいしい」「粒が大きい」などと収穫や味覚を楽しんでいる。 例年通り、約2500平方メートルのハウスに巨峰、ピオーネ、藤稔の3種類がたわわに実った。栽培する久保田憲一さん(59)によると、今期は人手を増やして摘粒作業を丁寧に行ったため、巨峰とピオーネが「形状が良く、今までで一番のでき」。藤稔は数に限りがあるという。入園時の検温など感染対策を徹底し営業している。 入園料は中学生以上1200円、小学生600円、未就学児200円で、持ち帰り(料金別途)もできる。ブド
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7議案を可決 西伊豆町議会
西伊豆町議会9月定例会は9日、本会議を開き、2021年度一般会計補正予算案など7議案を上程し、原案通り可決した。20年度一般会計歳入歳出決算認定など6議案は委員会付託した。 補正予算は、サンセットコインのポイント還元事業費や、町内の飲食店や宿泊施設に対する新型コロナウイルス感染防止認証制度の奨励金など。奨励金の給付は県の認証制度に申請した事業者が対象で、飲食店は200平方メートル以上が20万円、未満が10万円。宿泊施設は一律10万円。申請は10月1日から町まちづくり課で受け付ける。
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電子地域通貨還元へ 西伊豆町長答弁 宣言解除後見込み
西伊豆町の星野浄晋町長は8日の町議会9月定例会一般質問で、経済対策として2回目の電子地域通貨「サンセットコイン」のポイント還元事業を実施したい考えを示した。仲田慶枝氏に答えた。 前回は4~6月に実施し、町内外在住者を対象に町内店舗で電子通貨を使用すると、支払額の5%分のポイントを付与した。町は今定例会に事業費を盛り込んだ補正予算案を提出する方針。可決されれば、今回は緊急事態宣言解除後に10%の還元を見込んでいる。 星野町長は「緊急事態宣言が解除されてもすぐには観光客は戻らない。地域経済のカンフル剤になれば」と話した。
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斎場建設「慎重に」 西伊豆町長答弁
西伊豆町議会9月定例会は7日開会し、行政報告や一般質問を行った。星野浄晋町長は田子地区の旧テニスコートを候補地とする斎場建設について「住民の意見を大切に慎重に進めたい」と話した。増山勇氏への答弁。 同地区には焼却場の町クリーンセンターがあり、星野町長は「住民からは地区に二つの施設があるのは望ましくないという意見がある」と説明。下田市で2027年度を予定する広域ごみ処理施設の稼働開始を待ち、町クリーンセンターを閉鎖して斎場を運営する考えを示した。 増山氏は「斎場はごみ処理施設と切り離して考え、いち早くつくるべき」と強調した。これに対し、星野町長は住民説明会を引き続き行う方針を掲げ、理解を求
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宿泊施設への経済支援、町長に要望 西伊豆町観光協会
西伊豆町観光協会は6日、町に対し、緊急事態宣言下で経営に苦しむ町内宿泊施設への経済支援を要望した。塩沢一志会長ら4人が町役場を訪れ、星野浄晋町長に低迷し続けている営業実績などを説明して支援を訴えた。 協会によると、町内大手旅館のことしの売り上げは2017~19年の平均と比べ、5~6月が7割以上減り、行楽期の7~8月も4割近く減少した。旅行ウェブサイトと連動して7月から発行してきた割引クーポンは完売し、一定の効果はあったものの、塩沢会長は9月以降について「いい材料が一つもない厳しい状況。救済につながる予算の執行をお願いしたい」と求めた。 星野町長は「前向きに検討する」と回答。6月補正で計
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飲食店、宿泊施設 事業者に奨励金 西伊豆町
西伊豆町が、町内の飲食店や宿泊施設を対象に新型コロナウイルスの感染防止対策にかかった経費を奨励金として支給する事業を予定している。事業費を本年度一般会計補正予算案に盛り込み、7日開会の9月定例会に提出する。 県の認証制度に申請した事業者が対象で、約125軒を想定している。支給額は200平方メートル以上の事業者に20万円、未満の事業者に10万円を見込む。県の認証制度の申請書や認定証のコピーを活用し、今月中に受け付けを開始する予定。
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西伊豆町議会は7日から11日間
西伊豆町議会は31日までに議会運営委員会を開き、9月定例会の日程を7~17日までの11日間と決めた。 2億2500万円を追加する本年度一般会計補正予算案など17議案を審議する。一般質問は7、8の両日に行い、計8氏が登壇する。
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旅行代理店対象 バス費用補助へ 西伊豆町観光協会
西伊豆町観光協会は9月中旬から、旅行代理店を対象に貸し切りバス費用を助成するキャンペーンを行う。緊急事態宣言解除後の誘客につなげるのが狙い。協会ホームページにある申請書を活用して応募する。 キャンペーンは本年度末まで。大人10人以上の団体旅行が対象でバス1台につき3万円を補助する。修学旅行など教育旅行の場合は子どもも対象。訪日外国人旅行は対象外。旅行は同協会に加盟する宿泊施設に泊まるプランが条件。予算は国の交付金を活用し、1千万円を盛った。 問い合わせは同協会<電0558(52)1268>へ。
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小中学校夏休み、8月31日まで延長 西伊豆町
西伊豆町教育委員会は26日、町内小中学校の夏休みを31日まで延長し、9月1日に始業式を行うと発表した。当初は26日に始業式を予定していた。 町内で新型コロナウイルス感染者が発生し続けている状況を受けて対応した。給食は9月2日から再開する。
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大学生ライフセーバーに海賊焼提供 西伊豆の住民有志ら
