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テーマ : 新型コロナ・全国

来春以降のコロナ接種を検討 定期化も視野、厚労省部会

 来年度以降の新型コロナウイルスワクチン接種の在り方を検討する厚生労働省の予防接種基本方針部会が8日、開かれた。無料の「特例臨時接種」を来年3月末で終了し、65歳以上の高齢者らを対象に、秋から冬にかけて年1回の接種とする案を議論。年内に結論をまとめる。

来年度以降の新型コロナウイルスワクチン接種の在り方を議論した厚労省の部会=8日午前、厚労省
来年度以降の新型コロナウイルスワクチン接種の在り方を議論した厚労省の部会=8日午前、厚労省

 政府は、費用の自己負担が生じる可能性のある「定期接種」への切り替えも視野に入れている。
 厚労省は、接種を年1回とする理由として、ワクチンの重症化を防ぐ効果が1年以上にわたり一定程度持続することや、新型コロナが特に年末年始に比較的大きな感染拡大をする傾向があることを挙げている。来年度以降に使うワクチンは、流行しているウイルスに応じて毎年選定する。
 新型コロナワクチンの接種は2021年2月に始まり、自己負担なしで接種を受けられる体制が2年以上続いている。官邸によると総接種回数は4億回を超えた。
 今月20日からは生後6カ月以上の全ての人を対象に、オミクロン株派生型「XBB」に対応したワクチンを使った秋接種が始まる。

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