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テーマ : 新型コロナ・全国

「オミクロンXBB対応が妥当」 米FDA、秋冬用ワクチン

 【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は12日、今年秋から冬用の新型コロナウイルスワクチンは、世界で主流となっているオミクロン株派生型「XBB」の仲間に対応した製品が妥当との考え方を示した。15日に専門家の諮問委員会で詳細を詰める予定で、会議資料を事前公開した。

米食品医薬品局本部=2020年8月、メリーランド州ホワイトオーク(ロイター=共同)
米食品医薬品局本部=2020年8月、メリーランド州ホワイトオーク(ロイター=共同)

 現在の追加接種には、流行初期の株のほか、オミクロン株派生型BA・4やBA・5にも対応する「2価ワクチン」を使っているが、次はXBBのみの「1価ワクチン」にすることを提案した。初期株への免疫はこれまでの感染や接種で一定程度得られた一方、標的にするウイルスは更新が必要だと判断した。
 日本の厚生労働省も16日、秋冬用ワクチンの内容を検討する予定。
 米国では5月に公衆衛生上の緊急事態宣言を終了したが、FDAは「変異のペースが落ちる兆しはない」と警戒する。XBBに感染したことがない人は、接種や過去の株への感染経験があったとしても新たに感染しやすいとの見方も示した。
 また短期間で大量生産が必要になることを考えると、標的のウイルスは各国でばらけないことが有益だと指摘。世界の規制当局で構成する組織や世界保健機関(WHO)でも同様の考えでまとまりつつあると紹介した。

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