西伊豆町の佐野製麺と住民有志でつくる「24izu(にしいず)広報室」(居山博人代表)はこのほど、同町の海水浴場担当の大学生ライフセーバーにご当地グルメ「海賊焼」を提供した。地域に愛着を持ってもらおうと毎年企画し、11年目。同町の旧田子中で贈呈式を開いた。 海賊焼はイカスミを練り込んだ麺に町内で水揚げしたイカや野菜を加え、特製のたれで味付けした逸品。例年は炊き出しを行うが、感染防止のため、50食分の食材を届けた。 同町を担当して3年目の成城大3年の家入翼さん(20)は「海賊焼は麺が斬新。西伊豆に来る前から食べるのを楽しみにしていた」と笑顔で受け取り、佐野製麺の加賀延明専務は「いつもと形式は
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たいまつで無病息災を 西伊豆・岩谷戸 108本で“炎の道”
西伊豆町の岩谷戸地区で21日夜、108本のたいまつに火をともして無病息災を願う町指定無形文化財「百八灯」が行われた。 仁科川沿い約400メートルにわたってたいまつを並べ、地元住民が種火を手に次々と点火した。一帯は“炎の道”が続く幻想的な雰囲気に包まれ、住民らはその光景を見つめながら健康を願った。 百八灯は疫病が流行した江戸時代から伝わる。町無形文化財には1977年に指定された。
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西伊豆の大型サンマ漁船、北海道沖へ出港 豊漁「今年こそ」
西伊豆町の豊幸漁業が所有する静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」が21日、北海道東沖での漁に向け、同町の安良里漁港を出港した。岩手県の大船渡から片道3日半の公海へと進み、北海道の花咲港で水揚げを繰り返しながら11月末ごろまでの漁を予定する。 近年は不漁が続き、豊幸丸は昨年、9月1日に安良里漁港を出港した。今年はそれ以上に船出を遅らせる考えだったが、すでに漁を始めている小型船がここ数日、昨年よりも日本近海で魚影を確認している情報を受け、想定よりも早く出港に踏み切った。 豊幸丸の藤井晴正船頭(65)は「漁を始めた当初は(サンマが)絶滅したと思うほどいなかった」という昨年の状況を踏ま
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西伊豆、一部海水浴場を閉鎖 8月23日から
西伊豆町は18日、20日からの緊急事態宣言発令を踏まえ、町内の海水浴場9カ所のうち、6カ所を23日から閉鎖すると決めた。当初は全ての海水浴場が29日まで開設予定だった。 29日まで継続して開設するのは、ともに仁科地区の乗浜海水浴場と浮島海水浴場、宇久須地区のクリスタルビーチ。閉鎖する6カ所は23日以降もライフセーバーなどを配置し、来場を控えるよう呼び掛ける。 松崎町は町内全ての海水浴場4カ所を予定通り22日まで開設する。
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水難事故死者やイルカの霊供養 西伊豆で浜施餓鬼
西伊豆町の安良里自治会はこのほど、水難事故で亡くなった人や、かつて漁が盛んだったイルカの霊を供養する恒例の「浜施餓鬼法要」を同町安良里の龍泉寺で営んだ。悪天候のため、例年とは異なり屋内で行った。 法要には地区の役員ら約20人が出席し、僧侶が読経を始めると、供物をささげた祭壇で水向けをして手を合わせた。ちり紙に包んださい銭を用意し、参拝に訪れる地元住民の姿も見られた。 供物を木製の「餓鬼船」に乗せて沖に流す法要後の神事は、しけのため、供物を海に投げる形式で行った。
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西伊豆・安良里のサンマ船、近く出港 不漁見込み一転、先行の小型船好調「望み、出てきた」
西伊豆町の安良里漁港に所属する静岡県内唯一の大型サンマ漁船「第135豊幸丸」(147トン)が18日、北海道東沖への出港準備を始めた。不漁が見込まれる中、豊幸丸を所有する豊幸漁業は昨年に続き9月以降に船出を遅らせる考えだったが、先行して解禁された小型船がここ数日、予想よりも好調な漁をしているのを受け、急きょ取り掛かった。早ければ20日夕に出港する。 豊幸丸は例年、大型船漁解禁の8月20日に合わせ、同月中旬に出港している。9月1日に出港を遅らせた昨年は水揚げ量が乏しく一時帰港し、本格的に漁に乗り出したのは10月からだった。これまで平均600~500トンで推移していた漁期ごとの水揚げ量は、一昨年
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西伊豆、松崎 パラ聖火の分火展示
西伊豆、松崎の両町は17日、静岡市で同日開かれた東京パラリンピック聖火リレー集火式でともった炎を分火し展示する「聖火ビジット」を各町内で行った。両町とも町職員が火をランタンに入れて同市から持ち帰った。 西伊豆町は宇久須の黄金崎クリスタルパークで実施した。太陽光を利用し、聖火の事前採火を担った町内のガラス作家や町職員がガラス製のキャンドル約100個を並べ、順に火をともした。後日、火をともす様子を撮影した写真を町の公式会員制交流サイト(SNS)で紹介する。 松崎町は庁舎の正面入り口に火を展示した。来庁者が興味深く観察し、パラ五輪の成功に期待を寄せた。
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大学生が地域課題、活性化策を探る 西伊豆で業務体験
NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の大学生3人が20日まで、西伊豆町役場でインターンシップに臨んでいる。町職員の業務を経験し、学生目線で地域の課題や活性化策を探る。 訪れているのは神奈川大3年の宮崎海都さん(21)と、ともに東洋大2年の西岡桜子さん(20)、小関真里奈さん(20)。3人はこれまでに町内の津波避難タワーなど防災施設を見学したり、ふるさと納税の受け付け業務を経験したりした。今後は職員に同行して一日の仕事内容を学ぶ体験などを控え、「町づくりの業務を担っている実感がある」「西伊豆を知り、若者の意見を反映させたい」などと感想を口にした。 町は2016年に同協会と連携協
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和紙いっぱいに甲骨文字を書く 松崎で書道展
