あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 新型コロナ・全国

中国団体旅行10月以降に本格化 コロナ禍前の水準回復も

 観光庁の高橋一郎長官は21日の記者会見で、中国政府が10日に解禁した日本への団体旅行は、国慶節(建国記念日)の大型連休がある10月以降に本格化するとの見通しを示した。中国を含む月間ベースの訪日客数が年内にも新型コロナウイルス禍前の2019年の水準に戻る可能性があるとしている。

観光庁の高橋一郎長官
観光庁の高橋一郎長官

 観光客の急増による交通渋滞など「観光公害」も懸念される。高橋長官は「観光客の満足度の低下を懸念している」と述べ、混雑状況の情報提供、空いている時間や場所への誘導などに努めるとした。
 観光庁が中国の旅行会社に聞き取った結果、解禁を受けた団体旅行商品の多くは8月末以降の出発だったという。禁止が長引いた影響で、日本の観光に関する最新の情報が不足しており、観光庁は旅行会社向けのセミナー開催など対策を進める。
 政府観光局によると、7月の訪日客は232万600人。19年7月と比べ22・4%減だが、中国を除けば3・4%増となっている。観光庁は、団体旅行解禁で中国からの旅行者が戻れば、訪日客全体でもコロナ禍前に回復するとみている。

▶ 追っかけ通知メールを受信する

新型コロナ・全国の記事一覧

他の追っかけを読む