松崎町の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で8月末まで、西伊豆町の元教員山本登与子さん(71)の書道展が開かれている。「古代文字展」と題し、甲骨文字を和紙いっぱいに書いた作品約70点を展示している。 「春」「朗」などお気に入りの一文字を基本に、メリハリの利いた筆運びでダイナミックに表現された力作が並ぶ。「畳」などユニークな形が売りの作品も来店客を楽しませている。 山本さんは約3年前に趣味の一環で作品づくりを始め、個展を開くのは初めて。「甲骨文字は表情があるように見える。鑑賞しながら気持ちを和ませてほしい」と話している。
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障害者の就職や生活全般の相談会 11日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は11日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。 障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 11日午前10時、西伊豆町役場宇久須支所▽11日午後1時半、松崎町役場▽17日午前10時、東伊豆町役場▽17日午後1時半、河津町保健福祉センター▽19日午後1時半、南伊豆町役場
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フェンシング「金」山田の祖母 畦地さん 西伊豆町の自宅で歓喜 「よく頑張った」
東京五輪で30日にフェンシング日本初の金メダルを獲得した男子エペ代表。エースとして活躍した山田優(27)の祖母で西伊豆町田子在住の畦地光代さん(87)は31日、快挙を伝える本紙に目を通し、「まさかこんなことになるなんて。本当によく頑張った」と喜びを口にした。 山田の母歩南さんは畦地さんの次女で田子出身。歩南さんが出産時に三重県から帰省したため、山田は伊豆市で生まれた。母子家庭で育った山田。幼少期の夏休みは姉あゆみさんと畦地さん宅に預けられることが多く、畦地さんは「優は西伊豆に来たくてしょうがなかった」と振り返る。 山田は小児ぜんそくがあり、畦地さんが町内の診療所に連れて行ったことも。「か
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海上花火3000発 海賊撃退を演出 西伊豆・堂ケ島
西伊豆町の夏の風物詩「第54回堂ケ島火祭り」(町観光協会主催)がこのほど、同町の堂ケ島公園で行われた。地元に伝わる海賊退治の伝説にちなんだ海上花火イベント。約2500人が訪れ、悪疫退散を願った。 伝説は海賊の襲来に悩む人々が海賊船に火矢を放ち撃退したという内容。イベントではその様子を再現するべく、湾内に海賊船を模した台船を浮かべ、周囲の奇岩から次々と花火を打ち上げた。海賊船が炎上した演出として台船上でも点火し、約3千発の花火が堂ケ島の夜を彩った。 例年行う露店の出店やミニコンサートなどは実施しなかった。
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雷で2500戸停電 富士、富士宮
29日午後3時45分ごろ、富士、富士宮両市の約2500戸で落雷による停電が発生した。約2時間で全戸復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、送電設備への落雷が検知された。設備に異常はないという。 同日午前10時5分ごろには、西伊豆町で約10戸が停電した。配電設備への倒木の接触が原因で、午後に復旧した。
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西伊豆の山中でクマ錯誤捕獲
26日午前8時ごろ、西伊豆町宇久須の山中で、地元の猟友会が仕掛けたニホンジカ捕獲用のくくりわなにツキノワグマがかかっているのを同会員が見つけ、町に連絡した。錯誤捕獲だったため、町と県は麻酔銃で眠らせ、捕獲場所近くに放獣した。 県によると、捕獲したのは3~5歳の雄で体長約135センチ、体重約43キロ。ツキノワグマの県内の主な生息地は富士山周辺や南アルプスで、伊豆地域での確認は珍しく、他地域から山伝いに入り込んだ可能性が高いという。 捕獲場所は住宅が点在する地域から約2キロ離れた山中。人為的な餌に餌付いたり、集落に出没したりしている訳ではないため、県は「日常生活で過度に警戒する必要はない」と
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南伊豆広域ごみ処理施設建設地 下田市長「清掃センター敷地内 基本」
下田市はこのほど、同市と南伊豆、松崎、西伊豆町の1市3町で計画する南伊豆地域広域ごみ処理事業に関する説明会を市民文化会館で開いた。松木正一郎市長は新施設の建設地について、現在の市清掃センター敷地内が「基本的な候補地」とした上で、環境アセスメントなどで環境上の問題が分かれば「当然見直す」と述べた。 説明会は松木市長ら市幹部が出席し、計画目的や概要を説明した。松木市長は4市町で計画する事業の目的を「ごみを減らし、ごみ処理のコストと環境への影響を最小化すること」とし、理解を求めた。 鈴木諭環境対策課長は、同市も含めた賀茂地域は観光地でもあることから、県内平均より1人当たりのごみ排出量が多い現状を示
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波打ち際に男性 病院で死亡確認 西伊豆
19日午後2時半ごろ、西伊豆町仁科の安城岬ふれあい公園西側の海岸で、同町仁科の無職男性(64)が波打ち際で浮いているのを通行人が発見し119番した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。 下田署によると、目立った外傷はなかった。海岸付近に男性所有の自転車が残されていたという。同署が原因を調べている。
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園児と住民、合唱会で交流 西伊豆のこども園
西伊豆町の仁科認定こども園でこのほど、夏祭りの一環で、地域住民を招いた恒例の合唱会が行われた。 訪れたのは元教諭の金刺貴彦さん(62)と町地域おこし協力隊の小村麻衣花さん(31)。園児たちは金刺さんが同園の行事「夕涼み会」をテーマに作詞作曲したオリジナルソングを大合唱し、交流を深めた。 4月に就任した小村さんは初めての参加でサックスを吹き、金刺さんがギターを担当。園児たちは例年以上の盛り上がりを見せ、年長の藤井瑛斗君(5)は「楽しかった。楽器の迫力がかっこよかった」と笑顔を見せた。
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ダチョウふ化に成功 肉ブランド化に挑戦 西伊豆の畜産会社
ひなの命をつなぎたい-。西伊豆町の畜産加工販売会社「HOLY」の堀浩一社長(41)がこのほど、創業4年目で初めてダチョウのふ化に成功した。親鳥に伊豆産のワサビの葉を与えてかえったひな。「わさびダチョウ」の名でブランド化を目指し、飼料費などに充てる資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。 堀社長は2017年に「食材ブランドをつくりたい」と、東京都での料理人生活に区切りを付けて移住した。鹿児島県から仕入れたひなを同町宇久須の西天城高原で育て、主に都内レストランに出荷する事業を展開。一時はなれない畜産に苦労したものの、経営を軌道に乗せ始めていた。 ただ、コロナ禍で取引先からの注文数が
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地元の海、美しさに感動 西伊豆の児童がカヤック体験
西伊豆町の小学生が海洋スポーツや自然と親しむ「わくわく体験村」が17日、同町の大田子海岸で開かれた。地元のNPO法人伊豆自然学校の鈴木達志理事長が講師を務め、町内3小学校の児童計約20人がシーカヤックを体験した。 児童は海岸から沖約1キロの尊之島周辺までカヤックを走らせた。透き通る水中をのぞくと、ソラスズメダイなど数種類の熱帯魚が泳ぐ光景が広がった。仁科小5年の松原未来さん(11)は「地元の自然の美しさを改めて感じた」と満足げな表情を見せ、他校の児童との交流も満喫した。 わくわく体験村は海に携わる町関係者でつくる実行委員会が毎年実施している。ことしは黄金崎海岸でのシュノーケリング体験など
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ところてん文化 台湾学生と楽しむ 西伊豆町
西伊豆町がこのほど、台湾澎湖県と結ぶ友好協定を縁に、同国の大学生と「食」をテーマにした異文化交流に乗り出した。学生を町に招待するなどし、互いの食文化を紹介し合って親交を深める。 第1弾の交流会が同町の中央公民館で開かれ、伊東市のホテルでインターンシップに臨む学生3人が町食部会と交流した。学生は会員から町特産のところてんの味付けに関して説明を受け、突き棒で麺状にする作業も体験した。台湾ではところてんに砂糖などをかけてスイーツとして楽しむのが主流といい、ポン酢で味わった李淑瑜さん(20)は「斬新な味。台湾でもはやるかも」と目を輝かせた。 学生側からも町で漁が盛んなイカにちなんだ家庭料理が振る舞わ
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エアコン、ほぼ全校に 猛暑受け整備加速 静岡県内の小中高普通教室
静岡県内の公立小中高校で6月末までに、普通教室のエアコン設置率がほぼ100%に達した。近年の猛暑を受けた国の補助金などにより、県内でも急速に整備が進んだ。県教委や各市町教委によると、来年4月に統合する下田市の3中学校17室と本年度末に廃止される静岡市立高定時制の1教室を除き、夏季の準備が整った。 静岡市清水区の県立清水西高では昨年冬から新たに5教室で設置工事が行われ、7月から使用が始まった。各学級で使う教室は10年前の創立100周年事業で設置されたが、英語や数学の習熟度別授業で使う教室が未設置だった。3年川口星雅さん(18)は「授業で使うと熱がこもって本当に暑かった。エアコンがあると集中力
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妻殺人未遂容疑男性を不起訴処分 静岡地検沼津支部
静岡地検沼津支部は12日までに、殺人未遂容疑で逮捕、送検された西伊豆町の無職男性(87)について、罪名を傷害に切り替えた上で不起訴処分とした。9日付。 支部は約3カ月にわたり鑑定留置し、犯行時の精神状態を調べた。同日、心神喪失者等医療観察法に基づく審判を静岡地裁沼津支部に申し立てた。 男性は3月20日午後10時ごろ、自宅で無職の妻=当時(86)=の頭を消火器で殴るなどして殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で下田署に逮捕された。
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津波減衰を期待「ハマボウ」植栽 西伊豆住民有志、安良里漁港堤防に 静岡大と連携
西伊豆町安良里の住民有志でつくる「安良里まちづくり協議会」は10日、同町の安良里漁港内の堤防にハマボウの苗を植栽した。防災林としての津波の減衰効果に期待し、静岡大と連携して約5年前から進めている取り組み。会員や同大学生、NPO法人国際ボランティア学生協会員ら約50人が参加した。 冒頭で同大防災総合センターの増沢武弘客員教授が「ハマボウは海水の影響を受けずに地を縫うように根を張るため、津波の威力を弱められる。景観維持にもつながる」などと意義を説明した。苗は同大が同所で採取した種子を約3年かけて育てた約160本を用意し、参加者は丁寧に植栽に取り組んだ。 増沢客員教授によると、苗が成長し減衰効
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西伊豆堂ケ島にホテル新装オープン 「三四郎」が運営譲渡、16日開業 イタリア風「イル・アズーリ」
西伊豆町堂ケ島の温泉旅館「堂ケ島アクーユ三四郎」が16日、名称を「イル・アズーリ」に変更し、新装オープンする。経営する三四郎が青森県の「三沢奥入瀬観光開発」(佐藤正満社長)の子会社に運営を譲渡し、改装を進めてきた。夕日や景勝地ならではの景観を生かしたリゾートホテルに形態を変え、新たな客層の開拓を狙う。 最大の売りは全46客室に設けた海が望める露天風呂。施設名のアズーリはイタリア語で「紺碧(こんぺき)」を意味し、同国カプリ島をほうふつとさせる演出にこだわった。飲み放題のバーラウンジや地元食材を使ったイタリアンレストランも備え、山下圭三総支配人は「西伊豆にはない施設。ニーズを掘り起こし、地域活
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清水町地域通貨 QRコードに 価値創出を【湧水】
清水町が、地域通貨「ゆうすいポイント」をICカードからQRコード方式に移行し、スマートフォンのアプリ運用も始めた。利便性を高めて利用者、加盟店の増加を目指す。地域の施策と融合させて展開できるのが地域通貨の利点。強みを最大限活用した町ならではの取り組みを進め、地域通貨に新しい価値を創出させたい。 ゆうすいポイントは、加盟店での買い物や飲食で付与され、1ポイント1円相当で利用できる。コロナ禍で落ち込んだ消費の喚起策として町内事業者を支援するため、町は子育て世帯にポイントを配布。経済効果と地域通貨の利用拡大も狙った。 県内では西伊豆町が効果的に活用する。釣り人が遊漁船で釣った魚を地域通貨で買い
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丸や四角のガラス、ユニークな作品に 西伊豆・クリスタルパーク
西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで12月14日まで、企画展「身近なかたち-まるいガラス&しかくいガラス」が開かれている。国内外の作家が手掛けた収蔵品約30点を展示している。 図形の基本とも言える「丸」「四角」に着目し、楕円(だえん)や球、立方体などさまざまな形にアレンジされた作品が目を引く。宙吹きガラスを井の字に溶着したり、彩色を施した円状のガラスを組み合わせて遠近感を表現したりと、来場者が思わず見入ってしまうユニークな構造物が多数並ぶ。 開館は午前9時~午後5時(7月16日までは午前10時~午後4時)まで。
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かも風鈴などデザイン募集 西伊豆
西伊豆町の黄金崎クリスタルパークは9月12日まで、恒例の「第17回かも風鈴&キャンドルホルダーデザインコンテスト」の作品を募集している。 かも風鈴とキャンドルホルダーの2部門でデザイン案を受け付ける。両部門とも最優秀賞をはじめ入賞作品に選ばれると、地元作家がデザインを基に制作した作品がもらえる。 応募方法は同館ホームページから申込用紙を発行し、デザインを記入して同館に郵送する。館内にも申込用紙と投函(とうかん)箱を設置している。 問い合わせは同館<電0558(55)1515>へ。
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静岡人インタビュー「この人」 高木光一さん 西伊豆町副町長に就任
1984年に旧賀茂村役場職員として採用され、新町誕生後に西伊豆町教育委員会事務局長などを歴任した。4月に町総務課長を退任し現職。任期は4年。60歳。 -町の現状について。 「新型コロナウイルス感染拡大に対する営業支援や感染防止策が急務と考えている。人口減少や少子高齢化が急速に進む中、どのように持続可能なコミュニティーを構築していくかが問われている」 -担う役割は。 「認定こども園の統合や斎場建設などの未解決案件や懸案事項を少しでも前進させること。目立たなくても着実に行政課題の隙間を埋めていきたい。積極的に町職員の指導や育成、支援に携わることも使命だと思っている」 -職員に望むことは
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西伊豆の海水浴場 全9カ所遊泳可能 7月22日開設
西伊豆町は29日の定例記者会見で、今夏の海水浴場運営に関し、町内9カ所を7月22日~8月29日まで開設すると説明した。 町は昨夏、ライフセーバーらの確保難で一部の海水浴場を一時遊泳禁止としたが、ことしは全て遊泳可能にする見込み。9カ所のうち、田子瀬浜海水浴場は感染防止策として、昨年同様に駐車場を予約制にする。1日50台限定の入場券を予約サイト「チケットぴあ」で7月上旬から販売するという。 問い合わせは町まちづくり課<電0558(52)1966>へ。
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西伊豆町 ロケ誘致へセミナー 地域振興考える
西伊豆町はこのほど、ロケツーリズムを生かした地域振興を考えるセミナーを町保健センターで開いた。官民連携でロケ誘致に取り組む「ロケさぽ西伊豆」のメンバー約15人が集まり、講師に招いたロケツーリズム協議会(東京都)の藤崎慎一会長らのアドバイスを受けながら現状の課題や今後の展開を確認した。 藤崎会長は「成果が出れば住民の理解は上がる」とし、撮影者に宿泊費などとは別に使用料を求める必要性を強調した。映像などの権利処理の明確化や、撮影場所やエキストラの管理を担う組織の立ち上げも提案した。 ロケさぽ西伊豆は約2年前に発足し、これまでに「たぶん」「弱虫ペダル」といった映画のロケ誘致に成功している。セミ
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ダイビング船完成祝う 西伊豆・仁科漁港、27年ぶりに進水式
西伊豆町のダイビングショップ「マリンステーション堂ケ島」は28日、同町の仁科漁港で新造船(4トン)の進水式を開いた。漁業者の後継者不足から、同漁協での漁船を含めた進水式は27年ぶり。関係者や地元住民約100人が集まり、船の完成を祝福した。 進水したダイビング船は全長約12メートル。同ショップは5月に全国でも珍しい海中温泉が湧くダイビングスポットを堂ケ島沖に開業し、客足が伸びつつある状況から船を新造した。経営する窪田貴一さん(46)は「多くの人に祝ってもらえて光栄。地域に明るい話題を届けられて良かった」と笑顔を見せた。 伊豆漁協仁科支所の鈴木恵輝運営委員長(69)によると、同漁港では約40
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耕さない「不耕起栽培」 西伊豆で協力隊ら田植え
西伊豆町宇久須でこのほど、農地を耕さない「不耕起栽培」を取り入れた田んぼの田植え作業が行われた。町地域おこし協力隊の酒井宏冶さん(51)が実践し、地域住民ら4人が協力した。 稲作は収穫後に水田の水を抜き、何度か土を耕して再び水を張るのが一般的な流れ。一方、不耕起栽培は冬も水を張ることで微生物を繁殖させ、必要な肥料分を確保する農法。酒井さんによると、農薬や化学肥料を使わない安心安全な米作りが実現するという。 収穫は11月を予定。酒井さんは肥料に町特産のかつお節粉を加える工夫も凝らし「新規就農者が取り組みやすい事例として発信し、米のブランド化につなげたい」と話した。
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静岡県363万5220人 31市町で減少 2020年国勢調査
総務省が25日発表した国勢調査の速報値で、静岡県の人口は363万5220人だった。5年前の前回調査に比べ1・8%(6万5085人)減り、人口減少が進行している現状が浮き彫りになった。前回より増えたのは掛川、袋井、菊川、長泉の4市町。このほかの31市町はいずれも減少した。 減少率が最も高かったのは西伊豆町の13・9%減。川根本町13・7%減、下田市11・9%減、松崎町11・7%減と伊豆地域や山間地の減少が目立った。 減少数の最多は静岡市の1万1230人(減少率1・6%)。駿河区は増加したが、葵、清水区で減少した。次いで浜松市が6825人(同0・9%)。同市は東区、浜北区では増加したが、天竜
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思い出残る修学旅行に 熱海高生エージェント 沼津聴覚特支生も協力
静岡聴覚特別支援学校中学部の修学旅行を受け入れる熱海高の「高校生エージェント」に向け、熱海高ビジネス観光類型3年生が23日、沼津聴覚特別支援学校高等部の生徒との連携授業を行い、修学旅行の訪問先について話し合った。 高校生エージェントは、熱海高の生徒がホテル運営やツアー催行に挑戦する恒例の実習。今年は商業科目を学ぶ沼津聴覚の生徒に協力してもらい、聴覚障害者の視点を生かしたツアーを計画する。 同日は初顔合わせで、オンライン会議システム「Zoom」を使い互いに自己紹介した後、お薦めスポットを提案し合った。熱海高の生徒は同市の来宮神社や函南町のオラッチェなど17カ所を紹介。沼津聴覚の生徒は沼津市
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かつお節のジン商品化へ 西伊豆のベンチャー、地域活性化へ資金募る
特産のかつお節を使ったクラフトジンの販売に向け、西伊豆町のベンチャー企業「西伊豆プロジェクト」が27日まで、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。地域活性化への思いを込め、商品のブランド化を目指している。 「西伊豆の神(ジン)」の名で、すでに試作品の製造を始めている。原酒にかつお節やジュニパーベリーなどを漬けて蒸留し、割り水には天城山系の地下からくみ上げた深層水を使用する。かつお節のうま味成分を生かしたとろみを感じる口当たりの良さが特徴。同社社員で町地域おこし協力隊の高井洋季さん(39)は「他にはない味わい。和食にも合う」と太鼓判を押す。 町はかつてカツオ漁が盛んだった。現在
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ステンドグラスきらきら 西伊豆・仁科小児童、作品作りを満喫
西伊豆町の仁科小の5年生約20人がこのほど、同町の黄金崎クリスタルパークでステンドグラスの作品作りを体験した。町でかつて、ガラスの原料であるケイ石の産出が盛んだったことにちなんだ恒例行事。 児童ははんだごてを使って複数のガラスを接合し、魚の形を表現した。慣れない細かな作業に少し苦戦しながらも夢中になって取り組んだ。接合部分に専用の液体を塗ったり、水で洗ったりする仕上げ作業が終わると、透明感のある美しい作品が完成。互いに出来栄えを確認した。 初めて経験した佐藤煌華君(10)は「細かい作業は苦手だけど、思ったよりも上手に作れた。玄関先に飾りたい」と笑顔で話した。
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静岡県町村会長に太田森町長
静岡県町村会は18日、任期満了に伴う役員改選で、会長に森町の太田康雄町長を選任したと発表した。任期は2年。 このほかの役員は次の通り。 副会長 池田修(長泉町長)▽監事 星野浄晋(西伊豆町長)岡部克仁(南伊豆町長)
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職員募集、動画でPR 西伊豆町地域おこし協力隊 小村さんが制作
西伊豆町地域おこし協力隊の小村麻衣花さん(30)がこのほど、町職員の募集に関する動画を制作した。職員に仕事内容ややりがいなどを尋ねるインタビュー形式で構成し、町ホームページで公開している。 町はポスターを中心にこれまで募集を進めてきた。ただ、役場の雰囲気が思うように伝わらず採用に結び付かないケースがあったという。PRに課題を抱える中、動画を新たなコンテンツと活用しようと小村さんに制作を依頼した。 小村さんは神奈川県から移住し、4月に協力隊に就任。前職のCM制作会社員の経験を生かし、見応えのある動画に仕上げた。自身の移住体験談を踏まえたリーフレットも作成し「特に若い人に興味を持ってもらいたい」
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市町対抗駅伝=候補選手 堂々意気込み 西伊豆町チームが説明会
静岡市で12月4日に行われる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、西伊豆町チームは16日夜、候補選手説明会を町保健センターで開いた。候補選手やスタッフが集まって自己紹介し、今後の練習日程などを確認した。 保護者が見守る中、選手たちは「自分に甘えず頑張る」「フォームを意識して練習に励みたい」などと意気込みを堂々と語った。渥美貴弘監督は「自分の記録を伸ばすことを一番に考えてほしい」と激励した。 チームは7月7日から賀茂小で合同練習をスタートする。9月ごろに実施するタイムトライアルの結果などを踏まえて登録選手を決める。
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進む医師確保プログラム 医療格差は依然色濃く【問う~SDGsで見る県政課題 静岡県知事選②】
医師増加が果たして医療格差の解消に直結しているのか-。厚生労働省が公表する「医療偏在指標」が全国39位で「医師少数県」に該当する静岡県。奨学金制度など医師確保策を進めているが、地域間の偏在は色濃く残る。 「少しずつ、ゆっくりでいいぞ」。西伊豆町中の石川一彦さん(76)が妻とき代さん(78)の手を握り、優しく語り掛けた。とき代さんは1月末、自宅駐車場で脳梗塞に倒れ、伊豆の国市の順天堂大静岡病院に救急搬送された。発症から到着まで約2時間を要したが、一命は取り留めた。現在は一彦さんと散歩を楽しむ日々を取り戻している。ただ、一彦さんは「近所の方が妻の容体に気付いてくれたから助かったが、もし搬送が遅
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循環型産業創出へ連携 西伊豆町、首都圏企業と協定
地域資源を有効活用した循環型産業の構築に向け、西伊豆町は14日、首都圏を中心とした民間企業5社と包括連携協定を結んだ。3年を目安に第1次産業を軸とした新たな産業を生み出す方針。雇用を創出させ、地域が抱える人口減少問題の解消を目指す。 本年度中に実態調査を進め、来年度から実証実験を重ねて産業の確立を図る。すでに地元業者へのヒアリングを進めていて、現時点で、水産加工で生じる廃棄物の堆肥化や陸上養殖、間伐材を活用した木質ペレットの製造などを検討している。 町役場で開いた締結式には各社の社長らが出席し、星野浄晋町長と協定書を交わした。事業を統括する経営コンサル会社「andONE」(東京都)の佐藤浩也
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特産ところてんいかが 西伊豆 13日まで祭り 500個配布 トンボロ現象も楽しんで
西伊豆町の瀬浜海岸で12日、恒例の「天草・ところてん祭り」(町観光協会主催)が始まった。町特産のテングサで作ったところてんを1日500個限定で無料配布している。13日まで。 初日は家族連れやカップルでにぎわった。同海岸はテングサ漁が盛んなほか、干潮時に陸と沖の小島が陸続きになる「トンボロ現象」が見られる希少な海岸。来場者はところてんを受け取ると、出現した“海の道”を渡ったり、眺めたりして自然を満喫した。 ところてんの配布は午前11時から。協会によると、13日は午後1時の前後1時間でトンボロ現象が発生するという。例年は突きたてのところてんを振る舞うが、ことしはカッ
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埋もれた地域資源活用「森と海の6次産業化」 西伊豆町、首都圏企業とプロジェクト始動へ
地域の埋もれた資源を活用し新たな産業を生み出そうと、西伊豆町が「森と海の6次産業化」と題したプロジェクトに乗り出す。近く複数の首都圏企業と包括連携協定を結び、3年間で第1次産業を軸に好事例を生み出す方針。地元企業も巻き込み、人口減少を食い止めるための雇用創出を目指す。 「木材の地産地消が進めば、地域や経営が活気づく」。西伊豆町宇久須に支店を持つ「いなずさ林業」(本社・下田市)の花木成治支店長は語る。同社は間伐材の約3割に当たるC材(端材など)を町外に出荷しているが、重機の維持費などを考えると利益はわずかという。プロジェクトではこうした材を町内施設の熱源などに利用する構想を抱く。 同町田子
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観光需要変化に対応 県ホテル旅館生活衛生同業組合・加藤賢二理事長【トップ登場】
静岡県内の旅館、ホテル672施設が加盟する組合のトップに就いた。新型コロナウイルス感染拡大で大きな打撃を受ける中、「安心安全を求める観光ニーズの変化にスピード感を持って対応していきたい」と強調する。 2020年の県内宿泊者数はコロナ禍の影響で前年比42%減の1345万人。国の観光支援策「Go Toトラベル」や県や自治体の宿泊費助成を受けて持ち直しの動きも一時期あったが、昨年末からの感染再拡大に伴うGo Toの停止などで足元の業況は厳しい状況が続く。 稼働率が低下した施設では従業員の雇用確保が課題。国や県、市町との情報共有や支援施策要望を続け、組合施設には「人材は宿泊サービス業の大切な経営
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西伊豆 240戸停電 1時間半後に復旧
東京電力パワーグリッド静岡総支社は9日、8日午後7時ごろ、西伊豆町一色、大沢里の両地区計約240戸で停電が発生したと発表した。約1時間半後に全戸復旧した。 同支社によると、配電設備への樹木の接触などが原因という。
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久保田氏を教育長選任へ-函南町
函南町は、任期満了に伴い退任する山辺義彦教育長の後任に、元函南中校長の久保田浩子氏(61)=伊豆の国市原木=を選任する方針を固めた。18日の町議会6月定例会最終本会議で人事案を提出し、議会の同意を求める。任期は3年間。 久保田氏は1985年に西伊豆町立田子中の教諭となり、2012年に函南町立東小の校長、14年に町教委学校教育課参事などを歴任した。函南中校長を経て21年3月に定年退職し、4月から函南小と函南東小で初任研拠点校指導教員を務めている。
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中高一貫 指導法を議論 西伊豆と松崎の教諭が研修会
西伊豆、松崎両町の教育委員会や学校でつくる「西豆地区連携型中高一貫教育連絡協議会」はこのほど、西伊豆町の西伊豆中で授業研修会を開いた。両町の2中学と松崎高の全教諭が参加し、指導方法などを議論した。 参加者は6科目の授業を見学した後、担当科目の部会に分かれて意見を交えた。国語部会では生徒の弱点になりやすい分野を挙げたり、1日の学習時間を共有したりして一貫した教育を進めるための改善点を探った。 両町では2008年から中高一貫教育を取り入れている。11月には松崎高で授業研修会を予定している。
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伊豆の海中、広がる魅力 沈没船、魚の群れ… 動画で発信 沼津の水中写真家
沼津市内浦重須の水中写真家茂野優太さん(29)が、動画を通じて伊豆の海の魅力を発信している。新型コロナウイルス禍で外出など自粛が続く中、見た人の癒やしにつなげたいと投稿を始めた茂野さん。「身近にある美しい光景をダイバー以外の人にも知ってほしい」と思いを語る。 動画は、伊豆半島各地のダイビングスポットで撮影した。西伊豆町田子のソフトコーラルやキンギョハナダイの群れ、熱海市沖の海底に横たわる巨大な沈没船など、伊豆ならではの水中の光景を紹介している。 昨年5月から無料投稿サイト「ユーチューブ」で配信し、1年間で総再生回数は9万回を超えた。投稿した動画は沖縄や神奈川などの海を含めて現在43本に上
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静岡県内の高齢化率29.9% 最高更新 西伊豆は初の50%超
静岡県が7日までに公表した4月1日時点の県内の高齢者人口(65歳以上)は109万8277人で、前年から8650人増え過去最多を更新した。総人口に占める高齢者の割合を示す高齢化率は、前年から0・4ポイント上昇し29・9%。75歳以上の割合を示す後期高齢化率は0・2ポイント上昇の15・4%で、いずれも過去最高だった。高齢化率が最も高い西伊豆町は50・9%で、県内で初めて50%を超えた。 西伊豆町以外の市町別高齢化率は川根本町49・5%、松崎町48・6%、熱海市48・3%、南伊豆町47・3%など。高齢化率が最も低かったのは長泉町の22・3%だった。 後期高齢化率も増加傾向が続いている。100歳
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人事=河津町の上村氏、新会長に選任 静岡県町村議会議長会
静岡県町村議会議長会は7日までに開いた本年度総会で、任期満了に伴う役員改選を行った。新たな会長として河津町議会の上村和正議長を選任した。任期は8日から2022年6月7日までの1年間。このほかの役員は次の通り。 副会長 薗田靖邦(川根本町議会)▽監事 山田厚司(西伊豆町議会)▽長沢務(函南町議会)
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未使用タオル200枚、高齢者施設に寄贈 西伊豆
全労済静岡推進本部伊豆地域共済会(勝又秀史会長)はこのほど、西伊豆町の特養「太陽の里」と介護老人保健施設「しおさい」に未使用タオルを100枚ずつ贈った。 2007年から取り組んでいる社会貢献活動の一環で、同町の施設に寄贈するのは初めて。タオルは総会など行事の際に会員の協力を得て集めた。 太陽の里では勝又会長らが渡辺サチ子施設長らに手渡した。渡辺施設長は「入所者の入浴時に多くのタオルを使うので大変助かる」と感謝した。勝又会長は「今後も管内市町で幅広く支援を続けていきたい」と話した。
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6月8日の主な遊説日程 静岡県知事選(変更の可能性あり)
【川勝平太氏】 午後2時半、マックスバリュ裾野茶畑店前(裾野市)▽同6時、イトーヨーカドー三島店前(三島市) ◇選挙事務所<電054(272)1301> 【岩井茂樹氏】 午前8時40分、戸田中央桟橋(沼津市)▽午前10時10分、土肥金山前(伊豆市)▽午後0時半、セブン-イレブン西伊豆仁科店駐車場(西伊豆町)▽同2時、長八美術館前(松崎町)▽同4時、南伊豆町役場▽同5時半、下田市役所前 ◇選挙事務所<電054(275)2130> ※感染防止に十分お気を付けください
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障害者の生活相談 9日から賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は9日から、賀茂郡5町で出張無料相談会を開く。障害のある人の就職相談や障害者手帳の取得、医療費助成、障害年金の申請など、生活全般に関する相談に応じる。 日程は次の通り。いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 9日午前10時、西伊豆町役場宇久須支所▽9日午後1時半、松崎町役場▽15日午前10時、東伊豆町役場▽15日午後1時半、河津町保健福祉センター▽17日午後1時半、南伊豆町役場
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18、19歳有権者 6万7911人 静岡県選管
静岡県選挙管理委員会は3日、2日現在の県内選挙人名簿登録者数のうち、18、19歳が計6万7911人と発表した。有権者全体の2・2%に当たる。男性が3万5327人、女性が3万2584人。 年齢別の内訳は18歳が3万4040人、19歳が3万3871人だった。 市区町別で見ると、最多は富士市の4970人で、静岡市葵区4334人、同市清水区4268人、浜松市中区4265人と続いた。最も少ないのは川根本町の82人で、次いで松崎町100人、西伊豆町104人などとなった。
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台湾産パイン完売 東伊豆、河津観光協が支援
東伊豆町観光協会と河津町観光協会は3日、台湾産のパイナップルを東伊豆町稲取の稲取漁港直売所「こらっしぇ」前と、河津町笹原の河津桜観光交流館で販売した。東伊豆町では販売開始5分で、河津町でも30分で完売した。両協会で計240個を仕入れ、1個700円で販売した。東伊豆町のこらっしぇ前では、販売開始前から50人ほどが並び、来店客がパイナップルを買い求めた。 台湾産パイナップルは、中国への輸出が禁止され、県内でも西伊豆町などで購入支援の動きが広がっている。両協会は2019年、共同で台湾に観光プロモーションに訪れるなど、台湾の観光関係者と交流がある。東伊豆町観光協会の石島専吉会長は「予想以上の反響で驚
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小中、子ども園統合早期建設 保護者有志の請願採択 西伊豆町議会
西伊豆町議会6月定例会は3日、最終本会議を開き、保護者有志が小中一貫校と認定こども園の統合園舎の早期建設を求めて提出した請願を賛成多数で採択した。 両施設を巡っては、町が提示する統合園舎の建設地が議会に承認されず、建設が遅れている状況。請願は両施設の建設を切り離して考え、小中一貫校を旧西伊豆中跡地、統合園舎を津波浸水想定区域外に建てるよう求める内容で、保護者有志9人が請願者、町議3人が紹介議員となって提出された。 星野浄晋町長は採択を受け「ようやく小中一貫校の建設が進められる」とし、当初計画より1年遅れの2025年4月開校を目指すとした。統合園舎についても建設地を探り、早急に建設したい考えを
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西伊豆町 事業者に支援金給付
西伊豆町は6月下旬から、特設会場を設置し、町内事業者に対する支援金給付の申請受け付けを始める。3日の町議会6月定例会最終本会議で、予算1億8千万円を盛った本年度一般会計補正予算案が可決された。 宿泊施設や飲食店などのほか、納品業者も給付対象とする。給付額は2019年4月と5月の平均売り上げの30%(一律)で、上限は1千万円。21年6月1日時点で事業を営んでいる▽21年4月と5月の平均売り上げが19年同期比で40%以上減少している-などが条件。予算は財政調整基金を充当した。 特設会場は仁科、田子、安良里、宇久須の4地区に分け、22日から25日までに1日1カ所ずつ開設し、その後は町役場で申請